メイン [00-01]ACOUSTIC REVIVE全般 試聴会そしてバージョンアップ | 投稿するにはまず登録を |
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投稿者 | スレッド |
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dsphile | 投稿日時: 2014/8/24 14:03 |
常連 登録日: 2013/9/2 居住地: 投稿: 46 |
試聴会そしてバージョンアップ 皆さん 管理人Kさん
今日は。dsphileです。 昨年秋にアコリバのケーブル類を導入し、以後楽しくオーディオを聴いてきました。しかし、新製品PC-tripleCについての皆さんの投稿を読むにつけそんなに凄いのかと導入意欲が募りつつも、全部を新品に取り換えることなどとても無理と半ばあきらめていました。でも音だけでも確かめてみたいと思い、7月に催された試聴会に2回足を運びました(7月5日秋葉原淀橋カメラ 7月26日新富町on&on)。 前者ではその素晴らしさを実感したものの、他メーカーも参加していて、やや焦点が定まらずアコリバファンとしては不満が残りました。一方0n&0nでは当初満席の予定だったようですが、猛烈な暑さのためか欠席者が相次ぎ10人弱の参加となりました。しかし、小人数のアットホームな雰囲気のせいか、Kさんの本音&マル秘トークが炸裂し、実に愉快な会となりました。XLRケーブルの3芯構造も名ばかりで実質2芯がほとんどとか、ケーブルの被覆にカラーリングすることがいかに音を劣化させているかプロでも知らない人が多すぎる等々。しかも某A社、B社と言いながらすぐに固有名詞が飛び出し、すかさず講師の小林貢氏が「私は言っていません!」と叫ぶことの連続で、会場は大爆笑。こんなやり取りのなか、上流から下流へと次々に新製品に付け替えられ、その実力の高さに参加者からため息がもれました。 試聴会を通じて強く感じたことは、オーディオに関していかに誤った情報が蔓延しているかということです。評論家も雑誌社もそしてメーカーもそれぞれ生活がかかっているとはいえ、真実から離れた言説を心ならずも流し続けているのが実情です。後日Kさんとやり取りした際、「本当は評論家も雑誌もあのような会話内容をそのまま載せれば良いのですが、様々なしがらみがあって難しいですね…… 弊社は貸し出しやイベント等で地道に事実の啓蒙を行っているのですが、中々正当な評価を得られないのが現実です」と嘆いておられました。アコリバだけは正当に評価されているとつゆほどの疑いも持っていませんでしたが、それなりのご苦労があるのだなといささかショックでした。いずれにせよわが耳を鍛え、右顧左眄せずその耳を信じることの大切さを改めて感じたところです。 会の終盤、バージョンアップの仕組みについて説明があり、新品と全く同等の効果が期待できるとお聞きし、それではその方向でと心が傾きました。そして決定的な一言がKさんから飛び出しました。「ケーブルで音が良くなることはありません! 失われていたものが立ち現われ、変身していたものがもとに戻るだけです」なんといういさぎよさ! そして自社製品に対する絶対の自信! この一言で即座にバージョンアップを決断しました。 バージョンアップはひとつひとつ順序を踏んで行い、その変化を確かめるのがよいようにも思いましたが、どうせならと一挙に以下の製品をお願いすることとしました。 RCA-1.0PA(2セット) XLR1.0PA ? COX-1.0PA PCOCC-A1.5(電源ケーブル)(2セット) PCOCC-A1.0(電源ケーブル)(2セット) SPC-1.5 まず第1陣としてファインメットビーズ付きのラインケーブルとデジタルケーブルが届きました。早速セットし音出し開始。SN比が格段に向上し、低域の重心が深々と沈み込み、芯のあるくっきりとした音が飛び込んできました。凄い! 中・高域にかけても解像度が大幅に高まり、生々しく躍動感のある音が空間を満たし、今まで聴こえていなかった音が降り注いできます。再生機器を上位モデルに換えたような素晴らしい変化です。後で分かったことですが、職人さんが手いっぱいの忙しさの中、Kさん自ら作業をしていただいたとのこと、なんと光栄なことかと感激しました。 数日後、第2陣として電源ケーブル(注文時点で未対応だったためファインメットビーズはナシ)とスピーカーケーブルが届きました。やれ嬉しやでさっそく付け替えて再生開始。音が出た瞬間思わずアレっと声が出てしまいました。ライン&デジタルケーブルの交換で感じた以前との大きな違いがかなり減殺された印象を受けたからです。待てよこれはエイジングゼロの状態だからではと思い、それから数時間鳴らしこんでみたところあの違いが徐々に戻ってきました。それから数日音出しを続けたところ状態はさらに改善。まだ全体で10日程度しかエイジングが進んでおらず、第1陣も含めてこれからの鳴らし込みで大幅な変化が出てくるのは確実。楽しみです! 以下よく聴いている曲での感想をいくつか。 ・フランク/ ヴァイオリン・ソナタイ長調(西江辰郎V・ジュゼッペ・アンダローロP) 新日本フィルのコンサートマスター西江さんの繊細かつ浮遊感のある弓使いがまざまざと眼前に現出。消え入らんばかりのピ ア ニシモと強奏との対比が従前にもまして余すところなく再生され、空中に飛散した倍音成分が目と耳に飛び込んでくるよう。そして盟友アンダローロの骨太で強靭な打鍵との絡み合いの妙に思わず息をのむ。 ・バッハ/パルティータ第5番(アンドラーシュ・シフP) マンフレート・アイヒャー制作の折り紙付きのライブ録音(ECM)。アイヒャー録音独特の透明・明晰、切り込むようなソノリティーがシフの間然する所のない演奏で見事に立ちのぼる。きつく感じる向きもあるようだが、今回のバージョンアップでヴォリュームを上げても聴き疲れしないのはさすが。 ・Cannonball Addderley/STARS FELL ON ALABAMA 一関は”Jazz Spot Basie”の菅原正二氏が器機の調整の善し悪しの判断に使うという冒頭のリズムセクション部分。ジミー・コブのワイヤ・ブラシの粗さが問題で、粗すぎても滑らかすぎてもダメだと。以前は判然としなかったがそういわれればそうかなと。続いて現れるキャノンボールのアルトのなんという朗々として深みのある音。バージョンアップの結果、音数が圧倒的に増えてスタジオの空気感が手に取るように伝わってくる。 ・Count Basie Orchestra/In A Mellow Tone(1959 ライブ) サックスセクションの分厚い唸りがこれまで以上に強力なうねりとなって押し寄せてきて圧倒されんばかり。これにトローンボーンセクションが絶妙に絡んでビッグバンド・ジャズの愉しさこの上なし。 以上興奮のあまり思わず長くなってしまいました。Kさん、本当にお世話になりました。有難うございます。 |
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題名 | 投稿者 | 日時 |
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» 試聴会そしてバージョンアップ | dsphile | 2014/8/24 14:03 |
Re: 試聴会そしてバージョンアップ | ホワイトメタル | 2014/8/24 23:02 |
Re: 試聴会そしてバージョンアップ | dsphile | 2014/8/25 13:38 |
Re: 試聴会そしてバージョンアップ | スペンサー&ホーク | 2014/8/26 17:38 |
Re: 試聴会そしてバージョンアップ | dsphile | 2014/8/26 19:41 |
Re: 試聴会そしてバージョンアップ | zappa1993 | 2014/8/27 1:12 |
Re: 試聴会そしてバージョンアップ | dsphile | 2014/8/27 9:40 |
Re: 試聴会そしてバージョンアップ | スペンサー&ホーク | 2014/8/27 11:51 |
Re: 試聴会そしてバージョンアップ | zappa1993 | 2014/8/30 8:42 |
Re: 試聴会そしてバージョンアップ | dsphile | 2014/8/30 13:11 |
Re: 試聴会そしてバージョンアップ | zappa1993 | 2014/9/1 20:01 |
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