メイン [00-03]音楽全般 私のJAZZ 名盤 Part 2 | 投稿するにはまず登録を |
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RANZAN | 投稿日時: 2014/7/1 22:25 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
Re: 私にとっての名盤(JAZZ編?) 追伸
京都・祇園祭は今年から49年ぶりに24日からの“後祭”が復活するのです。 祇園祭の あの”コンチキチン〜”の爽やかな音色を聞かされると、夏の暑さも 吹っ飛びそうです。 |
RANZAN | 投稿日時: 2014/7/1 12:44 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
Re: 私にとっての名盤(JAZZ編?) 皆さん
こんにちは。 いよいよ暑い7月です。 ここ京都では毎年恒例“ 祇園祭 ”が1日から31日までの1ケ月間にわたり行われます。 夜の張りが下りる頃、各山鉾に提灯の灯がともり“コンチキチーン”と、爽やかな冷を誘うかのような、お囃子の音色も華々しく繰り広げられるのです。 何といっても祇園祭のハイライトは、17日の山鉾巡行でしょう。 京都の祇園祭 一度 お ・ こ ・ し ・ や ・ す !! 古きよきジャズのエッセンスを基に、これこそジャズ界に大きなインパクトを与えるニューヨーク発、日米ハイブリッド・バンドの誕生であり、新時代のジャズでもあるのです。 ≪ タイム・イズ・ナウ / ニュー・センチュリー・ ジャズ・クインテット ≫ ユリシス・オーウエンズ・ジュニア (ds) 大林武司(p) ベニー・ベナック (tp) ティム・グリーン (as) 中村恭士 (b) JUNE 26 ,2014 ON SALE SOL NS-0002 1) New Century 2) Tungue Twister 3) London Town 4) Decisions 5) Festi-Vibe 6) Pure Imagination 7) Language of Flowers 8) El Gran Arado 9) Infinite Heart 10) asugaloo このクインテットのリーダーであり、ドラマーのユリシス・オーウエンズ・ジュニアとピアノの大林武司が2013年ニューヨークで初めて共演した時から意気投合、若手ミュージシャンによる日米合同のバンド結成を企画したということです。 まず、その2)での一音が飛び出した瞬間、躍動感あふれる元気はつらつとした力強い演奏に、音の空気感までもが変わり、より新鮮に力強く打ち出されていくのです。 その新鮮な空気感をもたらすのは、若きトランペッター、ベニー・ベナックがリスニングルームの空間を、勢いよく切り裂いていくのです。 それは絶妙なまでのテクニックと音楽性で全体のムードを盛り上げ、とにかく元気があり力で押していくような素晴らしい演奏なのです。 そこに、ユリシスのパワフルかつジャズがもっているロマンティックなところを、前面に打ち出しているところが心憎いばかりで、中村恭士のベースも図太くエッジのが効いて張りのあるソロが、音の骨格をなしているのです。 ティム・グリーンのアルトサックスの高音部が綺麗に響き渡り、これをフォローするベース、ドラムスでは艶と弾力感に富んだ音に支えられ、厚みのある音場空間に、大林武司のピアノの美しい響きが加わり、そのSN感も高く鮮やかさを増していくのには思わず魅了されるのです。 何しろ元気があり、ガンガン飛ばしていくパワフルさもさることながら、このクインテットでの統一感のとれた演奏は、まさに目を見張るものがあるのです。 情感豊かで歌心にあふれた表現力は、最近耳にしたことのないこの素晴らしいサウンドを聴くと、ひときわ輝きを放っているように感じるのです。 情感豊かに奏でられていくトランペット、厚く腹の底まで響くベース、アルトサックスにはスピード感があり、まさにぞくぞくさせられる瞬間でもあるのです。 ましてここは、ユリシスのドラムスは瞬発力があって、ハイアットの繊細且つリアル感がある抜群なドラミングを披露してくれているのが心強いばかりです。 この音作りには、全身をこめて奏でられる五者のエネルギー感が功をそうしており、安定感も抜群でバランスもよいときているのです。 このクインテットから弾き出されるリズムと、エネルギーの押し出し感にもガッツがあり、特に2)4)5)7)8)10)においての情熱的なユリシスの絡みがよく、聴けば聴くほどその魅力に引き込まれれていくのです。 ニューアルバムにして早くも“名盤”入りという、オーディオ的にも文句なしの、最新にして最強のジャズ・クインテットです。 |
RANZAN | 投稿日時: 2014/6/10 14:27 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
Re: 私にとっての名盤(JAZZ編?) 皆さん
こんにちは。 今年でデビュー33年を迎えるというマリーンですが、デビュー当初はマリリンという名でアイドルとして活躍していたのです。 「イニシャル/マリーン 」 マリーン(vo) ルイス・バジェ,佐久間勲、(tp) 五十嵐誠(tb) 宮崎隆睦(ss) 吉田治(as) 安部潤(key) 和泉宏隆(p) 安藤宏容、増崎隆司、野呂一生(g) 川崎哲平 (as,b) 須藤満(b) 則竹裕之(ds) ストリングス SICL-247 曲名 1) ESP 2) ホワイト・キャントスピーク・キャント・ライ 3) イッツ・マジック 4) ラヴィン・ユー 5) スキンドゥ・レーレ 6) ピープル 7) サマー・ナイツ 8) デジャブ 9) カム・フライ・ウイズ・ミー その後のフュージョン全盛期だった頃には、その若さ溢れる元気いっぱいのヴォーカルは、誰からも愛され本名のマリーンと名を改め、快進撃が始まったのです。 ジャズを歌ってもその歌声には張りがあり、躍動感を伴って何しろ元気はつらつとした美しい歌唱力に魅せられたものです。 このアルバムも3年前マリーンの30周年を一つの区切りとして、また集大成として発売された記念すべきアルバムです。 どの曲を聴いてもその歌声は今もって衰えることなく高音部の張りのあるきれいな歌声は、ジャケットから受けるイメージと同様であり、彼女の若さ溢れるダイナミックな歌唱に引き込まれていくのです。 特に3)「イッツ・マジック」は、マリーン最大のヒット曲であり、その若々しい歌声を甦らせるかのように披露してくれているのです。当時にはないビート感が何ともいい。4)「ラヴィン・ユー」 5)「スキンドゥ・レーレ」でも、その魅力をいっそう倍増させてくれているようで、以前とまったく変わりがないところが素晴らしいと感じるのです。 あの独特のかすれ声が生かされたところに、思わずぞくぞくしてくるのもうなずけるようです。 その愛くるしいキュートな部分もシャープに引き出していて、ジャズの雰囲気をタップリに歌うマリーンのスケール感の大きいヴォーカルが高音部の綺麗な声と相まって力強く、はつらつと元気さに感激するのです。 9)「カム・フライ・ウイズ・ミー」では、自ら作詞したというこの曲をギターの安藤宏容が曲をつけ、マリーンはソウフルで感情を込めてダイナミックに歌っていくのです。奥行きがあるマリーンの声の特徴を最大限に発揮させているところも見事なものです。 楽器の音数も多く、そのバックの演奏とフォローが見事であり、当時を彷彿させるフュージョン調の盛り立ても素晴らしく、その音のグルーヴ感もよく響き、マリーンのヴォーカルとバックの演奏との溶け合いも抜群で申し分ないものです。 |
owl | 投稿日時: 2014/4/26 22:24 |
常連 登録日: 2013/9/2 居住地: 投稿: 70 |
Re: 私にとっての名盤(JAZZ編?) 今晩は、
RANZANさんの所では、ジャズが生き生きと鳴っているのが目に浮かぶようです。うちのシステムもあやかりたいものですが、ぼちぼちやって行こうと思います。 私は、特にジャズばかり聴いているわけではなくて、ミーハーな音楽好きです。 フージョンも好きです。また、ビッグバンドジャズも結構好きで、MJOの「危険な関係のブルース」良かったです。RANZANさんの仰るとおり、管のアンサンブルとベース、ドラムの勢い素晴らしいですね! もう1枚棚から出てきたのも紹介させて下さい。 MJOの「黒い炎」です。 私が中学入学したのが1970年で、その頃以降、ラジオで良くかかっていたブラスロックのヒット曲集です。「危険な関係・・・」と比べて、管のアンサンブルより、ブラスロックのリズムの乗りが楽しいです。どの曲もなじみの深いものですが、2曲目のシカゴの「長い夜」は、特徴的なイントロでチューバが入って低域が力強くて心地よいです。 MJOなかなか、聴き応えがありますね。RANZANさんの紹介して下さったのも含めて何枚かamazonで注文しました。有り難うございます。 |
RANZAN | 投稿日時: 2014/4/24 11:34 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
Re: 私にとっての名盤(JAZZ編?) owlさん
こんにちは。 マンハッタン・ジャズ・オーケストラの素晴らしい演奏、今日も聴いておられますか!! これはまさにジャズの楽しさを伝えてくれる、ジャズ・アレンジャー、鬼才デヴッド・マシューズ率いるビッグ・バンドのマンハッタン・ジャズ・オーケストラ(M,J,O)ですが、ここは前述のクインテットもいいですが、より楽器が多彩なオーケストラ(ビッグ・バンド)では奥行きもあり、広く豊かなブラボーな演奏にも嵌まります。 owlさんも保持されている「危険な関係のブルース」アルバムは、ジャズ&フユージョンをミックスしたもので、フユージョン好きでもある当方には、オーディオ的快感が伝わります。 その他「スペイン」「シング・シング・シング2010ベニー・グッドマン・トリビュート」「イン・ザ・ムードーブレイズ・グレン・ミラー」等々のアルバムでも、マシューズの色彩感豊かなアレンジが冴えわたります。 ビッグ・バンド・サウンドにおいても、これぞアメリカンなジャズの最高峰といったところでしょう。 M,J.O独特のチューバやフレンチ・ホルンの絶妙な楽器編成は見事であり、ベースのキレやドラムスの炸裂も半端じゃないのです。 オーディオ&ジャズファンには、これ!たまんないですね!。 owlさんのザ・ボイス・オブ・シアターのALTEC A-5の官能的なサウンドと相まって、ヴィジュアルとのマッチングに向けて、グレードUPしていってください。 オーディオは焦らずゆっくりと、これからの巧みなチューニングと追い込みで、音は益々よくなるでしょう。 期待しましょう。 |
owl | 投稿日時: 2014/4/18 22:00 |
常連 登録日: 2013/9/2 居住地: 投稿: 70 |
Re: 私にとっての名盤(JAZZ編?) RANZANさん、今晩は。
今回、CDができて初期の録音が、音圧は低くても、必ずしも音は悪くない事が解ったのが収穫でした。有り難うございます。 また、初盤の方が、音が良かったんですね! ところで、うちの棚のMJQの所に、下のCDも有りました。 「Manhattan Jazz Orchestra/危険な関係のブルース」 MJQのビッグバンド版ですね。バックのビッグバンドと前側のソロ演奏が綺麗に別れた、高音質版でした。チューバが入っていて、低音が豊かで新鮮な響きです。(個人的には、ビッグバンドとしては、ソロはもう少し短めの方が乗りが良かったかなとも思いましたが。) AltecA5は、確かに音が良く鳴ります。家では,SP間にテレビモニターを置いあって、テレビからの光デジタルで簡易的にオーディオに繋いでいます。それでも、人の声が結構リアルで、BSの映画は楽しいです。 オーディオ的な調整は」まだまだこれからだと思っています。 こちらこそ、よろしくお願いいたします。 |
RANZAN | 投稿日時: 2014/4/14 16:48 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
Re: 私にとっての名盤(JAZZ編?) Owlさん
こんにちは。 レスありがとうございます。 同じJazzとAudioを愛するものとして、Owlさんのこのような反応が一番うれしいものです。 今回取り上げました「Manhattan Jazz Quintet / My Funny Valentine」アルバムはOwlさんも持っておられたのですね。 当方は同じアルバムを2枚持っており、もう1枚は初盤より約12年後に再販されたKICJ-8344です。 その音質については「同じであろう!」と思って聴いてみたのですが、どうしてか初盤のアルバムが,きめの細かさ躍動感、そして音に切れがあり、何しろ元気のある音質だと感じていたのです。 そして【僕の一日は、いつもザ・サイドワインダーから始まった】と、アルバムの見出しに書かれてあったのですが「The Sidewinder」K32Y-6170 も所有されておられるのですね。それも10年ぶりに聴かれて、その録音の良さも分って頂いたのが嬉しい限りです。 おっしゃるように、ダイナミックレンジの広いことで、音量を上げるとまさにスティーブ・ガットのドラムスの迫力が、目の前に強烈なまでの音圧で迫ってくる力感が、これたまらないのです。 ルー・ソロフのトランペットの澄み切った響きといい、ジャズファンにはたまらないもので、ダイナミックであり、パワフルなこの音にはやはり魅了されます。 その直後に出た「I GOT RHYHM」VACM-1190、最近では「TRIBUTE TO ART BLAKEY」XQDJ-1012、「LAINO BOP」XQDJ-1017 も楽曲、サウンドともこれまた素晴らしい出来栄えです。 しかし、このMJQはあれから次々と発売レコード会社が代わっていて、最近のバーズレコードが約2年ほど前から業務を停止(予想)しているようで、MJQのアルバムが発売されていないようです。 ヴォーカル&ピアノトリオもいですが、このMJQのように元気はつらつとした演奏にも痺れます。 Owlさんは何とシステムSPは往年劇場で使われた、それもALTEC A7ではなく、それよりでかいA5とは、いやぁ〜 恐れ入りました。 普段は劇場内の目に見えない、スクリーの裏側に設置してあるSPなので、あの無骨なスタイルは無理からぬものであり、当然といっていいでしょう。このA5はオーディオショップで、一度真空管アンプで聴いたことがあります。 ”ザ・ボイス・オブ・シアター”の名のごとく、人の声をメインにとにかく真っ直ぐ飛び出す鳴りっぷりが圧巻でした。、何んといっても出力音圧レベルが100㏈以上あることからいって、鳴らしやすさは確かなようです。ここは管球アンプとの相性が抜群でしょう。なお力で押してくる感を強くしたことを思い出します。 あのサウンドは映画ファンを銀幕の魅惑の世界に誘ってくれたようで、これはシアターサウンドのために生まれてきたSPでもあるのです。あのホーンの乾いた雄叫びはこころを酔わすものでした。2インチドライバーから繰り出される伸びのある強力な中高域は、まさにA5ならではの制動力でした。 あの途轍もなく大きなJBLWウファーのスタジオモニターにしても、また、ALTECの劇場用SPを家庭に持ち込んだ、日本のオーディオファイルの耳の確かさ、その心意気と凄さが分るというものです。 owlさんもその一人といっていいでしょう。 これからも ALTEC A5 大切に鳴らし込んでください。 これからもよろしくお願致します。 |
owl | 投稿日時: 2014/4/13 13:57 |
常連 登録日: 2013/9/2 居住地: 投稿: 70 |
Re: 私にとっての名盤(JAZZ編?) RANZANさん、初めまして。お邪魔します。
「MANHATTAN JAZZ QUINTET/MY FUNNY VALENTINE」を絶賛されてられますね。そんなに音が良かったかな?と思って、棚から出してきて聞いてみました。当時評判になっていたし、私も1枚目から5枚目?の「Sidewider」あたりまでは、持っていました。でも、CD初期の録音はイマイチとの先入観があるせいか、聴くのは10数年ぶりぐらいです。 その間に、システムはホーン型のAltecA5改になって、ジャズのベースと管楽器が徐々に気持ちよく鳴る様になって来つつ有ります。 久しぶりに聴いてみると、たしかにRANZANさんの仰るとおりでした。 音圧は低いのですが、その分ダイナミックレンジが広くて、ボリュームを上げて聴くと、凄い迫力です。スティーブガッドは、近年の演奏は大人しい様に思うのですが、当時は、シンバルとバスドラムをガンガン叩いて、アートブレイキーみたいに煽られたフロントの2管もパワフルです。特に、ルーソロフのトランペットのハイノートがこんなに凄かったかとびっくりしました。生きが良くて、1曲目の「MrPC」から、もうノリノリです。 ただし、うちのシステムでは、中高域あたりがやや音が細く聞こえます。これからの課題と思っています。 また、楽しいアルバムの紹介を宜しくお願いします。 |
RANZAN | 投稿日時: 2014/4/6 16:39 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
Re: 私にとっての名盤(JAZZ編?) 皆さん
こんにちは。 改めて聴き直してみても、このオーディオ的な音源に支えられて、これほど見事な音質のジャズアルバムもそう多くないでしょう。 「MANHATTAN JAZZ QUINTET/MY FUNNY VALENTINE LEW SOLOFE (tp) GEORGE YOUNG (ts) DAVID MATTHEWS (p) EDDIE GOMEZ (b) STEVE GADO (ds) K32Y-6070 1) MR PC 2) ROUND MIDNIGHT 3) NO A CLEAR DAY 4) MY FUNNY VALENTINE 5) NEW YORK STATE OF MIND 6) S,U,BLUES アメリカのジャズ界において長く活躍し続けていて、いまだ健在のデビッド・マシューズ率いるマンハッタン・ジャズ・クインテット逸品の一枚です。 アーティストにもスティーブ・ガット、エディ・ゴメスといった優れた面々をそろえ、そこに逸材なルー・ソロフ、ジョージ・ヤングのそうそうたるメンバーでの演奏が、これまた抜群です。 マシューズのピアノはなかなかどうして落ち着き払ったもので、非常に繊細で透明感のあるそのピアノには、新感覚でジャズをきちっと捉えているところに、その高いセンスが伺えるものです。 ましてトランペットの第一人者ルー・ソロフのムードタップリに盛り上げていく辺りは、これもさすがだと感じるものです。 ジョージ・ヤングのテナーの巧みで厚い音の響きが心地よく響いていくのです。 ましてスティーブ・ガットのベースは太く厚く低く奏でていくのには思わず聴き惚れてしまうのです。 またエディ・ゴメスのドラムスのガツーンとくるシンバルの弾け飛ぶさまは、これまた繊細で解像度もよく透明感があり、格別の味わいで胸をうつ感でいっぱいなのです。 特に聴きほれる3)「NO A CLEAR DAY」 4)「MY FUNNY VALENTINE」においては、マシューズのピアノはゴメスのベースとの連弾で、厚みのある太い音で奏でていくところはさすがです。 なお続く6)「S,U,BLUES」でも、そのスインギーで明快なタッチの演奏が、よく弾む音に仕上がっている素晴しい一枚です。 サウンドの音圧が低めに抑えら、S/Nの高さと華やかなプレイがクリアーに再現されていて、滑らかな音質での録音もクオリティが高く、これは28年前の録音とは思えないような、新鮮な香りを放つ頼もしい音質だと感心しきりです。 |
RANZAN | 投稿日時: 2014/2/2 16:37 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
Re: 私にとっての名盤(JAZZ編?) 皆さん
こんにちは。 日本のJ-ボーカル界でキャリアを積み上げてきた、実力派ボーカリスト、平賀マリカ の優れた音質のアルバムです。 「 フェーイス/平賀マリカ 」 平賀マリカ(vo) エリック・アレキサンダー(ts) ハロルド・メインバーン(p) ナット・リーブス(b) ジョー・ファンズワース(ds) MTCJ-3036 曲目 (1) マイ・フェイバリット・シングス (2) ブルー・スカイ〜イン・ウォークド・バド (3) ブルーセット (4) テイク・ファイブ (5) スモーク・ゲッツ・イン・ユア・アイズ (6) ア・フォギー・ディ (7) アンティル・ウイ・ラブ (8) シナモン・アンド・グローブ (9) エブリシング・マスト・チェンジ (10)テイク・A・トレイン (11)ザ・セカンド・タイム・アラウンド 今作は非常にスタンダード・ナンバーが多く、それだけみんなに親しみやすく聴きやすいのです。それはスタイリッシュで現代的な感性で歌い上げていく、その美しいボーカルは高音部が非常に綺麗で、透明感が増していくのです。 彼女の情熱的で、それに若さがみなぎっているところが、聴くものみな心を癒されるようです。 テナー・サックスのエリック・アレキサンダーの太く奏でるテナー・ソロの音色と、平賀マリカの美しい歌声とが相まって、溢れんばかりにスイングするロマンチックなメロディは、フレッシュな感触さえ伝わってくるのです。 この高いレベルでのボーカルは、いとも簡単に、ましてさりげなく歌い上げているところと、都会的でフレッシュなスキャットも心憎いばかりです。 今回このバックメンバーを見れば分かりますが、この豪華なメンバーがあって、平賀マリカのボーカルも一段と華やかに生きてこようというものです。 それもそうだ、平賀マリカが以前から希望していた、ハロルド・メインバーン、エリック・アレキサンダーと、共演できたのが何より嬉しいといっていたのです。 ピアノではあのスインギーでゴツイ音を奏でるハロルド・メインバーンと、分厚いテナーのエリック・アレキサンダー、パワフルなベースのナット・リーブス、輝きのあるドラムスにジョー・ファンズワースという豪華メンバーとの共演も聴きどころの一つでもあるのです。 バックは終始平賀マリカに親身になって寄り添うように、盛り上げていくところなどは、心憎いばかりです。 これに刺激を受け今後も平賀マリカのボーカルは、一段と輝きを増し進化していくところが楽しみでもあり、ボーカル全体を優しく包んでいく表現と伴侶ぶりは、さすがベテラン・アーティスト揃いだと、改めて感心させられるのです。 |
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