メイン [00-06]アナログレコード レコード三昧 | 投稿するにはまず登録を |
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投稿者 | スレッド |
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ELPEAMAN | 投稿日時: 2012/5/31 21:12 |
一人前 登録日: 2008/2/17 居住地: 投稿: 101 |
Re: レコード三昧 BABA さん
車は疎いのですが、かっこいい車ですね、とお世辞でなく言えます。 音楽も「かっこいい」がまず始めですかね。ロックはやはりギターが花形。ギターレスで好きなバンドと言えばVan Der Graaf Generator。しかしときどきPeter Hammillが弾きます。現在進行形で聴いている数少ないミュージシャンの一人です。この辺りはいかがですか? ケミ さん 走っていますね(笑)。Colosseum Live・・・実はまだ聴いたことがありません。好きなバンドなのでいつか入手したいと思っています。 ジャケットを眺めながら聴く、BABAさんは抱えながら聴かれているようですが(笑)、これがレコードのストロング・ポイントの1つかと思います。ディスクをクリーニングしながら音溝を観察し、「どんな音がでるのかなぁ」と想像するのもまた楽しからずや。 |
BABA | 投稿日時: 2012/6/1 0:10 |
常連 登録日: 2011/6/7 居住地: 投稿: 66 |
Re: レコード三昧 ELPEAMANさん どうも。
VAN DER GRAAFはもっともよだれが出ちゃうところですね。でもアナログではPAWN HEARTSしか持ってないのですけど。これなどゲートフォールドのジャケットを開かないと良さが分からないですよね。それと再結成後はかなりエレキ弾いてますよ!LIVEのVITALなど最高のへヴィーネスでしょう。わが家においては最高に心地よく低音が響きます。是非聴きにきてください。(CDですが...) |
ELPEAMAN | 投稿日時: 2012/6/11 16:05 |
一人前 登録日: 2008/2/17 居住地: 投稿: 101 |
Re: レコード三昧 BABA さん
返事遅れました。すみません。 Vitalですか。崩壊寸前のエネルギーを感じさせる作品だと思います(実際この後解散ですからね)。78年でこれならばそこら辺のパンクなど足下にも及ばない質の高さですね。UKオリジナルLPをぜひ聴いてください。もっと感じられるはずです。ヘヴィーネスを! ちなみにこの作品はオリジナルでも安いのでぜひ! |
ELPEAMAN | 投稿日時: 2012/7/22 12:22 |
一人前 登録日: 2008/2/17 居住地: 投稿: 101 |
Re: レコード三昧 先日Kさん宅におじゃまし、Westlakeの方でレコードを聴かせていただきました。Jeff Beck/Wired、L.Zeppein/IVなどをステレオ・カートリッジで、その後モノラル・カートリッジに付け替え、Miles Davis/Kind of Blue(米盤プロモ・レーベル)、Charles Mingus/Ah-Um(同じく)等満喫しました。
「前回よりも良くなってますよ」と言われていて、「どれだけ良くなっているのだろう?」と、前回の音も絶品だったのですが・・・今回はさらに進化していました。語彙が少なくて情けないのですが「気持ちいい!」このことばに尽きました。音の尖りが取れてまろやかに、またさらに音の生々しさが増し、言うことなし!でした。 面白かったのはモノラル盤で、もちろんスピーカー2台で聴いているわけですが、拡がりがあるのです。「モノラルはスピーカー1台で」というのがコアな方の聴き方のようで、実際それが本来なのでしょうが、我が家でもモノラル盤はモノラル・カートリッジ、そして2台のスピーカー、という一般的な聴き方です。むしろこの方が慣れている、というか、スピーカー1台でモノラル盤を聴いた記憶がほとんどありません。(JBLパラゴンは聴きましたが、ちょっと違うかな?)。 ということで、Monaural VS Stereo もまた楽しからずや。 |
ELPEAMAN | 投稿日時: 2012/10/20 12:37 |
一人前 登録日: 2008/2/17 居住地: 投稿: 101 |
Re: レコード三昧 関西からお客さんが見えるということで、先日Kさん邸に合流させていただきました。途中参加でしたので、Westlakeのみを聴かせていただきました。今回はステレオだったのですが、前回以上に音が良くなっていました。Miles Davis/Kind of Blue(米盤プロモ・レーベル)が前回以上に鬼気迫るものになっていました。生々しさが凄くてゾクッとしたほどです。さらにEric Dolphy/Five Spot Vol.2(米盤Prestige ステレオ)では以前にも増して迫力があり圧倒されましたが、本当に疲れない、気持ちの良い音でした。
音の追究に終わりはないなぁ、とあらためて思い知りました。 管理人Kさん、zappa1993さん、魚釣好人さん、PAKAさん、お世話になりました。改めてお礼申し上げます。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2012/10/20 20:19 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: レコード三昧 ELPEAMANさん
皆さん こんばんは 管理人さん宅のウエストレイクはアヴァロンとはまた違った音楽の鳴らし方で、音の厚みやエネルギー感からくる迫力が、体全体で聴く音楽の楽しみを再確認させてくれるものでした。 マイルスやドルフィの他にもフェラ・クティ&ジンジャー・ベイカーやアフィニティ、AC/DC等、アフロビートからプログレ、ハードロックに至るまでその何れもが素晴らしく魅力的に音楽を奏でていました。 分析的な聴き方を忘れ、ただ純粋に音楽を楽しんでいたように思います。 オーディオのあり方としては理想的なスタンスではないでしょうか。 前にELPEAMANさんが書かれていた様に、アヴァロンで聴かせていただいたモノラルの音も空間的な広がりをはっきりと感じることができ、モノラルの楽しみ方と言うものがほんの少し分かったような気がします。 実は前から一度書いてみたいと思っていたのですが、私にはモノラルの良さと言うものが今一つ分からないのです。 最初にレコードを買った時から音源はステレオでしたし、ビートルズにしてもステレオ盤で親しんできました。 古い音源の中にはモノラル録音でしか聴けないものがありますが、そういったものは何か古臭くチープな音に感じ、聴きたい音源がモノラルだとがっかりしたものです。 この思いは今も同じで、モノラル録音と言うだけで購入を躊躇ってしまいます。 しかし、アナログを楽しんでおられる方の多くは、モノラル盤をステレオ盤と区別なく聴くだけでなく、それを別の魅力的なものとして表現されています。 私にはこの部分がよく分からなかったのです。 今まで自分では避けていたモノラル音源ですが、Yoさん宅で聴かせていただいたり、今回管理人さん宅で聴かせていただいた中で、両者は録音方式の違いだけで、必ずしも音楽的な魅力の優劣を伴うものではないと言うことが漸く分かりました。(まだまだその程度の理解です) 例えばビートルズですと、ステレオとモノラルではミックスも違いますので、また別の音源を聴く感じなのかもしれませんが、やはりモノラル盤が良いという話を聞くと、それに慣れ親しんできたからと言うだけではない理由がそこにはあるような気がします。 皆さんはモノラル音源の何に魅かれ、その再生音のどこに魅力を感じますか? |
PAKA | 投稿日時: 2012/10/21 1:17 |
長老 登録日: 2008/2/22 居住地: 兵庫県 投稿: 764 |
Re: レコード三昧 ELPEAMANさん
こんばんは、PAKAです。 先日は色々とお世話になり、ありがとうございました。 管理人Kさんをはじめ、BABAさん、ケミさん、ホワイトメタルさん宅でアナログ再生での音楽を聴かせていただきましたが、CDとは一線を画する生々しい音楽再生は、いつもとてもに魅力的に感じます。 我が家も環境に余裕ができた時には、いつかアナログ再生に挑戦してみたいと常々考えております。 それまでは、現在のCD再生での更なる高みを目指し、多くの音楽に触れていこうと思っています。 また機会がありましたら、レコードのお話を聞かせていただけるとうれしいです。 |
ケミ | 投稿日時: 2012/10/21 10:21 |
長老 登録日: 2008/2/17 居住地: 投稿: 851 |
Re: レコード三昧 zappa1993さん、こんにちは。
私もモノラルとステレオの異なる魅力について探究してみたいと思い、それぞれ専用に2セットのアナログシステムをそろえてみました。しかし、ターンテーブル・トーンアーム・パワーサプライはほぼ共通ですが、カートリッジのグレードとフォノイコライザーが違っていたため、純粋な比較ができないと感じていました。 この段階ではあきらかにステレオフォーマットにより魅力を感じました。モノラル盤でもスピーカー間のセンターに楽器・ボーカルが厚く描かれだけでなく、3次元的に大きく展開する盤もあります。例えばHank Mobley / Dippin' です。また、先日聴いていただいたBob Dylan / The Freewheelin' Bob Dylanのようなシンプルでアコースティックな演奏はモノラル録音がいいかもしれません。 フォノイコをブルメスター100に替えてカートリッジのグレード以外ほぼ同条件で比較試聴してみました。結構な数モノラル盤とステレオ盤両方所有していてすべてを比較したわけではありませんが、この条件下において、またカートリッジのグレードの差を考慮しても、ステレオ盤の方に分があるように私には感じます。The Beatles / Please Please Me のイエローパーロフォンのステレオ盤を聴いていただいたのも上記の理由によるものです。 ブルメスター100はまだまだ調整が必要で、モノラル盤の魅力を十分に引き出せていないかもしれません。今後も調整を進めるとともに、モノラルとステレオの異なる魅力の探究も継続していきます。 ただ、zappa1993さんもおっしゃっているようにモノラルとステレオの優劣を決めるのではなく、お互いの良い点を楽しんでいけばいいと思います。また、モノラル盤をさらに魅力的に聴くことができるようにしていくことによって、ステレオ盤の魅力もアップしていくように思います。 所有するディスクは圧倒的にステレオ盤が多いですが、モノラル盤はほとんどが希少なオリジナル盤です。両方がさらにはデジタルも共存できるように研鑽を重ねていきたいと思います。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2012/10/23 0:18 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: レコード三昧 ケミさん
こんばんは ご意見お聞かせいただきましてありがとうございます。 また先日はアナログを聴かせていただきましてありがとうございました。 あのボブディランはモノラルでしたか。 気づきませんでした ケミさんが仰るように、同じ音源でステレオとモノラルを比較した場合、私もステレオに分があるように思います。 これは、ステレオの方は予め音の広がりが感じられるようにMIXの段階で楽器等の定位をSP間の広い範囲に配置することができ、私たちが普段聴いている生の演奏に近い形で音楽を聴くことが出来るためです。 一方モノラルは、2チャンネルで再生した場合、左右のSPは同じ音源を再生しているにすぎず、ステレオのように疑似的な広がりを持たすことが困難です。 しかし実際には、モノラルでも音の広がりを感じさせる盤もありますし、全く劣っているとも言えません。 再生音楽を聴く上では、私はステレオ再生が好きです。 ただ、ステレオ再生とは違ったモノラル再生の良さを知らないのはもったいないと思い、モノラル再生を実践されている方の拘りの部分を教えてほしいと思った次第です。 ここで改めて、何故モノラル盤の再生に拘る方がおられるのかと言う点について考えてみますと、まず一つは、聴きたい音源がモノラルしかないと言うことが考えられます。 古いジャズやクラシック等は、まだステレオ録音が無い時代に録音されているため、当然モノラル録音しか存在しません。 それらの名演・名盤を聴きたいと思うならモノラルで聴くしかなく、それを出来るだけ良い音で聴きたいと言うところからモノラル再生に特化したオーディオシステムの構築に拘るのは簡単に想像できます。 もう一つ考えられるのは、これは年配の方に多いと思いますが、昔に聴き馴染んだモノラルの音が純粋に好きだと言うのがあると思います。 良い録音は、それが録音された時代の空気感までも再現するようなものがあり(これはステレオでも同じ)何とも言えないノスタルジックな味わいの音に再生芸術を見出す方がおられるのではないでしょうか。 「モノラル盤」と言う言葉に置き換えて考えてみますと、=オリジナル盤で聴きたいと言う欲求からモノラルに拘るのが分かります。 後世になってステレオ化されたものや、リミックス・リマスターされたものではなく、その音源が世に出た当時の音を聴きたいという思いがモノラル・オリジナル盤の収集や再生につながるのだと思います。 当然オリジナル盤となるとそれはアナログレコード(それともフォノグラフ?)になりますので、これはアナログを楽しまれている方だけの問題で、CD等のデジタル再生しかしない人にとってはそれ程重要なことではないように思います。 「モノラルが良い」という言葉ばかりが独り歩きしていますが、これは何もステレオと比較してモノラルが優れていると言う意味ではなく、モノラル独自の味わいや雰囲気が好みであるという意味だと考えると何も難しく考えることもありません。 これはお互いの優劣を語るのではなく、好みの問題であると言えるからです。 ただこの好みの問題とは別に、オーディオ的にモノラルがステレオより優れているという意味で語られる場合もあることを考えなければなりません。 (発言者がどちらの意味で言っているのか、或いは両方なのか) 私にとって分かりづらいのはこちらの意味で語られる場合です。 私はデジタルメディアしか持っておらず、CDの場合はステレオ音源の再生もモノラル音源の再生も物理的に大きな違いはなく、その再生方法による優劣は感じられません。 皆さんが楽しんでおられるアナログの場合は、まずレコードの溝のカッティングが違いますし、それに伴ったトレースの仕方や、その後の入出力機器も違います。 アナログの場合は、色んな要素が複雑に絡み合って、ステレオとモノラルの再生音の違いを決定づけているのではないでしょうか。 ケミさんのように、カートリッジ以外は共通という環境にあっても、カッティングやトレースには相違があります。 この辺りの物理的な違い・再生音への影響を考えたうえで、モノラルに拘っている方はどれ程おられるのでしょうか? オーディオ的にステレオ再生とモノラル再生の違いで一番分かり易いのは、左右のSPから出た直接音の干渉です。 ステレオ再生の場合は左右のSPから違った周波数の音が発振されますので、SP間で干渉が起こり打ち消し合う周波数が必ず発生しますし、歪も生まれます。 モノラルの場合は左右のSPの音は同じ周波数ですので、SPの位相が狂っていれば干渉が起きますが、位相が整ったシステムなら左右の音が重なって強い空気の振動になるはずです。 そうなった時のモノラル再生の音が素晴らしいのではないか と想像しています。 ※文中に「モノラル」「モノラル再生」「モノラル音源」等の良く似た言葉が何度も出来ますが、それぞれの言葉の違いを頭の中で整理できないまま使っている個所があるかもしれません。 また、何について書きたいのか焦点の定まらない文章になり申し訳ございません。 |
Yo | 投稿日時: 2012/10/23 17:17 |
一人前 登録日: 2012/3/21 居住地: 投稿: 120 |
Re: レコード三昧 zappa1993さん、ケミさん
モノラルとステレオの話が書いてあったのでお邪魔します。 zappa1993さんの質問には答えてないかもしれませんがご勘弁下さい。 モノラルの魅力、ステレオの魅力の説明は難しいです。ステレオレコード(LP盤)が発売された1957年(だったと思いますが)からほぼステレオ盤のみの発売となった1968年頃までのほぼ10年間モノ盤とステレオ盤が併売されました。理由はもちろんステレオ再生システムが十分に普及していなかったからです。その併売された時のレコードでどちらが良いか?という問題に摺りかえるしかないのですが、はっきり言ってこれも「一概にいえない」と言うのが正しいと思います。一般的にはモノ盤の方が音が凝縮してエネルギー感が高い事が魅力と言われますが決してそうではないことも多いです。またステレオの初期で左右チャンネルに分離する事をやりすぎたが為に中央定位の楽器、ボーカルが無い場合が有ります。これを「中ヌケ」と言うのですが、モノラル好みの人は中央定位のものが無いと落ち着かないようです。私はステレオ好きですのでそういう人には「同じ所から別の楽器が出てくるより良い」とうそぶく事にしています(笑)。 良いステレオ盤、モノ盤の説明より、悪いステレオ盤、モノ盤の説明の方が簡単なのでさせて頂きます。 (悪いステレオ盤) 1)モノ盤より明らかにエネルギー感の薄いもの : ジャズの場合は今でもコアなモノ嗜好の人が多く、その理由を考えるとモノラル時代の名盤が多いことも一因ですが、BlueNoteとPrestigeという2大レーベルで録音の辣腕を振るったヴァンゲルダーがモノ録音を得意とした事があると思われます。ヴァンゲルダーの初期のステレオ盤はその同じモノ盤と比べて明らかに線が細くエネルギー感が不足したり、音像が散漫だったりする場合があります。 2)上記の中ヌケ盤もあまり良くないですが、これは好みと許容の問題なので絶対と言うわけではありません。このタイプの名盤も有ります。 3)擬似ステレオ : モノラル録音のテープ(1チャンネル)から機械的に2チャンネル化したもの。詳しい手法は分かりませんが遅れた音の成分の位相を変えて左右チャンネルに合成したりしたものと聞いた事があります。ジャズの盤ではこのタイプは忌み嫌われて広がり感はあるにしても音像が肥大化したりするのでモノ盤の方が良いので再発盤やCD化のときにこれが使われる事はありませんが、クラシックでは中にはこの擬似ステレオ盤でCD化したものも有ると聞いています。フルオーケストラでは音像の正確さより広がり感が有るほうが臨場感が得られるからだと理解しています。 4)2チャンネル録音だけれどモノミックスでモニターして録音したもの : ステレオ初期でモノ盤とステレオ盤の両方を作る場合、別々のエンジニアが録音した事があります。この場合はどちらも良いのですが、その後経費削減で一人のエンジニアが両方を受け持った時、ステレオでモニターしながら録音したものとモノミックスでモニターして録音したものがあります。ジャズのRiversideレーベルではこの併売時期のレコードでモノ盤は良いけどステレオ盤はダメと言うものがあります。ソリストが遠鳴りしていたり、明らかに定位がおかしかったりふらついたりするものが有ります。 (悪いモノ盤) 1)モノミックス盤 : 上記悪いステレオ盤の3)4)の逆なのですが、ステレオでモニターした2チャンネル録音をモノミックスでモノラル化したものです。マイクの建て方もありますが同じ音源(楽器)の音が離れた別のマイクでも録られてそのマイクの距離だけ位相がずれた状態で録音されます。これをミックスした場合音が死んでしまいます。この代表的な盤が有名なビル・エバンスのワルツ・フォー・デビーです。これはいつもRiversideの録音を担当している人の手配が付かなくて、売り込みに来ていたデビット・ジョーンズという人が自作で改造した2チャンネルテレコを持ち込んでのシンプルなステレオ録音なのですが、これのモノ盤が今でも高い値段で取引されています。その後の再発やCDは全てオリジナルのステレオテープから作成されていますので問題ないですが、モノ盤は買うべきでは有りません。 クラシックやロックのモノラルとステレオ盤の両方をあまり聴き比べた事が無いのでジャズに特化して話しましたが、クラシック、ロックは比較的大きなレコード会社がやっているのでどちらが良いかは好みだと思います。 ケミさん モノ盤とステレオ盤の聴き比べで同じグレードのシステムが必要と仰いますが、ステレオ針で聴き比べたら如何でしょうか?もしモノ盤はモノ針で聴くべきとお考えならそれは違います。 時々レコード店やオーディオ店のHPで「モノ盤はモノ針で聴くべきでステレオ針で聴くとレコードの為にならない」などといい加減な事を書いてある場合がありますし、そういう事を言う人が居ます。私はその場合 「では左右に同じ音が入ったステレオ盤とモノ盤の溝は違うということですね?」 と聞くことにしています。すると 「はい」と仰います。 「ではどのように違うか教えてください」と聞くと、大抵口ごもったり「溝の角度が違います」などと適当な答えが帰ってきます。 はっきり言って「同じ」です。溝の角度はSPの時代から90度と相場は決まっています。 詳しい説明は省きますが、モノ盤をステレオ針で聴くと左右同じ音が入ったステレオとして再生します。これが45/45方式ステレオのモノラルとのコンパチの理屈です。時々モノ針で聴くほうが音像がしっかりすると言う人もいますが、それは針の音の特性だったり、システム調整の甘さが原因だったりでステレオ針の問題ではありません。ノイズの出方だけは違ってきます。一般的に言われるようにモノ針は針の上下動には感知しませんのでノイズの総量はモノ針のほうが少ないと言えますが、モノ針で聴くと音楽もノイズも全て中央から一緒に聴こえますがステレオ針だとノイズの多くは左右から聴こえて音楽と分離してかえって聴きやすい場合も有ります。 |
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