メイン [00-02]オーディオ全般 良質なクラシックCDのご紹介 | 投稿するにはまず登録を |
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投稿者 | スレッド |
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ホワイトメタル | 投稿日時: 2013/12/31 13:00 |
長老 登録日: 2012/8/21 居住地: 群馬県前橋市 投稿: 372 |
良質なクラシックCDのご紹介 皆様、こんにちは!
いつもお世話になっております。 以前PAKAさんがご紹介したCD、シカゴ響:レヴァイン指揮のホルスト作曲:組曲「惑星」が演奏、録音共に素晴らしいソフトだった事に気分を良くして、私なりに演奏と録音の両立が秀逸なソフトを探し求めていましたが、思いのほか太鼓判を押せるソフトが無く時間が経過してしまいました。 まず、録音の事を考えますと、シカゴ響の「惑星」が89年の録音です。 私自身、80年代の録音物を端から馬鹿にしていましたが、それは大きな勘違いだった事に気付かされたのが大きな収穫になりました。 話は遡ります。 LPからCDへ完全に移行したのは、87年位だったかと記憶しております。 当時私はロックミュージックしか聴いておりませんでしたが、CDの再生音があまりにも薄っぺらで、子供ながらに「ふっ、なんてヘボい音なんだろう」とがっかりした記憶が蘇ります。 それから時を経て15年後にプロジックでLPの再生音に感動して、やはり時を経てもLPの方がCDよりも断然勝る事を再認識出来ました。あくまでも60年代〜80年代のロックミュージックの場合ですが・・・ では、クラシック音楽のソフトはどうなのでしょうか? 私は確か、97年位から聴き始めたと思いますが、当時は安物のコンポで再生していましたのでCDしか聴けませんでした。 特に悪い再生音だとは思いませんでした。 当然、本物の音を知り得たくてクラシックコンサートへは足繁く通っておりました。 当たり前ですが、音が癒しの生物の様に感じて毎回目頭が熱くなりました。 つまらない屁理屈はさておき、そろそろ本題に入りたいと思います。 クラシックのCDに限定させて頂きますが、テクノロジーの進化により理論値から判断すると、当然の事ながら最新盤が最良の音がすると信じ続けてきましたが、購入し続けていても毎回、「喉の奥に引っ掛かる魚の小骨」の様な感じが払拭出来ないのです。 具体的に申しますと、質感が不自然で各帯域がアンバランスの上、更に歪みが生じていてそれとなく生音に近い感覚と偽音のせめぎ合いの様なソフトが多い気がします。 この様な状態が数年間続き、一体何十万円同じ様な類のソフトを買い続けてきたかと思うと、泥沼に嵌って身動き出来なくなっている自分がおりました。 そんな中、シカゴ響:レヴァイン指揮の「惑星」は、そんな私にヒントを与えてくれたのです。 久しぶりに感じる弦楽器の生々しい質感、金管楽器のスカッと抜けが良く前へと迫ってくる迫力、木管楽器の浸透力のある魅力的な質感、打楽器は歪みがなく音像定位と打楽器本来の素の音が再現されておりました。 そう、考えてみましたら私が所有しているCDは、80年代の録音(多くは再発盤)ですが相当数所有している事に気付き、貪る様に聴き漁りました。 不思議でしたぁ〜、 以前実家で聴いていたシステムとリスニングルームでは、全くと言っていい程に良くも悪くもない普通の再生音としか感じていませんでしたが、現況のシステムとリスニングルームでは実に生々しいソフトが数枚ありました。 この旨を先日管理人さんに報告しますと、管理人さんが教えて下さいました。 80年代後期までは磁気テープを記録媒体として使用していましたが、現況は直接ハードディスクレコーダーに記録する事になって再生音に差異が生じていると。 しかしながら、磁気テープが良いの? そこで最後に何を今更!とクラシックファンには嗤われそうですが、素晴らしい演奏と録音のソフトをご紹介させて頂きます。所有している方も多いと思いますが、改めて聴き返して頂きますと幸いかと思います。 エリアフ・インバル指揮 フランクフルト放送交響楽団 マーラー作曲:交響曲第五番 1986年録音(セッション録音) このソフトは86年に数々の賞を受賞したソフトです。 この曲、私が最初に交響曲の分野にのめり込んだ際に夢中になった作品で、マーラーの作品では定番中の定番で、大変聴きやすい親しみやすい曲かと思います。 第一楽章が、「葬送行進曲」で始まるのが堪らないですかね? 最高傑作は交響曲第九番だと思いますが(脱線申し訳ありません) きっと、皆様もこのソフトを聴き終えた後は恍惚感に浸れると信じて、私の今年最後の投稿とさせて頂きます。 今年も一年間私の「すっとぼけた」書き込みに、会員の皆様そして管理人さんまでもお付き合い頂き、心から感謝申し上げます。 有難うございました。 来年も宜しくお願い致します。 それでは、失礼致します。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2013/12/31 21:47 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: 良質なクラシックCDのご紹介 ホワイトメタルさん
皆さん こんばんは 音楽の良し悪しに音質は関係がないという考え方にも一理ありますが、やはり良い音で音楽を楽しみたいと思うのは自然な流れですし、良い音だから音楽に没頭できるという事や、より深い理解に繋がるという事があると思います。 ホワイトメタルさんが仰るように、昔聴いてあまり良い印象が無かったCDを、よく調整されたオーディオで聴き直すとその魅力に気が付くという事がありますし、逆に昔好きで繰り返し聴いたCDが、「こんなに酷い音だったのか」と唖然とすることも偶にあります。 考えてみれば音質というのは難しいものです。 改めて言うまでもなく音楽は「リズム、メロディ、ハーモニー」の3要素で成り立っていますが、果たしてそれだけで音楽を表していると言えるのでしょうか? 私達は3要素から成る音楽を聴きながら同時に、楽器や歌声の音色やその変化を楽しんでいます。 時には音楽そっちのけで、この音色の美しさのみに耳を奪われることもあります。 「良い音で音楽を楽しみたい」これは音楽好きなら誰もが考えることだと思いますし、その為にオーディオに拘るのもまた自然な成り行きだと思います。 そして良い音質のソースに巡り合いたいと思う気持ちもまた同様です。 本当に音楽が好きなら音楽がお座なりになる事などあり得ないですしね。 >80年代後期までは磁気テープを記録媒体として使用していましたが、現況は直接ハードディスクレコーダーに記録する事になって再生音に差異が生じていると。 しかしながら、磁気テープが良いの? デジタルは本当に難しいと思います。 データ的には同じ2進数の配列で同じ音源でありながら、僅かではありますが記憶媒体によって音質が変わりますし、データを何度もコピーしますと音が劣化してきます。 ハードディスクに直接記録する方法は、編集作業に大きなメリットがありますし、今やインターネットで簡単に瞬時にデータをやり取りできるようになっています。 その弊害かどうかまでは分かりませんが、最近聴くCDの中にはデジタルデータの劣化による変質が感じられるものが少なくありません。 「そんなの聴いても分からないよ」と言われても論理立てて反論はできませんが、多くの時間をCDのリッピング音源の音質向上作業に費やしてき経験上、デジタルデータの劣化が音質にどのような影響を与えるのかと言うのが何となく分かるようになってきました。 少し前にCamelが名作Snow Gooseを再レコーディングしたと言うので期待して買ったのですが、まったく鈍った音で、何度もハードディスク内で編集作業を行ったが上に音質が劣化したのではないかと思えるような音でガッカリしました。(勝手な想像です) 何事も便利は良いのですが、その見返りとして何かを失っていることもあるのでしょうね。 いつも関係ない話題に振ってしまい申し訳ございません。 ホワイトメタルさんお薦めのCD、年が明けたら私も聴いてみたいと思います。 そしてホワイトメタルさんと同じ感動を共有できたらと思います。 皆さんよいお年を。 また来年もよろしくお願いいたします |
ホワイトメタル | 投稿日時: 2014/1/1 17:30 |
長老 登録日: 2012/8/21 居住地: 群馬県前橋市 投稿: 372 |
Re: 良質なクラシックCDのご紹介 zappa1993さん、皆様
明けましておめでとうございます。 今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。 早速のご返信を頂き有難うございます。 ここの所、音質の事ばかり触れておりますが、zappa1993さんが仰る通りに良い音で音楽を楽しみたい、良い音だから音楽に没頭できる、この部分に尽きると思います。 ミニコンポ程度の再生で不満が無ければ本格オーディオへは進化しないのだと思います。 zappa1993さんが取り組んでおられる >ハードディスクに直接記録する方法は、編集作業に大きなメリットがありますし、今やインターネットで簡単に瞬時にデータをやり取りできるようになっています。 その弊害かどうかまでは分かりませんが、最近聴くCDの中にはデジタルデータの劣化による変質が感じられるものが少なくありません。多くの時間をCDのリッピング音源の音質向上作業に費やしてき経験上、デジタルデータの劣化が音質にどのような影響を与えるのかと言うのが何となく分かるようになってきました。 私などはただ単に素晴らしい作品(CD)を乱聴して、先入観を持たずに音質だけを判断している時代遅れの音楽ファンですが、何となく上記のご意見は理解出来ます。 理論上、高スペックなデジタルリマスター盤などは通常盤よりも感動した記憶がありません。 率直な感想としましては、音場が拡大して俗に言う解像度が増す分、逆に質感はざらざらで無機質な方向へいく盤ばかりの記憶が多いのです。 今回ご紹介させて頂きました、インバル指揮:フランクフルト放送交響楽団、マーラー交響曲「第五番」も試しにBlu-specCDたる物も購入して聴き比べましたが、正直全く質感がダメでした。 良質な盤に出会う為には、購入を続けて我慢に我慢を重ねて奇跡的な出会いを待つしかないのかもしれませんね。 残念ながら・・・ それでは、失礼致します。 |
BABA | 投稿日時: 2014/1/2 18:47 |
常連 登録日: 2011/6/7 居住地: 投稿: 66 |
Re: 良質なクラシックCDのご紹介 ホワイトメタル様 皆様
あけましておめでとうございます。いつも楽しくご投稿拝見させていただいてます。 その昔偶然FMでエアチェックしたインバルがNHK響を振ったマーラー5番のライブがその当時の愛聴テープでした。そんなこともあり当然この盤も持っておりますが、やはりいい音楽、いい録音はいいですね。この盤でも最終楽章のクライマックスはいつも身を乗り出してしまいます。 |
ホワイトメタル | 投稿日時: 2014/1/2 22:30 |
長老 登録日: 2012/8/21 居住地: 群馬県前橋市 投稿: 372 |
Re: 良質なクラシックCDのご紹介 BABAさん
明けましておめでとうございます。 今年もどうぞ宜しくお願い致します。 大変ご無沙汰しておりました。 そう言えば、BABAさんもマーラーの交響曲がお好きだったのですよね。 今回ご紹介したCDは、細かい事を言うと完璧ではないと思いますが、最近忘れかけている質感をテーマにしたいと思いまして投稿しました。 2000年にインバル指揮:フランクフルト放送交響楽団、マーラー交響曲第5番を、前橋市で来日公演がありました。 この時に私は会場で聴く事が出来ました。 海外オーケストラを聴くのはこれで2回目でしたが、余りの素晴らしい熱演に胸がいっぱいになり良く憶えていませんが、金管楽器の音量の凄さと弦楽器の滑らかさだけは良く記憶しております。 BABAさんもクラシックの良質なCDがありましたら、ぜひご紹介頂けると幸いです。 それでは、失礼致します。 |
PAKA | 投稿日時: 2014/1/3 16:30 |
長老 登録日: 2008/2/22 居住地: 兵庫県 投稿: 764 |
Re: 良質なクラシックCDのご紹介 ホワイトメタルさん
皆さん 新年あけましておめでとうございます。 旧年中は色々と大変お世話になりました。 今年もマイペースで掲示板へ参加させていただきたく思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 CDソフトのご紹介ありがとうございます。 素晴らしい演奏と音質を両立したソフトとの出会いは、個人的にオーディオをしている中での大きな楽しみの1つです。 レヴァインの「惑星」もその1つで、私も聴かせていただいた身ですが、多くの方に共有していただければうれしいなと思い、ご紹介させていただきました。 ホワイトメタルさんのご紹介くださったインバルの「マーラー5番」是非私も楽しみに聴かせていただきます。 ありがとうございました。 |
ホワイトメタル | 投稿日時: 2014/1/3 22:36 |
長老 登録日: 2012/8/21 居住地: 群馬県前橋市 投稿: 372 |
Re: 良質なクラシックCDのご紹介 PAKAさん
明けましておめでとうございます。 今年もどうぞ宜しくお願い致します。 ご返信を頂き有難うございます。 ご興味を持たれて頂いた様で大変嬉しく思います。 このソフトはCDとは思えない様な質感で、大変魅力的な部分が沢山埋もれています。 しかし、細かい事を言いますと少々不満が残る部分がありますが、心が満たされる演奏と録音かと思います。 ご感想を楽しみにしております。 それでは、失礼致します。 |
グリュミ | 投稿日時: 2014/1/8 18:12 |
常連 登録日: 2012/6/13 居住地: 投稿: 68 |
Re: 良質なクラシックCDのご紹介 ホワイトメタルさん
はじめまして グリュミです。 私はここ15年程クラシックしか聞かなくなりました。 ロックやジャズが嫌いという訳ではありませんので おっしゃる通り演奏、録音ともに優れているCDは多くはないと私も感じています。評論家様には何度騙されたことか。 DENONの録音で失望したことがないので、聞いて見ましたが良い演奏、録音で感心しました。 頭をからっぽにして(脳内補正をほとんどしないで)身を音楽に預けられました。 情報有難うございました。 話は変わって、4,5年程前にあることに気付いたことを失礼ながら書かせて頂きます。 クラシックファンなら必ずもっているCDに ブラームス交響曲4番 C.クライバー指揮 ウイーンフィルハーモニ管弦楽団 がありますね。 評論家さんも必ず太鼓判を押すCDです。 ですが、演奏は良いと感じるものの録音が嘘エコーのようで、不自然な残響が気になって心底楽しめませんでした。 その後、SHM−CD、エソテリック盤を買い直ししましたが、音質は違えど風呂場の様な残響や楽器の質感の悪さからがっかりしたものでした。 そんな折、中古CD店で昔の盤(80年代発売のCD3500円した時代の盤)を購入したところ、別テイクではと言いたくなる程の違いがありました。 哀愁を感じる優美な演奏だと思っていたこの演奏が優美でありながら尋常でない程白熱したものだと気ずかされました。音に芯がありながら、自然に広がる残響、楽器の質感など驚くべきCDでした。 評論家さんはこれを聞いていたのでしょうかね。 グラモフォンのOIBPというリマスターは改悪ではないかと感じてしまいます。 味をしめて、お気に入りのCDを昔のCDに買い替えていますが、グラモフォン、フィリップスにおいてはがっかりしたことはありません。SONYやEMIは一概にどうとはいえず、良くなる事もあれば逆もありました。 不躾ながら、その中で驚異的な音質、演奏に化けたCDを書かせて頂きます。 ベルリオーズ 幻想交響曲 チョンミュンフン指揮 バスティーユ管弦楽団 現在、購入できる盤でも演奏、録音、楽器の質感など良いCDなのですが昔の盤(西ドイツ盤)はすざましい録音、演奏です。初めて聞いた時には震えがとまらなかったです。 ご機会があれば聞いてみてやってください. 今後ともよろしくお願い致します。 |
ホワイトメタル | 投稿日時: 2014/1/8 23:34 |
長老 登録日: 2012/8/21 居住地: 群馬県前橋市 投稿: 372 |
Re: 良質なクラシックCDのご紹介 グリュミさん
初めまして、ホワイトメタルと申します。 どうぞ宜しくお願い致します。 早速のご返信を頂き有難うございます。 ご紹介させて頂いたマーラーのCDを聴いて頂きまして、大変嬉しく思います。 グリュミさんもクラシック音楽ファンですので、私の感覚を理解されている事と確信しました。 まず始めに、グリュミさんがご紹介されたC・クライバー:ウィーンフィルのブラームス「第4番」ですが、私が所有しているCDはグラモフォンのOIBPというリマスター盤(98年)です。 数年ぶりに聴きましたが、これ程までに酷い音のソフトだったのですね。 やはり、仰る通り80年初期に発売された盤がベストなのでしょうね。 私も入手したいと思います。 C・クライバーのメリハリを効かせた解釈とウィーンフィルの軽やかに踊る繊細な音と、ムジークフェラインザールの格式のある残響感と前へ前へと迫ってくる表現がソフトに収まっていれば、最高なのだと思います。 次にご紹介された、チョンミョンフン指揮:パリ・バスティーユ管弦楽団のベルリオーズ「幻想交響曲」ですが、私は所有しておりません。 しかし、この曲は複数枚のCDを所有しておりますが、M・ティルソントーマス指揮:サンフランシスコ交響楽団の同曲がお気に入りのソフトですが、グリュミさんが賞賛されたミョンフン:バスティーユの「幻想」西ドイツ盤を入手してみたくなりました。 今月、東京へ行く用事がありますので探してみたいと思います。 貴重な情報を沢山頂きまして有難うございました。 今後とも宜しくお願い致します。 それでは、失礼致します。 |
ハマダ | 投稿日時: 2014/1/10 10:30 |
長老 登録日: 2010/3/5 居住地: 群馬県 投稿: 773 |
Re: 良質なクラシックCDのご紹介 ホワイトメタルさん zappa1993さん 皆様
明けましておめでとうございます!!今年も宜しくお願いしますm(__)m CDの御紹介ありがとうございます!! 僕も入手して楽しみます! そそ オペラのおススメ盤がありましたら・・ 超初心者の ハマダには これって物がありましたら教えてください(^^ゞ |
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