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     私のJAZZ 名盤 Part 2
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投稿者 スレッド
RANZAN
投稿日時: 2023/4/19 13:15
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3266
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん
  こんにちは。

新緑の中に山吹の黄色が眩しく光る瑞々しい季節です。
  

ノルウェイのピアニスト、トルド・グスタフセンが、理想のカルテット編成で放つオーソドックスなカルテットです。

< ザ・ウェル/トルド・グスタフセン >

トルド・グスタフセン(p)
トーレ・ビュルンボルグ(ts)
マッツ・アイレッツェン(b)
ヤーレ・ヴェスぺスタ(ds)

 UCCE-7017 

1)プレリュード
2)プレイング
3)スイート
4)コミュニオン
5)サークリング
6)グラスゴー・イントロ
7)オン・エヴリ・コーナー
8)ザ・ウェル
9)コミュニオン
10)イントゥイション
11)インサイド

グスタフセンのピアノがメロディアスで、そこに夢のように美しく響きと柔らかな雰囲気のテナーが交じり、心地よい
空間をつくりだしているのです。ロマンティックであり、且つ新鮮で洗練された演奏に酔いしれ、それは緻密さと即興性が
生かされていて、明快なジャズになっているのです。
ピアノが静かに情感溢れる美しいメロディを紡いでいくところは透明感があり、実にリアルに響きわたるのです。
それを支えるテナー、ベース、ドラムスは技能の高い奏者ばかりであり、演奏の一つ一つに情感や音色の綺麗な味わいが
表現されているのです。これはまさにクラシック音楽のような素晴らしいサウンドの表現力は見事です。
グスタフセンの洗練された知的なテクニックとアレンジが一段と光っていて、ボリューム感タップリに引き出される
ダンピングの効いたノリのよいリズム感も、力強く繊細でセンスのよさも一段と冴えわたるのです。
独創的な表現力を持つピアノは、夜のしじまで聴くのが最適であり、ピアノ・ソロが優しく奏でていく贅沢な響きにシビレ
させてくれたのです。

我がジャズ・ピアノ・ファンの心の潤いには欠かせないものとなっているのです。



RANZAN
投稿日時: 2023/3/19 13:15
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3266
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん
  こんにちは。

今年の桜の開花は各地とも早まっているようです。
このアルバムを聴くと、そのフュージョンのリズム感がいっそう初春を軽快に誘ってくれているように感じるのです。

当時人気だった頃の曲を集めたものです。

< 夢曲(ゆめうた)T-SQUARE plays THE SQUARE〜 >

安藤正容(el-g)
伊藤たけし(as,fl)
河野啓三(p,key)
坂東 (ds,per)
田中豊雪(el-b)
田中普吾(el-b)

1) いとしのうなじ
2) 君はハリケーン
3) イン・ザ・グリッド
4) トラべラーズ
5) ケープ・ライト
6) サバナ・ホテル
7) チェイス
8) プリーズ・アンド・ユー
9) ラッキー・サマー・レディ
10)エル・ミラージュ
10)エル・ミラージュ
11)トワイライト・イン・アッパー・ウェスト
12)リトル・マーメイド

T-SQUAREは今も同じフュージョン界で活躍しているアルト・サックス奏者本田雅人も、元T-SQUAREのメンバーだったのです。
フュージョン全盛期だった頃、その明るく弾けるような軽快なリズムは、スピード感もあり柔らかなサウンドは耳に心地よく
馴染んでいったのです。
ワクワクさせる圧倒的でエネルギッシュなサウンドは、パワーがあり美しいアドリブ・フレーズが一体となり、そのメリハリの
効いたカラフルな感触がたまらないのです。
明るくポップなリズム感が弾けるようで、響きのよいギターは繊細で新鮮なリズムを聴かせ、軽快なリズムに乗ってギターと
アルト・サックスには美しく十分な響きを醸し出しているのです。
フュージョン独特の軽快なサウンドで光彩と色艶が豊かにちりばめられているようで、個性的な充実ぶりと意欲的なアプローチが
実にいい雰囲気を醸し出しているのです。どの曲も甘く軽快なリズムに乗って、透明感があり品格ある響きが天井高くそびえ立つ
ように力感があるのです。
どれもが選び抜かれた絶品の出来映えであり、フォローするメンバーのエッジの効いた軽やかな切れ込みが心地よく、まさに素晴
らしい響きを聴かせてくれるのです。

サウンドはリスニングルーム一杯に広がる素晴らしい録音であり、音場の安定性は抜群であり、個々のサウンドもクリアで質感も
高く、ついつい軽快なこのサウンドの魅力に引き込まれてしまうのです。



RANZAN
投稿日時: 2023/1/24 12:51
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3266
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん
  こんにちは。

今夜から明朝にかけて日本列島各地では、今季一番の寒波が襲来すると予報されています。
用心しましょう。


ストレート・ア・ヘッドなピアノ・トリオは、クイン・ジョンソンのリーダーとしてのデビュー作でもあり、
このトリオならではの上質なジャズ・スピリットは、自然で美しい響きはを奏でいくのが新たな魅力です。

クイン・ジョンソン・トリオ
「クイン・ジョンソン」

クイン・ジョンソン(p)
エド・ハワーズ(b)
アダム・ナス・バウム(ds)

XQDJ-1014 

1)恋とは何でしょう
2)トランジション
3)テイン・テイン・デオ
4)ポピリア
5)チェルシー・ブリッジ
6)ファンカレロ
7)プレリュード・トゥ・ア・キス
8)スピーク・ロウ
9)ブリガス・スンカ・マイス
10)ストレート・ノー・チェーサー
11)ア・チャイルド・ギフト

このような素晴しいアルバムを聴くと、心身とも落ち着くのです。
時には切なく迫るバラードと哀愁をおびたメロディが明るく軽快で陽気なスイング感と絶妙に交差し合って、各楽器の
表情豊かに浮かび上がってくる、実にリアルでバランスのいいところが心憎いばかりで、聴く者を思わず熱くさせてくれ
るのです。

これを聴くと新時代を切り開いていってくれるような予感がしてくるようで1)「恋とは何でしょう」を聴いた瞬間、
4ビートの洒落た旋律がすごくスインギーに奏でられ、小気味よいリズムとその美音が素晴しいのです。
実に清らかに奏でられていくピアノは抜群にスピード感があり、モダンジャズ・ピアノ・スタイルを継承するかのような
自分のスタイルで演奏しているところが、何とも心憎いばかりです。
それをフォローするかのようにアダム・ナス・バウムのシンバルと、エド・ハワーズのベースが心地よく軽快にリズムを
刻んでいくようで、哀愁のある雰囲気を漂わせながら、その響きが美しく輝いていくのです。軽快なリズムは重心も低く
厚く弾力ある低音の響きがこれまた魅力的でもあるのです。場面によってファンキーで陽気なピアノとドラムスの
コンビネーションが一味違った気分で演奏されていくのです。
リズムが新鮮でブラッシュ・ワークが非常に繊細でもあり、またスローバラードでしっかりしたピアノとベースの響きが
心地よく音場空間に広がっていくのも見事です。ドラムスのダイナミックで繊細な表現が素晴しく、特に弾け飛ぶシンバル捌きに
つい聴き惚れてしまうのです。
ジョンソンのピアノ・ソロが美しく生き生きとしたしっかりしたリズムで奏でていくところに思わず魅せられ、その軽快な
フットワークを生かして、躍動感タップリに聴かせてくれているのが嬉しいところです。
また、一転してサンバのリズムで奏でていく技法は、快適で小気味よいアダム・ナス・バウムのドラムスの響きが実に気持ちいい
響きを奏でるのです。

全体にピアノが美しく鮮明にリズムを刻み、そこにベースとシンバルの締まった音色がよくマッチしており、広々とした表現力
はスリリングな響きが、オーディオファンをも虜にする抜群なクオリティの高いアルバムでもあるのです。



RANZAN
投稿日時: 2023/1/1 14:55
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3266
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん
 明けましておめでとうございます。

 本年もよろしくお願い申し上げます。

世界を興奮と熱狂の渦に巻き込む、ウェンショーター率いるニュー・クァルテット
による白熱のライヴ盤です。

「ウェイン・ショーター/フットプリンツ〜ベスト・ライヴ!」

ウェイン・ショーター(ts,ss)
ダニーロ・ペレス(p)
ジョン・パティトゥッチ(b)
ブライアン・ブレイド(ds)

1) サンクチュアリー
2) マスクァレロ
3) 悲しきワルツ
4) ゴー
5) アウン・サン・スーチー
6) フット・プリンツ
7) アトランティス
8) ジュジュ
9) チーフ・クレイジー・ホース

※ 2001年7月、ヨーロッパ・ツアーにてライヴ録音(UCCV-1028)

長いキャリアの中で自身のアコースティック・バンドを率いてのツアーというのは、これ
実は初めてと聞くと、ウェンショーターならなおさら驚きです。
これは、ジャズ界最後のカリスマともいえる、1995年に出した7年ぶりのリーダー作でも
あるのです。のライヴ盤は、長いキャリアの中で初めてのライヴ・アルバムということです。
日本でも既にニューポート・ジャズ・フェスティバル・イン・斑尾 に出演して絶賛を浴びた
のも昨日のような感じがし、そのことが鮮明に脳裏に浮かぶのです。

これは、新クァルテットによるワールド・ツアー公演の中から選曲されたものです。
まさに、エネルギッシュなブロウ、そしてこの強力なトリオとのスリリングなインター
プレイは、まさにバックのミュージシャンも、全員リーダーとしても活躍しているトップ・クラス
の若手ミュージシャンが集結し、ウェイン・ミュージックの真髄が全編にみなぎる優作です。



RANZAN
投稿日時: 2022/12/9 13:48
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3266
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん
こんにちは。

< ウイングス/T-SQUARE・T-スクェア >

安藤正容(g)
伊東たけし(as/fl)
河野啓三(p,el-p)
坂東慧(ds)
田中晋吾(b) 

VRCL-10107 

1)ヒーローズ
2)ザ・バード・オブ・ワンダー
3)ザ・フライト・オブ・ザ・フェニックス
4)サンシャワー
5)夏の足音
6)チア・アップ!
7)テル・ユア・ストーリー
8)シンパシー
9)フラッシュパッカー
10)ファスト・ブレイク

日本フュージョン界で長い活動を続けるT-スクェアは、幾度かメンバーの入れ替えはあったのですが、
アーティストの誰もが演奏能力には定評があり、クォリティの高い個性を発揮するのです。常に時代に即した
スピード感を保持し続けているのも凄いものだと思うのです。

軽快にスピード感のある少し歪んだ安藤のエレクトリック・ギターは、フュージョン・ジャズを新しい感覚で表現
しながら、ベテランとして安定したコントロールできちっと捉えているところも、今までの経験と高いセンスが光る
のです。
どの曲を聴いても、それぞれに洗練されたスタイルで、バラエティに富んでいてどれもが巧みで厚い音の響きが心地よく、
フュージョンファンの心を捉えるのです。シンバルの弾け飛ぶさまは、繊細で透明感があり、格別の味わいとワクワク感で
聴かせてくれるのです。フルートとギターが素晴らしいリズムで奏でるこの音は、何処から湧き出てくるのでしょうか。
独自のリズム感があり、フレッシュで頼もしくスカッとさせてくれるのです。
こうして、心地よい躍動感のあるメロディに思わず聴き惚れてしまうのです。色々と工夫を凝らし変化をつけた溌刺とした
リズムで、どの曲もT-スクェアの繊細で透明感のある音を提供しているのです。

T-スクェアの抜群のセンスを感じさせるアレンジとアイデアが生かされ、フュージョンが持つ独特の爽やかさと軽快感のある
響きは、永遠なものといえるでしょう。



RANZAN
投稿日時: 2022/11/9 15:55
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3266
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん
 こんにちは。

快調に飛ばすグラント・スチュワートは、とにかくよく歌うサックスなのです。

<プレイズ・ジャズ・バラード/グラント・スチュワート>

グラント・スチュワート(ts)
デビッド・ヘイゼルタイン(p)
ピーター・バーンスタイン(g)
ピーター・ワシントン(b)
フィル・スチュワート(ds)

XQDJ-1013 

1) アイム・ア・フール・トゥ・ウォント・ユー
2) ルイーザ
3) ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラブ・イズ
4) フラミンゴ
5) アイヴ・グロウン・アカストムド・トゥ・ユア・フェイス
6) エヴリシング・ハプンズ・トゥ・ミー
7) ソフィスティケイテッド・レディ
8) 煙が目にしみる

テナー・サックスという骨太で男性的なトーンと歌心溢れるフレイズを繰り出す彼のプレイには豪快なブロウが
感じられ、また豪快なプレイがよく似合うのです。ここでもブリイアントなテナーを聴かせてくれており、
現代あまり聴くことができないジャズがジャズらしくあった、60年代のオーソドックスな味わい深いトーンと、
現代的かつ斬新なスイング感のハーモニーを聴かされると、ジャズファンには嬉しさがこみ上げるのです。

まず1)「アイム・ア・フール・トゥ・ウォント・ユー」では、いきなりジャズが持つグルーブ感を前面に打ち出し、
豊かな表情で聴かせてくれているのが素晴らしいのです。グラントが持つ豪快な演奏をマイペースに繰り広げており、
聴いていくうち自然と一筋縄ではゆかないスリリングを匂わすのが彼の魅力を垣間見るのです。
メロディアスにブロウするプレイは見事なもので、新鮮な輝きを放っていくところに魅了されてしまうのです。
まるで、ニューヨークの摩天楼をも切り裂いていくようなスピード感豊かで惚れ惚れするくらいの量感があるのです。
メロディックでありながら力強さを保ち、オリジナル演奏の持っている素晴しさを生かしてソウルフルなプレイに徹し、
グラントらしい吹奏で存分に個性を発揮していくところが素晴しいと感じるのです。

ここはサウンドにおいても、力強いテナーの音源はリスナーを引きつける魅力があり、ハイエナジーな切れ込みが
ビシビシと決まるブロウ・サウンドのしなやかさと潤い、そこにスローバラードを織り交ぜて、すごく解像度の高い
音像にブレンドされていく、高音質はリスナーとしても大いに歓迎したいのです。



RANZAN
投稿日時: 2022/10/25 15:21
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3266
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん
こんにちは。

ここにきて朝晩、急に冷え込みが強まり一段と寒さが増してきたようです。
しかし未だコロナ禍です。   体調には十分配慮して音楽を楽しんでいってください。

ルー・マシューズの爽やかでストレート・ア・ヘッドなピアノの繊細さは絶妙でもあるのです。
こんなにも素晴しいアルバムを聴かされると、自然と心も和むようで、新時代のピアノ・トリオを
開拓してくれそうな予感がするのです。

<タラのテーマ/ルー・ マシューズ>

ルー・マシューズ(p)
スタン・ギルバード(b)
ケニー・エリオット(ds)

MYCJ-30583

1)オール・ザ・シングス・ユー・アー
2)エスターテ
3)フィーヴァー
4)ファイブ・ブラインド・マイス
5)ハウ・アバウト・ユー
6)恋人よ我に帰れ
7)プレリュード第20番
8)ヒズ・アイズ・オン・ザ・スパロウ〜アメイジング・グレース
9)ひまわり
10)交響曲第40番
11)タラのテーマ〜風と共に去りぬ
12)風のささやき

最初の1)「オール・ザ・シングス・ユー・アー」を聴くと、ルー・マシューズのピアノ・タッチが出足軽やかに
スイング感が美しく、実に色彩感豊かな響きを最初から聴かせてくれるのです。
その洒落たスイングも魅力であり、ルー・マシューズは今までは脇役に徹してきたと言われるが、主役となっての
このアルバムでもスタイルは変わっていないのです。それは小気味よいリズムと美音といい、独自のスタイルで
滑らかに表現するのです。これをフォローするケニー・エリオットのシンバルと、スタン・ギルバードのベースが
実に心地よく、哀愁を漂わせながら輝いているのです。リズムの重心が低く、弾力ある音の響きが心地よく陽気な
ピアノとドラムスの連打がちょっと違った気分で演奏されていくのです。
それは弾み感が斬新で、ドラムスも非常に繊細で安定感と主張を強く感じるところも、マシューズのしっかりした
ピアノとスタン・ギルバードのベースの響きが心地よく空間に広がりを見せるところです。
ドラムスの溢れんばかりのダイナミックさと、繊細な表現が美しく素晴しいシーンを与えてくれるバラード調の
ピアノ・ソロが美しく、マシューズらしさの伸び伸びとした演奏に徹しているところが、上手く生かされていると
いっていいでしょう。

ル・マシューズ流の軽快なフットワークを生かして、躍動感タップリに聴かせてくれるようで、10)「交響曲第40番」では、
三位一体となり落ち着いたリズムが小気味よく響くのが小気味よいのです。
ピアノが鮮明にリズムを刻み、ベースとシンバルのよく締まった音質が程よくマッチして朗々とした響きが実に美しいのです。
ほどよいスイング感のあるメロディと、リズムに乗って細かく紡ぐピアノのスイートなサウンドは、実にリアルでバランスも
よく、華やかさが増しがっしりした骨格が都会的な雰囲気を漂わせ、これル・マシューズならではのジャズ・フィーリングで
あり、オーディオ的にもリスナーに満足感を与えてくれること間違いないでしょう。



RANZAN
投稿日時: 2022/10/10 13:45
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3266
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん
  こんにちは。

この溢れるようなフュージョンのリズム感がいいですよね。

< ギャラクシー/ジェフ・ローバー・フュージョン >

ジェフ・ローバ(key,g)
ランディ・ブレッカー(tp)
エリック・マリエンサル((ts)
ポール・ジャクソンJn(g)
ラリー・クーンズ(g)
ジミー・ハスリップ(b)
ビニー・カリウタ(ds)
レニー・カストロ(per)

UCCT-1234 

1)ライブ・ワイアー
2)ビッグ・ブラザー
3)モンセラート
4)シンガラジャ
5)ギャラクシー
6)シティ
7)ホレス・シルバーに捧ぐ
8)ザ・サンバ
9)ラピッズ
10)ウィザート・アイランド
11)ジ・アンダーグランド

フュージョン界のベテラン・キーボード奏者ジェフ・ローバーが、イエロー・ジャケッツのベース奏者ジミー・
ハスリップ、テナーのエリック・マリエンサルという人気アーティストが加わった、若々しいユニットで奏でる
極上のスムース・ジャズが堪能できるのです。

その軽快なフュージョン・リズムが躍動感たっぷりと力強く美しく弾き出されていくところに、演奏が始まった瞬間から
ファンを魅了しつづけるのです。
淀みもなく流れるようなリズムとエネルギッシュな演奏は、繊細かつダンピングの効いたノリのよいリズムはひときわ
光輝くのです。
ジャズファンなら何時聴いても分かりやすいリズム感と、スイング感が魅力です。ギターのエッジを効かせた切れ味といい、
各自の演奏は見事であり、音の粒たちが美しく透明な音場に浮かび上がっていくのです。
静寂な世界に導かれる感覚を抱くように、サウンドのレンジの広いスマートでカラフルな演奏も魅力です。共演するメンバーの
呼吸もピタリと合って、ドラムスは美しく繊細に弾かれていくのです。また、ジェフ・ローバーのスリリングなインタープレイが
独創的であり、美しくもあり力強いアドリブとメロディが軽快でメリハリのついた鮮明な押し出し感は実に見事なものです。

ギター、トランペット、テナー・サックスが、全体を美しく盛り上げ、躍動感溢れんばかりの豊かさがあり、ベースも深く
沈み込むようによく伸びるのです。フュージョンらしい軽快感が漂うパーカッションは、鮮度もよく自然と緊張感が解れていく
のです。



RANZAN
投稿日時: 2022/9/25 12:33
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3266
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん
こんにちは。

ジャケットに魅了されながら、メロディアスなプレイで新たな輝きを放った「リカード・ボサノバ」にしても、
快調に飛ばすグラント・スチュワートは、とにかくよく歌うサックスなのです。

<プレイズ・ジャズ・バラード/グラント・スチュワート>

グラント・スチュワート(ts)
デビッド・ヘイゼルタイン(p)
ピーター・バーンスタイン(g)
ピーター・ワシントン(b)
フィル・スチュワート(ds)

XQDJ-1013 

1) アイム・ア・フール・トゥ・ウォント・ユー
2) ルイーザ
3) ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラブ・イズ
4) フラミンゴ
5) アイヴ・グロウン・アカストムド・トゥ・ユア・フェイス
6) エヴリシング・ハプンズ・トゥ・ミー
7) ソフィスティケイテッド・レディ
8) 煙が目にしみる

テナー・サックスという骨太で男性的なトーンと歌心溢れるフレイズを繰り出す彼のプレイには豪快なブロウが
感じられ、また豪快なプレイがよく似合うのです。ここでもブリイアントなテナーを聴かせてくれており、
現代あまり聴くことができないジャズがジャズらしくあった、60年代のオーソドックスな味わい深いトーンと、
現代的かつ斬新なスイング感のハーモニーを聴かされると、ジャズファンには嬉しさがこみ上げるのです。

まず1)「アイム・ア・フール・トゥ・ウォント・ユー」では、いきなりジャズが持つグルーブ感を前面に打ち出し、
豊かな表情で聴かせてくれているのが素晴らしいのです。グラントが持つ豪快な演奏をマイペースに繰り広げており、
聴いていくうち自然と一筋縄ではゆかないスリリングを匂わすのが彼の魅力を垣間見るのです。
メロディアスにブロウするプレイは見事なもので、新鮮な輝きを放っていくところに魅了されてしまうのです。
まるで、ニューヨークの摩天楼をも切り裂いていくようなスピード感豊かで惚れ惚れするくらいの量感があるのです。
メロディックでありながら力強さを保ち、オリジナル演奏の持っている素晴しさを生かしてソウルフルなプレイに徹し、
グラントらしい吹奏で存分に個性を発揮していくところが素晴しいと感じるのです。

ここはサウンドにおいても、力強いテナーの音源はリスナーを引きつける魅力があり、ハイエナジーな切れ込みが
ビシビシと決まるブロウ・サウンドのしなやかさと潤い、そこにスローバラードを織り交ぜて、すごく解像度の高い
音像にブレンドされていく、高音質はリスナーとしても大いに歓迎したいのです。



RANZAN
投稿日時: 2022/9/8 16:04
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3266
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん
  こんにちは。

ジャズ・ギター界で圧倒的な人気を誇るジョン・スコフィールドとピアノ&オルガンのラリー・ゴールディングスとの
名コンビでの演奏です。

< ア・モーメンツ・ピース/ジョン・スコフィールド >

ジョン・スコフィールド(g)
ラリー・ゴールディングス(p,org)
スコット・ケリー(b)
ブライアン・ブレード(d)

UCCM-1197

1) シンプリー・プット
2) アイ・ウィル
3) ロウンズ
4) スロウ・イット・アウェイ
5) アイ・ウォント・トゥ・トーク・アバウト・ユー
6) ジー・ベイビー・エイント・アイ・グッド・トゥ・ユー
7) ヨハン
8) ムード・リターンズ
9) オールレディ・セプテンバー
10) ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ
11)プレイン・ソング
12)愛するボーギー
13)ジャスト・ア・ガール・アイ・ユースト・トゥ・ノウ

音楽活動での豊富な経験から、良いところをお互いに出し合い信頼し合った証が、ここに実現したといっていいでしょう。
このベテラン二人と、ベースのスコット・ケリー及びドラムスのブライアン・ブレードの名手ばかりを配した演奏は絶品と
いっていいでしょう。
それは、ギターとピアノが対話するように、リアルな美しい音色はすっきりとしてカルテットとして新鮮であるのです。
 2)「アイ・ウィル」は、ビートルズの作品ですが、スコフィールドはピアノと歩調を合わせるように、メロディを美しく
絡ませていくのです。その二人の呼吸はピタリと合い、本当に心が通じていることが直近に伝わってくるのです。
また、5)「ジー・ベイビー・エイント・アイ・グッド・トゥ・ユー」においては、それは音楽性に富みスッキリとしていて、
徹底して楽しむことができるようです。スコフィールドのギターにまた一つ明るい表情が見られ、ギターを通して開いた
スコフィールド自身の音楽世界がこのニューアルバムに集約されているといっていいでしょう。

サウンドは3奏者のサポートがバランスよく、スコフィールドのギターの音像を実にシャープに引き出してくれているのです。
まさに、目の前に美しいスコフィールド・サウンドが出現するブルージーで生き生きとした輝きを放っていき、そのダイナ
ミックな響きに魅せられるのです。



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