メイン [00-04]PC&ネットワークオーディオ TIDALはじめてみました。 | 投稿するにはまず登録を |
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fysek4063 | 投稿日時: 2019/1/26 16:24 |
一人前 登録日: 2016/3/9 居住地: 投稿: 74 |
TIDALはじめてみました。 皆様こんにちは。
fysek4063です。 日頃、PCオーディオを中心に音楽を楽しんでおります。 さて、だいぶ以前よりニュース等で、CDやダウンロードの販売売上げが激減し、世の中ストリーミングが謳歌しているという記事をよく見かけます。 音楽の音源はCD&ダウンロードで入手している私としましてはお寂しいかぎりですが、そんなに大勢が聴いているストリーミングというものが一体どのくらいの音質なのか俄然興味が湧いてきまして、昨年の暮れから年明けにかけて色々と試してみましたので書き込みしたいと思います。 まずは、ストリーミングの会社選びですが、供給される音源がロッシー音源ではいかにも音が悪そうなので、CD品質(44.1kHz)とMQA音源を謳うTIDALに照準をあわせ導入してみました。 TIDALはお試し期間があり、ちょうどいいので、ダウンロードしたTIDALプレーヤーを使い、普段使用しているUSB-DACにて再生してみました。 これは、うーーんという感じ。なにがCD品質なのかというくらい、雑味たっぷりの音で、スピーカーにべたりと張り付くような出音で、アルバム1枚分を聴くにはとても耐えられそうにありません。 まぁこんなものなのかなと思いましたが、TIDALにはMQA音源があります。これが気になりましたので、MQAレンダラー機能を持ったUSB-DACを調達してみました。 MQA音源は2段階のデコードにより、44.1kHzのファイルに格納された高次のフォーマットを展開するような仕組みになっているそうで、TIDALプレーヤーで1段階目のデコードをし、2段階目のデコードをDACが行います。この時に使うDACをレンダラーと呼ぶのだそうです。 一方、TIDALプレーヤーではデコードせずに、DACにて2段階ともデコードするのをフルデコードといいます。 私がまず調達しましたのはレンダラーになります。 これは好感触でした。雑味が多少減少し、44.1kHzに比べMQA音源のほうが随分と音質が上がりました。 まだまだダウンロード音源にたいしては雲泥の差はありますが、MQAに可能性を感じましたので、この時点でストリーミングを正式に導入してみることにしました。 それまでは、音源をダウンロード購入する時以外は、PCにはWi-Fi接続にてデータを受信しておりましたが、これがいかにも音質に悪そうなので、モデム&ルーターのある隣室より有線LANケーブルを自室に引き込みました。 その際、アコリバのLANアイソレーター「RLI-1GB-TripleC」をルーター側とPC側にそれぞれ1個ずつ装着。ルーターの空きポートにはLANターミネーターの「RLT-1」を装着し、準備は万端です。 これは予想通りかなり効果を発揮し、さらに雑味や歪みが減少し、音の立体感も少なからず出てきました。だいぶ期待が持ててきます。 次なる方策として再生プレーヤーをTIDALプレーヤーから「Audirvana Plus for Windows10」に切り替え、更にはUSB-DACをレンダラーからフルデコーダーにしてみました。 これらも相当に効果があり、だいぶ聴ける音になってきました。ただどうしてもダウンロード音源とは埋められない差があり、これはどうしたものかと。 そうした中、気になる点がふたつ出てきました。 LANケーブルを音声データとともにやってくるノイズ。これがLANアイソレーターをつかってもなお膨大なノイズに汚染されており音質を低下させているのではないか。 また、そのノイズがPCに混入することにより、通常のダウンロード音源を使ったPCオーディオ再生にも影響が出ており、透明感が若干失われていることです。 これはなんとかせねばならんと思い、次なる方策として、LANケーブルをPCのLAN端子に接続する前段階に「光メディアコンバータ」を導入することにしました。 金属導体のLANケーブルを流れてくる電気的ノイズを、いったん光データに変換させることによって電気的に絶縁し、ノイズを激減させるという理屈です。 この光メディアコンバータの導入にあたりましては、以前こちらの掲示板にも書き込みされていましたHermitageさんのブログを大変参考にさせていただきました。 Hermitageさんはネットワークエンジニアの方で、ネットワークオーディオに大変精通されているお方です。 そのブログにて、光メディアコンバータのあれこれについて記事にしたものを拝見したことがありました。 Hermitageさんありがとうございました。 さて、光メディアコンバータにはTp-Linkという会社のMC200CMを2台用意し、MC200CMからPCへの接続にはアコリバの「LAN-1.0 TripleC」を使用します。 構成としましては、<LANケーブル>⇒<MC200CM>⇒<光ファイバーケーブル>⇒<MC200CM>⇒<LAN-1.0 TripleC>⇒<PC>となります。 これは予想以上の絶大な効果がありました。雑味や歪みがより一層減少、定位もビシッと定まり、音場空間がきちんと形成されています。 MQA音源などではいかにもハイレゾといった感じとなり、一方44.1kHz音源も鑑賞に耐えうる音質にまで向上しました。 また、心配していた通常のダウンロード音源を使ったPCオーディオ再生のほうも透明感を取り戻し、従前にも増して高音質になったのではと思わせるものがあります。 CDリッピングした音源やダウンロード音源とはやはり差はありますが、厳密に比較してみるとといった位の違いで、ストリーミングでもそれなりに楽しめるところまで到達することが出来たのではないかと思います。 なんと言ってもストリーミングの場合、いままで気にはなっていたけれども未聴であったアルバムが、かなりの高確立で発見できますので、どんどん新譜が手に入るようなものです。これは他に代え難い体験と言ってよいかと思います。 そして、ストリーミングにて聴いてみたアルバムが、いざ気にいった暁には、CDを買うなりダウンロードするなりすれば、更に高音質にて堪能することもできますので、そういった使い方をしてゆくこととなりそうです。 ピュアオーディオにおいても、ストリーミングは新たな音楽鑑賞の手段として可能性を感じさせるものであるなと思いました。 |
管理人K | 投稿日時: 2019/1/27 23:53 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1907 |
Re: TIDALはじめてみました。 fysek4063さん、皆様、こんばんは。
TIDALの導入記興味深く拝見させて頂きました。 これからの音楽鑑賞はストリーミングが主流になって行くのは間違いないと思いますが、クオリティが伴ったものであって欲しいですね。 私はストリーミングはまだ導入していませんが、知り合いがPCを持って来て弊社のシステムで聴いたことはあります。 その音質は確かに褒められるものではありませんでした。 MQAに関してもデコードされたCD音源やハイレゾ音源にて確認はしましたが、デコーディングした音源でMQA有り無しの比較ではMQA有りが明らかに優位性がありました。 立体感や空間表現が確実に向上する印象でした。 それ以上に光メディアコンバータは劇的な効果を発揮するのですね。 一見余計なものが介在するように思う方もおられると思いますが、光変換をすることによってアースが切り離され(電気的に絶縁され)ネットワーク上でどうしても発生してしまうノイズの行き交いがなくなるのが劇的なクオリティUPの要因だと思います。 弊社もLANやUSBのアイソレーターやターミネーターなどを発売していますようにネットワークオーディオはノイズとの戦いであり、ノイズを制するものが高音質ハイクオリティを実現出来るといっても過言ではないと思います。 fysek4063さん、ありがとうございました。 今後も役立つ情報のご投稿を何卒お願い致します。 |
fysek4063 | 投稿日時: 2019/1/28 20:29 |
一人前 登録日: 2016/3/9 居住地: 投稿: 74 |
Re: TIDALはじめてみました。 管理人Kさん、こんにちは。
fysek4063です。 コメントありがとうございます。 光メディアコンバーターの導入は今回の試行錯誤の中で、かなりインパクトのある結果となりました。 実は本文では割愛しましたが、光メディアコンバーターの導入にあたり、Tp-Linkの製品の他に、アライドテレシスの「CentreCOM LMC102」という製品も同時に調達し、比較検討したところ圧倒的に音が良かったTp-Linkの「MC200CM」を採用したという経緯があります。 アライドテレシスのものは100base-TX対応、Tp-Linkのものは1000base-T対応と伝送速度に違いがありますので、これが音の違いとなってあらわれたのかもしれませんし、機器内部で使われている部品・部材の違いからくるのかもしれませんが、根っから文系の私には皆目見当がつきません(笑) また、アライドテレシスのLMC102のほうは既にディスコンとなっているかなり前の製品でして、今回ヤフオクで格安にて落札した中古品ですので、経年劣化により性能が低下している可能性もあります。 後継機として「LMC112」がありますので現行品を使えばまた違った結果になったかもしれません。しかしながら定価がかなりお高く、ちょっと試してみるには高価過ぎました。 そういう意味ではTp-Linkの「MC200CM」はコストパフォーマンスが高かったように思います。 当たり前のようでもありますが、使用する光メディアコンバーターの種類によって音が変わるというのも、非常に興味深い結果となりました。 |
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