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     私のJAZZ 名盤 Part 2
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投稿者 スレッド
RANZAN
投稿日時: 2019/11/18 13:13
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2487
Re: 私のJAZZ名盤 2(JAZZ編)

皆さん
  こんにちは。

ヨーロピアン・シャズ・トリオ初代人気ピアニスト、カレル・ボエリー・トリオの力強くこよなく繊細で美しくエレガントな
響きが魅力です。

「シークレット・ライフ/カレル・ボエリー・トリオ」

カレル・ボエリー(p)
ヘイン・ヴァン・ダイヘン(b)
ハンス・ヴァン・オーシュタウトゥ(ds)

1) アローン・トゥゲザー
2) シークレット・ライフ
3) ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ
4) 霧のベイカー街
5) オータム・イン・ニューヨーク
6) 愛を贈れば
7) イン・マイ・ドリームス
8) 虹の彼方に
9) 天使の歌
10)スマイル
11)パープル・ドーン

ピアノ・トリオ・ファンを魅了してやまないメロディの極地を示す美しさは、ヨーロピアン・ジャズ界の王道を行くトリオで
あり、ボエリーのオリジナルなスタイルでスイング感溢れる演奏に、まさしく優しく心癒されるのです。

透明感あるこの響きは、雨粒がコロコロと転がるように表現力されていくところは、やはりボエリーが得意とする、繊細かつ
ダンピングの効いたノリのよいピアノであり、ひときわ輝くように流れるようなリズムと、好フォローするベースのエネル
ギッシューな躍動感には心が浮き立ってくるようです。
まさにスリリングなインタープレイはヨーロピアン・ジャズの優しく美しくも力強いアドリブとメロディが軽快に打ち出さ
れているのです。
ピアノの粒たちといい、まして美しく透明なシンバルが豊かに彩る静寂な世界が浮かび上がり、胴鳴りが深く沈みこんで
たっぷりと太く豪快なベース音に思わず痺れるのです。
さすが3奏者の呼吸がピタリと合い、美しくメリハリのきいた鮮明な押し出しは見事でカラフルな演奏も抜群な印象を与え
てくれるのです。

ピアノの音に艶がありキラキラと光り、躍動感溢れんばかりの豊かなベースは深く沈み込むようによく伸び、シンバルの繊細な
解像度もその良さが心地よいもので、自然と心が豊かになるようです。



RANZAN
投稿日時: 2020/2/2 12:31
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2487
Re: 私のJAZZ名盤 2(JAZZ編)

皆さん
  こんにちは。

ジョージ・ケイブルスがスインギーに、時にはリリカルに、年を重ねてなお生き生きとした音を聴かせて
くれているのには、心打たれるようです。

「 バット・ビューティフル〜シェイズ・オブ・アート/ジョージ・ケイブルス 」

ジョージ・ケイブルス(p)
ジョージ・ムラーツ(b)
ルイス・ナッシュ(ds)

 MYCJ-30401

(1) マイ・アイデアル
(2) バット・ビューティフル
(3) 煙が目にしみる
(4) ベサメ・ムーチョ
(5) マイ・ワン・アンド・オンリー・ラブ
(6) スター・アイズ
(7) ルッキング・フォー・ザ・ライト
(8) テテ・ア・テテ
(9) 虹の彼方に
(10)風と共に去りぬ

ジョージ・ケイブルスは70年代後半からアート・ペッパー(as)との交流がきっかけで、ますますその音楽の幅を
広げていき、スケールの大きなピアニストへと成長していったと言われています。
以前のアルバムでは「ニューヨークコンチェルト」MECJ28101「アラフェスの恋人」MECJ-2011等、何枚か
保有していますが、どれもその響きが実に美しかったのを思い出すのです。

今回のニューアルバムは、スタンダードが多く、さすが日本人好みのメロディを選曲しているようで、ピアノ・
トリオファンにはたまらないものです。
魅力的なオリジナルや他のアーティストのジャズ作品を、数多く取り上げてきたケイブルスですが、これを聴けば
斬新でケイブルスの新たな意欲が感じられるようです。
美しいメロディに乗って、ケイブルスのソロ・フレイズは滑らかに、そして淀みなく紡いでいく素晴らしいものです。
またルイス・ナッシュのブラッシュ・ワークの魅力にも自然に引き込まれていくのです。
一方ジョージ・ムラーツのベースもメロデックなソロは聴き応え充分であり、このトリオが持つパワフルで見事な
までの艶やかなタッチで、プレイを展開しているのに安心して聴けるようです。

サウンドについて、欲を言えば全体にもう少し前への張り出し感が欲しいところですが、ここはピアノのフレーズと音色が
抜群で、ベースもエッジがよくたっていて、力強く弾みシンバルの切れ味もよく、このエネルギッシューな演奏には感動です。



RANZAN
投稿日時: 2020/2/11 16:05
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2487
Re: 私のJAZZ名盤 2(JAZZ編)

皆さん
  こんにちは。

「ドナ・リー/ライアン・カイザー」

ライアン・カイザー(tp)
サム・ヤヘル(org)
ピーター・バーンスタイン(g)
グレッグ・ハッチンソン(ds)

1)ソング・フォー・マイ・ファーザー
2)ドナ・リー
3)ショート・ストーリー
4)アップ・ユア・テンポ
5)リイプ・タイド
6)アイ・ハッド・ザ・クレイジエスト・ドリーム
7)ワーク・ソング
8)ジンガロ

人気、実力ともナンバー1と評された最も勢いあるトランペッター、ライアン・カイザーのファンキーな
ジャズ・アルバムです。

その熱いブロウと滑らかなスイング聴き惚れてしまい、ハッキリ言って聴いていて思わず爽快な気分に
なるのです。
どうしてこんなにもライアン・カイザーのトランペットはいいのだろうと、感心しきりです。
何時もオーディオ機器の実力を試すときに用いるのが、ライアン・カイザーの数多いアルバムからで、
ついつい音量を上げたくなるのです。
腹の底に応えるかのように勢いあるトランペットの響きは、マイルス・デイビス、ウントン・
マルサリスとライアン・カイザーを置いて存在しないと言って過言ではないと、思うくらいカイザーの
音が好きで、それは、その音質が奏でられた瞬間に、唾が飛んできそうな勢いあるトランペット奏法は、
なかなか聴くことができないでしょう。

また、今回はドラムスのグレッグ・ハッチンソンとのコンビネーションは見事なもので、そこから
繰り出される双方の演奏は、まるでエネルギッシュで力と精神力のぶつかり合いの熱演を繰り広げて
いるのが凄いと感じるのです。

トランペットだけでなく、ギタ―もいいし、オルガンもなかなかいい味を醸し出しているのです。



RANZAN
投稿日時: 2020/3/17 13:40
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2487
Re: 私のJAZZ名盤 2(JAZZ編)

皆さん
こんにちは。

多くのジャズファンに愛され、美しいピアノ音楽を届けてくれた素晴らしいジャズマン、それは素敵で愛しき
エディ・ヒギンズでした。

「ポートレート・オブ・ラブ/エディ・ヒギンズ」

エディ・ヒギンズ(p)
ジェイ・レオンハート(b)
ジョー・アシオーネ(ds)

1)ブランズバーグ・ブルース
2)ファランド・オーランド
3)ヨーク・ダウン・ガール
4)マキシムの夜
5)セントルイスのランデブー
6)アリス・フロム・ダラス
7)シカゴ・セレナーデ
8)マール・デスカンサード
9)月光の金閣寺
10)ラ・クパーナ・カリエンテ
11)ソウル・ミュージック
12)エイブリル・イン・トリノ
13)アニタズ・カリビアン・ケイバー

ジャズ・ピアノを最も美しくエレガントに奏でる、エディ・ヒギンズが世界各地の旅路をピアノで綴った、素敵な輝き
を放つアルバムでもあるのです。
何時も気合が入った演奏を聴かせてくれるエディ・ヒギンズですが、奇しくもこの「ポートレート・オブ・ラブ」が
最後のアルバムになるとは!日本を愛し、世界のジャズ・ファンに愛されたエディ・ヒギンズは2009年夏の終わり頃、
奇しくも永遠の星となったのです。

懐かしく聴いてみると、三位一体となって巧みな演奏を聴かせてくれる心地よいスイング感に乗って、軽快に弾んでいく
ピアノと、ジェイ・レオンハートの骨太なベース、ドラムスのジョー・アシオーネが揃ったことが嬉しい限りです。
ヒギンズ独創的な美しいピアノの旋律は透明感があり、どこまでも響きわたるのです。ドラムスも快適で繊細な
ドラミングワークを存分に楽しませてくれているところも、聴き応え十分であり新鮮でもあるのです。
良く弾むリズムと軽快にスイングするヒギンズの美しいピアノの響きが音場空間に伸び伸びと広がるのです。
まさに心がうきうきしてくるようで、ベースは骨太でエネルギッシュな低音は、これまた何ともいえない凄みと
躍動感に満ちたリズムで刻んでいくのです。
そして9)「月光の金閣寺」においては、ヒギンズが日本で4ケ月ほど暮らした経験からこの曲が生まれたという事も
「なるほど!」と、納得させられるのです。軽快なタッチと実によくスイングしていくリズム感にただただ惚れ込む
ばかりで、ヒギンズ独特の美しく端正に響くピアノは、肩のしこりまでを取り除いてくれるようであり、聴く人に
楽しみと勇気を与えてくれるようです。こうして聴いていくとヒギンズのような達人になると、あまりリズムは
崩さないように心がけているようにも思え、ひたすら美しい曲を美しく弾き、リスナーにより楽しみを与えようと
いうエンタテイメント精神が、ひしひしと伝わってくるのです。

ここは、ピアノ、ベース、ドラムスの三位一体となったジャズ・ピアノ・トリオの楽しさ快適さがピッタリと嵌った
名演と共に、ジャズの優雅さを存分に味合うことができるサウンドといえるでしょう。
こうして聴き終えると「もうあの素敵なピアノが聴けないのか!」と思うと、寂しさがこみあげてくるのです。



RANZAN
投稿日時: 2020/4/12 15:22
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2487
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん
 こんにちは。

新鮮で強力なベースを弾ませてくれるブライアン・ブロンバーグですが、今回は何時ものようにウッド・ベースでは
なく、エレクトリック・ベースを思い存分弾きまくるのです。

「プレイズ・ジミ・ヘンドリックス/ブライアン・ブロンバーグ」

ブライアン・ブロンバーグ(el-b,pic-b)
ヴィニー・カリウタ(ds)
トム・マコウリー(vo)
ブルース・ストーン(vo)

 KICJ-590

1)ファイア
2)マニック・デプレーション
3)風の中のメアリー
4)ヴードゥ・チャイル
5)フリーダム
6)ウォッチタワー
7)フォクシ一・レディ
8)ヘイ・ジョー
9)クロスタウン・トラフィック
10)スパニッシュ・キャッスル・マジック
11)紫のけむり

天才ロック・ギターリストのジミ・ヘンドリックスの曲を取り上げ、ブルース・ストーンのボーカルを入れ、きっちりと
仕上げているところは、さすがブロンバーグだと感じるのです。
そのブロンバーグは実はロックも好むということがこのアルバムを聴けば納得がいくものです。演奏はドラムスの
ヴィニー・カリウタとの二人だけの多重レコーディングなのです。

 1)「ファイア」からヘンドリックスさながら、ギターリスト顔負けの高速で弾きまくる、強力なエレクトリック・ベースの
音源に圧倒されるのです。ヘンドリックス・ナンバーの新たな魅力を引き出し、ブロンバーグ独自の美意識でブレンドされた
ピッコロ・ベースを使うあたりはリスナーを唸らせるのです。
ヘンドリックスをはじめ様々な音楽の影響を取り込んでのアプローチが、ブロンバーグらしさを感じさせるようで音が出た瞬間、
そのボリューム感の豊かさに圧倒されんばかりの力強い表現力と、ギターサウンドのように聞こえるピッコロ・ベースはさすが
であり、特異ベース・サウンドのこの探求心は、まさにブロンバーグの音楽を語る上で重要なこと感じるのです。
ドラムスのヴィニー・カリウタのシンバル、ブラシワークが繊細で小気味よい音が、分厚いベースに反応して一段と冴えわたって
いくのです。
ブロンバーグはとにかくジミ・ヘンドリックスに成りきっているし、自ら今回は楽しんで「グルーブ感を出し切った!」と言って
いることからして、ウッド・ベースではなく、あえてエレクトリック・ベースにこだわった訳は「ハード・ロック音楽の楽しさを
多くの人に知ってほしい!」ということだそうです。

 ハード・ロックでエレクトリック・ベースを弾きまくって、ドラムスでメリハリを効かせる。録音にも配慮、最新のデジタル・
マイクでレコーディングしたというのです。また、癒されるピッコロ・ベースとのコンビネーションも抜群ででもあるで、
ブロンバーグの懐の深さを改めて思い知らされ、音質も迫力があり聴き応えも十分といえるでしょう。



RANZAN
投稿日時: 2020/5/1 13:52
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2487
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん
こんにちは。

約10年ほど経過しますが、魅惑のヴォーカリストMAYAが録音して長く温めていたといわれ、
ジャズ・ヴォーカルファンから久しく待たれていたアルバムです。

「シーズ・サムシング/MAYA」

MAYA (vo)
二村希一(p)
萩原亮(g)
藤井寛(vib)
嶌田憲二(b)
松尾明(ds)

DDCZ-1755

1) フィール・ライク・メイキング・ラヴ
2) イン・ザ・スティル・オブ・ザ・ナイト
3) ベサメ・ムーチョ
4) ザッツ・ノー・ジョーク
5) エフ・ソウ・ウン・ピアノ(私はピアノ)
6) イズント・シー・ラヴリー
7) アイヴ・ゴット・ア・クラッシュ・オン・ユー
8) ドント・ビー・ザット・ウェイ
9) オーパト
10)セ・ウマ・エストレーラ・アパレセール(星に願いを)

あの頃から、哀愁のあるヴォーカルは情熱を込められた歌声が美しく響き渡るのです。
音質はダイナミックにリズムを刻んだメロディはこれまた美しく、このMAYAのヴォーカルには注目していいでしょう。
それはかなり個性的なシンガーであることから、何時もリスナーに迫ってくるような勢いもみられるのです。
いつ聴いてもMAYAの歌声には惹かれるのも無理からぬところでしょう

まず、1) 「フィール・ライク・メイキング・ラヴ」2) 「イン・ザ・スティル・オブ・ザ・ナイト」を聴いてみると、
かなりソウル・フィーリングで唄っていくのです。ここで好フォローする松尾明のドラミングが華やかに彩りを添えて
いるのです。3) 「ベサム・ムースロー・バラード」は、ベースのみでのワン・コーラスは聴くもの全てを魅惑の世界へと
誘ってくれるようで、5) 「エフ・ソウ・ウン・ピアノ(私はピアノ)」では、優しく語りかけるように歌い上げていく
シーンこそが、彼女にはよく似合うようです。
非常に愛らしく女らしく歌うところなどは聴きどころ充分であり、シンプル&ソフトというように爽やかに歌うところと、
それは、その温かみのある歌声に色気がチョッピリ乗り、この大人の雰囲気を醸し出すところが心憎いのです。

MAYAは自分のスタイルを崩さず、満足感溢れる心で歌う声の質感を醸し出し、、ギター、バイブラフォーンを含む
松尾明をリーダーとするカルテットのアレンジもよく、演奏には音に勢いが感じられ若さが漲るっているのです。
それぞれ各楽器から放たれる深みある音色が粋で、そのリアルな表現力が素晴らしいものです。



RANZAN
投稿日時: 2020/5/10 17:31
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2487
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん
  こんにちは。

スイング・ジャズの王道を行くといっていいディック・ハイマンのアルバムです。

「 ユア・マイ・エヴリシング/ディック・ハイマン・トリオ 」

ディック・ハイマン(p)
ジェイ・レオンハート(b)
チャック・レッド(ds)

VHCD-1053

1)ユア・マイ・エヴリシング
2)フォーテイーセカンド・ストリート
3)アット・ラスト
4)アイ・ファウンド・ア・ミリオン・ダラー・ベイビー
5)瞳は君ゆえに
6)月の雨
7)セレナーデ・イン・ブルー
8)合えば会うほど
9)あなたの他には
10)ウィアー・イン・ザ・マネー
11)ビューティフル・ベイビー
12)オールド・マン・マズルカ
13)パープル・ローズ
14)マイ・フェバリッド・シングス

アメリカ音楽文化のモダン・ジャズを創造してきたと言われる、ディック・ハイマンのピアノは何時聴いても
力強く、その美しいピアノはよくスイングしてピアノ・トリオファンを魅了するのです。

ミュジカル・ナンバーや映画音楽をハイマン独自のスタイルで、スイング感溢れるトリオ演奏に魅了される
のです。
それは聴いても分かりやすいリズム感と、そのスイング力、演奏の繊細かつダンピングの効いたノリのよいピアノは、
ひときわ光輝いて聴こえるのです。
流れるようなリズムと、エネルギッシューな躍動感で始まり、ハイマン独特のスリリングなインタープレイが
独創的であり、美しくも力強いアドリブとメロディが鍵盤上を軽快に流れていくのです。
ピアノの粒たちと美しく透明な音場に浮かび上がり、静寂な世界に導いてくれるようでもあるのです。
またジェイ・レオンハートのベースは重心の低い音が断然魅力となって、たっぷりと響く胴鳴りがより深く
床を這うように腹身に染み込んでくるのです。このような太いベースの豪快な音には、思わずうれしさが込み上げ
てきて感動するのです。
またドラムスのチャック・レッドはハイマンとはさすが呼吸もピタリと合っているようで、ドラムスはなかなか
繊細感豊かに奏されて、これも実に美しい繊細なシンバル・レガートであり、このメリハリの効いた鮮明な
押し出し感は見事なのです。しかもレンジ感の広いスマートでカラフルな演奏には思わず息をのむくらい素晴らしい
のです。

このよくスイングしたリズム感に惚れ込み、これが現代ピアノ・トリオの音でもあると強く感じるのです。
ピアノの美しさとダイナミックで躍動感溢れんばかりの豊かさが表現されていて、ベースは深く沈み込むように
よく伸びていくようで、スイング・ジャズのリズム感が漂ってくるのを聴いていくと、自然と緊張感が解れてくる
ような心地よさ、これには時を忘れしばし聴き入ってしまうのです。



RANZAN
投稿日時: 2020/5/27 12:03
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2487
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん
  こんにちは。

このアルバムは日本のジャズファンのために特別に録音されたということで、チック・コリアが2004年に
再結成されたのが、このエレクトリック・バンド ”スーパー・トリオ“ なのです。

<「スーパー・トリオ」チック・コリア/スティーブ・ガッド/クリスチャン・マクブライト >

チック・コリア(p)
スティーブ・ガッド(ds)
クリスチャン・マクブライト(b)

 UCCJ-3014

1)ハンプティ・ダンプティ
2)ザ・ワン・ステップ
3)ウインドウズ
4)マトリックス
5)カルテット#2 パート1
6)シシリー
7)スペイン

チック・コリアのジャズの魅力のすべてが、集約されたような素晴らしい演奏でもあるのです。
チックのピアノ・トリオアルバムは決して多くはないですが、ピアノ、ベース、ドラムスからなるトリオはジャズ・
サウンドのハートでありソウルでもあるのです。
さすが今回のアーチストは顔ぶれも凄いのです。アコーステック・ベースの巨匠クリスチャン・マクブライト、
またチックと友情を深め長年演奏活動を何時も共にし、多くの名演を残してきたドラムスのスティーブ・ガッド
からなるトリオの演奏は圧巻といっていいでしょう。この3人の名を聞いただけでワクワクしてくるファンも
多いのではないでしょうか。チックが紡ぎだすカラフルなイメージにガットとマクブライトがよく反応しており、
演奏の推進力を増幅させていくまさにスーパーという名に偽りはないといっていいでしょう。

チックのピアノはもちろんですが、特に2)「ザ・ワン・ステップ」を、まずは聴いてほしいのです。
スティーブ・ガッドの絶妙で繊細なブラッシューワークには脱帽であり、このように編成が違うとおのずと
コンセプションも変わってくるけれど、トリオはトリオの音楽性があり、セクステットではセクステットの特徴が
あるのです。しかしチックのようなベテランピアニストともなれば、ピアノ・トリオによる作品をもっと多く、
ゆっくりと聴いて味わって見たいと思うところです。まずこのアルバムの代表曲ともいえる4)「マトリックス」
7)「スペイン」を聴いていくと、チックのピアノから繰り出されるエネルギー感豊かで、情熱溢れる演奏に哀愁をも
含んだトリオの魅力には、思わずとり付かれてしまいそうなのです。
その意味でも今回のアルバムはミディアム・テンポでありながら、なかなか小気味よいスイング感を伴ってこの
トリオの最高の骨格を伴って流れていく、非常に幅の広いフィーリングが表現できていて鮮度もあり聴き応え十分
なのです。



RANZAN
投稿日時: 2020/6/14 12:31
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2487
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん
  こんにちは。

これからの初夏から暑い夏にかけて、最も似合う音楽がボサノバではないでしょうか。

<デサフィナード/イリアーヌ>

イリアーヌ(p)
マーク・ジョンソン(b)
ジョーイ・バロン(ds)

1) ジャスト・フレンズ
2) バウイング・トゥ・バド
3) イフ・ユーク・クッド・シー・ミー・ナウ
4) ハヴ・ユー・メット・ミス・ジョーンズ
5) ピアノ・ソロメドレー(エンブレイサブル・ユー/バット・ノット・フォーミー/
ジャズ・インフルエンス/フー・ノウズ)
6) ペギーズ・ブルー・スカイライト
7) デサフィナード

ボサノバの作曲家、アントニオ・カルロス・ジョビンの有名ボサノバ曲の名を冠したアルバム・タイトルから
近年のブラジル味が利いた柔和なメロディでもあるのです。
いまやボサノバをメインにした人気ピアニストといえば、ヴォーカルリストしてそのイメージも強い
イリアーヌが真っ先に浮かんできます。
イリアーヌは歌だけでなく、自由に駆ける静と動の指先,ピアノも弾けるまさに達者なヴォーカリストでも
あるのです。
また、イリアーヌの夫は人気トップ・テナーサックス奏者マイケル・ブレッカー、娘はジャズ・シンガー 
アマンダ・ブレッカーという共にジャズ・ミュージシャン一家なのです。

約17年ほど前のイリアーヌの本能が全開になったのが、まさしくボサノバ・アルバム「デサフィーナード」
で、トリオ演奏で魅せるイリアーヌといったところの、まさに華麗なるピアニストでもあるのです。
久しぶりに取り出し聴いてみたのですが、これはアントニオ・カルロス・ジョビンの有名なボサノバ曲の
名前を冠したアルバム・タイトルです。

近年、技術も音楽性も高度に発達した若いミュージシャンが続々と登場していますが、このイリアーヌの
演奏を聴くと、卓越したテクニックで自由自在に弾く曲は、フュージョン・ブーム以降生き抜いてきた人の
強靭な底力感じるのです。
イリアーヌは、何は無くともまずそのポテンシャルの高さもあり、刺激的なスタイルと音楽観を持ったピアニスト
にほかならないのです。

イリアーヌのヴォーカルは、その音像の鋭さと陰影を巧みに描き出し、ストリングスの自然な音色、リズムの切れ味
と乾いたディテールや、ギターの音色が見事に浮かび上がるのです。その目力を持つピアノ表現が素晴らしいと思え
るものです。



RANZAN
投稿日時: 2020/6/26 15:36
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2487
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2


皆さん
  こんにちは。

ニューヨクの実力派テナー奏者 ポールフライシャーが日本で活躍する意欲作です。

< ザット・ブリッジ/ポールフライシャー >

ポールフライシャー(ts)
ケニー・バロン(p)
ボブ・クランショウ(b)
アル・フォスター(ds)

DDCJ-7103

1) スター・アイズ
2) ジャスト・ア・ジゴロ
3) ワーク・ソング
4) イン・メモリー・オブ
5) サリー・ウイズ・ザ・フリンジ・オン・トップ
6) レイン・オンザ・ハドソン
7) アーリ・オータム
8) オン・グリーン・ドリフィン・ストリート
9) ミッドナイト・ダンス

テナー・サックスの王道をゆくポールフライシャーはニューヨークで育ち、アメリカのジャズを始めとする
音楽シーンで広く活躍した後、95年以降日本人の夫人と共に日本に拠点を移し、現在は大阪に住み、関西と
東京を行き来して活躍しているのです。

そのサックスは太くたくましく、いかにもテナーサックスらしい本流を発揮しているのです。
そのポールフライシャーが満を持してニューヨークで録音したのが本アルバムなのです。
メンバーでの息の合った見事なプレイ、豪快なテナーの演奏が聴く側の心を掴むようで、日本のジャズ・シーン
に融けこんでいるのです。
それは2)「ジャスト・ア・ジゴロ」を聴くと、これは古い曲でありセロニアス・モンクが好んで演奏していた曲
ですが、ポールフライシャーの線の太いバラード・プレイには、ジャズのエッセンスが強く感じられるのです。
続く3)「ワーク・ソング」では、かってのキャノンボール・アダレイでもお馴染みの曲で、ここはポールの演奏
では、何故かより新鮮に聴こえるから不思議です。
5)「サリー・ウイズ・ザ・フリンジ・オン・トップ」ミュージカル「オクラホマ」からのナンバーですが、これは
よくジャズ化されている一曲であり、ここでのポールたちのソウルフルで粋なセンスあるプレイは本物のジャズ・
エッセンスが感じられ、まさにジャズ化にピッタリの素材といえるようです。
最後の曲9)「ミッドナイト・ダンス」奏者全員一体となり即興的に編曲され気持ちが一つに合わさり、納得のいく
演奏だったようで、我が聴き手の心を打つ素敵なプレイに拍手です。

サウンドに感してもポールフライシャーのテナーはじめ、全員の音像は常に前へ前へと繰り出してくるようで、
バランスも良くリアルな録音です。



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