メイン [02-01. シングルコアケーブルシリーズ]シングルコアケーブルシリーズ PC-tripleC RCA-1.0PAとXLR-1.0PA?の比較試聴記 | 投稿するにはまず登録を |
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PAKA | 投稿日時: 2010/5/29 10:01 |
長老 登録日: 2008/2/22 居住地: 兵庫県 投稿: 764 |
RCA-1.0PAとXLR-1.0PA?の比較試聴記 みなさんこんにちは、PAKAです。
この度、CDプレーヤーの買い替えに伴い、これまでCDプレーヤーからアンプへの接続はアンバランス接続でRCA-1.0PAを使用してきましたが、今回導入したCDプレーヤーがバランス伝送優先の設計であることや、使用中のアンプがバランス構成であるということで、XLR-1.0PA?の1.4×1.8mm導体仕様を使用してのバランス接続も試してみましたので、バランス接続とアンバランス接続での音質を比較した感想を投稿してみようと思います。 RCA版とXLR版の2本とも接続し、切り替えて比較してみました。 左側の縦2本がRCA版、右側の縦2本がXLR版です。 以前シングルコアーケーブルを導入した際に感想を投稿しましたが、RCA-1.0PAでの接続の音質は、それまで使用していた数種類の他社製品のケーブルと比較して、一聴してリアル&ストレートで、音の鮮度感や開放感が飛躍的に向上し、濁りがなく尾を引かない中低域にも関わらず、音の消え際の余韻がしっかり表現されているのが印象的でした。 同シリーズのスピーカーケーブルであるSPC-PAでも、全く同傾向の 音質でしたので、シングルコアーケーブルの音質の特徴であると言っていいと思います。 既にその状態からの比較ですので、XLR-1.0PA?への変更で音質向上につながるか心配な面もありましたが、楽しみの一つとして実施してみました。 XLR-1.0PA?へ接続を変更しての試聴です。 同構造・同線材なので当然かと思いますが、上記に書いた感想のような他社製品のケーブルからRCA-1.0PAへ変更した時程インパクトある変化はないものの、予想以上に音質差を感じました。 まず感じたのは、懐が一層深くなり、音のゆとりが向上しているところで、再生枠が一回り大きくなった印象です。 線材がRCA-1.0PAよりも太い物だというのが影響しているのかもしれませんが、音が厚く彫りも深くなっており低域の力感や沈み込みに差を感じます。 ただ、RCA-1.0PAも当然素晴らしい音質で、音の元気さを重視して求めるならば、XLR-1.0PA?より良いと感じる人もいると思います。 XLR-1.0PA?はより落ち着きのある、低域方向に更にレンジの広がった音質傾向だと感じました。 個人的にはXLR-1.0PA?の音質の方が好みでしたので、今後CDプレーヤーはバランス接続でいくことにしました。 しかし、これはケーブルのみの影響ではなく、CDプレーヤー・アンプがバランス接続に向いていた結果なのかもしれません。 蛇足ですが、あまったRCA-1.0PAは現在AVアンプのフロント2chのプリアウトからパワーアンプへ接続し、映画やゲームなど映像系ソースのメインスピーカーへの伝送で音の鮮度感、空間感が大きく向上し、そちらも大変満足しています。 バランス接続に決定したので、RCA端子にはIP-2+QR-8の防振ピン、同軸デジタル端子にもSIP-8+QR-8のショートピンを装着。 小さなことですが効果は大きく、未装着時と比較すると音の滲みが更に軽減されてクリアになります。 SIP-8など単体での使用だと、場合によっては若干締りの強い傾向で緊張感を伴う可能性がありますが、QR-8と併用することで確実に音の厚みやスケール感が向上し、より落ち着きのある音質に改善されてオススメです。 |
Yossy | 投稿日時: 2010/5/31 13:17 |
長老 登録日: 2008/3/7 居住地: 投稿: 402 |
Re: RCA-1.0PAとXLR-1.0PA?の比較試聴記 PAKAさん、こんにちは。
詳細にて的確、かつわかり易くて読みやすいレポート、 ありがとうございました。 XLR-1.0PA?、ご満足いただけたようで何よりです。 ショートピンのSIP-8FやBSIP-2F、防振ピンのIP-2Fの防振ピンと、 クオーツレゾネーターQR-8の組み合わせはもう鉄板ですね! Yossyもその組み合わせにて愛用中でございます。 まだお試しでない方は是非ともこの組み合わせを実践していただき、 その効果を実感していただきたいものです。 |
PAKA | 投稿日時: 2010/5/31 14:37 |
長老 登録日: 2008/2/22 居住地: 兵庫県 投稿: 764 |
Re: RCA-1.0PAとXLR-1.0PA?の比較試聴記 管理人Yossyさん
こんにちは、PAKAです。 今日は仕事がお休みでしたので、久しぶりにゆっくりと音楽を楽しませていただきました。 今回のケーブル比較試聴は、比較対象が御社製のRCA-1.0PAだったこともあり、音質傾向に顕著な差は感じませんでしたが、それでも個人的には音の深さや余裕度にメリットを感じております。 他社製品との比較記の方が適切だったかもしれませんね(苦笑) SIP-8FやIP-2Fの使用に関しては全くの同感で、私個人としてはもうQR-8とセットとして考えております。 是非、多くの方に試していただきたいですね。 |
管理人K | 投稿日時: 2010/6/3 17:04 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1908 |
Re: RCA-1.0PAとXLR-1.0PA?の比較試聴記 PAKAさん、こんにちわ。
XLR-1.0PA?の方が結果が良かったのは、DENONとSANSUIの双方がバランス構成でバランス(XLR)伝送がアンバランス(RCA)伝送よりも有利だったせいかもしれませんね。 バランス(XLR)伝送は一聴、大人しく感じる面がありますが、これはノイズや歪みが少ないためで、よく聴いてみると音の質感や深み、立体感などは優れている事が判ると思います。 アンバランス(RCA)伝送は一聴、元気な印象がありますが、バランス伝送と聴き比べますと少々雑身が多くノイジーな印象が否めないと思います。 一般的に意外とバランス(XLR)伝送の評価が低いのは、XLR(キャノン)プラグの品質に問題があります。 世界的に標準機となっているキャノンプラグ(NTやSC、IC)にしてもプラグにおける伝送劣化が激しくケーブルにどんなに優秀なものを使用しても著しく音質が劣化してしまいます。 これはキャノンプラグ内部の導通部の素材や精度、構造(狭苦しい部分に半田をすると導通部やその周りが著しく劣化してしまう)がかなりいい加減なためで、弊社とSAECさんにて共同開発したキャノンプラグは世界一の精度の高さと無半田による導通劣化のなさが特徴で、XLR-1.0PA?が良い結果になったのは、このキャノンプラグによる部分が大きいと思います。 着脱方法に新しい方法を採用しファッションなのか?ガラス球を埋め込んだキャノンプラグなども他社から発売されていますが、肝心の中身はこれまでのありきたりなキャノンプラグ以下の作りだったりする所にオーディオメーカーのいい加減さを感じますね。 |
PAKA | 投稿日時: 2010/6/3 23:47 |
長老 登録日: 2008/2/22 居住地: 兵庫県 投稿: 764 |
Re: RCA-1.0PAとXLR-1.0PA?の比較試聴記 管理人K様
こんにちは、レスありがとうございます。 XLR接続の音質にメリットを感じる1番の要因は、アンプとプレーヤーがバランス伝送に向いていた構成だったからかもしれませんね。 確かにXLRとRCAでは、RCAは勢いが良いものの、XLRと比較すると若干平面に聴こえてしまう傾向があるように感じます。 RCA単体で聴いた時は、その立体感にとても驚いたものですが、上を聴いてしまうと戻れなくなってしまうのがオーディオの怖いところであり、面白いところでもありますね(苦笑) キャノンプラグについてのお話は良くわかります。 以前、バランス接続に興味のなかった頃にショップで他社のXLRケーブルを手に取って見た事がありますが、大変高価だったにも関わらず、その製品はプラグが樹脂のような物でできていて、音にはあまり良くなさそうなぁと思ったものでした。 XLR-1.0PA?は、振動対策の考えられたプラグだけでなく、作りの精巧さにネジ止め無半田接続と、その差は間違いなく音質に現れてくるのは容易にわかりますね。 今回は、高次元な比較体験の機会を楽しませていただきました。 ありがとうございました。 |
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