２０１７年７月末に購入した、シェルリード線『ＰＣ−ＴｒｉｐｌｅＣ　ＥＸ　Ｐｒｅｍｉｕｍ』の感想を、遅くなりましたが書かせていただきます。

　結論から先に言いますと、私が所有する全てのシェルリード線（安価なものから高価なものを含めて１０種類ぐらい）を完全に凌駕し、圧倒的な最高レベルの音を聴くことができました。おそらく、現在販売されている全てのシェルリード線の中で、これを越えるものは存在しないと思います。

　単線で硬いため接続にやや苦労しましたが、アナログレコードからかつて聴いたことのない、超高解像度で、音像定位の良い、歪感が全くない大変滑らかな音が再生されました。これに比べると、今まで使っていたシェルリード線で聴いていた音は、どれも窮屈に絡み合い、塊になっていたように感じられます。私はレコードの音はこういうものだとずっと思っていました。

　それが、このＰＣ−ＴｒｉｐｌｅＣ　ＥＸ　Ｐｒｅｍｉｕｍで聴くと、音の塊がほぐれて窮屈さから解放され、一つひとつの音が明瞭に聴き取れるようになりました。　解像度が非常に高いため、聴こえると言うよりむしろ、声やさまざまな楽器の音の位置が、音場空間のどこにあるか見えるようになった感じがします。しかも、それが分析的でも冷たくもないハーモニーのとれた音で、有機的で温もりのあるアナログレコードならではの特長を見事に兼ね備えています。

　こうした素晴らしい音は、やはり、アコリヴァの全てのケーブルに共通する、歪や付帯音のない大変優れた性能によって得られているのだと思います。　私はオーディオで音楽を聴く場合、音が歪まないことがまず一番重要なことだと思っており、これを実現しているアコリヴァの技術を非常に高く評価しています。歪まない音は聴き疲れすることなく、長時間音楽に没頭できるからです。

　高い技術力と優れた音楽性を実感できるアコリヴァ製品を私は愛用しており、オーディオ機器の接続には今まで１箇所を除き、アコリヴァ製のケーブルを使用していました。そのアコリヴァ製ではない１箇所がカートリッジのシェルリード線でしたが、今回、アコリヴァ石黒社長様のご厚意で、シェルリード線を製作していただき、拙宅のオーディオ機器の接続ケーブルは、全てアコリヴァ製で統一されました。以前からアコリヴァのシェルリード線でレコードの音を聴きたいと思っていた私の念願が叶い、最高の音でレコードで音楽を聴けるようになり、この上ない喜びと幸せを感じています。この場をお借りして、石黒社長様にお礼申しあげます。

　今後、シェルリード線の決定版と言える『ＰＣ−ＴｒｉｐｌｅＣ　ＥＸ　Ｐｒｅｍｉｕｍ』の一般販売を願い、多くの方にアナログレコードを聴く深い喜びを感じていただくことができるようになればと思います。

追記。端子をオリジナルの金メッキのものから、ロジウムメッキのものに交換した結果、基本的な性能は保持したまま、スピード感、エネルギー感、弾力性が増し、より自分の好みの音に変わりました。

kanonさん、皆様、こんばんは。

absolute-LEAD WIREご購入頂きまして誠にありがとうございました。

効果が発揮されたようで嬉しい限りでございます。

リード線はご存知の通り、あらゆるケーブルの中で最も微弱な信号が流れる部分です。
特にMC型の場合、極めて微弱な信号となります。

導通率105％を実現したPC-TripleC/EX導体や比誘電率や誘電正接に優れたテフロン絶縁は、この微弱な信号を損失や変質なく完全に伝送出来る初めてのリード線といっても過言ではないと思います。

私が実際に確認した限り、その効果は数十万円する超高額なカートリッジへ交換したよりも大きかったとお伝えしておきます。

また、リード線は使用するハンダや製作する職人によってクオリティが大きく変わります。
absolute-LEAD WIREはリード線の神こと柄沢伸吾氏によって製作されます。
驚異のクオリティは柄沢氏の神業による部分も非常に大きいことも述べておきます。