５月の頭にスピーカーの入れ替えを行い約一カ月が経過したのでここまでの経緯を記してみたいと思います。まず何故このスピーカーを選らんだか？なのですが、このスピーカーだと自分のシステムの中で価格的に超一点豪華主義になってしまいます。常々オーディオではバランス感覚だ、が信条の自分としては実に危険な選択であります。特に一点豪華主義をスピーカーにするのは気持ちは分かるが、いい音を前提にするなら絶対にやってはいけない選択でしょう。(見栄は別として。)それでもなぜこれを選んだか?ですが、第一にこのSPこんな値段のスピーカーなのに基本的にパッシブネットワークを持たない160mmフルレンジ一発だけという構成です。（アクティブウーハー+スーパーツイーターはついているのですが。）このことは今まで使っていたTHIELL以上に自分の持ってるそれほどは大きくないアンプの出力を有効に使いきれると思ったからです。次にTHIEL以上に外観も小さいのでそれほど大きくない自分の部屋のエアボリュウームがさらに有効に使えるという狙いがありました。そのことによりどうしてもTHIELLの小さなユニットでは満足し切れなかった中域の押し出し感が得られるだろうと思ったのです。この部分に不満を感じてしまうと最終的には何か足らない思いが払拭できないのでそれにはこいつしかないと。でも最大の理由はその容姿に惹かれたのですが。

で、肝心の音ですが、まだまだエージングの最中であることと、いきなりべた褒めしていないことから察していただいて、まだまだいろいろ問題をかかえている段階ではあることの前提での感想なのですが、まず第一にダイナミックレンジが広く感じられることがあります。これは察するに今まで使っていたTHIELLのパッシブラジエター方式ではどうしても原音を増幅してふくよかに響かせているのでしょうが、それは低音だけでなく高域も膨らませてしまっていると思うのです。今度のスピーカーは事実上箱鳴りが皆無であるので音声信号のみが音に出てくるのでとにかく弱音部はあくまでも弱音です。しかもクリアー。次に音声信号そのものが出てくる感じなので、本当に機材の音そのものがする感じです。とにかく音自体は非常にきれいに聞こえる感じがします。そういう風に気付いたのはこれを聴いていてでなく、他の部屋の音を聴くと今までまったく感じなかったキツさやガサツさを非常に感じるようになったからです。この音がGOLDMUNDの本当の音なのかなと思ったりします。

今のところもっとも期待した中域の押し出し感はあと一歩なのでなんとか化けてくれないかなーと思ったりするのですが、声の領域はやけに生々しいところがあり、まだまだ今は全てを語ってはいけないなと思っているところなので今は音楽を毎晩楽しみながら聴きこんでいきたいと思います。

気が付けば自分のシステムはCD、プリ、パワー、スピーカーとオールデジタルになってしまいました。今はまだ文字通りの機械(マシーン)であるかもしれないけれど、いつの日かは世の中には少ないが確実に存在する魂を宿した機械(マシーン)にしたいとおもっています。

BABAさま

shimaさんと申します
初めまして
投稿拝見いたしました〜

凄いスピーカーですね！
白が部屋に映えますね♪
写真をみるだけでも、スピーカーもさることながら広いお部屋の中で、アコリヴァを使用していらっしゃるのがわかります。
あまり店舗でも見かける事の無いスピーカーですのでどんな音がするのか興味あります。

もし機会があれば聴かせて下さいませ〜