壁に作り付けの棚にアンプ類を置いていたのですが、如何せん、ケーブル一つ取り換えるにも、M社の何十キロもあるアンプやDAC、CDプレーヤー等を出し入れして、接続するためには相当の気合が必要でした。これからアコリバの製品を取り入れていくのに、この重労働をどうしたものかと悩んでいたところ、フォーラムを見せていただき、思い切ってアコリバのオーディオラックにしようと思いました。以前作っていただいたアコリバのJ社4338用のスピーカースタンドとの音の方向性を大切にしたいと思ったからです。
届いた商品は、とても丁寧に梱包されていました。
組み立ての図面通り、床に天板を裏向けて置き、その上に２段目、３段目を組んでいきました。その都度、水晶粒子を支柱のねじ穴の中に５ｇずつ入れていきました。





















機器の出し入れのことも考えてキャスターも付けていただきました。




















丁寧かつ精密な作りで、組み立てる時も接続部と棚板の４つの穴がピタッと合っていました。ただ、棚板の重さがあり、棚板の表面を傷をつけない様にするため、2人で呼吸を合わせながら接続部分に棚板の４つの穴を上手く合わせてはめ込むことが必要でした。４段のラックでしたので、最後にキャスターを組み込み、２人で逆さまに出来上がったラックの上下を元に戻して完成です。
さて、仕様です。ヒッコリー３５ｍｍ厚の棚板の色は濃い目のローズウッド系、２０１７Ｓ黒アルマイト梨地仕上げのポール、接続部分の真鍮は金メッキ梨地仕上げです。縦５００ｍｍ、横６７０ｍｍ、高さ１０８４ｍｍ（キャスターを含む）、棚の間隔は２５０ｍｍの4段（天板を含む）です。
オーディオラックとしてとても落ち着いた感じで、アンプ等を引き立たせる、上品でなかなか渋い面構えのラックです。私は大変気に入っています。これからアンプ類を載せて、実際の音の変化をご報告したいと考えております。まずは、組み立ての報告と写真を掲載いたしました。

tat-57さん

こんにちは、リモコン二刀流です。

まぁ、なんともカッコいいラックですね。
ポールが航空グレードアルミということで、表面の質感も良さそうです。
しかも天然水晶をポールの中に入れていくという……隙が無い！ｗ

こんなシンプルで上質なラックにオーディオ機器を入れたらそれだけで幸せになりそう！
私はヒッコリーボードを使ってその効果を体感しているので、こういったカスタムメイドの製品は憧れます。

何より適当なラックを買ってそこにまたヒッコリー敷くこと考えたらこっちの方がいいですよね！

投稿に間が空いてしまい申し訳ありませんでした。
家具屋さんが壁面に作り付けてくれていた棚から、アコリバのラックへの変更のため、他社の製品と比較した訳ではないので、私の感じたことが参考になるか分かりませんが投稿いたします。
システムをラックに移し、ケーブルをつなぎ、期待と不安な気持ちで、まず1曲目。私の大好きなCheryl Bentyne sings "Waltz for Debby"から「Blue Moon」を。「何、これは！」部屋の影響かと思っていたこれ迄の音の雑味が消えて、明らかに全体がクリアーになって、一言で言うと疲れない音になっていました。ベンティーンの息づかいがより手に取るように分かり、臨場感が増し、ケニーバロンの伴奏も音の輪郭がよりはっきりと。ドラモンドのウッドベースは太い弦を指ではじく瞬間が見えるような錯覚に陥りました。
2曲目は、Stefano di Battista（alto saxophone）の"Parker's Mood"から「Embraceable You」を聴き比べてみました。バティスタのアルトがよりしっとりと、そしてアルトサックスから振りまかれるフェロモンの量が一気に増量され、バロンのピアノの音質も上記の「Blue Moon」と同じことを感じました。
もう１枚は、マイク2本で録音されたという竹田 一彦さん（guitar）のアルバム「TAKEDA MEETS TANA AGAIN」から全曲において、ぐっと4人が目の前に。小さなライブハウスで膝を突き合わせてグルーブに酔いしれている自分がありました。以前のラックの投稿欄で出ていた躍動感というのは、こういうことだったんですね。よく分かりました。
今のシステムを一気にレベルアップしてしまう、そんな力を持ったラックだと感心しています。感謝の気持ちと共に、益々アコリバの製品に魅力を感じた次第です。購入してよかったです。ありがとうございました。

新たにプリアンプを購入して、今まで使っていたプリメインのパワーアンプ部分だけを使って結構満足していました。そのためアコリバで作っていただいたラックの段も同じ高さで使えていました。しかし、欲は出てくるものです。もう少し音の張り出しがほしいと思い、力のあるパワーアンプ購入に踏み切りました。しかし、オーディオラックの段の高さ(内のり25cm)が、購入したいパワーアンプの高さ(24cm)に対して1cmの隙間しかありません。そこでアコリバさんにラック最下段のポールを4cm延長した4本セットを作っていただけるか我儘なお願いすると、業者に確認の後、OKをいただきました。そして約1か月後、思っていた通りのポールが送られてきました。組み込んでみると、ピッタリでした。お陰様で、パワーアンプがバランスよくオーディオラックに収まりました。販売後も個々の対応に快く対応し、アフターケアをきちっとしていただけたことに感謝し、オーディオラックをアコリバにオーダーしてよかったと改めて思っています。

tat-57さん、こんにちは。

初めまして、kanoaと申します。

ラックかっこいいですね！支柱の中に水晶を入れると何か違うのでしょうか？支柱の共振を抑えるとかですか？

機材替えると、ラックに困りますよね
ポールをカスタマイズしてくれるアフターケアがあるとは知りませんでした。アコリバさんの対応力には驚きます。
ぴったりのサイズで音響特性にもこだわった製品を製作して頂けると私共ユーザーは大変助かりますね。
写真を見ると、スッキリと収まっていて見ている方も気持ちいいです

kanoa 様
ご投稿ありがとうございます。
組み立ての説明書通りに、2017S黒アルマイトの支柱と真鍮の継ぎ目の部分にそれぞれ同量の水晶の粒を入れました。クオーツレゾネーターと同じく、より振動抑制効果があるものと思っています。ただ、ラックが届いた当時、嬉しさのあまり夢中で組み立ててしまったため、水晶の有無での音の比較は確認しておりません。今となっては50kgのアンプの乗せ降ろしやラックの分解・組み立て等の作業を考えるとちょっと躊躇してしまいます。
しかし、スピーカースタンドやオーディオラック、コード類といったアコリバ製品のお陰で、間違いなく私の思っている方向で音が構築されています。今まで積み上げてきた音響特性を生かしながら、スムーズに機材を入れ替えることができたこと、アコリバさんには本当に感謝しています。

tat-57さん、はじめまして。

私もアコリバラック使用していますが、私のは以前あったスタジオＡで使用されていたものです。

黒いぶつぶつ塗装は、黒アルマイト梨地仕上げというものでしたか。

ヒッコリーボードは部屋に合うように明るい無着色のものにしました。

アコリバラックでキャスター付きは初めてではないでしょうか。配線などで動かす場合は便利ですね。

拙宅のはキャスターありませんが、滑って動かせます。


tat-57さんの機器類は100KG以上ありそうですが、注文するときに機器類の質量を知らせて、キャスターの設計をやってもらうのでしょうか。

私は機械屋ではなくドボクヤですが、支柱の軸と車輪の軸がずれているので興味があるところです。

スペンサー&ホーク 様
ご返信、そして写真をありがとうございます。素晴らしい機器であると共に、スペンサー&ホーク様の音への追求と拘りが伝わってきます。
私はオーディオラックの製作をお願いするときに、重いラックを移動しやすくするため、キャスターを付けるか、椅子の足に付ける滑り材をポールの底に貼り付けるかは迷いましたが、キャスターによる軸のずれからくる音質の変化までは、全く及びもつきませんでした。
また、機器やラックの荷重によって床に接するキャスターのゴムの部分が変形してきた場合、ラックを移動することでゴムの位置が変わり、安定が悪くなることもあるかもしれません。今のところ2年半が経ちますが、特に変化は無いようです。荷重に耐えられるしっかりしたキャスターを付けてもらえたと思っています。もし、不具合が出たときには、キャスターの交換か取り外しを考えなければいけません。
重量の件ですが、アコリバさんには、ポールの間隔と棚の寸法や高さのことでM社のMA-6600を使用するということだけはお伝えしましたが、総重量のことまでは気付かずに、全くアコリバさん任せでした。現在はもっと重くなっているのですが。

写真では分かりにくいのですが、拙宅の場合は、オーディオラックが壁面に備え付けられた戸棚や戸棚の支えで上部と左右の3方が囲まれており、ラックをはめ込むような形になります。そのためラックを随分前へ引っ張り出さないとケーブル交換ができません。一人で作業をするときに、このキャスターは何者にも代え難い頼もしい助っ人になってくれているのが現状です。

tat-57さん

＞キャスターによる軸のずれからくる音質の変化までは、全く及びもつきませんでした。

軸線のずれは力学的な話で、音質の事ではありません。
紛らわしい記述で申し訳ありませんでした。

キャスイターは台車等によく使用されていますので、一脚あたりの荷重が分かれば決まったものがあると思われますね。
当初より、重くなっているとの事ですが、荷重に対しては余裕をもって選定されていると思います。
キャスターの材質等も吟味されたものであると思います。


＞そのためラックを随分前へ引っ張り出さないとケーブル交換ができません。

千葉支部の富豪の方もラックはアコリバ製ではありませんが、キャスター付きでないとダメだと言っておられました。

私のラックも両サイドは棚やチェストに挟まれています。ラックの後ろに電源ボックスを置き、輸出用の
電源ケーブルを使っています。
掃除の時はラックを引っ張り出しますが、電源ボックス用ボードから、ボックスが毎度落ちますので掃除も一苦労です。

しかし、50Kgのアンプを持ち上げるだけでも大変ですね。

腰痛にお気を付けてください。（腰痛持ちより。笑）

スペンサー&ホーク 様
ご返信ありがとうございます。
実は、このラックが来るまでは、壁に固定された作り付けの3段の棚を使用していました。見映えはよかったのですが、ケーブル等を差し替えるときには機器を出し入れしなければなりません。また、以前使用していた34kgのプリメインアンプでさえも無理な姿勢から持ち上げるとなると心が折れそうになっていました。そんなこともあって、つくづくキャスター付きでなければと思うようになっていったのです。
今では、作り付けの棚を取り払い、戸棚の支えの間にアコリバのラックがピッタリと収まっています。
キャスターがあることによって、ケーブル等の取替えによる試聴も気軽にできる作業となっています。