メイン [00-04]PC&ネットワークオーディオ リッピングファイルを如何に高音質で作成するか | 投稿するにはまず登録を |
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投稿者 | スレッド |
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zappa1993 | 投稿日時: 2012/6/22 0:16 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか Yoさん
こんばんは zappa1993です。 先日はありがとうございました。 >私の感想としましては、CDに比べて「端正さ、滑らかさではプラスですが、エネルギー感、躍動感ではマイナス」と感じました。プラス面が生きるクラシックでは良かったものがありました。ジャズではマイナス面が出て大人しく感じました。 これは仰る通りで、私も同様に感じましたし、共に得手不得手があると思います。 両者のそうした傾向は、方法論的なところでまず現れると思いますし、それに伴う技術的な面の影響もあるかと思います。 何れにせよ、そうした傾向の違いはあったとしても、不得手の部分を上手くコントロールして違いを小さなものにすることが可能ですし、得手の部分を更に伸ばしそれでしか得られない再現性を目指すことも可能です。 これはどちらの再生方法にしても同じです。 先日お持ちしたリッピングデータは、USBアイソレーターRUI-1が故障で使えないという状態で作成したもので、新たなRUI-1を用いてリッピングしたデータは更にクリアで分離のよい音になりました。 試しにクリムゾンもリッピングしてみましたが、前のデータが霞むくらいの良さです。 この違いは今度是非お聴きください。 DSの出力が低い件ですが、現在メーカーに問い合わせています。 出力が低いのとエネルギーや躍動感が足りないのに因果関係があれば、何か対策が考えられそうです。 情報ありがとうございました。 これからもよろしくお願いいたします。 |
Yo | 投稿日時: 2012/6/20 19:26 |
一人前 登録日: 2012/3/21 居住地: 投稿: 120 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか zappa1993さん
PAKAさん 先日は一日中(正味10時間以上)音楽漬けでしたね。 レコード仲間とは一日中というのは何度もありますが、オーディオ仲間とは初めての経験です。それだけお二人がオーディオマニアの前に音楽好きである証拠でしょう。 私も楽しませて頂きました。 返事が遅くなってすみません。 お二人の感想に対してどのように答えれば良いか悩む面もありました。 今回、zappa1993さんにリッピングシステムを一式お持ちいただいてCDやアナログとの聴き比べをするということで、予め80年代から90年代初頭のデジタル録音されてCD発売と併売でアナログ盤も少量ですが発売されたもののCDをお送りしてリッピングしてきて頂きました。 私の感想としましては、CDに比べて「端正さ、滑らかさではプラスですが、エネルギー感、躍動感ではマイナス」と感じました。プラス面が生きるクラシックでは良かったものがありました。ジャズではマイナス面が出て大人しく感じました。只、リッピングをお願いした80年代から90年代前半の時期はCD作成のノウハウがまだ十分な時期ではなかったかと思います。それは同じレコーディングマスター(デジタル)から作成したアナログ(レコード製作のノウハウが絶頂を維持していた時期でエンジニアが健在の頃のアナログ)の方が音楽としては魅力的に聴こえました。・・・これはアナログ好きの私の感想であり、私のシステムでの比較ですのでその辺は差し引いて受け取ってください。 逆に最近のCDをリッピングしてきて頂いた中でキングクリムゾンの王宮が良かったです。アナログ録音時代のソフトは完全にアナログの勝ちと思い込んでいた私にとってテープの劣化も感じさせない音には驚きました。これは残念ながらCDで聴かなかったと記憶しています。聴いておけば良かったです。 ところでこのエネルギー感と躍動感のマイナス面ですが、私見では機器の出力の低さにも問題があるのではないかと思っています。私のCDシステムと比べて13〜14dB低かったです。本当の比較はCDトランスポートとデジタル出力での比較(同じDACを使って)の方が良いのではないかと思います。次回があればそうしたいものです。 リッピングにつきましてはこのスレッドでzappa1993さんといろいろ意見交換をさせて頂きましたが理論とは違う所で何をしても音が変る面を理解させて頂いたということです。まだまだ機材としてこれからのところも多いと思いますので上記のマイナス面もzappa1993さんの熱意があれば吹き飛ぶ事と思います。そしてそれを楽しみにしています。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2012/6/17 1:21 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか PAKAさん
こんばんは zappa1993です。 先日はありがとうございました。 PAKAさんが感じられたように、私もネットワークオーディオの可能性を実感しました。 ただ当日お聴きいただいた音は、Yoさんのオーディオシステムの助けを借りた部分もあり、私自身も驚くことがありました。 図太さや重量感等の不足は私も感じていますが、これらも更なる工夫で解消できると思いますし、PC・ネットワークオーディオは100%からのマイナス部分を如何に潰していくかと言うところでのクオリティアップのようなところがありますので、これらの部分が失われるマイナス要因を突き詰めていけば、まだまだ理想の音に近づいて行くと考えています。 それともう一つは、オーディオ全体のセッティングです。 ネットワークオーディオの音が固まれば、これを活かすSPセッティングに時間を割く予定です。 今度は是非拙宅にもお越しください |
PAKA | 投稿日時: 2012/6/16 18:35 |
長老 登録日: 2008/2/22 居住地: 兵庫県 投稿: 764 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか Yoさん
zappa1993さん こんばんは、PAKAです。 先日は、ネットワークオーディオとCD、アナログディスクの聴き比べにお誘いしていただき、ありがとうございました。 Yoさんにおかれましては、丸一日お邪魔してしまい本当に恐縮です。 とても楽しく興味深い、貴重な一日を過ごさせていただくことができました。 ネットワークオーディオを聴くのは初めてでしたが、突き詰めていけば、ここまでクォリティを昇華させることができるということには驚きました。 これもzappa1993さんの数多くの施策と拘り、1つ1つの判断あってのことだと思います。 具体的には、余計な付帯音を極限まで削ぎ落とした、クリアネスの高いスッキリとした音質傾向が最も利点と感じました。 音楽表現もデジタル的な単調なものではなく、抑揚感や瑞々しさも十分に備えていて、素晴らしいクォリティだと思いました。 反対にソースによっては、図太さや重量感などがもう少し欲しいと感じるものもありましたが、前述の長所は本当に魅力的で、なかなか達成できない次元のものであると感じました。 まだまだ未知なる音質向上へのアプローチがありそうで、これからの更なる発展が楽しみですね。 機会がありましたら、また是非お聴かせください。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2012/6/16 2:05 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか Yoさん
こんばんは zappa1993です。 先日はアナログとデジタルの聴き比べの場を設けて頂きましてありがとうございました。 (私がネットワークプレーヤーとNAS等の周辺機器一式を持ち込み、Yoさんのアナログ、CDPとの聴き比べをさせていただきました) 同じアンプとスピーカーに繋げての聴き比べでしたので割と正確な比較ができたのではないでしょうか。 結論から申し上げますと、アナログ、デジタル(CDP、NET)それぞれに固有の良さというものがあり、これはソースを含めた好みや拘りで選ぶのが良いように感じました。 今回もアナログの良さを再確認させていただきましたし、音色傾向は違うもののネットワークオーディオも素晴らしい音楽表現能力を有していることを実感しました。 同席したPAKAさんも仰っていましたが、ネットワークオーディオはもっと線の細い音だと思われているところがありますが、これはトランスポートのジッターの影響を受けず、にじみやノイズ感が少ないことで繊細でスッキリした音だと語られることが多いためだと思います。 これは強ち間違いではなく、正確なリッピングを心がけ、ノイズを極力除いていくととても澄み切って付帯音がほとんどない音になります。 また音のふくらみが少なく、S/Nの良さから静寂感が引き立つため、人によっては冷たく無味乾燥な音に感じられるかもしれません。 しかしネットワークオーディオの特徴を追求する方向性としてこれは正しいと思いますので、私もこの方向をずっと突き詰めてきました。 CDPとの特性の違いを際立たすことでネットワークオーディオの特徴と可能性を知るという感じでしょうか。 私もある頃からかネットワークオーディオの音がとても味気なく感じるようになり、ファイル形式の変更や記憶媒体の変更等でネットワークオーディオの特徴的な音をベースにしながら、音楽的に優れた音色や演奏の再現に力を注ぐようになりました。 そういう意味では、いま折り返し地点を過ぎてゴールに向かっているような感じで、Yoさん宅で再生させていただいたリッピング音源の再生音を参考に今後の音決めをしていきたいと思います。 オーディオにおいては何事もそうですが、最終的に自分の耳で聴いて良い悪い・正しい誤りを判断しなければなりません。 仮に方法論が正しくても出てきた音が良いと思われないのであれば、これは誤りだと言わざるを得ませんし、絶対的な判断の誤りは正さねばなりませんが、そうでない部分は個々の好みに応じて取捨選択していけばいいことで、それが自分の音を持つということに繋がるのだと思います。 Yoさんが仰るように、ネットワークオーディオは「趣味性の高さ」が魅力だと思います。 非常に手間と根気のいる作業の繰り返しですが、当人は楽しみながらやっているようなところがあり、また自分の工夫で音を良くしていくという魅力もあります。 まだまだネットワークオーディオは黎明期を過ぎたばかりで、確立されたノウハウに乏しい所がありますが、それがかえって良かったのかもしれません。 最後になりましたが、先日はたくさんの貴重なオリジナル盤を聴かせていただきましてありがとうございました。 やはりエネルギー感が違いますね。 まるで古臭く感じないばかりか、新しい盤よりも優れているものばかりでした。 私もZEPはアナログ時代によく聴きましたが、ジミーペイジのリフの図太さをあれほど感じたことはありません。 もう少しリッピング音源の音を詰めてから、本格的にリッピング作業に入りたいと思いますので、また一緒に聴いてください。 今度は機材を半分くらいに縮小して持参します |
Yo | 投稿日時: 2012/5/30 19:28 |
一人前 登録日: 2012/3/21 居住地: 投稿: 120 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか zappa1993さん
ご返事有難うございます。 >私はそこまでの推測はしていませんでしたが、なるほどそういう事なのかもしれません。 いえいえ私としても全くの想像ですから自信はありません。振動のエネルギーがどのようにデジタル信号に影響するか?はまだまだ未知の領域なのでしょう。でも結局対策としてはアナログ機器と同じような置き台だとかのセッティングで調整しなければならないということは間違いの無い事ですね。 >私も昔はPCを使ってMIDIを楽しんでいたことがありますが、入力した通りに鳴ることが楽しかったのであり、充実感というのは入力を完了した時に一番感じたと思います。 楽器を演奏するときは、たったワンノートを弾いただけでも感情に訴えかけますし、打ち込みと生演奏は全く異質のものだと思います。 仰るとおりプログラムに書き込むことでの達成感は有ると思いますが、Playするという意味では楽器演奏とは違うと思いますね。アナログ機器はその調整もすべて自己責任ですし、調整の仕方によって音も変りますのでやはりPlayという言葉が合うと思います。 >これは大きなエネルギーの電気信号を生み出すには、DACの電源が貧弱すぎてパワフルな電気信号にならないという事でしょうか。 DACの場合は全くエネルギー「0」の状態から数百ミリボルトの電圧のアナログ信号を作り出すのですから音の立ち上がりなどの急激に電力を必要とする場合の力感(エネルギー感)を保証しようとするとそれなりの電源が必要ではないかと思うわけです。実際の設計がどのようになっているかは素人で分かりませんが・・・。私の場合電源にトランスを使っていますが機器の最大消費電力の数倍の容量をもったトランスで無いとエネルギッシュな音が得られないという実感から来たものです。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2012/5/28 23:03 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか Yoさん
こんばんは zappa1993です。 いつもお返事ありがとうございます。 >不規則なクロック周波数の精度劣化ではなく、一定周期の外来ノイズ(振動)によって規則正しいクロック周波数の精度劣化(ジッター)が起った場合にはただ単なる音質劣化ではなく特定の周波数のアナログ波が乗ったような劣化の仕方をする・・・ひょっとすると当たりかも?(笑) 私はそこまでの推測はしていませんでしたが、なるほどそういう事なのかもしれません。 >やはりそうですか?音楽を聴く姿勢として何かを”プレイする”という能動性が形に表れないと音楽を聴く姿勢として”何かが足りない”と思うのは古い私の世代だけでは無い事は嬉しい事です。同じ事がPCソフトで打ち込みの音楽を演奏するのと何か楽器を練習して演奏する充実感の違いと同じような気がします。 私もはっきり言って新しい世代とは言えませんので、物への拘りはある方だと思います。 私も昔はPCを使ってMIDIを楽しんでいたことがありますが、入力した通りに鳴ることが楽しかったのであり、充実感というのは入力を完了した時に一番感じたと思います。 楽器を演奏するときは、たったワンノートを弾いただけでも感情に訴えかけますし、打ち込みと生演奏は全く異質のものだと思います。 演奏は弾きながらリアルタイムでその音を聴くのに対し、打ち込みは非リアルタイムであることも一因かもしれません。 Yoさんのお宅にも沢山のギターがありましたね。 >デジタルはただの”0”と”1”の符号の羅列の信号でアナログのエネルギーは持ちません。DACでその符号の羅列をアナログ波形に変換する時に初めてエネルギーを持ちます。その時に増幅無しに一気にアナログ機器の出力より大きなエネルギーの電気信号に仕立て上げることに無理を感じるのです。だったらこれまでのアナログ機器の常道から言えばパワーアンプに相当するくらいの電源をDACが積んでいなければいけないような気がしますが、高級なDACでも軽量なトランスやコンデンサーしか積んでないような気がします。・・・アナログ人間の不満です(笑)。 これは大きなエネルギーの電気信号を生み出すには、DACの電源が貧弱すぎてパワフルな電気信号にならないという事でしょうか。 デジタルの音に温かみがないと言われる理由には、波形の違いの他にこの電気信号のエネルギーの違いがあるのかもしれませんね。 |
Yo | 投稿日時: 2012/5/25 19:02 |
一人前 登録日: 2012/3/21 居住地: 投稿: 120 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか zappa1993さん
お返事有難うございます。 >読み返してみると色々と矛盾もあるのではないかと思います 私のような”基本アナログ人間”の質問に対して真剣に返事をしようとして頂く時に時として矛盾が生じる事十分理解しています。有難うございます。 そして多種多様なジッターが影響しているとしか考えられない事もお困りのご様子から理解いたしました。デジタルとアナログの関係はDA,ADという変換システムの中での問題以外想像すら出来ない事は承知しています。アナログのノイズ(振動)がそのままデジタルの信号に乗ってしまうなんて専門家から言わすと「有り得ない」となることでしょう。逆にそれが分かれば画期的なことで特許でもとって大儲けできることかもしれませんね(笑)。 >それならば、外来の振動がクロックの周波数精度に影響を与えジッターを生むということも考えられます。 不規則なクロック周波数の精度劣化ではなく、一定周期の外来ノイズ(振動)によって規則正しいクロック周波数の精度劣化(ジッター)が起った場合にはただ単なる音質劣化ではなく特定の周波数のアナログ波が乗ったような劣化の仕方をする・・・ひょっとすると当たりかも?(笑) >私もカセットテープに始まって、アナログレコードに親しんだ世代ですので、ターンテーブルにディスクを乗せて音楽を楽しむ感覚は大好きです。 >NASに多くの音楽データを入れていつでも好きな曲順で楽しめる利便性は非常に優れていると思いますが、皮膚感覚に乏しいスタイルだけは好きになれません。 やはりそうですか?音楽を聴く姿勢として何かを”プレイする”という能動性が形に表れないと音楽を聴く姿勢として”何かが足りない”と思うのは古い私の世代だけでは無い事は嬉しい事です。同じ事がPCソフトで打ち込みの音楽を演奏するのと何か楽器を練習して演奏する充実感の違いと同じような気がします。 >エネルギーと書くと何か力学的ですが、この電気信号の強弱の違いもあるかもしれませんね。 アナログの電気信号はエネルギーを持っています。アナログレコードを再生する時のエネルギー源はターンテーブルを回転させるモーターで、音溝のあるレコードを回転させてその溝を針にトレースさせてその針の振動で発電する・・・微弱ですがエネルギーです。テープの場合はテープの磁性体を微小な磁石に磁化させた録音済みテープを細いギャップのあるコイルを巻いたヘッドの所を滑らせて発電するのですからこれもエネルギー源はモーターです。ですからモーターの回転精度、トルク、慣性力・・・全てが音質に影響します。 そして発電された電気信号はその後増幅を繰り返してSPを駆動できる電気信号に変換されて行きます。 デジタルはただの”0”と”1”の符号の羅列の信号でアナログのエネルギーは持ちません。DACでその符号の羅列をアナログ波形に変換する時に初めてエネルギーを持ちます。その時に増幅無しに一気にアナログ機器の出力より大きなエネルギーの電気信号に仕立て上げることに無理を感じるのです。だったらこれまでのアナログ機器の常道から言えばパワーアンプに相当するくらいの電源をDACが積んでいなければいけないような気がしますが、高級なDACでも軽量なトランスやコンデンサーしか積んでないような気がします。・・・アナログ人間の不満です(笑)。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2012/5/22 21:58 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか Yoさん
こんばんは zappa1993です。 誤った記述や言葉足らず等、自分の考えを文章にまとめるのは本当に難しいですね。 最初に自分で納得いく理解が得られたことしか書かないと申し上げておきながら、思考の過程を思いつきのまま書いているところが多々あり、混乱させてしまい申し訳ありません。 読み返してみると色々と矛盾もあるのではないかと思います >振動がデジタルデータの劣化につながることについては、今では周知の事実となっていますが、置台の材質等による変化についてまで言及されることは稀ですね。 この部分は良く調べてから今後追求していきたいと思います。 この文章は、正しくは「振動がデジタルオーディオの再生音の劣化につながることについては・・・」と書くべきでした。 Yoさんが仰るような、材質の固有振動数が音に乗ることは私も同意します。 先日読んだ本には、デジタルのクロック・モジュール(水晶振動子)に繋がる回路パターンは出来るだけ短距離が好ましい、これはその間に受ける外的ノイズを最小限にするためだと書いてありました。 ということは、このクロック・モジュール前のアナログ回路に与える固有振動数によってジッターの発生が左右されるとは考えられないでしょうか。 この考え方でいくと、アナログ回路に含まれた電源ノイズ等がジッターを生むとなります。 また、水晶振動子はその名の通り、振動によりクロック信号を得る仕組みになっています。 それならば、外来の振動がクロックの周波数精度に影響を与えジッターを生むということも考えられます。 この場合はアナログ回路とは別の問題になります。 (これは検索でクロックの概要を浅く知った上での憶測です) >ジッターによる音質劣化で材質が類推できるということなのでしょうか?それとも別の話なのでしょうか?私としては材質のみならず機構によっても音の骨格や質感が変わることが「ジッターによる劣化」だけではどうしても説明がつかないように感じていたのでこの話をさせて頂いているつもりだったのです。 ジッターの発生経緯についてはそれ程単純ではなさそうですので、ジッターによる音質劣化で材質の類推までは出来ないのではないでしょうか。 ただ置台等の材質の違いによる音質の変化は、デジタル機器にも適用されると思うのみで、これは機器内のアナログ回路への影響も含めた変化で、ジッターによる劣化だけが原因ではないと思います。 もし、ジッターの解明ですべてのデジタルオーディオの音質劣化の説明がつくと受け取られたのでしたら、私の書き方が悪かったという事だと思いますのでお詫びします。 私もカセットテープに始まって、アナログレコードに親しんだ世代ですので、ターンテーブルにディスクを乗せて音楽を楽しむ感覚は大好きです。 CDになってこの感覚が気薄になり、更にネットワークオーディオではCDはリッピング時のみしか手にしないようになりました。 本当は、音楽作品を手に取る中にも音楽を聴くのと同じようなわくわく感や喜びがあるはずですので、そういう意味ではデジタルデータの再生というのは実に味気ない世界です。 NASに多くの音楽データを入れていつでも好きな曲順で楽しめる利便性は非常に優れていると思いますが、皮膚感覚に乏しいスタイルだけは好きになれません。 >アナログが今もってデジタルに対抗できるくらいの音質が何故あるのか?このことはいろいろ言われております。zappa1993さんがおっしゃるように波形の滑らかさにあるのか?・・・アナログのノイズやトレース歪もありますから決してそうとばかりは言えないような気もしています。和田博巳さんが言った「アナログは有機的」の言葉が心情的には最も近いかなと思います。私もいろいろ考えました。実在感を伴ったエネルギー感はアナログのほうが上のような気がします。なぜか?・・・アナログはデータを読み込んだ時点で(トレースした時点で)エネルギーを持っているがデジタルは読み込んだ符号に後付けでエネルギー化する・・・そこに多少の無理がある・・・如何でしょうか?(笑) これは面白い考え方で、なるほどと思いました。 デジタルはDA変換した時点で電気信号になる、それに比べアナログは最初から電気信号である。 エネルギーと書くと何か力学的ですが、この電気信号の強弱の違いもあるかもしれませんね。 再生音量は同じでも、増幅しないといけない微弱な信号と、増幅せずにその音量を持つ信号とではエネルギー感が違うと思いますが、アナログプレーヤーの方がCDより出力は小さいのですね? これでは矛盾してしまいますね。 それともアナログの方が電気信号の信号レベルの大小の幅が大きいという事でしょうか? |
Yo | 投稿日時: 2012/5/22 1:15 |
一人前 登録日: 2012/3/21 居住地: 投稿: 120 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか zappa1993さん
>振動がデジタルデータの劣化につながることについては、今では周知の事実となっていますが、置台の材質等による変化についてまで言及されることは稀ですね。 この部分は良く調べてから今後追求していきたいと思います。 いや〜驚きました。なんとなく話がすれ違うなとは思っていましたが、この話の前に「トランスポートでその置台の質感が類推できる」ということで共通認識化が出来ていたので、私はてっきり(私の経験でも)その材質の固有振動数が音に乗る(材質の質感が音の乗る)ことでの類推と決めつけておりましたが、ジッターによる音質劣化で材質が類推できるということなのでしょうか?それとも別の話なのでしょうか?私としては材質のみならず機構によっても音の骨格や質感が変わることが「ジッターによる劣化」だけではどうしても説明がつかないように感じていたのでこの話をさせて頂いているつもりだったのです。 >アナログとデジタルは別物ですから優劣を語るだけでは何も生まれません。 デジタルも工夫次第では、同じ音源(CD)ですら見違えるほど良い音で鳴らせるのであればまだまだ可能性はありますし、私にとっては今はそれを追求していくことが楽しい時期です。 仰る通りだと思います。私も決してアナログがデジタルより上だとは思っていません。あのビニルの盤に刻まれた音の溝を針がなぞるだけでなぜあのようなすごい音が聴けるのかという不思議さと、現在名演奏、名曲と言われたもののほとんどがアナログ時代のものであることを考えるとまだまだアナログをメインから外せないというのが私の現状です。しかしデジタルの進歩も素晴らしいものがあると感じますし、zappa1993さんがやられているようにデジタルも個人の工夫で良い音で聴ける可能性がいろいろあることを考えると少しづつでもデジタルも真剣に取り組んでおかないといけない時期に来たかと思うわけです。ただ、正直に言ってPCでのデータからの再生は好きにはなれないです。やはり音楽再生は「皿回し」が性に合うというかCDでもオープンのトップロード機に飛びついたのもそこにあります(笑)。データ再生に馴染む為にも「アナログのデータ化」と一緒に進めないと飽きるような気がしているのです(笑) アナログが今もってデジタルに対抗できるくらいの音質が何故あるのか?このことはいろいろ言われております。zappa1993さんがおっしゃるように波形の滑らかさにあるのか?・・・アナログのノイズやトレース歪もありますから決してそうとばかりは言えないような気もしています。和田博巳さんが言った「アナログは有機的」の言葉が心情的には最も近いかなと思います。私もいろいろ考えました。実在感を伴ったエネルギー感はアナログのほうが上のような気がします。なぜか?・・・アナログはデータを読み込んだ時点で(トレースした時点で)エネルギーを持っているがデジタルは読み込んだ符号に後付けでエネルギー化する・・・そこに多少の無理がある・・・如何でしょうか?(笑) |
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