みなさんご無沙汰しております、PAKAです。

RAF-48は、バーチ天板の旧RAF-48からアンプとCDプレーヤーに愛用していましたが、ヒッコリー天板のRAF-48Hへのバージョンアップに伴い、半年ほど前から余った旧RAF-48を以前ケミさんにご紹介していただいた電源BOXの設置ベースに再利用して、更なる音質改善に役立っています。
今回は、RAF-48の効果を更に引き出すべく行った施策をご投稿させていただこうと思います。

まずは、これまでのRAF-48設置環境の写真です。


RAF-48を使用する効果を確かめるため、使用前からの電源BOX設置環境を丸々エアフローティングしていました。
この設置環境でも、それまでと比較すると広いふわっとした空間表現の向上が感じられ、確かな効果を感じていました。
ただ、RAF-48を最も下に設置することによって、RAF-48が絨毯にベタ置きになってしまっていることが気になっていました。
これは、旧RAF-48が発売されて間もない頃にmaroさんのご投稿で、「RAF-48といえど設置ベースがヤワだと効果を発揮し切れない」という内容もあり、私も同様に感じていたからです。
また、真ん中に設置しているクリプトンのボードは重量感のあるしっかりとした鳴り方となって設置ベースとして重宝していましたが、個人的に感じる音質傾向で、少し音が重くなってしまうことと、表面素材の影響か、高域にわずかにヒリつきを感じる部分があったので、これに替わる設置ベースに変更できれば、音に敏感な電源部からできれば外したい、という考えがありました。

そこで、更なる音質向上を期待して、RAF-48の下に土台を構築してみました。
土台には、事前にzappa1993さんが持参してくださった製品版のサイズで音質への効果を確認できたので、ヒッコリーボードのRHB-20をRAF-48の底板よりわずかに大きいサイズで製作していただきました。


設置に際し、RAF-48Hのアイデアを参考にさせていただいて、RAF-48の底板4隅にショートピンのSIP-8Fや現行品のSIP-8Qに付属しているフォックのシートを貼って、滑り止め・ガタ防止・更なる制振効果・ヒッコリーボードとの固着による安定性を獲得することができました。
サイズもピッタリでいい感じです。


その状態でRHB-20にRAF-48を設置した写真です。

市販のサイズでも設置できますが、少しだけRAF-48の方がサイズが大きく、見た目の安定性がイマイチなのが気になったのでサイズを合わせていただきましたが、見栄えも良くてお願いして良かったと思います。
ただ、市販のサイズの物でも不安定さは無く、しっかりと設置できますので、音質的にはほとんど変わりないと思います。

最終的な設置状況の写真です。
見た目も以前より少しスッキリして良くなりました。


肝心の音質ですが、それまでの状況と比較して、滑らかさやしなやかさ、軽やかさが大きく向上してストレス感のより軽減された心地よい音質となりました。
それに伴い奥行き感が一層深まったことが印象深いです。
あらためて、RAF-48といえど設置するベースが重要であることを再認識することができました。
少し贅沢な使い方かと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、その効果を考えると十分に価値のある施策であったと感じており、個人的には大満足の結果となりました。

もしRAF-48を不安定な場所へ設置している方がいらっしゃるようであれば、その設置ベースを見直すことで、更なる音質向上が期待できるかもしれません。