Harryさん
こんばんは

興味深い投稿ありがとうございます。
スター・ウォーズは私も好きな映画で、あのテーマ曲は映画音楽の中でも屈指のものだと思います。
金管楽器の美しい調べとハーモニーは一度聴いたら忘れられませんね。
おそらくHarryさんが聴かれたリマスタリング盤もこの金管楽器をより強調するような意図で作られたものだったのではないかと想像いたします。

リマスタリング盤の良し悪しについては私も興味がありますので、機会があれば聴き比べをするようにしています。
今回Harryさんが持たれた感想、そしてリマスタリング盤の不自然さについての記述はなるほどと思わせるものでした。
私も同様に感じることが多いですし、他の会員の方も概ね同じような感想を持たれているのではないかと思います。

リマスタリングと言うからには、以前の音源よりも聴感上良く聴こえるようにしなければ意味がない訳で、その為にエンジニアの方々は様々なテクニックを駆使してリマスタリング作業をされていると思いますし、苦労も多いのではないかと想像いたします。
ただ、音の判断はエンジニアの感性によるところが大きいので、必ずしもリマスタリングされた音源が良いとは言えないという難しい面があります。
再生環境によってまるっきり変わってしまう音という非常に曖昧なものを取り扱っている以上、万人を満足させることは出来ないまでも、多くの人が良さを認めるような良いリマスタリング盤が沢山出てくれば良いと思いますし、私もそれを望みます。

現在のところ、残念ながらリマスタリングは売るための手段になっているような所もありますし、ものによってはオリジナルよりも良い音にしようというよりは、現在好まれている傾向の音に仕立て上げる作業のような一面もあります。
そもそもオリジナルも聴き込まず、音楽も知らない一部のエンジニアが編集作業だけで作り上げた音源がアーティストの意に沿ったものである可能性などほぼ0に近いでしょう。
何度もリマスタリングされている音源などは、後発であるだけに変化量を求めてしまう傾向がありますし、クリアで煌びやかな傾向の音が良い音だという偏ったリスナーの好みもこれに拍車をかけているのではないかという気もします。
リマスタリング盤の宣伝文句で、オリジナルマスターテープに遡ってデジタル化したというものを多く見かけますが、私は寧ろオリジナル盤を尊重しその音に遡ることの方が大切なのではないかと思います。
もちろんオリジナルマスターテープに遡っていただくのは大歓迎ですが、そこからリマスタリングされた音源がオリジナルとはかけ離れたものになっていてはどうしようもありません。

今日はHarryさんのスレッドで持論を展開してしまい申し訳ございません。
もちろん良いリマスタリング盤も沢山ありますし、リマスタリングそのものを否定するつもりは毛頭ございません。
私にとっては何時までも興味の尽きない話題です。