オーディオ用の電源ケーブルは過去に何本か試しましたが、音質が良いと
言われているものほど太く硬くて扱いづらい、ことが兼ねてから大いに
不満でした。

オーディオ専用の部屋に機材をゆったりと配置できる方は気にならない
のでしょうが、我が家のようにLDKの片隅にオーディオラックを押し込んで
いるような状況だと、太く硬いケーブルは本当に厄介です。

狭い空間では不自然な軌跡を描いた空中配線となってしまい見苦しいですし、
ケーブルに押されて電源タップが転がったり、棚板の上の機材が押し出され
たりで、厄介を通り越して実質使用不可能。そんな状態が嫌で電源ケーブルは
付属品の細いものに戻してしまっていました。

扱いやすくかつ音質が良い電源ケーブルはないのかとしばらく探し回って
たどり着いたのが今回購入したPOWER REFERENCEです(昨年無料貸し出し
キャンペーンで試聴させていただいて気に入りました)。

単線と聞いてVVFのような落ち着きのないケーブルを想像していたのですが、
シールド銅管がしなやかなため、曲げクセをつけてやると形態が安定して、
オーディオラックと背面の壁の狭い隙間をキレイに取り回すことができます。
一般的な細く柔らかいケーブルとは違いますが、非常に扱いやすいケーブル
ですね。

音質についても昨年RTP-x ultimateのコンセント本体＋CB-1DB＋
CFRP-1Fを導入した際に感じた「キャラクタがなくバランスよく全体的に
いい音になる」音質向上効果をより強くはっきりと感じられる結果となり
ました。

過去に試したケーブルは「特に効果が感じられない」か「良くなる部分は
あるが悪くなる部分もある」ものばかりでしたが、本製品は一聴して音が
良くなることがわかるのに特に欠点が見当たりません。「扱いやすくかつ
音質の良い電源ケーブル」が見つかり大変満足です。

簡単ですが製品使用の感想を投稿させていただきました。

sektakさん

今晩は、お初になります。
スタビと申します。
以後よろしくお願いします。

私も、今回sektakさんが購入したPOWER REFERENCEの大ファンです。オーディオ関連の機器に使用している電源ケーブルは、そのすべてにPOWER REFERENCEを使用しています。

私は、このアコリバのPOWER REFERENCEで音楽を聴いた事で、その素晴らしさに惚れ込んで今では20本近くになりました。
このケーブルは、特にキャラクターが無いのですが、実は其処が一番良い部分だと私は思います。他のメーカーは、無理にキャラクターを足す事で音を変化させる事に重点を置いているそんな印象を受けるケーブルが多い様に思います。
でも、アコリバのケーブルはキャラクターを作らない事で、本来の音つまり音源が再生されます。
ここに他のメーカーに無い、素晴らしい音楽が再生出来るのだと思います。

アコリバのケーブル類は、ラインケーブルを含めてすべてその方向です。
是非安心して、その他のケーブルも変更してみて下さい。
さらに、違ったオーディオの世界が開けるでしょう。

スタビさん、コメントありがとうございます。

過去にいくつかの製品を試聴して、漠然と「キャラクターのない音作り
というのはなかなか難しいことなのだろうな」と思っていましたが、
なるほど確かに「無理にキャラクターを足す事で音を変化させる事に
重点を置いている」そんな製品が多いということなのかもしれませんね。

「このケーブルは、特にキャラクターが無いのですが、実は其処が一番
良い部分だと私は思います」は同感です。個性のあるアクセサリは単体
ならまだよいのですが、組み合わせると私にはちょっと手に負えなく
なってしまう(何が何だかよくわからなくなってしまう)ので、「キャラ
クタがなくバランスよく全体的にいい音になる」という特性を持った
本製品は音質的にも扱いやすいなと感じています。

高額商品ゆえ一気に買いそろえることができませんが、電源BOX(近日
購入予定)→AC×2本→LINE→SPケーブルと徐々にグレードアップを
図ってゆきたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

sektakさん

今晩は、スタビです。

返信有難う御座います。

キャラクターを重視したアクセサリーは、仰る様に「個性のあるアクセサリは単体ならまだよいのですが、組み合わせると私にはちょっと手に負えなくなってしまう(何が何だかよくわからなくなってしまう)」と感じるのは当たり前だと私は思います。

何故なら、仰る様に「何が何だかよくわからなくなってしまう」だからです。キャラクターが有るアクセサリーには、先に書いたと思いますが、何かしらの付帯音やノイズなどの何らかの無駄なキャラクターを足す事で感じる極端な違いを出せる事に重点を置き、単体ならなんとか判別出来るものでも複数交わる事で、音楽その物が変化し過ぎて、一つ一つの音の殆どが膨れて重なり合う事で音が見えないからです。

何が何だ解らなくなってしまうと、より大きな変化をするアクセサリーしか解らずまたは求めず、さらにドツボに填まるでしょう。失礼ながら、特に高齢の方は高域がより変化した物を好む傾向が強くなって来ます。何故なら可聴帯域が衰える事で、高域の聞き取れる範囲が落ちるからです。

私は、オールアコリバにした事で余分な不必要なキャラクターがたされ為、音楽が見える（一つ一つの音）事で本来ソフトに記録された音楽を楽しめる事が可能になりました。
当然、ソフトに記録された音楽が見えると言うことは、本来の記録されている細かい音（音数が増える）も聴こえて音楽を楽しんでいます。

今後アコリバ製品の導入をする予定でしょうが、使用当初と数時間後の音は別物です。また、ケーブルが床に触れる部分の量や交わりを少なくする事で音に違いが出ます。その辺も注意されると面白いです。