気になってはいたけれども値段から手が出なかったリアリティエンハンサですが、ふっと魔が差してしまい、この度RET-RCAを2本、RES-RCAを3本導入しました。
刺した場所はUSB-DACのRCA出力と、アナログRCA入力、デジタルRCA入力の計5か所です。
ここには従来SIP-8QとIP-2Qを差しており、旧製品導入時でも確実な音質改善が見られましたが、差し替えてみて音を出してみた瞬間・・・何だこれは！？と吃驚仰天です。
驚きのあまり開いた口が塞がらないと言いますか、あまりの変わりようにショックが大きく暫く固まってしまいました。

この製品の紹介ページにはこうあります。
>S/N比、歪み率、周波数特性、位相特性、Dレンジ、チャンネルセパレーション、立体感、音色、質感など全ての項目が劇的に向上します。

正にこの通りで、我が家では全ての項目で改善が見られました。
そして、例えば、機器付属の電源ケーブルをオーディオグレードの物に変えたとか、ポン置きをやめて高性能なインシュレーターを入れたとか、それらの次元と同じぐらいの変化量がありました。
ウチのスピーカーってこんな良い音出すこと出来たんだな・・・と(笑)
購入前まで、正直なところ空き端子対策にこの値段は高過ぎるな〜・・・なんて思っていた部分もありましたが、導入してみると、これだけ効くなら費用対効果は十分過ぎる程だと思うようになりました。
素晴らしい製品です。5本まとめての出費は正直厳しいところではありますが、それでも買って大満足です。

前回導入から1年経って、未導入機器に対して一気に追加導入しました。
(リアリティ・エンハンサだけでなく、仮想アースやUSBターミネーター等も含みますが。)
効果の程は予想通りに素晴らしいものがあり、刺したら刺した分だけリニアに性能向上が見られるのが嬉しいですね。
特筆すべきは音の瑞々しさ、響き、音の細部の描写ですね。刺す前は音がカサカサ、パツパツしていて音の密度が薄っぺらいものだったことがよくわかります。
クラシックやジャズ等、生楽器の音源が飛躍的に"生っぽく"聞こえるようになりました。

もちろん基礎性能が高い機器を使うことは必要ですが、やはり、それだけでは不十分ですね。
リアリティ・エンハンサだけでなく、アコリバ製品はどれも"最後のツメ"の部分を一手に担ってくれて、システム全体の質感や空気感が整うように感じます。