みなさんご無沙汰しております、PAKAです。
今回、RHB-20を棚板に使った背の高いラックを製作していただきましたので、その様子を投稿してみようと思います。

経緯は、以前からRR-777を高い位置に設置している棚がしっかりした物でなく、更にオーディオ再生時も棚の共振によって音に素材固有のクセが乗っているように感じていましたので、いずれ入れ替えたと思っていました。
今回のラック製作をする前に自分なりに色々とやってはみたものの、なかなか満足の行く結果が得られず、こうなったら確実な好結果が得られそうなヒッコリー材を使ったラックにしたいと思い、管理人Kさんに相談して製作に至ったというものです。
半月ほど前に既に到着しておりましたが、なかなか時間が取れず、この度やっと設置することができました。

これが完成したラックです。
全高が170cm程で、他の物も設置できるように4段ラックにしていただきました。
天板、底板、棚板は全て製品版のRHB-20で、支柱はとてもしっかりとした木製の丸棒です。


設置前に、まず設置面とのガタつき防止と固定のため、底板の四隅付近にフォックを貼り付けました。


次に、個人的に定番になっているラック棚板の裏面にQR-8をペタリと貼り付けました。
ラックの品質を底上げするだけでなく、それ自体の響きも良くなるためルームチューン効果もありオススメです。


設置してみると、フォックとの固着で床と底板は全くガタつきなく、しっかりとした土台が構築できました。
ただ、構造上これだけの高さになるとラック上段にいくにつれて、横揺れなどのグラつきがどうしても発生してしまいます。
ラック最上段にRR-777の設置環境があるため、なんとかリジッドに設置できないか考えてみました。
そこで、壁際にラックを設置することから、ヒッコリーキューブインシュレーターのHQ-4とフォックを組み合わせたものを壁とラック天板の隙間に挟んでみました。

これが予想以上にうまくいき、前後左右全くグラつきがなく、下から上まで完全にリジッドにラックの設置ができました。


一通りのラック設置が完了したので、RR-777の環境を移してみました。
RR-777を設置するラックの品質が向上したのはもちろん、これまでのクセのある素材を排除できたため、再生音もまた一段進化し、クセも緩和されて満足のいく施策となりました。
また、見た目が良くなったのもうれしい要素です。

今回のラックはRR-777の環境用にRHB-20に支柱穴の加工をしていただいたため、棚板にフルサイズの機器設置はできませんが、もしオーディオのメインシステムを設置するラックとして使った場合でも、市販のラックとは比較にならない音の良いラックとして使えるのではないかと感じました。

ラック製作は個々のサイズオーダーへの対応など、とても大変だと伺ったことがあるので無責任なことは言えませんが、サイズを固定して、製品としてラインナップしてもよいのではないかと思うくらい素晴らしい出来栄えのものでした。
この度もありがとうございました。
大切に使用させていただきます。