皆様こんにちは。
スキャットです。

米国でハイエンドケーブルと言われるPurist Audio Design（PAD）のPROTEUSをパワーアンプとCDプレーヤーに使って比較試聴実験Part４♪
リファレンスはグラミー賞授賞の女性グループDIXIE CHICSの
LANDSLIDEで。

P社は高域中域が強調されヴォーカルの定位が高く、声に伸びがなく
張りの部分はキンと耳に刺さる感じ。
コーラスも薄く音量が低い。
また低域の音量も低く、ベースラインは殆ど聴き取れない。
音が伸びないのでギターやバンジョーのチョーキングも切れ切れ。
かなり物足りなさを感じてしまった。

次にAC-2.0TripleCに変更して試聴。
重心がグッと低くなり帯域バランスが劇的に向上。
ヴォーカルも伸びやかで艶があり、張りの部分も柔らかくdown、mountainなどの語尾 〜ン の音まで明瞭にニュアンスが伝わって来ます。
ベースラインの輪郭がしっかり浮き出て、ギター、バンジョーのチョーキングやアルペジオの弦のかすれ、ネックのスライド音まで聴こえて来ました。
切なさや不安を唄う彼女の心情を余す事なく情緒豊かに伝えてくれます。

結論、ハイエンドのケーブルだから良い音とは限らない。
作り手のメッセージと音を正確にリスナーへ届ける事だ。