mee さん

ご返事有難うございます。

アナログ盤は仰るように80年代まで（しいて言うと90年代半ばまで）が基本的に良いですね。80年代にCDが生まれてアナログが廃れていく中でアナログ盤（レコード）の製作ノウハウが薄れて行って90年代初頭で多くのレコード会社で技術者の継承がなくなったと思っています。アナログ盤で再生した音はカッティング前のマスターテープの音とは変るようで、その変化の仕方やアナログ独特の良さを熟知した技術者のマスタリングやカッティングが不可欠だと思っています。最近発売のアナログ盤はCD用のマスターでそのままカッティングしたようなものが多く、触手が伸びません。近年アナログ回帰の風潮がある中で再度アナログのノウハウを再構築を願っています。

セッティング、追い込みに付いてのご質問ですが、（基本的にアナログのセッティングと理解しますが）これは多くの所に書かれてあるように、プレーヤーの置き方、置き台に始まって水平の取り方、そしてアームとカートリッジの調整（オーバーハング、オフセットの調整から針圧、インサイドフォースキャンセラーの設定、そしてアームの高さ調整など）ですが、これを音を聴きながら微調整を繰り返すことが「追い込み」となるわけです。只、システム全体の調整が出来て無いと微妙な差が分かりません。基本はCDできちんと鳴るようにシステム調整されている事が前提です。

ところでmeeさんの別スレッドのコメントを拝見しましたが、SPはプレーンバッフルタイプ（箱の無い板だけ）なのでしょうか？もしそうだとしたら部屋に対して傾けて使っていらっしゃるとの事は良くないかもしれません。部屋に対して若干傾ける手法は左右の一次、二次反射や定在波を重ならせないという意味でも良い方法なのですが（私も若干傾けています）、後方向にも音の出るプレーンバッフルタイプなどはSPの後の状態をを左右で揃える事で左右の特性をあわせることになるので傾けると良くないかもしれません。もちろん背後の状態が違うのに部屋の方向にあわせても良い結果は生まれません。これは通常のSPでも言えることですが背面からも音の出るタイプは特にそうです。一度左右別々に同じ音源（出来ればモノ音源か、中央定位のソロ物、またはアンプのモノポジションで）を聴いてみてください。同じニュアンスで鳴ってますか？・・・たぶん違うのでは？と思います。

私がお勧めしている方法は「左右別々にセッティングする」方法です。中、高音は無視して低音の出方でブーミーにならずに共鳴や共振の無いクリアーに聴こえる位置を左右別々に探してください。バッフルタイプならネットワークにアッテネーターが付いているはずですから探す時は中、高音のアッテネーターは絞り切っても良いです。もちろん同じように聞こえる位置がベストです。ブーミー感無しに低音の量感や押し出し感を揃えるのは至難の業です。でもそれがある程度でも出来ないと安定したステレオ感は得られません。その後その位置でリスニング位置(左右ＳＰから等距離）に向けてSPの向きなどを調整して中音、高音と出して行って左右が同じように聴こえる（もちろんバランスの取れた良い音になるように）調整します。この状態で左右別々にモノラルで聴いても納得できる音にしておくことも大事です。次に左右同時に同じ音を出してその合成音が低音から高音まで同じ位置で聴こえるようにアッテネーターを微調整し、そしてそれが中央で無ければバランスで中央に調整します。左右でアッテネーターの位置がバラバラやバランスが中央位置でなくともなんら差し支えありません。（私も違います）

簡単に書きましたが、途中でいろんな障害や上手く行かない事も出てくるかと思いますが諦めないで何度もやってください。どうしても左右が合わない時はSP後や一次反射の場所などに反射材や吸音材などを置いて工夫してください。これも左右同じにする必要はないどころか音を聴かずに同じにすべきではありません。左右同時に調整なんていうのは余程の経験者でも難しい事と思っています。そして左右同じ音が出ているものと思い込んで左右同じ調整や対策をしている人が如何に多いか、そしてその状態で定位云々を言っても始まらない事を知るべきなのです。

楽しみながらやってみてください。

Yoさん
大変わかりやすい説明ありがとうございます。
部屋に対して、どこに置くのが結果が良いのかを探せばよいということで良いのでしょうか。
モノラルで調整、なるほどです。はじめてこのスイッチを押します
左右バランスも使ったことは、ありません。

SPは、ブックシェルフの密閉型のビクターSX１０００ラボラトリーです。大昔のＳＰですがヤマハと一緒で木の美しさに魅了され使いつづけてます。ユニット面がバーズアイメープルつきばんの楓材、単板仕様となってます。
書き方が良くなくすみません。教えていただいたことを実践させていただきます。　ありがとうございました。

mee さん

「大昔」とか「幅広バッフル」と書かれたのでてっきりヴィンテージSPかと思いましたよ。Victor　SX1000Laboですか？良いSPですね。大事になさってください。・・・という事はアッテネーターも無いですね。失礼しました。

でも、SPの設置場所は部屋と折り合いをつける意味で大事な事ですし、悪い低音は中音、高音にも悪影響しますので是非ともベストポジションを探ってください。きっと良い結果を感じて頂けると思っています。

「monoスイッチやバランスを使った事が無い」・・・調整には不可欠な機能だと思っています。

昨今機能を少なくして「音が良い」というアンプが増えています。聴く時には使わずともチェックや調整には必要な（便利な）機能まで削除しています。機能や接点が少ない方が音がいいのは当たり前でそんなものはアマチュアでも設計できること、本当のプロなら多機能で音の良いアンプを作れと言いたくなります。

機能はどんどん使ってください。

Yoさん
こんばんわ、

SPはとりあえず壁から離しとけば、OKそんな感じでとらえておりました。
モノにして、１本での音だしで位置決めをやり直しました、部屋の広さ（狭さ）の関係でパーフェクトとはいきませんが、納得です。

ありがとうございました。教えていただくとなるほどですが、全くおよびもつかないことでした。　私のほかにも参考にされた方は多いのではないかと思います。

恥かきついでにもう一つ、
今回CDPとDACをDSIXでつないだのですが、もともとACアダプターによる給電のため、導入に抵抗がありましたが、Kさん自信満々お勧めで導入しました、この貧弱なACアダプターの電源を別に確保せねば悪さをしますので苦労しましたが、RBR-1を使うとすべて解決ということでこれをお借りしました。　これがCDかと疑う音出です。驚きの高音質です。今回SP設置で久しぶりにサランネットをはずして、2度びっくり、SPのサランネットは外して聞かねばですね。ここまで音質が上がったのは初めてです。DSIXとRBR-1すごいものをKさん作ってました。
このACアダプター用にアコリバ品で対策したコンセントが余りましたのでパワーアンプをこれにつなぎデジアナ、プリ、パワー分離を行いましたところ、LPの再生が凄いことになっておりました、女房をだまして、なんとかお勧めのカートリッジを手に入れたいと思っております。しかし、これ高価ですね、25年前のADPの倍の値段です。

mee さん

音楽のスレッドと入り乱れていますね。meeさんが「バイオリンは良いのにこのギターのCDは・・・」と仰ったことでどうしても聴いてみたかったのです。そして分かった事は録音の良さ云々の前にあのギターの音自身に納得出来ないということで良く分かりました。私も同じです。

ところでヘビーゲージというのはどこでお知りになったのでしょうか？Gibson J-45はミドルスケールで弦長が短いので「テンションが下がるから太い弦」と考える人もいますが実際には弦長が短くなる分触感が硬くなってフィンガーで弾けるようなものではなくなると思いますので何かの間違いではと思います。確かにカチンカチンの音ですが・・・（笑）。

SP調整の話に戻して、早速いろいろ試して頂いたようで有難うございます。
今後もいろんな音楽を聴きながら、たまにはmonoポジションでチェックして低音から高音まで縦一列になる事は確認してください。良くなければ微調整というようにされれば安定して良くなると思います。私も季節の変わり目ごとにに微妙に変るので微調整しています。

「左右で同じ音（良い音）が絶対条件」という事や、ほとんどのリスニングルームで左右の条件が違うのに（壁の素材や天井の高さの違い、そして動かせない家具など）その具体的な調整方法について書かれた本などを見たことが無いですね。私の方法がベストかどうか別としてまず低音の出方の良い場所を探すことから始めて部屋の方向にSPの向きや位置を合わせることにこだわらない事（それを認識する事）は大事ではないかと思っています。

「A社のプリを使ってますが、左右バランスはクリック式で実用になりません。」・・・そうですね、今はほとんどそのようになってきているので左右100％にはすぐに変えれませんね。仰るようにアンプで片方を切るほうが簡単かもしれません。

A200は純A級なのでSPのインピーダンスが半分になれば倍の出力が保証されるタイプでSPのドライブ力は間違いありません。その代わり常時電気を流しておかないといけないので電気代と発熱はご苦労されているかと・・・私もM社のそのタイプです。

お勧めカートリッジの件、確かに高いです（笑）。私も以前懇意にしていたオーディオショップの人が「Yoさん、これは絶対買うべき！！」と言ってきて、普段押し売りなどする人ではないので信じて（頑張って：笑）買いましたが、今では無くてはならないアイテムです。針交換時期が怖いですが・・・（笑）。meeさんのお尋ねに「最後の」と有りましたので紹介しました。カミサンを誤魔化すのもオーディオのテクニックの一つでしょうか？（笑）。

Yoさん　meeさん　こんばんわ！

Yoさん　聴いてやろうなんて・・（超滝汗）

僕の仲間が　そちらの県に沢山いますので(^^ゞ

御都合が合う時に是非一度御願いしますm(_ _)m


あと、　僕も　音を聴いた限りでは　ヘビーゲージは違うと思いました・・　

これで間違ってたら　長渕ファンとして失格だな・・（汗）(^_^;)

Yoさん
こんばんわ、とんでもないところまでお付き合いいただき恐縮です。
かみさんをだますのもテクニックそうですね。彼女は全く音楽に興味をしめさず、庭の花とパッチワークだけが趣味ですので、相いれません、よくあるパターンだと思います。
8年ほど使ったA社のC-2800の買い替えまではくどき落としているのですが、ここが最難関です。

Yoさん、ハマダさん　すみませんヘビーゲージの確認はしていませんが、ライトゲージをフィンガーアクションであの音はありえないので、わざとヘビーゲージでテクニックを披露されたと思っています。、これがライトゲージならますますわからん、、、です。

今回Kさんお勧めで究極のCDプレイができますよということでRBR-1を使いまして、アナログライクな音に感激してます。これでLPと勝負になるかなと思いましたが、アナログ再生は凄いですね。なんでデジタルなんかに行ったのかなーあらためてそう思っています。
マイソニックと良いプリ買って最後のひと華たのしみますかね。
色々ありがとうございました。

meeさん　こんばんわ！

僕は　最初に聴いたときは　ミディアムかな！？とは思ったです(^^ゞ

で、ん〜　でも柔らかさがあるなぁ〜　と思ったです。

で、色々流れを読んでたら・・　あら・・　うちの再生音がおかしいのかな！？と思ったです（超滝汗）

で、ホワイトメタルさん宅でも聴いてみたら　やはり柔らかさもあって　我が家でも　柔らかさがあり　先ほど　ユーチューブで弾き方をみて　ミディアムっぽいけど　曲の終わりの
弦を　ジャラ〜〜〜んとやり終わらせる所で　ひょっとしたらライトゲージかな？と思いました(^^ゞ

ただ　ハッキリ言えば　自信ありません（汗）

つーか　こんなお話どうでもいい！って言われそうですね（超滝汗）m(_ _)m

こんな話は　どーでもいいと怒られそうですが
長渕ファンの間では　あの曲の弦は何？とか　ギターの話で盛り上がるので　そういう感覚でいるんだと思って頂き　ご理解していただけたらと思います・・（超滝汗）

Yoさん　こんばんは

ご無沙汰いたしております、オーデイオのセッテイングから

カートリッジのアドバイスなど親切にご教授いただき、ありがたく

思っております。

私の予定では、今頃マイソニックの感想などをお礼かたがた

ご報告する予定でしたが、、、、、

プリアンプの新調までは、予定どうりに進みました、最近のプリア

ンプはフォノイコがついておらず、カートリッジ予算がフォノイコ

（E○R８８PB）に消えてしまい、このアンプの電源その他の対策で

力つきそうです。

しばらくは、フェーズテックで行かざるをえませんがマイソニック

を次の目標とさせていただきます。

未対策のE○R８８PBがアコリバ対策でどう変わるかも楽しみです。　　　　　
よろしくお願いいたします。

meeさん、ご無沙汰しております。

ご丁寧にお礼やご報告いただいて恐縮しています。

マイソニックをご紹介したのも「究極は？」とのご質問があったので私なりのお勧めとして紹介させて頂いただけで、それも決してオールマイティだとは思っておりません。

素晴らしいフォノイコを導入されたご様子ですし、フェーズテックは良いカートリッジと聞いています。これからもっと聴きこまれてフェーズテックでも満足のいかないレコードが出てくるときに、次のものをお考えになればと思います。

一度にいろいろ変えるより、一つ一つその良さを生かす方向でセッティングを煮詰めながら次に進まれることの方が結局は良い音への近道だと思っています。

好みの音楽を好みの音で再生できて感動した時、オーディオなんてどうでもよくなります。楽しんでください。