メイン [00-02]オーディオ全般 アースノイズ低減器 「Grounding Noise Reducer」導入記 | 投稿するにはまず登録を |
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PAKA | 投稿日時: 2018/1/27 12:31 |
長老 登録日: 2008/2/22 居住地: 兵庫県 投稿: 764 |
アースノイズ低減器 「Grounding Noise Reducer」導入記 みなさんこんにちは、PAKAです。
本日は、Acoustic Revive製品ではありませんが、以前に管理人Kさんが他社製品にもかかわらず絶大な効果のあるアクセサリーとしてご紹介してくださった、Telos Audio Designという台湾のメーカーのアースノイズ低減機「Grounding Noise Reducer」(以下、GNR)を導入した内容を投稿してみようと思います。 我が家は、新築時にオーディオ電源について全く考慮されずに建てられたごく一般的な家屋で、コンセントは水回りの感電防止目的の数か所以外はアース線がつながっていない状態で、オーディオ機器を給電している電源は全てアースが浮いた状態でした。 本格的なアース工事をするならともかく、以前オーディオ雑誌で「適当にオーディオ電源にアースを引くことはかえってノイズを拾うアンテナとなってしまう可能性があり、反対に音質にわるい影響を与えることもある」とあったので半分諦めていたのですが、アースを引いていない環境でもオーディオ用の適切なアースを引くのと同等の効果が期待できるというGNRは私にとってまさに「渡りに船」で、今回導入を検討したという感じです。 実はこのGNRを導入するまでには、10月から2ヶ月以上もの期間デモ機を借用させていただいて、自宅環境でじっくりと色々と試してから導入を決めることができました。 その中でわかったことは、このGNRは適当につなぐだけでなく、自分のシステムの接続状況や家の電源環境を理解してテスターでしっかりと電位を計測しながら適切に接続しないと全く効果が出ない場合もあるということです。 ただし、適切に接続して機器の電位が大きく下がると、我が家では後戻りしたくなくなるくらいの音質改善がありました。 現状では、まだGNRのポテンシャルを完全に発揮させているとは言い難いものの、家の電源環境の問題が浮き彫りになり、今後の見直しを考えるいい機会となりました。 また、GNRといえど使いこなしはオーディオ機器と同様で、使用する電源ケーブルやアースケーブル、インシュレーターなどで劇的にクォリティに差が出るということも体験し、電位の数字に表れない部分でのオーディオの奥深さをまた再認識させられました。 こんな感じで、デモ機借用〜導入までの流れをご紹介してみようと思いますが、まずは導入編ということで機器の様子からはじめてみようと思います。 最初にデモ機が到着して驚いたのがそのGNRの収納箱です。 ものすごく立派なアタッシュケースに梱包されていました。 内部の緩衝材も万全で、安心して輸送できそうです。 下段手前は電源ケーブル、上段の箱には各種アースケーブルが入っています。 外観前面。 天板が半透明のブラウンっぽいアクリル(?)で機器内部が透けて動作していることを確認できます。 外観背面。 アース線を接続できるターミナルは6個あり、右3個と左3個で独立したプロセッサーを使用しているため、片方をデジタル機器用、片方をアナログ機器用などに分けて使うことが推奨されているようです。 我が家では、片方をメインオーディオ、もう片方をPCに接続することを考えています。 引き続き、次は実際にGNRを機器に接続した内容をご紹介してみようと思います。 |
PAKA | 投稿日時: 2018/1/27 18:40 |
長老 登録日: 2008/2/22 居住地: 兵庫県 投稿: 764 |
Re: アースノイズ低減器 「Grounding Noise Reducer」導入記 みなさんこんにちは、PAKAです。
引き続き、デモ機のGNRを機器に接続してみた内容を投稿してみようと思います。 デモ機をお借りした時はラックにGNRの設置場所を確保していませんでしたので、ひとまずヒッコリーアンダーボードのRHB-20を床に仮設置して、その上にGNRをセッティングするという形で試聴をしてみました。 GNRは本体サイズが390mm x 240mm x 60mmと、フルサイズの機器に比べると若干小ぶりですが持ってみると想像以上にズシリとした重量感があり、メーカーのホームページで確認してみると7kgもあるということで安定した設置ができました。 デモ機には電源ケーブルが付属していませんでしたので、手持ちの使っていなかった8,000円/2mくらいの電源ケーブルでひとまず給電してみました。 アースケーブルは両端Yラグの付属の物を使用です。 まずはPC本体に接続してみようと思いますが、その前にGNRが無い状態のPC本体の機器電位から簡易的にテスターで計測してみました。 「簡易的」と記載したのは、計測方法がテスターの片方を指でつまんで、もう片方を機器に当てるというやり方なので、人体がある程度の電位を持っているため本当の正確な数値が出ないようです。 上記により、これからの計測数値の結果は本来もう少し低い数値が示されているはずであるということを考慮していただけると幸いです。 計測場所はPC本体裏の転倒防止金具のネジで、結果は19.86Vで普段からかなり高い電位を帯びていることが確認できました。 次に、GNRにつなげたアースケーブルを転倒防止金具に取り付けて再度計測してみます。 結果は2.37Vで、17V以上も電位が下がりました。 音質への影響を確認するために、アースケーブルを外した状態と接続した状態で何度か音楽再生を行って比較してみると、明らかに違いを感じました。 アース接続時は、音のもやっとした部分がスッキリとして団子になっていた部分の混濁感が改善されており、大きく分解能が向上したという印象です。 また、楽器やボーカル回りも刺々しさがより軽減して、聴きやすい滑らかな質感に改善されています。 これまでの我が家での色々な施策を行ってきた中でもこれはなかなか得難い効果で、今まで手を付けていなかったアース環境の改善ならではの効果が発揮されたからなのかと感じました。 続いて、メインのオーディオ機器へ接続してみました。 まずはGNRが無い状態で計測してみます。 計測場所は、プリメインアンプ背面のネジ部分です。 結果は10.08VでPCよりは低いものの、なかなか高い数値です。 次にプリメインアンプ背面のネジ部分にアースケーブルをつないでGNR有りで計測。 結果は3.64VでPC程は低下しませんでしたが、6V以上は電位が下がっています。 音質への影響はやはりPCで感じたものと同じ傾向ですが、もともと電位が高かったPCではGNR接続時の下がり幅も大きかったためか、音質の改善度はPCの方が勝っているという印象です。 この後も数日間は色々な接続を試したりして、間違いなく音質の改善があって他の方法では得られないような効果を感じていましたが、実はこの時点では費用対効果を考えると導入まではどうしようか悩んでいました。 長くなってきましたので、続きは後程ご紹介します。 |
ケミ | 投稿日時: 2018/1/28 9:31 |
長老 登録日: 2008/2/17 居住地: 投稿: 851 |
Re: アースノイズ低減器 「Grounding Noise Reducer」導入記 PAKAさん,こんにちは。興味深い『GNR』のレポートありがとうございます。この製品はずっと気になっていました。
私のアース環境はPAKAさん宅と同様なので,RGC-24でアース対策しています。「トランスポート」 → 「デジタルプリ」 → 「DAC」間は,DSIXにて接続しているためアイソレートされているので,3台それぞれにRGC-24を付けています。 現状でも相当SNが良くなっているので満足しているのですが,この部分に『GNR』を入れたらどうなるのかなという妄想をしていました。したがって,PAKAさんのこのレポートには興味津々です。 ただ,奥歯に物が挟まったような言い回しですし,数値的にはKさんのレポートよりも良くないですね。 これからアコリバ対策で良くなっていくのでしょうが,8,000円/2mくらいの電源ケーブルも引っかかります。そして,一見立派そうにみえる付属品のアースケーブルが気になって仕方ありません(アタッシュケースやアースケーブルは要らないのでその分安く購入させてほしいですね)。 なぜなら,RGC-24の接続ケーブルを一本だけPC-Triple Cに交換してみたところ,想像以上に効果があったからです。このことはアナログのアース線でも同様で,アースなのに(アースこそかもしれないです)線材の質に大きく影響を受けるからです。 続きのレポートを楽しみにしています。 |
PAKA | 投稿日時: 2018/1/28 11:11 |
長老 登録日: 2008/2/22 居住地: 兵庫県 投稿: 764 |
Re: アースノイズ低減器 「Grounding Noise Reducer」導入記 ケミさん
こんにちは、PAKAです。 返信をくださりありがとうございます。 ケミさん宅もアース環境は我が家とかわりない状態なのですね。 新築時からオーディオに考慮した電源の引き方をしていなければ、日本の一般的なお宅の多くは同じような環境なのかもしれませんね。 RGC-24は我が家でも各機器に1個接続して大きな音質改善の効果が得られています。 しかし、GNRは同じアース対策アクセサリーですが、RGC-24とは似て非なるコンセンプトの製品のように感じます。 これは全く個人的な意見ですが、RGC-24は積極的にアース電位を下げるといったものでなく、ブレンドされた鉱石類やPC-tripleCアース線などの採用によりアースノイズの吸収や整理を行っているという印象です。 実際に、RGC-24は接続してもテスターで計測する電位は大きく下がることはありませんが、ケミさんもご存じのとおり音質改善の効果はとても大きいです。 対して、GNRはコンピューター技術を駆使して積極的に機器の電位を下げるアクセサリーなので、計測値に顕著に表れて音質傾向もRGC-24とは違ったものという印象です。 なので、私的にはGNRとRGC-24の併用はとても効果的であるという結論で、実際に試聴も行ってその相乗効果も確認できました。 我が家での数値が下がり切らないのは、我が家の電源環境が問題のようです。 オーディオ系、AV系を含めてラインケーブルやHDMIケーブルなどの機器間の接続にはループが発生しないように考慮していますが、特定の機器を接続された状態になると何故か電位が大きく上がってしまうものがあったりしました。 当初はその機器自体のアースの取り方に問題があるのかと思っていましたが、全てのケーブルを外してその機器だけ延長ケーブルを使って他のブレーカーのコンセントから給電した状態でアース電位を計測すると、しっかりと下がった数値が示されたりして、その機器特有の問題ではないことがわかったものの、結局原因の特定や完全な解決策を見つけることはできず、なんらかの我が家特有の問題があるのだと考えています。 リスニングルームのコンセントの最終的な極性は点検ドライバーで確認を行っていますが、管理人Kさんへ状況の報告を行ったりしていただいたアドバイスを参考にすると、部屋にくるまでに照明など色々な経路を通ってくるので、どこかで反転反転を繰り返したりして何か問題が発生しているのではないかと推測しています。 実際に、GNRの電源を隣の部屋のコンセントから延長ケーブを使って給電してみると、リスニングルームのコンセントから給電するよりも更に2Vくらい低い数値になることも確認しましたが、計測数値が高くてもコンセントやケーブルが整えられたリスニングルームから給電する方が明らかに音質は良いという不思議な体験もしました。 各々の電源環境は様々だと思いますので、GNRを使う時は自分の環境に合わせて効果を発揮できるように、色々と試してみることが必要だと思います。 自分以外で使っている方や例を知らないので、こんな複雑なのは我が家だけなのかもしれませんが(苦笑) 電源ケーブルやアースケーブルは、ケミさんの推測どおりGNRの効果に大きく影響があります。 この辺りは次の投稿でご紹介いたします。 私、投稿内容を作成するのが遅くいつも時間がかかってしまいすみません。 本日中に投稿できるように頑張りますので、もう少しお待ちください(苦笑) |
PAKA | 投稿日時: 2018/1/28 14:03 |
長老 登録日: 2008/2/22 居住地: 兵庫県 投稿: 764 |
Re: アースノイズ低減器 「Grounding Noise Reducer」導入記 みなさんこんにちは、PAKAです。
昨日に引き続き、本日はGNRの使いこなし〜実際の導入までの内容を投稿してみようと思います。 昨日の内容まででデモ機で一通りの接続と効果の確認を行いましたが、我が家では特に効果を重視したいメインシステムでの電位の下がり幅が小さかったためか、効果絶大だったPCと比べると若干煮え切らない印象もあったので、導入するならもう一歩効果がほしいと感じていました。 そこで、まずは最初から考えていた「アースケーブルをPC-tripleC導体を使ったものにしてみる」を実施してみました。 これはケミさんも言及されていますが、仮想アースのRGC-24を使用する際に、付属のアースケーブルが発売当初のOFC導体版、次代のPCOCC-A導体版、現行のPC-tripleC導体版とマイナーチェンジをする度にその音質への影響を実際に体験してきて、明らかにアースケーブルの違いがRGC-24の効果に影響があるということを体験していたため、GNRに使用するアースケーブルもきっと音質に影響するだろうと考えていたからです。 試聴するために、わざわざ我が家の環境に合った長さでアースケーブルの試作品を作成してくださり、いつもながらユーザーフレンドリーな対応には本当に感謝しております。 また、こちらも予定していた「電源ケーブルにPOWER REFERENCE tripleCを使う」も、試聴用に1本お借りして、それまでGNRにつないでいた電源ケーブルと交換してみました。 まずはアースケーブルです。 試作品のアースケーブルの写真が残っておらず恐縮ですが、作成していただいたものはPC用とメインシステム用の2本で、導体の太さは1.4mm x 1.8mmの両端がRGC-24のYラグ仕様でした。 早速付属アースケーブルから交換してみると、音は整うものの少し大人しくなる印象で、その時点では大きなメリットが感じられませんでした。 ただ、これまで使ってきたPC-tripleC導体のケーブルは、電源ケーブルでもラインケーブルでも新品当時は同様の印象なので、この制作したばかりのアースケーブルでも他のケーブルと同じ傾向の音に感じられたことから、しばらくしたらどんどん良くなってくるはずだとの確信が持てました。 そのまま数日間、GNRにつなげたままにしておき再度試聴してみると、やはり予想通り何度も体験しているPC-tripleC導体のケーブル類と同様、密度感の高いダイナミックな傾向に音質が改善されており、実際にGNRを導入するとしたらアースケーブルは最初からPC-tripleC導体で制作していただこうと思いました。 ちなみに機器の電位を計測したところ、付属品のアースケーブルを使った時と比較して、誤差程度の変化しかありませんでした。 次にGNRの電源ケーブルをPOWER REFERENCE tripleCに交換してみました。 こちらは貸し出し品だったのでエージングはもう完了しているからか、つないだ当初からその効果が全開といった感じでした。 こちらはアースケーブルよりも更に効果が大きく、もう機器の電位を下げることの効果とはなんなのか、と思ってしまうほど良くなって驚きました。 とにかく全域のエネルギー感に大きな差があり、試聴したPC用のコンパクトなフルレンジスピーカー(クリプトンのKS-3HQM)とは思えない解放感とスケール感が出るようになっています。 音の傾向もPC-tripleCそのもので、S/Nと密度感の高い滑らかな音で、個人的には絶対に外せない部分であると感じました。 こちらも、これまで給電していた電源ケーブルよりも機器の電位が大きく下がったということはありませんが、電源ケーブル、アースケーブル共に音質の変化は明らかでした。 その後、メインシステムでも試聴して同様の効果を確認し、ここまで改善されるのであればGNRを使う価値が十分あるという結論になり、最終的にGNRの導入を決めました。 長期に渡る貸し出しをしていただきGNRの導入を決め、GNRと一緒にアースケーブルと電源ケーブルを新たに制作していただきました。 アースケーブルは、導体による効果が明らかであることを確認できましたので、より低重心な音になることを期待して導体の太さを試作品の1.4mm x 1.8mmからPOWER REFERENCE tripleCに使用されている2.4mm x 2.8mmの導体に変更して、PC用とメインシステム用の2本制作していただきました。 また、試作品はYラグ両端がRGC-24用のものでしたが、GNR側のターミナルが大きくて接続する際にターミナルを跨ぐことができずYラグの先っぽで接続をすることになっていたので、GNR側のYラグは大型のRYG-1で端末処理していただきました。 導通性能も向上すると思いますので、音へも良い影響があるのではないかとの期待もあります。 実際に、導体の太さの違いが音質に表れ、これまでの我が家の音から、太く低重心なスケール感の向上した傾向になり、期待どおりの効果が発揮されました。 ただ、これは我が家の傾向にマッチした結果で、場合によっては音場が狭く感じられたり、音の抜け感が損なわれる傾向になってしまうかもしれませんので、万人にベストな選択というわけではないと思います。 電源ケーブルは、余っていた旧POWER REFERENCEを分割して、GNRの予定設置場所にちょうど良い長さになるように制作していただきました。 写真右側の電源ケーブルがGNR用で、分割した余りの左側の電源ケーブルは壁コンセント→電源BOXへ使用予定で、こちらもトータル面でのグレードアップが期待できそうです。 GNRの設置スペースを空けるのに一苦労しましたが、とりあえず一通り落ち着いた現在のセッティング状況です。 GNRは底面に足がなくベタ置き状態となるので、試しに水晶インシュレーターのRIQ-5010を挟んでみたところ、水晶特有の滑らかで有機的な質感が音質にも感じられて効果がありました。 GNR背面の様子です。 左側のブロックに約1mのアースケーブルでPC本体につなげています。 右側のブロックに約3.5mのアースケーブルでメインシステムのプリメインアンプにつなげています。 また、右側のブロックにもう1本アースケーブルが見えますが、こちらはRGC-24tripleCにつながっています。 アースノイズ低減機に仮想アースをつなげる、というなんだか訳のわからない状況にも見えますが(笑)、GNR自体が発生させるアースノイズを吸収・整理して、よりGNRの安定した動作を可能にするのではないかという推測で接続してみました。 期待どおり音質への良い効果ありです。 こちらはプリメインアンプ背面の様子です。 ちなみに、上のアースケーブルはRGC-24tripleCで、下のアースケーブルがGNRにつながっています。 実は、今回記載していない内容でうまくいかないこともあり色々試したりしたこともありますが、我が家特有の問題が原因だと思うので割愛している部分もあります。 今回の導入での個人的な総評としましては、オーディオ用のアース環境が整備されていない状況において、アースケーブルや電源ケーブルなどの周辺環境を含めてGNRの効果を引き出すことができれば、他の施策では得難い大きな音質改善が期待できると思います。 何か疑問があれば、私の体験した限りのわかることであればお答えいたします。 それでは、こんな感じで今回の一連の投稿は終了にしたいと思います。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2018/2/3 9:04 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: アースノイズ低減器 「Grounding Noise Reducer」導入記 PAKAさん
おはようございます。 詳細なレビュー参考になります。 私が最初にGNRの事を知ったのはTelos Audio DesignのSNSだったと思いますが、その後日本で取り扱いされることを知り、また石黒さんのレビューも拝見させていただいてとんでもない発想の機器が出て来たなと興味津々でした。 私自身はアコリバのRE-9というアクティブに電位を下げる旧製品を使っており、仮想アースに比べて電位の下がり方が大きいためシャーシ電位が異常に高いPCにこれを利用しています。 仕組みは不明ながらGNRもRE-9と同じような発想でアクティブに電位を下げ、それもほぼ0ボルトにまで下げることができるという事でオーディオへの影響もとても大きいのではないかと想像していました。 そんな中、昨年の秋頃だったと思いますがPAKAさんにデモ機を拙宅までお持ちいただきまして短時間ではありましたが実際にGNRの効果というものを体験させていただきました。 PAKAさん自身がその後色々と工夫をする中でGNRの効果というものが発揮されてきたとお書きになっていますように、拙宅においても最初は思ったほど電位が下がらず、また音への影響も期待していたほどでは無いかったためどうすれば本領を発揮するのか何ともよく分からない状態でした。 それでも届いたばかりだと言うPC-Triple導体を使ったアースケーブルに変え、これのエージングがほんの少し進んだと思われる頃から徐々に音の変化は感じられるようになりました。 アース工事無しにオーディオ機器のシャーシ電位を0ボルトまで下げると言う夢のような効果が発揮されればさぞ大きな変化になるのでは無いかと思います。(オーディオショーのデモでは実際に0ボルト近くまで電位が下がっているようです) 私はお持ちいただいたGNRを少しの間接続しただけですので使いこなしという点ではまったく何もしていないのですが、その後PAKAさんから何度か話をお伺いした中で使いこなしには環境に応じた試行錯誤が必要だと感じました。 PAKAさんもその事を分かってケーブルの変更や接続方法(かなり色々と試されたようです)など色々と試行錯誤する中でGNRがない状態には戻れないほどの効果を引き出されたのではないかと思います。 その造りの良さと斬新なアイデアなら仕方ないと思いますが、それなりに価格もする物ですし、導入するかどうか思案されていたようですが購入に踏み切られたという事はGNRの導入以外には得られない音質改善効果があったのではないかと思います。 環境に左右されるという点ではGNRの本領を発揮し辛い面もありますが、実際にこの機器を導入された例も少なく情報に乏しい中のことですので、今後使いこなし等の情報が共有されるようになれば誰もが簡単にシャーシ電位を極限まで下げた音というものに触れられるようになるかもしれません。 その為にも今回のPAKAさんの詳細なレビューが持つ意義は大きいと思います。 先々週30分程だけですがGNRを正式導入後の音を聴かせていただきました。 何がどう影響しているのかは分かりませんが以前の音との違いは明白で、パワフル且つS/Nの良いサウンドは見事で、音に粘りや弾力感といったものが感じられました。 かなり大きな音にもかかわらず破城しないのは流石です。 これでもまだGNRを接続するコンセントに改善を残した状態だという事ですので今後どの様な展開になるのか私も楽しみにしています。 今度はゆっくりと音楽を聴かせてください。 |
管理人K | 投稿日時: 2018/2/3 14:15 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1907 |
Re: アースノイズ低減器 「Grounding Noise Reducer」導入記 PAKAさん、ケミさん、zapppa1993さん、皆様、こんにちは。
Telos Audio DesignのGNRは私もその絶大な効果に驚き、自身のFACEBOOK等で大絶賛させて頂きました。 弊社や拙宅の試聴環境においても接地アース工事なしにオーディオ機器のシャーシ電位が0V近くまで下がったのですが、その後、Telos Audio Designの輸入代理店と全国の販売店のイベントを一緒に行う中でシャーシ電位が下がり切らないことや逆に電位が上がってしまうというケースがありました。 これはzapppa1993さんがご愛用頂いている弊社のスーパーアースリンクRE-9と同様に、アース状況によって起こるようです。 マンションなどでトランスを経由して給電されている場合、アンテナが接地されていてアンテナ線がアースとなってしまっている場合、接地アースが既に引かれていてしかもアースループが起きている場合、オーディオ機器が内部アースが中点で落とされている場合などにGNRを使ってもシャーシ電位が落ち切らない、もしくは逆に上がってしまう状態になるようです。 但し、シャーシ電位が0Vに鳴った場合の効果は絶大ですし、0VにならずともPAKAさんのようにGNR自体の電源ケーブルやアースケーブルを吟味することによって大きな効果を得ることが出来ます。 ちなみにTelos Audio Design紗ではGNRに弊社の仮想アース装置RGC-24TripleC-FMを接続していました(笑) |
PAKA | 投稿日時: 2018/2/4 17:46 |
長老 登録日: 2008/2/22 居住地: 兵庫県 投稿: 764 |
Re: アースノイズ低減器 「Grounding Noise Reducer」導入記 zappa1993さん
こんにちは、PAKAです。 返信をくださりありがとうございます。 GNRの貸し出しを受けて間もない頃にzappa1993さんのお宅でデモ機を試したときは、私もまだGNRによる劇的な音質改善とまでは使いこなしができておらず、zappa1993さん宅でも期待以上の改善にはなりませんでしたね。 一緒に持参したPC-TripleCのアースケーブルも、その時の使用が初めてで新品状態だったので音もまだ固さの残る印象でしたが、家に帰ってから数日接続して馴染んでくると、ずいぶんと良くなりました。 先日少しの時間だけ聴いていただき、それまでの我が家との違いを感じられたと思いますが、GNR関連以外はそれ変更点はなかったと思いますので、その時の印象がGNRの効果だと思っていただいてよいかと思います。 まだ給電の仕方などで改善できる点があることは確認していますので、今後もマイペースで取り組んでいこうと思います。 それでは、今度はまたゆっくりと遊びにいらしてください。 |
PAKA | 投稿日時: 2018/2/4 18:01 |
長老 登録日: 2008/2/22 居住地: 兵庫県 投稿: 764 |
Re: アースノイズ低減器 「Grounding Noise Reducer」導入記 管理人Kさん
こんにちは、PAKAです。 返信をくださりありがとうございます。 GNR導入時は、長期に渡って納得するまでデモ機を使わせていただき、その間も多くのアドバイスをくださり本当にありがとうございました。 また、色々な試行錯誤や事前に御社ケーブルなどを試すことができたおかげで、大幅な音質改善が確認できたうえで導入を決めることができました。 やはり、私以外でもGNRを使っても思うように電位が下がり切らないケースがあるのですね。 今回、私自身思い知りましたが、日本のマンションや集合住宅の電源環境は複雑で、殊にアースに関してはいろいろなケースが考えられ、一筋縄ではいかないこともあると考えたほうが良さそうですね。 シャーシ電位に変化がなくとも、PC-tripleC導体のような良質なアースケーブルや電源ケーブルを使った時の音質の改善幅は驚くほど大きく、もし今後GNRの導入を検討されている方がいれば、是非そちらも込みで考えられることを強くオススメしたいです。 GNRに仮想アース装置RGC-24TripleCは我が家でもとても効果がありました(笑) |
ケミ | 投稿日時: 2018/2/9 12:17 |
長老 登録日: 2008/2/17 居住地: 投稿: 851 |
Re: アースノイズ低減器 「Grounding Noise Reducer」導入記 PAKAさん、みなさん、こんにちは。
下手な横槍を入れたままスルーしていてすみませんでした。そして、詳細な回答ありがとうございます。このレポートの裏ではやはりさまざまな試行錯誤をされていたのですね。 アコリバ対策を実践していくうちに、コンポーネントよりもアコリバアクセサリー類・アコリバメソッドによる対策の方が効果があるのではないかと思うようになりました。 その一環の中で、「Grounding Noise Reducer」はとても気になる存在でした。アコリバ以外の製品では効果を感じる製品は少なく回り道をさせられたことがほとんどなので、「GNR」も実際のところどうなのだろうという疑問符の部分が大きく、一歩を踏み出せずにいました。PAKAさんの導入レポートはまさに渡りに船の”本当にほしい情報”でした。 私がオーディオを本格的に始めたときにはRE-9の販売は終了しており、ましてやアース工事は考えられなかったので、オーディオ機器のシャーシ電位を0ボルトに近くにしてのパフォーマンスがどうなるのかという経験をした事がありません。 したがって、私も「GNR」を導入し、アコリバアクセサリー類・アコリバメソッドを駆使して今までと異なる世界を体験してみたいと思います。 現状での問題点は「GNR」の設置場所です。PAKAさんは工夫されて上手に設置されていますが、私も工夫してみたいと思います。 |
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