LINE-1.0X-TRIPLE-C-FM を導入したので報告します。
ソニーHAP-Z1ESとSTAXのSRM-006t＋SR-407を繋ぐためですが、HAP-Z1ESのバランス出力は２番ホットで極性変換機能無し、一方STAXは３番ホットなので、お願いして極性を入れ変えたケーブルを作っていただきました。
さて感想です。今までがLINE-1.0RSのアンバラ接続なので、ケーブルの差よりも伝送方式の違いによる差が大きいかも知れません。
それを承知の上で感想を書くと、まず、今までよりも微妙な空間成分が聞こえ、音場の密度がいっそう濃くなりました。これ見よがしの解像感ではなくエッジを立てずに情報量が増えるので、音の佇まいがより端正になり、肌触りが良くなったと感じました。思った以上に大きな変化です。
かといって大人しくなったのではなく、レンジ感、力感、切れに関してはLINE-1.0RSと同様の傾向です。
全体として、今までと同じ音の方向性で、全般的にいっそう質感が向上したと感じました。入れ替えた価値は十分あったと思っています。
なお、視聴に使ったレーベルは、主にエクストン、BIS、MA、ECMです。

オジロさん，こんにちは。ケミといいます。

私もフォノEQの極性が3番ホットのため，特別仕様で作成してもらいました。これは手作りのメリットで，アースの取り方等もカスタマイズしています。

おっしゃるように，アンバランスからバランス伝送になった差異は大きいと思います。ただし，機材の相性で必ずしもバランス伝送に優位性があるわけではないようです。私の場合，フォノEQとプリアンプ間はアンバランス伝送の方がはるかによかったです。

伝送方式とは別に，ラインケーブルの線材がPCOCC-AからPC-TripleC化したこともよい方向への変化に大きく寄与していると思います(なかなか時間が取れなくて，フォノケーブルと上記フォノEQ→プリアンプ間のラインケーブルのみPC-TripleC化)。オジロさんの感想はPC-TripleCの特徴のように思うからです。電源ケーブルも1本だけPC-TripleC化しましたが，同様な変化を示しました。

LINE-1.0X-TRIPLE-C-FMの導入でより音楽が楽しめますね。そして，他を替えたら･･･という欲求もわいてきますよね。次のレポートを楽しみにさせていただきます。

オジロさん

こんにちは、リモコン二刀流です。

バランスケーブルのホット変更カスタムとか、対応してくれる管理人Kさん凄すぎです。
線の付け方を変えるだけとはいえ、一件一件対応してくださる姿勢には本当にリスナーの喜びを最優先にされているのだなと思う訳です。

ヘッドフォンリスニングですとより音像の微妙な変化、微細音への気付きが増えると思います。
その上で、無理のない音質向上があったのは喜ばしいですね。
トリプルCとテフロン絶縁によってソースの持っている情報にさらに近づいている印象を受けました。

ケミさん、リモコン二刀流さん

まとめてのお返事で失礼します。
他のケーブルで聞き比べたり、アンプに繋いだりと試しましたが、ご指摘の通り、新しい素材や構造による旧型との差は大きいようですね。この値段でこれだけの音がするとは、上級機を試したくなりました。繋いでいるHAP-Z1ESより高価ですが（苦笑）