SIP-8Q＆BSIP-2Q＆IP-2Qを他社の類似製品と比較試聴してみました。
まず、他社製品を試聴しました。

・静寂になるものの、やや高域が丸くなる（某社ゴムキャップ）
・静寂になりつつも、同時に金属的なうるささが乗る（某社ショートピン）
・金属的なエッジが強調されるようになり、躍動感が出たと錯覚させる（某社RCAキャップ）
・作りが大雑把でサイズが合わず挿入できず（某外国製品）

ざっとこんな感じでした。
二番目の製品の変化を聴き取るのに、少し手間取りました。
変化の仕方がややこしいのです。
一番下の製品は何なんでしょうか･･･
D＆Mは変な製品を輸入しないでもらいたいです･･･

さて、気を取り直して、これらの後にSIP-8Q＆BSIP-2Q＆IP-2Qを試聴しました。
公平を期するために、水晶チップなし、制振シートなしのノーマル状態です。

・静寂さが増し、埋もれていた情報が湧き出てくるが、基本的な音調に変化なし

うん、流石です。特に素晴らしいと感じたのが、基本的な音調に大きな変化がないことです。キツくなったり丸くなったりという変化がないのです。他社製品からは必ず何らかの音調変化が感じられました。このノーマル状態の質が高いからこそ、水晶チップや制振シートで応用が利くんだなあと思いました。

色々と勉強になった比較試聴でした。

∀｀)タヌ吉【の】さん
こんばんは。

面白いレポートありがとうございます。
ショートピン一つをとっても、材質や仕上げによって効果に大きな違いがあるのですね。

プラスチックのキャップは問題外としても、オーディオ用を謳った製品の中にも好ましい結果を得られない物が混じっているというのは忌々しきことですね。
ショートピンの役割としては、外来ノイズの混入を防ぐというのが一番ではないかと思いますが、機器にQR-8を一つ貼るだけでも音質が変わることを考えると、ショートピンの持つ制振作用も無視できませんね。
機器の端子に直接接するものだけに、素材の品質は重要だと思いますし、変な癖が乗る素材はご法度です。
私もSIP-8Q、BSIP-2Q、IP-2Qを適材適所に使っています

zappa1993さん、レスありがとうございます。

今回の比較試聴はとても面白かったですよ。オーディオは細かい部分でも音がコロコロ変化するので、どうしても細部細部へと意識がいってしまいがちです。しかしアコリバ製品は｢木も見て森も見る｣といった感じで、細部がよく見えるようになるのに全体のバランスが崩れることはない。

私もシステムの細部を詰めつつ、常に全体を意識した調整を心がけなくてはいけないなと思わされました。

追記です。

現在、水晶チップと制振シートを使い、更なる調整に励んでいます。水晶チップで音が有機的になるのは皆さんご存知の通りですが、制振シートには歪みを減らしつつ重心を下げる効果があるようです。上手く利用することで音の密度が増し、とても安定感のあるサウンドになりました。引き続き、色々と実験していきたいと思います。

∀｀)タヌ吉【の】さん
こんばんは。

追記ありがとうございます。
制振シートは、物の振動を防ぐというよりは、伝えない（遮断する）という目的で利用するのが良いように思います。

>私もシステムの細部を詰めつつ、常に全体を意識した調整を心がけなくてはいけないなと思わされました

仰る通りですね。
何をやっても音が変わる世界ですので、音の変化に一喜一憂してばかりではなく、今どちらの方向に進んでいるのかを冷静に判断することも必要ではないかと思います。
また、そうした意識を持っているというだけでも何がしかのプラスに成っているはずです。