どうも、トオルです。


今回はTB-38Hを試用してみました。


【試聴システム】
O社ユニバーサルBDプレイヤー（ネットワークオーディオ付）　→（同軸デジタルケーブル）→　S社フルデジタルAVアンプ　→　16.5センチウーハー搭載大型ブックシェルフ

ユニバーサルBDプレイヤーはデジタルトランスポート代わりに使っています。
S社のフルデジタルアンプがとても素直な音のためアナログで出力することはほとんどありません。
（96/24を超えたときはAVアンプが非対応のためアナログで出力。DSDも同様。アナログケーブルはO社の新製品、1m1万円程度のものを使用）


I社のNASを設置してる場所はモデムとルーターの置いてある小型チェストの上です。
チェストの天板にホームセンターで買ってきた防振シートを敷いてそこに置いていました。

今回、TB-38Hを無線ルーターとNASの下に敷いた（置いた）効果をテストしました。
縦置きではボードの後ろが少しはみ出ます。
横置きにするとNASの前後がはみ出るので仕方なくこうしました。

ボードの質感は非常に落ち着いており、手触りも優しいです。
十分な重量もあり、設置する前から期待も高まります。
充填用の水晶は余ることなくちょうどいい分量になっていますので、無くなさないようにしたいですね。


【音の傾向】
・S/Nの劇的な向上。静寂表現のクオリティーは数段上のNASに買い換えたのではと思うほど
・S/Nの向上により曇りが晴れて、音の彫りが深くなった。分離もよくなっている
・音の粒子が細かくなって解像感もアップ
・もたつかないスピード感のある音へ進化。まるでスピーカー制動力まで向上したように感じた
・我が家の設置環境固有の傾向として、高域に耳障りなピークがあったが見事に改善された


電源ボックスの下に敷くといいと推奨されていますが、置ける小型機器なら何でも置いてみたいです。

NASへの音質向上効果は想像を大きく超えるものでした。
手持ちのNASのポテンシャルをまだまだ引き出せていなかったことに愕然としましたね。

NASからスピーカーはだいぶ離れており、振動の影響はそれほど……と思っていましたが、
NAS自体が起こす振動が自らに悪影響を与え、音を曇らせていたのだと痛感しました。
それも尋常では無いレベルで……

ネットワークオーディオをやられている方にもオススメのアイテムです。

Toru(トオル)さん，こんにちは。

TB-38HのNASでの使用例，興味深く拝見させていただきました。私はネットワークオーディオではなく，アナログレコードに回帰していますが，その効果の大きさは想像できます。

なぜなら，Kさんがこの掲示板でも紹介しているSPECのREAL-SOUND PROCESSOR RSP-1 musicDDにTB-38H(私が使用しているのはバーチ版の旧タイプTB-38)試してみて，はずせなくなってしまったからです。

musicDDは，SPと結線しSPからの逆起電力を吸収するというものですが，これ自体それほど振動するものではないでしょうし，完全なる支流でありますが，効くのです。TB-38でも水晶インシュレーターでもQR-8でも，如実にそれらによる効果を体現してくれます。

ヒッコリー＋水晶は現在のところ最強の組み合わせと感じていて，このペアはどこに使っても威力を発揮してくれると思います。多くの方にこれらの効果を知っていただき，より充実した音楽再生を楽しんでいただきたいと思っています。