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   [10-02]リアリティエンハンサー 入力端子用:RES-RCA・RES-\XLR 出力端子用: RET-RCA・RET-XLR
     これはスゴイ。驚きました。
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投稿者 スレッド
メリメロ
投稿日時: 2020/9/7 9:38
新米
登録日: 2019/5/14
居住地:
投稿: 10
これはスゴイ。驚きました。
新米のメリメロです。今回はRES-XLR、Power Standard Triple FM MG(1m)、TB-38Hの三点を送っていただきました。最初にRES-XLRの感想です。

まず導入を思い立った理由です。わが家の装置ですが、スピーカーはSonus FaberのElector Amator、アンプはプリ、パワー、フォノともUESUGIの真空管(MCトランスもUESUGI)、カートリッジはOrtofonのSPU Royal-Nといったところ。使用年数ですが、スピーカーは三十年以上、ほかもそれに準じる古色蒼然としたものです。聴くのは、声とか弦が中心になり、真空管+Sonus Faberがマッチしていて、とくに入れ替えようとは思いませんでした(パワーアンプだけは半年前にオーバーホールし真空管など交換しています)。

二ヶ月前にM2Tech Young MKIIIが新たにラインに加わりました。DACとプリを兼ねたものです。最初はこれをDACとして使っていましたが、M2Techにはライン入力もあるので、そこにフォノ出力をまわして、アナログもPCオーディオもこれ一台でまかなったらどうなるのかと考えました。掲示板にRES-XLRなどエンハンサーの効果についての記事があったのでたいへん参考になりましたが、これを導入することでM2Tech強化を考えたわけです。

エンハンサーをAES入力端子にさしこみ、いつものようにLPをかけた瞬間に思わず「これはスゴイ」という声が出ました。いまの装置を使い始めてそれなりにノイズ対策はやってきたつもりで(RR-777、ボード三種類、それからこれは他社製ですがアモルメットコアなど)、それなりにパワーアップしたつもりでいましたが、とにかく驚きました。

効果については、まさにみなさんが掲示板で報告されているとおり、場のひろがり(左右、前後、上下)、高域と中低域への音の伸び、音の響きのボディの豊かさの感覚、ピンポイントできまる定位感ということでしょうか。わが家の場合はこれまで弱かった低音弦、打楽器の躍動感が出てきました。さらにピアニシモの部分で、これまでのかすかに音が鳴っているという段階を離れて、音の表情まで聞こえる(見える)ようになり、音楽とはきれいな響きで鳴るという以上に、まさに動的変化のプロセスなのだということが実感されます。その微分的な細部の知覚とともに、あらためて演奏者への(さらには録音エンジニアへの)リスペクトの気持ちがつよまります。昔(主要には1950年代からの80年代の)LPがここまで生きたものになるとは!それも親指大の金属製円筒ただ1個の力で!

ピンポイントの定位感覚がえられることでオーケストラの個々の演奏者にも思いがむかうようになります。長らく家にありながらちゃんと聞いてなかったグレン・グールドの弾くベートーヴェンのピアノ協奏曲第一番の録音(1958年)は、二、三ヶ月前にかけたときは開始直後の低音弦と打楽器が固まって聞こえていました。それでもめげずにこれを繰り返し聞くことになったのは、グールド自身が作曲している破天荒なカデンツァ部分のせいです。グールドはベートーヴェンのピアノ協奏曲を全部レコーディングしていますが、この一番でもっともやりたいことをやっているように思われます。一見して(一聴して)そうは聞こえないカデンツァ部分に組み込まれた対位法的発想が、楽譜に書かれたほかの部分の対位法的発想を引き立てているようにも思えるのです。「協奏曲」には、ピアノとオーケストラが交代に演奏したり、競合したり、というだけでなく、モーツァルトの場合もそうですが、別種の絡み合いの可能性があるのではないかということでしょうか。さまざまな楽器の響きがかさなりあうなかで、まだ25才だったはずのグールドの弾くピアノがなんと軽やかに、きれいに駆け抜けるように聞こえることか。

すでにダラダラと長くなってしまい、このあたりでやめることにしますが、エンハンサーを導入して一週間のあいだいちばん聞いたのはベートーヴェンの四重奏でした。そのなかでもイタリア四重奏団(60年代末から70年代前半のPhilips録音)のLP、そしていまをときめくエベーヌ四重奏団の最近出た全曲ライブ演奏のMQAファイルに格段の臨場感があります。考えてみると、部屋の大きさ(16畳)はオーケストラよりも弦楽四重奏を聴くのにむいているのでしょうが、いまは四人の奏者がまちがいなくそこにいる感じです。イタリア四重奏団の優雅さ、繊細さ、そしてライブとは到底思えないエベーヌ四重奏団のアスリート的緊迫感、よく奏者の息づかいと言いますが、MQA録音からは実際の奏者の吐く息の音まで聞こえてきます(MQAのほうもエンハンサー導入以前と導入以後ではまったく臨場感がちがいます)。そして五十年前のアナログ録音のLPがいまのMQAに負けず、むしろそれ以上の歓びをあたえてくれるのにも感動をおぼえます。

というわけで、未知の領域に連れ出してくれた親指大の円筒形の物質RES-XLRには、ただただ感謝と、それから畏怖の念をいだくばかりです。



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