メイン [00-06]アナログレコード
Garrard 401のレストア&ファインチューニング記 | 投稿するにはまず登録を |
| フラット表示 | 前のトピック | 次のトピック |
| 投稿者 | スレッド |
|---|---|
| zappa1993 | 投稿日時: 2015/6/28 12:21 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: Garrard 401のレストア&ファインチューニング記 皆さん
こんにちは Garrard 401のレストア記を書く前に、気が付いたことを忘れない内にまとめておきます。(他のアナログプレーヤーにも参考になるかも知れません) レストアやセッティング調整の為、しばらくの間プレーヤーを床に置いていまして、酷いハム音に悩まされていました。 通常の音楽を聴くボリューム位置でもハッキリとハム音が聴こえ、私はこれを床への直置きと、アームに付属する長いフォノケーブルのせいだと考えていました。 Garrard 401はターンテーブルのみの販売で、キャビネットは別に用意する必要があるのですが、私のプレーヤーはターンテーブルをはめ込む穴の開いた板に脚を取り付けた格好になっており、シャーシーより下の機械部分が丸見えになっています。 箱型のキャビネットは内部が共鳴し易いため、今後もこの形を基本として使用していくつもりですが、脚の下には取りあえずアルミ合金とQR-8を組み合わせたインシュレーターを使っています。 プレーヤーは管球式アンプの近くに置いているのですが、ある時プレーヤーを90度右に回転させて置くとハム音が収まるのに気付きました。 アームは向かって左奥についていまして、90度右に回すことで右奥の位置になります。 左奥の位置の先には左チャンネル用の管球式アンプのパワー管が並び、右奥の先は右チャンネル用の同アンプのトランスが位置します。 ハム音の原因は、アームが真空管のノイズを拾っていたのです。(フォノケーブルの位置を変えたくらいではハム音に変化はありませんでした) 真空管のノイズについては深く考えたことがありませんでしたが、微細な出力電圧であるフォノ信号にとっては大敵だったようで、フォノケーブルの取り回しだけでなく、その他の機器やケーブルについても、ノイズの影響を受けていないか設置位置等の検証が必要だと感じました。 無音のままボリュームを上げていきますと、まだハム音はありますが、通常の範囲内だと思いますし、ハウリングも起こりません。 ハム音が乗っていた時と比べると、明らかに音の分離や分解能が良くなりましたし、当然S/Nの良さが如実に感じられます。 また、奥行きや定位といった空間表現が豊かになりましたが、これはノイズ成分が減ったことにより、正確なステレオイメージが形作られたからだと思うのですが、アコリバの製品を導入した時に感じられる変化と同様のものを感じました。 上記とは別に、プラッターを外した状態でモーターを回し、アームをセンタースピンドルより向こう側に持って行くとSPからハム音が聞こえますが、これはカートリッジがシャーシー下部にあるモーターのノイズを拾っているためだと思います。 (流石によく考えてあり、ダブルアームにしてもレコード再生中にカートリッジがモーターの上部を通過しない位置にモーターが取り付けられています。ただし、サブアーム取り付け位置に近いため、メインアームの方が音質的には有利なはずですが、裏を返せばアーム一本で使う場合に最もモーターノイズの影響を受けないように設計されているという事なのかも知れません) 通常の使用においてはモーターノイズの影響は目に見えては無いものの、この部分のノイズ対策できっと音が良くなると思われます。 アナログの調整項目は多岐にわたり、アームの取り付け位置から始まり、高さ調整、水平バランス、オーバーハング、ラテラルバランス、インサイドフォースキャンセラー等、そしてカートリッジの取り付け位置や針圧の調整等しなければいけない事が沢山あります。 もちろんプレーヤーを水平に設置していることが大前提です。 現在はほぼ毎日色々な調整を繰り返していますが、ほんの少しの違いで音が変化しますので、難しい反面、突き詰めてベストな状態に持って行きたいという強いチャレンジ精神が芽生えます。 この辺りの事はアナログを実践されている方にとっては常識ですし、私がどうこう言う必要もないのですが、アナログの調整というと真っ先に針圧を思い浮かべるのではなく、アームの調整こそが肝なのだという事がよく分かってきました。 もちろん針圧調整も大切ですが、アームの調整とは別に考えないといけませんし、きちんと調整された土台の上の音の調子といった意味合いが強いのではないかと思います。(針圧より取付精度の方が重要?) アームの調整については、どれ一つとして疎かには出来ないのですが、オーバーハングの調整は奥が深く非常に大切な項目だと感じました。 それとラテラルバランスも意外に音への影響が大きく、正確に合わす必要があるように思います。 アームの各調整機構には目盛り等で調整位置が確認できるようになっていますし、目視でもある程度の正確さは出せますが、なるべく専用の道具を使い、出来るだけ正確に合わせることが大切です。(例えば針圧などは、目盛りの数字と針圧計の数値が合うとは限りません) アームの水平や高さ調整には、写真のような道具が便利です。 ![]() 私はこれをAmazonで購入しましたが、キャビネットからアームの高さを測るのと、ターンテーブルに乗せてレコードとアームの水平を確認するのに使っています。 立てた状態で両端(横幅8cmほど)の高さが同時に測れますし、横にスライドさせて高さに変化がないか確認することも出来ます。 ラテラルバランスは単に目盛りがついているだけで、アバウトな合わせ方で十分だとアームの説明書に書かれていましたが、ゼロバランスを取った状態でアーム(キャビネット)を少し手前に傾けて、アームの流れを見ながら正確な左右のバランスを取った方が良いでしょう。 ひとつをいじれば、他の項目も再度微調整しなければなりませんが、そうして詰めていくとアナログ再生というものがやはり特別な存在であることが分かってきますし、その再生音には有無を言わさぬ説得力があります。 最後に、測定値を正確に合わすことはとても大切ですが、測定誤差を考慮し、数値にがんじがらめになるのではなく、コンマ数ミリの差は聴感を頼りに微調整していくことが大切だと思います。 ※ 機器の違いによっても調整方法や最適値は異なります。 |
| フラット表示 | 前のトピック | 次のトピック |
| 題名 | 投稿者 | 日時 |
|---|---|---|
| |
zappa1993 | 2015/6/21 10:06 |
| » |
zappa1993 | 2015/6/28 12:21 |
| |
ケミ | 2015/7/20 15:57 |
| |
zappa1993 | 2015/7/25 4:51 |
| |
zappa1993 | 2015/8/29 14:39 |
| |
ケミ | 2015/8/30 10:38 |
| |
zappa1993 | 2015/8/31 22:01 |
| |
zappa1993 | 2015/9/2 20:32 |
| 投稿するにはまず登録を | |