ホワイトメタルさん こんにちは。


すっかりご無沙汰しましたが、その節はいろいろご教示いただき有難うございました。内容のある投稿の数々、いつも楽しく拝見させていただいています。


このたびは私のかなりハイテンションな投稿に対して、早速心のこもったコメントをいただき嬉しい限りです。


私とて余裕があるわけではなく、アレコレ切り詰めながら、そして家内の目を気にしつつ、清水の舞台から飛び降りる思いでの難行苦行です。と言いながらこれが何とも言えない楽しみであることも事実です！


それよりもホワイトメタルさん、Kさんのお近くにお住いのようで、マイスターとの親密なやりとりのなかで幸せなオーディオライフを満喫しておられる様子は羨ましい限りです。


大編成の交響曲では？とのことですが、ここでもtripleC-FMの実力がいかんなく発揮されています。たしか以前にも触れましたが、大植英次/ミネソタ管弦楽団の「火の鳥」のフィナーレ。天地をどよもす凄まじいばかりの地響きに息が止まり、鳥肌がたちます。近くに住む同好の士がこれを聴き、「凄い！ まえと全然違う！」と驚いていました。


実はこの1年ほどDSD再生に夢中です。アナログに近い滑らかで上質な空気感が何とも言えません。人により、特にジャズ愛好家からは音が後退し、迫力、エネルギー感が弱まるとの声も聞こえますが、私は楽音の一音一音はより純粋・透明で、ホワイトメタルさんが常々おっしゃる「生演奏・生音」に近い音が再生されることにDSDのアドバンテージがあると強く感じています。この点、愛用している英国L社のデジタルファイル・プレーヤーはDSD再生に対応しておらず、なんとかしてもらえないかといろいろ動きましたが埒があきません。あろうことか、時々DSD音源をダウンロードするオランダの某有力配信会社の社長あてに「L社にプレッシャーをかけてくれないか」とメールを送る始末です。しかし今に至るまで光明は見えません。考えてみれば当然ですね。L社の社長が断言しています。「わが社にPCMよりDSDの方が音が良いという考えはない」と。


という次第であきらめていたところ昨年10月、ご存知と思いますがわがS社が1テラHDD内蔵の「ハードディスクオーディオプレーヤー」なるものを発売しました。DSDファイルに対応し、PCM音源もすべて5.6MHZのDSDに変換・再生してくれるという優れものです(DSDリマスタリングエンジン)。発売と同時に飛びつきました。価格はL社の何分の一の安さですが、音に関しては高音質信号処理技術「アナログFIRフィルター」採用により「価格の何倍もする再生機に匹敵する」との評価を最近目にしました。これは例の悪名高い「なりわい」のための発言ではなく、自分の耳でその通りだと確認し、満足しています。そしてバージョンアップされて戻ってきたXLRー1.0tripleC-FMに付け替えてみたところ、驚くような大変身！ よりアナログライクな質感が高まり、弦楽四重奏の4人の奏者の手許がありありと浮かぶ生々しい音場が拡がります。アコリバ恐るべし！


ところが話はまだ続きます。最近お留守になっていたL社のプレーヤーにRCA-1.0tripleC-FMをつないだところ、わずか1本のケーブルでこれまた大変身！しばらく疎遠にしていて悪かったと謝りたい思いで、あらためてせっせと聴きこんでいます。現金なものですね。


結論。DSDでもPCMでも良いものは良い！


これからも宜しくお願いします