メイン [00-06]アナログレコード RME共催イベントに参加して | 投稿するにはまず登録を |
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zappa1993 | 投稿日時: 2013/8/28 23:54 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: RME共催イベントに参加して ご感想を頂いただきました皆様
イベントにご参加いただきました皆様 ご協力いただきました皆様 皆様には改めてお礼申し上げます。 今回のようなオーディオのイベントに自らが講師という形で参加するのは初めてで、お話を頂いてから当日まで期待半分、不安半分で過ごしてまいりました。 ずいぶん先の話と思っていたのが、お盆を過ぎたあたりからあっという間に時間が経ち、イベント当日を迎えました。 イベントの内容については、緑のバナゴンさん、ケミさんのご投稿や、studioAのレポートに詳しく載っておりますので重複を避け、個人的な感想と補足説明を少しだけ書かせていただきます。 まず、私たちが事前に用意したアナログリッピング音源と、その際に使ったアナログをstudioAのプレーヤーで再生した音との違いですが、明らかな違いと言うものは感じられず、デジタル・アナログという違いも音楽を聴く上では何ら区別する必要もないと思えるものでした。 少し準備不足があり曲によっては厳密なボリューム合わせが出来ておらず、後から再生したアナログリッピング音源の方がややボリュームが大きく、適正音量を欠いた部分もあったため、粗いイメージを持った方も居られたようで、イベント後に「デジタルは聴き疲れする」とのご感想を頂きました。 同じレコードを用いてはいますが、アナログリッピング時の機器とstudioAの機器は違いますので、劣化がゼロとしても全く同じ音になる事は無いのですが、その違いの中でも使用するカートリッジの影響が一番大きかったのではないかと思います。 ケミさんの様に両者の音の違いをカートリッジやトランスの音傾向と絡めてご理解いただけた方がどれ程居られたのかは分かりませんが、参加された皆さんの真剣な姿勢から想像しますと、使用した機器の違いは別として、リッピングされた音源からもアナログのニュアンスが失われていないことは十分ご理解いただけたものと考えています。 ただ、やはりアナログの方が瑞々しいと思われるところもあり、これは今後の課題として更なる音質向上に向けて努力していきたいと思いました。 (ソフトの設定だけでもまだまだ煮詰める箇所は沢山あります) イベントは2部構成で、同じ内容で2回行われたのですが、1回目より2回目の方が音が良かったとのご感想をシンタックスのMさんよりいただきました。 私も同様に感じたのですが、この理由として1回目よりもボリューム合わせが厳密に行われたことの他に、UFXのBuffer Sizeを1回目の8192から4096に戻したことも影響しているのではないかと考えています。 イベント前のテスト段階で予期せぬ音切れが発生し、Buffer Sizeを標準(4096)からその次のサイズ(8192)へ変更したものの問題は解決されず、再生ソフトをfoobar2000からStudio Oneに変更することでようやく音切れは治まり、この状態で1回目を問題なく終えました。 音切れの原因が再生ソフト側にあると思われたので、2回目はBuffer Sizeを元(4096)に戻しました。 コンピューターのハード/ソフトの世界はよく分からないことだらけで、ちょっとした変更で音が変わり、また動作も変わります。 こうした事が初心者には難しい部分なのですが、一つの設定に固執することなく、色んなパターンを試してみることも大切だと改めて思いました。 普段Studio Oneのオーディオエンジンは32bitを選択しており、当日も同じ設定で録音再生を行ったのですが、ひょっとしたら64bitの方がstudioAの機器に合っていたのではないかと少し後悔しています。 と申しますのも、Studio Oneでの再生があまりに良い音で、今までfoobar2000の方を良しとしていたのが不思議なくらいで、まだこのソフトを正しく理解していないと言う思いに至ったからです。 シンタックスのMさんからは、「MusicBee」という新しい再生ソフトを紹介していただきましたので、今後はこれも試してみたいと考えています。 http://synthaxjapan.blogspot.jp/2013/07/musicbee.html ご参加いただいた方からは私の自作PCについての質問もあり、イベント終了後はPC内部を公開し使っているパーツなどについて説明させていただきましたが、皆さんの真剣な眼差しが印象的でした。 印象的と言えば、イベント中に細かくメモを取っている方も何人か居られ、講師冥利に尽きる思いでした。(私の喋りの部分ではありませんが ) 既にRME製品をお使いの方々は、皆それぞれに拘ったPCを使っておられるようで、こうした部分の情報交換がもっと盛んに行われ、しっかりとした共通基盤を作ることが大切だと思いました。 少し間が空きましたが、今後この掲示板でオーディオ用のパソコンについて続きを書くつもりをしています。 細かな反省点も幾つかありましたが、アナログリッピングのクオリティの高さと可能性を知らしめると言う意味ではイベントは成功したと思います。 当日イベントに参加された方の中にも、既に何年も前からRME製品を使ってアナログリッピングを実践している方も居られ、この試みが一過性のものではないことがよく分かりました。 緑のバナゴンさんが仰るように、今後はより詳しい実践編としてまた何らかの形で発表できればと考えております。 最後になりましたが、管理人Kさんを始めシンタックス・studioAのスタッフの方々、遠いところからご参加いただいたケミさん、ELPEAMANさん、緑のバナゴンさん、本当にありがとうございました。 そしてアナログリッピングにお声をかけていただいたYoさん、音楽を聴くのにデジタルとアナログの垣根はありません。 これからも良い音楽を、そして心に訴えかける音を求めてオーディオに取り組んでいくつもりですので、今後ともよろしくお願いいたします。 |
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