メイン [00-04]PC&ネットワークオーディオ DSD11.2Mhz録音配信開始! | 投稿するにはまず登録を |
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管理人K | 投稿日時: 2015/7/12 3:00 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1907 |
DSD11.2Mhz録音配信開始! ACOUSTIC REVIVEのDSD11.2Mhz録音が完成しました。
7月10日e-onkyoさんより配信開始されました。 http://www.e-onkyo.com/news/322/ 配信は シューベルトピアノ五重奏曲イ長調 作品114 (D 667)「鱒」 http://www.e-onkyo.com/music/album/ar00001/ モーツァルト弦楽五重奏曲ト短調 K.516です。 http://www.e-onkyo.com/music/album/ar00002/ 録音は府中芸術の森ウィーンホールにて行いました。 演奏は日本を代表するヴァイオリニスト小池弘之さん率いる弦楽集団Koike Strings、そして話題の作曲家・新垣隆さんをピアノ演奏に迎えて行われました。 下記はDSD11.2Mhz録音メイン機器のMネットワークコンバーターMerging HORUSとPyramix搭載のスタジオDEDEカスタム仕様のPC、同じくスタジオDEDEカスタムのクロックジェネレーターのセッティング状態です。 Merging HORUSとクロックジェネレーターはヒッコリーアンダーボードRHB-20に設置、Merging HORUS側面にはEMFキャンセラーREM-8を使用して有害な電磁波を中和しています。 カスタムPCはエアーフローティングボードRAF-48に設置し、更に有機的で艶やかな音色を実現する天然クォーツインシュレーターRIQ-5010Wを併用しています。 上写真はDSD11.2Mhz録音メイン機器の配線の状態です。 LANケーブルにLAN-1.0PAとLANアイソレーターRLI-1GB、LINE-1.0X-TripleC-FMのケーブルを使用したカスタムD-SUBケーブル、クロックケーブルにCOX-1.0TripleC-FMのBNC仕様、電源ケーブルPOWER REFERENCE-TripleCなどで固めています。 上写真はマイクプリアンプAvalon Design M5の電源部などがRAF-48Hに設置された様子です。 マイクプリは電源部から本体へのDCケーブルもXLR-1.0TripleC-FMと同じ仕様に交換されています。 マイクから来たXLR-1.0TripleCーFMや電源ケーブルPOWER REFERENCE-TripleC、天然水晶インシュレーターRIQ-5010での電源部天板の鳴き止め対策も行っています。 上写真はステージ上のマイクケーブルとマイクの電源部(写真は録音リハ時のDPA4003の電源)と電源を供給した電源BOX・RTP-4ultimateになります。 双方ともエアーフローティングボードRAF-48HとクォーツアンダーボードTB-38Hで設置して、各ケーブルの要所にケーブル飲酒レーターRCI-3Hを使用しています。 大元の電源はステージ用の特殊な形状のC型コンセントのため、C型電源プラグを装着した特別仕様のPOWER REFERENCE-TripleCを使用しました。 C型コンセントから録音機器の電源BOXまで延びる10mのPOWER REFERENCE-TripleCにはケーブルインシュレーターRCI-3Hを設置、更に渦電流を解消するピュアシルクアブソーバーPSA-100も併用しています。 録音機器の電源BOXには間もなく発売予定の新電源BOX・RTP-6absoluteの試作を使用! アンダーボードTB-38Hの上に設置しています。 117V仕様のマイクプリAvalon Design M5の電源には鈴木智雄さんカスタムの117Vステップアップトランスを使用。 アンダーボードTB-38HやコンセントベースCB-1DBを改造した超絶仕様です! エアーフローティングボードRAF-48Hに設置されたマイクプリAvalon Design M5。 内部はグリーンカーボランダムやクォーツレゾネーターQR-8などでACOUSTIC REVIVEのノイズ対策と振動対策が行われています。 このノイズ対策と振動対策はPCを含む今回の全ての機器に実施しています。 シューベルト「鱒」に使用したピアノはベーゼンドルファーです。 ピアノの下にはルームチューニングパネルRWL-3を設置。 RWL-3を設置することにより、ピアノの音色がより艶やか且つ鮮やかになり、粒立ちの良い美麗な響きとなりました。 単なる拡散や吸音、周波数コントロールだけでなく音色や質感まで改善出来る唯一のルームチューニングRWL-3の面目躍如です。 RWL-3はステージ上の要所にも2枚設置し、更に超低周波発生装置RR-777をステージ上とコントロールルームそれぞれに1台ずつ設置し音響空間の環境を極限まで高めました。 今回の録音はエンジニアにグラミー賞受賞2作を含む数々の名盤の録音を手がけた鈴木智雄さん http://www.zukizuki.net/p_suzuki.html DSDエンジニアにスタジオDEDEの吉川昭仁さんを迎えて行われました。 今回の録音は録音リハと演奏リハのために合計5日間もウィーンホールを借り切りました。 これはベストなマイクやマイクアンプの種類、マイクセッティングを追い込むためです。 現在のクラシック録音の殆どが録音リハなしのライヴ同時収録であることを考えれば異例の出来事になるかと思います。 様々なマイクやマイクプリ、マルチマイク収録などを試しながら録音リハは行われました。 下記の写真はマルチマイク収録の録音リハの様子になります。 最終的にマイクにSchoeps CMC6U MK2を使用し、マイクセッティングはワンポイント収録と決まりました。 ワンポイントマイクセッティングの幅や振り角度、高さ、奏者との距離などは「鱒」と「弦楽五重奏」で微妙に変えて最適なポジションにしています。 最高の演奏者と最高のエンジニア、そして最善の手法で完成した今回のDSD11.2Mhz録音は新たな次元へ到達しました。 過去のどの録音物と比べても最も自然で最もリアルな音色と質感で楽器の響きとホールトーンを収録出来たと思います。 一歩誤れば素人の生録のようなドライでチープな響きとなったり、それぞれの楽器の音像が混濁して不明瞭になってしまいがちのワンポイント収録ですが、今回の録音では一切そのような傾向はなく、潤い感に満ちた実にリアリティのある明瞭な音像表現を実現しています。 そう、この音色と質感こそが本物の響きです。 過去の多くの録音物が人工リヴァーヴ(エコー)やEQ(周波数調整)を施し本当の響きからはかけ離れた音色と質感になってしまっている中、今回のDSD11.2Mhz録音は完全無加工を貫いています。 人工的に加工された楽器の質感に慣れ親しんでしまった耳と感覚をこの録音でぜひリセットして頂ければ幸いです。 下記の写真は「鱒」と「弦楽五重奏」のオーディオ再生時における「音像イメージ」となります。 きちんと追い込まれたオーディオシステムにおいては左右のスピーカー間に写真そのままの立体的な音像と広大な音場が浮かび上がるはずです。 ぜひこの写真を観ながら試聴されてみて下さい。 今回の録音でぜひ聴いて頂きたいポイントがございます。 それはKoike Stringsと新垣隆さんの演奏力の素晴らしさです。 演奏的には過去に数々の名演名盤が生まれた「鱒」と「弦楽五重奏」ですが、私が感じる限り、過去のどの名演と呼ばれる演奏よりも素敵な演奏に聴こえます。 奇をてらった部分が一切なく、最もまとまりが良く、最も生き生きと躍動的で、最も普遍性のある「この曲はこうあるべき」という演奏に聴こえます。 クラシック音楽を愛する方ならば必ず同じ印象を持って頂けるはずです。 ぜひともKoike Stringsと新垣隆による素晴らしい演奏をご堪能下さい。 尚、今回の録音はe-onkyoさんの配信の他、今後シングルレイヤーSACDとCDの2枚組での販売、また今後オープン予定のスタジオDEDEによるアナログカッティングスタジオによるアナログレコードの販売なども予定しております。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2015/7/13 0:06 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: DSD11.2Mhz録音配信開始! 管理人Kさん
皆さん こんばんは e-onkyoから配信が開始された『シューベルトピアノ五重奏曲 イ長調 作品114 (D 667)「鱒」』ですが、アコリバの製品開発におけるポリシーや音楽に対する姿勢というものが明確に反映された素晴らしい出来栄えとなっています。 一オーディオアクセサリーメーカーがこれ程までに音楽制作に本気で取り組んだ例はないのではないでしょうか。 細かい感想の前に、この様な素晴らし音楽の製作に携わった方々に敬意を表します。 製作秘話については管理人Kさんがこれからアップされると思いますし、エンジニアの鈴木智雄さんも既にBBSでお書きになっていますが、音楽制作にかける並々ならぬ意気込みを感じますし、その努力が見事に実を結んでいると言えます。 私の陳腐な言葉を読むより、是非実際にこの素晴らしい音源をお聴きいただいた方が良いと思いますが、私の所感を簡単に書かせていただきます。 非常に素直で自然な音(実はこれが最も難しい)であるため、一聴してやや大人しい音と感じる方があるかも知れませんが、通常よりも少しボリュームを上げて聴いてみて下さい。 小さな音から大きな音までの緩急のスムーズさとスピード感、そしてレンジの広さに驚かれるはずです。 音色はどこまでも優しく、決して耳触りになることは無く、それでいて音のキレや繊細さも失われておらず、出るところはしっかりと出て楽器の鳴りを余すところなく捉えているように思います。 高音質を謳った録音物には、これ見よがしな音像定位や、聴感上クリアに聴こえるような波形編集が行われている場合が多く、場合によっては生演奏とは程遠い質感になっていることもありますが、この音源にはその様な不自然さが一切ないばかりか、楽曲の魅力を一段と高めているような気がします。 各楽器の音量バランスが素晴らしく、すべての楽器が上手く調和し、音ではなく、真に演奏を聴いているという感じが如実に感じられます。 作為的な音源からは、『こういう音にしたいのだな』という部分がどうしても透けて見えてしまうものですが、この音源からはそうした作為的なところが感じられないのは、如何に生の音を変質させずに届けるかというところに最大のポイントが置かれた結果ではないかと想像いたします。 詳細がアップされてから感想を書こうと思いましたが、この素晴らしい音源を少しでも多くの方に知っていただきたいと思いフライングで投稿させていただきました。 公開されている録音風景を思い浮かべながら聴くと、ホールで演奏を聴いているような気分になります。 ※WAV 176.4kHz/24bitを購入(DLにはLAN-1.0PA,RLI-1GB,RLT-1を使用) パッケージメディア化にも期待したいですね 写真の中にオーディオアクセサリーの使いこなしのヒントがいっぱい隠されていますね。 |
PAKA | 投稿日時: 2015/7/14 10:18 |
長老 登録日: 2008/2/22 居住地: 兵庫県 投稿: 764 |
Re: DSD11.2Mhz録音配信開始! 管理人Kさん
zappa1993さん みなさん こんにちは、PAKAです。 記事、拝見させていただきました。 極限まで音質に拘った環境での録音、製作にとても驚きました。 また、zappa1993さんもおっしゃっているように、自宅でも改善のヒントになる多くの施策がとても参考になります。 シューベルトの「ます」は個人的にも好きな曲なので、データ配信での発売のみは残念だと思っておりましたが、今後CDやSACDでの発売予定があるとのことで嬉しいです。 掲示してくださった音像イメージの写真を参考に、我が家でも聴くことができるのを楽しみにしております。 |
のっぽ | 投稿日時: 2015/7/14 15:09 |
長老 登録日: 2010/3/5 居住地: 千葉 投稿: 696 |
Re: DSD11.2Mhz録音配信開始! 管理人Kさん
zappa1993さん PAKAさん みなさんこんにちは。 先月、管理人Kさんにお会いした際、今回の録音作業に 大変拘っていることを伺っており、また5月と6月に管理人 Kさんのカーオーディオで圧縮音源ではありますが演奏を ちょっと聴かせていただき、ホール録音の美しい響きが 感じられ完成を心待ちにしていました。 CDとSACDの発売はもう少し先の様ですが、今回あえての 2層式ではなく、シングルレイヤーSACDを出して頂ける とのこと。自宅で聴けるのを楽しみにしております。 それまで、画像を参考に自宅の追い込みを行いますかね。 では♪ |
zappa1993 | 投稿日時: 2015/7/14 23:20 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: DSD11.2Mhz録音配信開始! みなさん
こんばんは 管理人Kさん詳細のご説明ありがとうございます。 音楽制作にかける意気込みや、妥協を許さない厳しさがひしひしと伝わってきました。 そして、それが決して一人だけのものでは無く、この録音に携わった多くの方々の共通の意識であり、一緒に良いものを作り上げようとする団結力によるものであることがよく分かりました。 それだけ、今までの録音物に納得いかない部分が多くあり、本当に音の良い録音というものを知ってもらいたいという熱い思いがあったのでしょうね。 >奇をてらった部分が一切なく、最もまとまりが良く、最も生き生きと躍動的で、最も普遍性のある「この曲はこうあるべき」という演奏に聴こえます。 まったく同じ感想を持ちました。 私は、鈴木智雄さんのBBSの最初の書き込みを見て、当初この音源はマルチマイクで録られたものだと思っていましたので、音量バランスや定位などに不自然さが無いことに感心していましたが、ワンポイントマイクで録られたものだと知り納得しました。 只、ワンポイントマイクで録りさえすれば自然な録音が出来るかというとそう単純では無く、寧ろマイクが一本しかない故、シビアなマイクセッティングが要求されますし、編集の自由度も極めて低くなります。 各楽器に均等にフォーカスが当たり、且つ音色を変えず、これだけハッキリと分離した音で録るのは並大抵のセッティングでは無かったはずです。 『奇をてらった部分が一切ない』この言葉に尽きると思いますが、それは数多くの生演奏を聴いてきた経験から、録音物からも同じ質感や雰囲気、そして同じ感動が得られるかという一点を突き詰めた結果ではないかと思います。 今日は今回録音されたもう一曲の『モーツァルト弦楽五重奏曲 ト短調 K.516』を聴いてみました。 こちらも『鱒』と同様に素晴らし録音と演奏です。 故意に無音の空間を作って静寂さや音像定位を装ったり、低域を持ち上げて重厚感や迫力を演出した録音にウンザリした耳にはとても新鮮に、そしてとても自然に感じられました。 まるで目の前の演奏を聴いているようで、空気感・音の調和の自然さ、演奏ニュアンスのリアルさ、そして質感の正確さ、どれをとっても申し分ありません。 これだけの情報がたった1本のマイクで録られたとは驚きです。 目を閉じて聴いていると、本当に目の前の(すぐ近くの)ステージで演奏している姿が思いうかびますし、まるで自分が録音現場にいるかのような錯覚を覚えます。 私はクラシックをあまり聴きませんので、同曲の他の演奏などについての知識も乏しいのですが、純粋に今回録音された両作品を聴いて、素晴らしい録音、そして演奏であると思いましたし、きっと皆さんもそうお感じになると思います。 危険な考え方かもしれませんが、これだけの熱意と拘りをもって録音された作品が悪い筈がないとさえ思えてしまいます。 私も贔屓目でそう思っているだけではないかと自問自答しましたが、要らぬ心配でした。 今回の録音は、過去にもあったように、ACOUSTIC REVIVEがオーディオアクセサリー等の機材の提供とセッティングに協力した形で行われたものだと考えていましたが、もしかしてこれは管理人Kさんがプロデューサーという立場で音楽制作に乗り出したという事なのでしょうか? |
リモコン二刀流 | 投稿日時: 2015/7/15 10:31 |
長老 登録日: 2015/5/19 居住地: 投稿: 347 |
Re: DSD11.2Mhz録音配信開始! まず、管理人Kさんにおかれましては、本当にお疲れさまでした。
徹底的という言葉がまだ安く思えるほど、究極の録音環境だと思います。 私は、クラシックをライブでは聴きますが、音源では聴く習慣がありません。 これを機会に初のクラシック音源にチャレンジしようかとも思っています。 小池ストリングスは、私が大好きなアニメの劇伴でも活躍している有名チームです。 例えば、黒子のバスケ2期〜3期、タイガー&バニーなど。 緊迫感とスピード感があり、情感をダイナミックに揺さぶる池さんのスコアを引き出す素晴らしい演奏をされていると常々思っていました。 その小池さんたちがこの高音質プロジェクトに関わって下さったのが純粋に嬉しいです。 セッティングですが、黒い極太ケーブルが何本も並ぶ様は圧巻ですね。 C型コンセント用のケーブルをわざわざ作ったことも驚きです。しかも10mも引き延ばしたなんていったいいくらなのでしょうかw 目眩がします。 RTP-6absoluteは、別トピックで試作品の存在を教えてもらいまして、初めて見る試作品にドキドキします。早く完成品が見たいです。 ワンポイントを選択したことは驚きです。 アンビエンスすらないというのは、かなりのチャレンジなのではないでしょうか。 いわゆるオーディオ装置で聴いて違和感の無い音にするのは距離や角度を徹底的に追い込まないと難しいでしょう。 ちょっと角度が違うだけで台無しになってしまいます。 割とオンマイクなフロア2本とアンビエンス2本なら、双方のフェーダーバランスで雰囲気を演出できますが、それもできませんし。 この音源で一人でも多くの人が、録音物でも生の質感は再現できるのだと分かってくれるといいです。 無加工の音源を知った上で、ちまたの音源に触れれば何が違ってどこがイマイチなのか、あるいは「制作側がわざとやっている加工」に気付くことができ、その受け止め方も違ってくると思います。 個人的には、加工が悪なのではなく、加工されてることに気付かない、善し悪しの判断できないことが一番の問題だと思います。 |
管理人K | 投稿日時: 2015/8/17 18:53 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1907 |
Re: DSD11.2Mhz録音配信開始! zappa1993さん、PAKAさん、のっぽさん、リモコン二刀流さん、皆様こんばんは。
zappa1993さん、さっそくダウンロードして頂き誠にありがとうございました。 リモコン二刀流さん、ぜひダウンロードして頂き、極限まで追い込んだワンポイント録音の優位性を体験されてみて下さい。 PAKAさん、のっぽさん、今回の音源は現在CD化もしくはSACDとの2枚組での販売開始に向けて進行中です。 今しばらくお待ち下さい。 >もしかしてこれは管理人Kさんがプロデューサーという立場で音楽制作に乗り出したという事なのでしょうか? プロデュースなどという立派なことはしておりません。 小池弘之さん率いる小池ストリングスはリモコン二刀流さんが報告されている通り、様々なジャンルの演奏を行ってる国内を代表するセッション弦楽集団ですが、クラシック音楽を一般に親しんでもらうための演奏活動も定期的に行われています。 私はその演奏会を体験したことがありまして、小池ストリングスの音楽表現の素晴らしさに感動しました。 その時に同席されたエンジニアの鈴木智雄さんと小池さんの素晴らしい演奏をぜひ最高の形で収録したいですねと話になり、またDSD11.2Mhzの録音システムを導入していたスタジオDEDEの吉川昭仁さんともDSD11.2Mhzで究極のクラシック録音をしてみたいねという話も出まして、それぞれが最高の形で融合した形で実現したのが今回の録音になります。 e-onkyoさんなど殆どの配信サイトではクラシックも楽章ごとの一曲単位のダウンロードを行っていますが、今回はあえて「鱒」と「弦楽五重奏」の楽曲の素晴らしさ、そして小池ストリングスの演奏力の素晴らしさを堪能して、よりクラシック音楽の理解を深めて頂くために楽章単位の配信はせず楽曲全てを体験して頂くスタイルとさせて頂いております。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2015/8/20 23:11 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: DSD11.2Mhz録音配信開始! 管理人Kさん
詳しいご説明ありがとうございます。 今回の配信音源が今までにない高クオリティであることは、音楽を愛し、仕事に妥協をしない人たちの力が結集した成果の表れだと思います。 一つの所に留まることなく、更に良いものを目指して既に次の音楽制作に乗り出しておられることと思いますが、今後の展開にも期待しております。 音楽をDLして楽しむのが当たり前になってから、楽曲単位で聴く人が多くなり、アルバムという概念も昔とは違ったものになりました。 今の若い人にはコンセプトアルバムと言ってもピンと来ないのかも知れませんが、私にとって音楽とは、楽曲単体だけを指すものではなく、アルバムという作品単位で向かい合うことが多いため、アルバムとしての配信を敢えて行ったという点はとても評価します。 ましてやクラシックなら、全楽章を聴かなければ曲の理解もままなりません。 ちょっとした事なのですが、こうした部分にも妥協の無さが感じ取れます。 |
リモコン二刀流 | 投稿日時: 2015/9/7 18:44 |
長老 登録日: 2015/5/19 居住地: 投稿: 347 |
Re: DSD11.2Mhz録音配信開始! zappa1993さん
こんばんは、リモコン二刀流です。 >更に良いものを目指して既に次の音楽制作に乗り出しておられる 本当に楽しみで仕方ないです。 いつの間にやらスタジオ録音版のH ZETTRIOの新曲がOTOTOYで96/24配信されていました。 これもアコリバのアクセサリーが使用されているのかも…… >今の若い人にはコンセプトアルバムと言ってもピンと来ないのかも知れません 懐かしいです。 昔、癒やし系のBGMを集めたコンピレーションCDとかありましたよね。 今でこそ、アーテイスト目当てにアルバムとして聴くことはあっても、ハイレゾを買うようになってからすっかり単曲で購入することに慣れてしまいました。 そういう意味ではアニメやゲームのサウンドトラックは必ずアルバム単位で購入するので、(一部の)若い人には最後のアルバム概念かもしれませんね。 |
Koike Strings | 投稿日時: 2015/10/31 0:17 |
新米 登録日: 2015/10/26 居住地: 投稿: 16 |
Re: DSD11.2Mhz録音配信開始! 初めて書き込みさせていただきます。
沢山の方々に演奏を聴いていただき,本当にありがとうございます。 現在、ハイレゾ配信のみではありますが、いずれCD化され更に多くの皆様に聴いていただけるのもとてもうれしく思います。 今回のレコーディング・プロジェクトに関わったスタッフ、演奏者が一丸となったこの録音は、音の追求に本来はもっと貪欲でなければならない演奏者のメンバーが一番驚きの連続でした。 音に対しての欲求が無い、という意味ではなく、普段から自分たちが奏でている生の音をレコーディングによって忠実に再現できるということを,失礼ながらあまり期待していなかったことに他ならないと思います。 私はスタジオ・ミュージシャンという仕事上、常にレコーディング現場に接しておりますが、(ここでこんな事を言うとお叱りを受けそうですが)一部を除いてそのほとんどのレコーディングされた音に対して不満を持っていました。 音というものに対して制作者も求める側も、そこまで原音、自然な音を望んでいないことに残念な気持ちを禁じ得ません。 Acoustic Reviveの製品に初めて出逢ったのは今から2年前になります。 いつものようにスタジオで指ならしをしているときに自身の音質にいつもと違う音の感触を覚えたのを今でも鮮明に覚えています。 ふと横の方を見るとRR-777が高くセッティングされた譜面台の上に鎮座しておりました。 無論、それが何であるかなどは知る由もないのですが、それをセッティングしたエンジニアの鈴木智雄氏にそれが何であるのか、うかがいました。 物理に明るくない私はとにかくその製品がただただ欲しいと思い、アコリバ管理人Kさんをご紹介いただきました。 おかげさまでそれ以来、すっかり深い深い穴にどっぷりと嵌まってしまい、今ではアコリバ無しの生活は考えられないと言っても過言ではないほどになり、現在に至っております。 レコーディングの話に戻りますが、今回のプロジェクトは私達のリハーサルのみならず、かなり入念に準備が行われ、レコーディングのリハーサルをも行うべく、そのために通常では考えられない贅沢な日数のホールでの作業を行いました。 結果、LRのみのDSDレコーディングは本当に演奏者の度肝を抜かれる程すばらしい録音となりました。 DSDレコーディングはもちろん素晴らしい技術ですが、エンジニアさんの技術、スタッフの皆さんの熱意、そしてなによりアコリバ製品の素晴らしさを世に知らしめる結果となったと思っています。 お世辞ではなく、私が今までレコーディングというものに携わってきて、自分が音楽をやってきて本当に良かったと思える喜びと感動を覚えたプロジェクトです。 長くなりましたので今回はここまで。 次回はその後の事について述べようと思います。 |
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