システム全体の音質向上をはかるべく、ネットでもすこぶる評判の良いAcoustic ReviveさんのPower Sensual MDを導入しました。

ケーブルの使用先機材は、某米国メーカーのフラグシップモデルのクリーン電源です。
もはや周知ですが、サインウェーブを完全に書き換えるRegenarator方式のクリーン電源であっても、
やはり元電源を供給するケーブルで音質は大きく変化します。
以前使用していたケーブルは、某日本メーカーのフラグシップモデルで、価格帯は12万円ほどです。
こちらのケーブルもディテールが生々しく、音像は厚く勢いのある素晴らしい音質ですが、近頃自分のシステムの音質にもう一歩足りないものを感じるようになり、評判の良いPower Sensual MDの導入を検討し始めました。
試聴せず購入するには少々躊躇する価格ですので、
まずはAcoustic Reviveさんにレンタルを依頼。
快く早々に手配してくれました。

接続してみての印象は、
音の立ち上がりが鋭いのに柔らかい、
音場は広大でワイドレンジですが音像は濃密かつ鮮明です。ディテール豊かな3D的音場を奏でてくれますが、余韻に溢れています。
鋭いのに柔らかい、、少々矛盾して聞こえますが、
そう表現するのが正しいかなと思います。。（笑）
普通はTVモニターなどでも鮮明すぎると目が疲れるものですが、鮮明なのに耳に優しい有機的な響きがあります。
正直、試す前はハイスピードで音がドバドバと超ワイドレンジで出る感じだけを想像していましたが、奥行きと余韻にもなんとも言えない音楽的な響きを感じるのは驚きです。
普段は音楽鑑賞の他に副業でミキシングやマスタリングのエンジニアをおこなっていますので、音はかなりシビアに聴き込みますが、このPower Sensual MDはクセがなく高次元でフラットと言い表すのが適切と感じました。

これは素晴らしいと早速新品を注文、どうせならと使用中のクリーン電源が対応している20A使用を特注しました。
一週間ほどで高級感のある箱と共にピカピカの新品が届きました。
さっそく接続して聴いてみるとやはり20A使用は正解で、さらに音にゆとりと厚みが。
求めればキリがない音響の世界ですが、電源ケーブルに関してはこのPower Sensual MD以上は当分の間は求めないかもしれません。良い買い物です。
あくまで個人的な意見ですが、これ以上電源ケーブルを取り替えるのに疲れた方などには、
このPower Sensual MD、一度試してみる価値があります。