オーディオユニオンアクセサリー館において、恒例のオーディオ・アクセサリー・リレー
試聴会が6月22日~23日に行われました。
アコースティックリバイブの試聴会は22日の最後の18時から約1時間半ほど行われまし
た。
当日はスペシャルゲストとして、なんとジャズ＆ラテンシンガーのMAYAさんと、ジャズ
ドラマーの松尾明さんが参加され、プロのアーティストからの貴重な感想が述べられ、有
意義な時間を過ごさせていただきました。


























以下にその時の模様を、記憶を頼りに報告いたします。

オーディオ機器
スピーカー：クリプトンVigore KX-1000P
SACDプレーヤー：アキュフェーズDP-560+エアフローティングボードRAF-48H
プリ、パワーアンプ：アキュフェーズ+ヒッコリーボードRHB-20
SPケーブル：SPC-TripleC
LINEケーブル：RCA-1.0TripleC-FM、XLR-1.0-TripleC-FM
電源ケーブル：アンプは付属、SACDPはPOWER STANDARD-TripleC-FM

1. 上記の条件でまず試聴

試聴曲：当日石黒さんがCDを持ってくるのを忘れるというハプニングで、アコリバ社員
の方の愛聴盤で試聴。
R&Bの男性ボーカル(甘いボーカル)で、バックはピアノ、ドラム、ベース。

石黒：もう既にACOUSTIC REVIVE製品をかなり使っている状態での試聴開始ですがMAYAさん如何ですか。
MAYA：良いですね。これで全然十分です。終了！
石黒：ではこれで終わりにして飲みに行きますか。
（冗談はここまで）

2.　プリ、パワーアンプの電源ケーブルをPOWER SENSUAL-MDに交換

石黒：全然違っていますね。ここで歌っている感じで、実在感　バックとボーカルの距離
感が出ている。
MAYA：ボーカルにエネルギー感が出た。THの発音、息を使うところで凄くリアリティー
が出た感じがする。THとは、空気を含んだ「スッ！」という発音(子音)でリアリティー出ている。
石黒：オーディオのクオリティーが上がると子音の発音がきれいになる。がさついていた、
ささくれ立っていた音が潤って滑らかになる。

3.　SACDP〜プリRCA-absolute-FM、プリ〜パワーXLR-absolute-FMに交換

試聴曲は、アコリバレーベル第四弾の「SHUNSUKE SATO| J.S.Bach : Sonatas and
Partitas for solo violin
石黒：ざらざらしていたものがなくなった。演奏の強弱、抑揚が豊かになり、演奏がうまくなった
ように聴こえる。
松尾：古楽器特有の音が出ていた
石黒：古楽器の録音は難しくカサカサ、カリカリしているものが多く、あの音が古楽器の音とは
き違えている人もいる。アブソリュートに変えることにより、より本来のハイファイとなり、バロック・
バイオリンの音色をとらえることができ、高忠実度の再生ができた。
アブソリュートのXLRはMAYAさんのボーカルマイクのケーブルに使用しているが感想
は？
MAYA：マイクケーブルを変えて、生々しさ、艶感、コーティング感を自分の声に感じた

ここで、アブソリュートが何故高額なのかという説明。（内容はHPを参照してください）

4.　SIP8Q、BSIP2Q、ショートピンをアンプ、プレーヤー入力端子にMAYAさんが装着




















試聴曲：MAYA　BEST　　15曲目「ある恋の物語」
https://www.hmv.co.jp/artist_MAYA-Jazz_000000000172205/item_Maya-Best_2805386　

石黒：生々しい、色っぽい感じになった
MAYA：すごく深くなったというか、低音の部分のスペイン語の破裂音が風を感じる
石黒：メリハリがあり、凝縮された感じがある。

5.　新製品の強力版ショートピンに入れ替え

石黒：より艶やか、音場が広く、細かい部分の歌いまわしのニュアンスがぐっと豊かに聴
こえる。
MAYA；説得力が出てきている耳で聞くより、胸で受け止めていく感覚。こちらの方が、自
分で歌っている感覚がある、全然違いますね。

会場からショートピンに対する質問。
石黒：ショートピンは共振をコントロールしており、真鍮とジュラミンと水晶を組み合わ
せた3重構造で鳴かない構造となっている。（ショートピン同士をたたいて説明）(キンキン
しない鈍い音)
他社の製品は真鍮オンリーで煩くなっている。
これまでの製品との違いは、強力版は内部ホットとコールドでショートしているバーがEX
の導体を使用している。さらにその導体の周りに水晶を挿している。

6.　出力端子に新製品ＲCAとXLRターミネーター　

MAYA；ピアノがキラキラしたクリスタル感が増した。
石黒：ピアノの倍音が全然違った。ボーカルにEQやエレクターの類はあまりかけてない
ように聞こえ、結構生声に近い。当初は録音側でかけていると思っていたものが、実は再
生側のノイズであったいうこと分かった。生々しく、ニュアンスが豊かになった。

7.　LAN端子にLANターミネーター、USB端子にUSBターミネーター

MAYA：素敵な完璧な女性になった
石黒：重心が下がった。中低域が出てきた。粘りが出た。

8.　ケーブルインシュレーターRCI-3Hを追加

試聴曲：MAYA　BEST　　9曲目「シャイニー・ストッキング」に変更
松尾：信じられないほど変わる。この製品は寺島(靖国)さんも大絶賛していた。
MAYA：1コーラス歌い終わった後の松尾さんのドラムが全然違う。
石黒：煩くないしノリが良くなった。

9.　電源コンデイショナーRPC-1追加

石黒：管楽器が厚みを増し重厚。ボーカルはより密度は上がった。
MAYA：前までは、各楽器が一体化し過ぎていたが、各楽器が分かれているのに聴こえ方は
まとまっている。
石黒：分離がいいのに演奏はまとまって聴こえる。ビックバンドというサウンドになって
きた。
松尾：マスタリングが、鳴り過ぎたかなというイメージがあったが、これを聴くとすごく
安定している。レコーディングやマスタリングからずっと付き合ってきたが、この音聴い
たのは初めてだ。
石黒：作り手の想像を超えた音が出てきているということですね。これは凄いことですね。

10.　プリにEMFキャンセラーREM-8、SACDPにグラウンディング・コンディショナー(仮
想アース装置) RGC-24 TripleC-FMを追加

MAYA：バンドが10人以上いる感じがしませんか。
石黒：編成が大きくなり、スケールが大きくなっている。分離がよくなり、音場が広くな
っているのに一つ一つの楽器のエネルギー感が高まっているから、すごくいい感じになっ
ている。

11.　CD & DVD 消磁器RD3、マイナスイオン発生器RIO-5II使用-


























松尾：マスタリングの時には管楽器が響き過ぎ、鳴り過ぎていたのがタイトになった。
石黒：管楽器がちゃんと後ろにいて、距離感を保っているのにしっかり音が飛んでくる。
理想的なミックスがされていたかことが分かる。
MAYA：演奏者が楽しそうに演奏している。演奏者の感情まで再生している音になっている。


12. 番外編　MAYAさんのREM-8とRIO-5IIのオーディオ以外の使用法
REM-8を、常時携帯し、録音時には譜面台の上に置く、これは声や精神が安定するため。
RIO-5IIは寝室に置いている。肌に潤いを与え、大変良い。また、光がプラネタリウム
のようできれい。(拙宅も1台追加しようかな )

以上、注目の新製品を含めたアコリバ全製品を使用した試聴会報告でした。