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     電源ケーブルの分割再制作を引き受けていただけました
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投稿者 スレッド
からす
投稿日時: 2017/8/14 0:09
新米
登録日: 2017/7/3
居住地:
投稿: 1
電源ケーブルの分割再制作を引き受けていただけました
こんにちは。からすと申します。

先日、Acoustic Revive さまに、すこし面倒なお願いをしてしまったのですが、親切にご対応いただけましたので、ここで、お礼をかねてそのご報告をしてみたいと思います。
長文ですが、よろしければ、おつきあいくださいませ。

昨秋、フォノイコライザーを、モノラル仕様の製品に買い換えました。
電源ケーブルまで手が回らず、たまたま手元に2本揃っていた少し古い海外の某社のケーブル(1.5m)をつないでいました。

ただラックの最下段においているアイソレーション電源までだと、1.5mは長すぎて、ラック裏の床にとぐろを巻いてしまいます。
この半分の長さでも充分なので、うっとうしく思いながらも、一時的な措置、と自分に言い聞かせて、見て見ぬふりをしてきました。

適当な長さのよさそうな(しかもリーズナブルな値段の…)電源ケーブルはなかいと探していたのですが、1.0m未満の既製品はほとんど見当たらず(自作する腕もなく...)、半年以上たってしまいました。
先日、あらためてラック裏をのぞいて、さすがにそろそろちゃんとしたいけど、どうしようかな、と思案投げ首していたところで、ふと思い出したことがありました。

もう9年ちかく前のことですが、前に住んでいた家で、やはりセッティングの都合で1.0mの長さの電源ケーブルが、複数本必要になったことがありました。
このとき、手元にあったのは「Acoustic Revive Power Max 2」(2.0m)が2本。
他のケーブルを買う余裕はなく、でもこのままでは長すぎて困ってしまうので、このときは、だめもとで、Acoustic Reviveさんに、手元の2.0mの「Acoustic Revive Power Max 2」を分割して、1.0mを2本に作り直してもらえないでしょうか、と尋ねてみました。
そうしたら、ふたつ返事で、お引き受けいただき、手元の「Power Max 2」(2.0m)2本をお送りして、「Power Max 2」(1.0m)4本に作り直していただいたのでした。
この4本は、いまでもラック裏で活躍しています。

そういえば、いま、手元に(やっぱり長すぎて…)ちょうど使っていない「POWER SENSUAL」(2.0m)がある…。
これを、こんどは、3本に分割再制作してもらえると、ちょうどいい長さになる、と思いつきました。

とはいえ、前回引き受けていただいたのは9年前で、いまでは事情などはずいぶんと変わっているでしょうし、ユーザーの手元にある使用品に手を入れていただくというのが、そもそもムシのいいお願いではありますし。
なので、お断りのご返事をいただくのを覚悟で、手元にある電源ケーブルの分割再制作をしてもらえるか、お尋ねしてみました。

そうしたら、おりかえしご返事をいただいて、今回も、ふたつ返事で、ご快諾いただけました。
しかも、費用も、9年前と変わらないとてもリーズナブルなご提示をいただいて。
もっとはやく思い出せばよかった…。

あまりに好条件でご案内をいただけたので、調子にのって、「POWER SENSUAL」(2.0m)に加えて、やはり手元にあって長すぎて使いどころのなかった「POWER STANDARD-TripleC-FM」(2.0m)についても、同様に3本に分割再制作していただくことにしました。

「POWER STANDARD-TripleC-FM」の方は、電源プラグとインレットプラグ、またファインメットビーズまで、Acoustic Reviveさんの方でご用意いただけました。
「POWER SENSUAL」の方は、すでに電源プラグとインレットプラグの用意はないとのこと。
このため、1本分は現品のものを使い、残りの2本については当方で好きなプラグを用意して一緒に送れば、それで加工をしてくださるとのご提案をいただきました。
今回はコストパフォーマンスのいいプラグとしてすすめていただいた、F社の製品の組み合わせを使っていただくことにしました。

ということで、当方から、

・POWER SENSUAL(2m)1本
・POWER STANDARD-TripleC-FM(2m)1本
・F社 電源プラグ 2個
・F社 インレットプラグ  2個

をAcoustic Reviveさんにお送りしたところ、1週間程で、

・POWER SENSUAL オリジナルプラグ(約0.65m)1本
・POWER SENSUAL F社プラグ(約0.65m)2本
・POWER STANDARD-TripleC-FM(約0.65m)3本

となって帰ってきました。
なんだかもう、あっけないほど簡単に、望ましい長さのケーブルが手に入って、ありがたいことに、拍子抜けですらありました

以下、それぞれを、使ってみての当座の感想です。


1)フォノイコライザー

とにかく、まず懸案のフォノイコの電源ケーブルを海外某社製から「POWER SENSUAL F社プラグ(約0.65m)」に取り替えてみます。
ぴったり、ちょうどアイソレーション電源まで届く長さです。

聴いてみたのは、愛聴の、Gary Peacock “Tales Of Another” (ECM/LP)。

これまで使っていた海外某社製のケーブルも、少し古いですけど、清廉で、堅実な、いいケーブルだと思うのです。
音には、とりあえず、違和感はありませんでした。

でも、「POWER SENSUAL F社プラグ(約0.65m)」に取り替えてみると、はっきりとちがいが出ます。
まず音が全体的に太くなり、隈取りがはっきりして、楽器の像がよりくっきりします。
そして、低い音の沈み込みが深くなり、それにつられるような感じで、全体的に腰の据わった、パワフルな出音になりました。
ゲイリー・ピーコックのベースの音が塊になってとんでくるような印象で、ベースの音を聴く快感に浸ってしまいます。

この交換が、今回の本命だったので、よしよし、とおおむね満足した上で、せっかくなので、ものは試しと思って、同じ箇所で「POWER STANDARD-TripleC-FM(約0.65m)」も試してみました。
そうしたら、ちょっと困ってしまいました。

「POWER SENSUAL F社プラグ(約0.65m)」から「POWER STANDARD-TripleC-FM(約0.65m)」に取り替えてみたところ、一聴、すこし腰高になって、ベースの音の沈み込みがすこし浅くなりました。
ただ、ベースの音はよりほぐれて、弦の震えのニュアンスが分かりやすくなります。

また、それぞれの楽器の像が濃くなるというよりも、むしろ、楽器と楽器の間の空間にも音が満ちるように印象で、音場が濃くきこえます。
くわえて、中高音が重しがとれたようにのびのびとなるようになり、ピアノやシンバルの音が気持ちよく広がります。

「POWER SENSUAL F社プラグ(約0.65m)」の時と比べて、空間の左右の広がりはそれほどかわりませんが、前後と高さがよりでるようです。
たしかに全体的に軽くなる印象なのはたしかなのですが、むしろ、バランスはよくなって、聴きやすくなっているようです。

「POWER STANDARD-TripleC-FM(約0.65m)」での、この結果はちょっと意外で、本命の「POWER SENSUAL F社プラグ(約0.65m)」とくりかえし、入れ替えて試聴をつづけてみました。
で、「POWER SENSUAL F社プラグ( 約0.65m)」の音像の濃さは捨てがたかったのですが、いまの自分の環境だと、バランスがよくて楽しくきけるのは、むしろ「POWER STANDARD-TripleC-FM(約0.65m)」の方だ、ということが分かってきました。

ということで、フォノイコには、当初の思惑とは違って、「POWER STANDARD-TripleC-FM(約0.65m)」を採用することになりました。
やっぱり、聴いて試してみないと、こういうのは分からないものだと、あらためて思いました。


2)ディスクプレーヤー

つづいて「POWER SENSUAL オリジナルプラグ(約0.65m)」を、ディスクプレーヤー(E社のSACD/DVDプレーヤー)に使ってみました。
これまでは、9年前につくってもらった「Power Max 2(1.0m)」が刺さっていました。

聴いてみたのは、これも愛聴の、Steve Kuhn “Remembering Tomorrow" (ECM/CD)。

「POWER SENSUAL オリジナルプラグ(約0.65m)」に取り替えると、すこし聞こえが淡泊になったように思えます。
どうも、響き(すぎ)に紛れていた音の混ざりがなくなって、一音一音がくっきりと聞こえてくるせいで、そう感じたようです。
低い音は、充分でていますが、量はすこし控えめになったかもしれません。
「POWER SENSUAL オリジナルプラグ(約0.65m)」と比べると、これまで使っていた「Power Max 2(1.0m)」は、このディスクプレーヤーとの組み合わせだと、低音の量が多くて、よく響く、濃い味のケーブルだったことがよく分かりました。

「POWER SENSUAL オリジナルプラグ(約0.65m)」を、こんどは、「POWER SENSUAL F社プラグ(約0.65m)」にかえてみます。
きこえ方はそっくりですが、ただ、ジョーイ・バロンの雨あられと降り注ぐシンバルの音が、若干、のびきらないようにきこえます。
高音がすこし頭打ちのような感じです。
こういうところに、プラグのちがいがでるのか、とちょっとびっくりしました。

さらに、こんどは、「POWER STANDARD-TripleC-FM(約0.65m)」にかえてみます。
シンバルの音がのびきらない印象はなくなりましたが、こんどは、全体的に、若干、音数が少ないようにきこえます。
音場がすこしだけ薄いような気がして、ここでは、ちょっと欲求不満な感じです。

で、あらためて、「POWER SENSUAL オリジナルプラグ(約0.65m)」に戻してみると。
音数が戻って音場が濃くなり、シンバルの音も伸びやかに高く広がっていくのが分かります。
「Power Max 2(1.0m)」に比べると、響きは少なめですが、他の2本に比べるとほどよい響きで濃い音場が気持ちよくきこえます。
また、埋もれやすいデヴィッド・フィンクのベースの音も、いちばんはっきりと、そしてほぐれてきこえてきました。

ということで、このディスクプレーヤーにとっては、もくろみどおり「POWER SENSUAL オリジナルプラグ」の相性がよさそうです。
基礎能力の高いこの組み合わせで、見通しのいい音場が楽しめそうです。


3)リアスピーカー用アンプ

もう一箇所、今回試してみたのが、マルチチャンネルのリアスピーカー用に使っているアンプ(N社のパワー/プリメイン)でした。
ここには、とくに吟味せず余っていたケーブルを刺していて、とくに強い不満もありませんでしたが、やはりすこしケーブルが長く、0.65mの方がすっきりとおさまってくれるので。

リアスピーカー用のアンプの電源ケーブルを、「POWER STANDARD-TripleC-FM(約0.65m)」に入れ替えて、加藤訓子「J.S.Bach: Solo Works for Marimba」(Linn/SACD)の、SACD層(Multi ch)を聴いてみました。

リスニングポジションに座ってみて、あれ、と思いました。
これまでは、リアスピーカーが鳴っている、というのがわりとはっきり分かったんですが、とくに設定はいじっていないのに、その違和感が薄まって、音場に包まれる感じが、いつもより自然に感じられます。
近づくと、リアスピーカー自体は、これまで以上にクリアに鳴っているのですが…。
気のせいかと思って、なんどか刺し直して聞き直してみますが、やっぱりそう聞こえます。
他の機器やケーブルとの組み合わせのおかげなのか、なにがどうしてこうなったのかよく分かりませんが、結果オーライで、「POWER STANDARD-TripleC-FM(約0.65m)」の採用です。


ということで、以上3箇所の電源ケーブルを変えたところで、まだ「POWER SENSUAL F社プラグ(約0.65m)」が2本余っているのですが、これはただいま待機中。
一挙に変えすぎたので、すこし全体が落ち着くのをまって、あらためて行き先を考えようと思っています。

0.65mの電源ケーブルを6本(現在実働4本)導入できたおかげで、ラック裏がとてもすっきり片付きました。
しょうじきを言うと、今回は、ラック裏の整理優先で、音質は、現状維持であればよし、というつもりでいました。
にもかかわらず、とくに「POWER STANDARD-TripleC-FM(約0.65m)」が、思った以上の効果を発揮してくれたのが非常にうれしく、あらためてAcoustic Revive製品の実力を実感しました。

今回、当方の手元の使用品、しかも現行品だけではなく旧製品についまでも、ユーザーの事情をくみとって、リーズナブルに加工の対応をしてくださったAcoustic Reviveさまには、とても感謝しています。
ラック裏の整理や音の向上が上手くいったということだけでなく、こうした面倒な依頼に親切に対応してもらえたことがとても嬉しく、今回、長々とご紹介したしだいです。
ケミ
投稿日時: 2017/8/18 10:11
長老
登録日: 2008/2/17
居住地:
投稿: 851
Re: 電源ケーブルの分割再制作を引き受けていただけました
からすさん、こんにちは。ケミといいます。大作たいへん興味深く拝見させていただきました。

私も電源ケーブルを二分割していただき1mで利用したり、1.5mに加工していただき使い勝手が増しました。短くしたことで強度が出て自立するため、床や壁への接触を防ぐことができるのも短くしたメリットの一つです。



さて、もう一点プラグと線材による違いの考察についてですが、電源・インレットプラグについては アコリバ > 他社製品 で間違いありません。

ただし、からすさんがおっしゃるように現行「POWER STANDARD」用の電源・インレットプラグはもちろんありますが、旧「POWER REFERENCE」用の電源・インレットプラグはすべて売り切れてしまったようです。

そして、線材についてですが、[私は] OFC < PCOCC-A ≪ PC-Triple C であると思います。

私はOFC線材ですべてアコリバ化し、PCOCC-Aの登場ですべて線材交換していただきました。最近PC-Triple Cのポテンシャルにあらためて打ちのめされ、もう少しで電源ケーブルのPC-Triple C化が完成します。

とにかく背景が静かになりますが、演奏のエネルギー感は増します。あきらかに余計なものがなくなり、必要な情報だけが伝わっている結果だと思います。

からすさんの考察はたいへん的を射ていて感服いたしました。今後エージングが進むと「POWER STANDARD-TripleC-FM(約0.65m)」の評価がさらにアップすると思います。

そのときにもう一度 2)ディスクプレーヤー にて「POWER STANDARD-TripleC-FM(約0.65m)」を試していただけると、評価が違ってくるのではと思います。

エージングが進んだ後の感想とともに教えていただけるとありがたいです。

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