仮想アースに興味を持ち始めたのは数ヶ月前のことです。

この度、アコースティックリヴァイヴ様のご厚意によりRGC-24の新製品をお借りすることができましたのでインプレを投稿させていただきます。

まず、以下は、本機をプリアンプMimesis27MEに接続してみた感想です。

聴いてみると、まずSNは間違いなく向上している。バックグラウンドのノイズレベルが格段に下がり、ありきたりの言い方だが、埋もれていた情報が浮かび上がった。

余韻の繊細な表現力と、広大だが見通しの良いしかも広角望遠鏡で見たような音のフォーカス感のある視界。

また、バネに喩えると、バネ定数が大きく、従って復元力が大きくなったような感じである。つまり、音の立ち上がり・収束が明確に向上し、全体的に硬質であるが、輪郭が明瞭なエッジ感をもたらしている。

全帯域でエネルギッシュで正確さのある表現。

リニアに沈み込む低域、刃物のような高域の伸び。

小音量時の音像の明瞭さ、大音量時の音像の乱れない安定感。

以上のような感想です。

その後さらに、２個目をお借りすることができましたので、以下にインプレをいたします。

１個はプリアンプのままで、２個目をマスタークロックに刺してみた。

マスタークロックからは、パラレルでトラポ、DDC、DACに接続しているので、デジタル系統がマスタークロックを通して仮想アースの恩恵を受ける形だ。

なんとも言えぬ心地よい空間の広がりと高SNのバックグラウンドの静けさ。

ボーカルが楽器からフッと浮かび上がり、各楽器の分離も明瞭でリアルそのもの。一方でメリハリのきいたハイスピードな押し出しと、ダイナミックレンジの広さ、そしてナチュラルなエッジの鋭さ。

以上のような感想です。

結果的に２個を購入することにしました。

貴重な体験をありがとうございました。

コン太さん
こんばんは。

私もRGC-24を導入してアースの必要性を強く感じました。
現在は3個使用していますが、追加するたびに音が良くなります。
オーディオの音を良くするためには、例えば電源環境を整える、信号ケーブルを変更する、振動対策をする、ルームチューニングをする等色々な方法がありますが、その何れもがそれぞれ独立した内容のものであり、どれが欠けてもいけません。
アース対策もまた上記の何れにも属さないものですが、必要不可欠な内容だと思います。
重要なのは、アース対策による音質改善効果は、他の内容で置き換えられるものでは無いという事で、アース対策を実施していないオーディオはそれだけ音質的に不利な状況にあるという事です。

文字や言葉でいくらアース対策の重要性を唱えたところで、その効果は実際に音を聴いてみなければ分かりません。
仮想アースに興味を持たれたコン太さんも、実際にRGC-24を導入してアース対策の重要性に気づかれたことと思います。
出来るならもっと多くのオーディオファンにRGC-24を使っていただきたいと願うところです。

メッセージありがとうございます。
まさにおっしゃる通りだと思います。

現在、アースケーブルのエージングが進んだためか、低域の透明感のある伸びは素晴らしいですね。さらにメリハリと力感のある音質です。

今後、本機の使いこなしやセッティングに試行錯誤していこうと思います。