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Garrard 401のレストア&ファインチューニング記 | 投稿するにはまず登録を |
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| zappa1993 | 投稿日時: 2015/9/2 20:32 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: Garrard 401のレストア&ファインチューニング記 皆さん
こんばんは スピンドルシャフトを変えることで再生音に変化があるかというマニアックな実験でしたが、結果から申し上げますと、確かに違いはありました。 ただ、その音の変化は機器を変えた時のような大きなものでは無く、ちょっとした音のニュアンスの変化と捉えた方が良さそうです。 それでもスピンドルシャフトで音が変わるということが分かっただけでも良い勉強になしました。 試聴は、この数か月の間に何十回と聴いたレコードのA面を通して聴きくこととし、最後の曲が終わると、スピンドルシャフトを交換して再度A面の最初から聴くという方法を取りました。 スピンドルシャフトに充填されているオイルとカートリッジの慣らし時間もありますので、スピンドルシャフトAでまず30分程違うレコードを聴いてから試聴を始めました。 1.スピンドルシャフトAで試聴(この間に別のGarrard 401でスピンドルシャフトBの慣らし運転をする) 2.スピンドルシャフトBで試聴(この間に別のGarrard 401でスピンドルシャフトCの慣らし運転をする) 3.スピンドルシャフトCで試聴(慣らし運転は必要ありませんが、条件を揃える意味で、別のGarrard 401の電源を入れておきます) ![]() (写真はスピンドルシャフトを固定する3本のネジとシャフトに付けるフェルトを外した状態です) スピンドルシャフトAは現在メインで使っているターンテーブル(後期型)の物 スピンドルシャフトBは先日レストアした後期型の物 スピンドルシャフトCも先日レストアした中期型の物 AにはGarrard用としてよく見かける専用のオイルを充填していますが、B、Cはホームセンターで手に入るミシンオイルを充填しています。 使用するオイルによる音の違いと、スピンドルシャフトの個体差による音の違いを確かめるのが目的です。 ただ、BとCは同様の手順でレストアをしていますが、厳密に言えば充填するオイルの量を計っていませんし、またスピンドルシャフトにプラッターを乗せた時の収まり具合も全く同じとは言えませんので、音の違いの原因をスピンドルシャフトの違いだけに求めるには無理がありますが、簡易な実験ということでご理解ください。 (レコードをトレースした回数の違いに対しては、数曲に絞って再度A〜Cの順に聴き直すことで対応したつもりです) まず、基本となるスピンドルシャフトAの音ですが、しっかりと存在感のある音で、力強く音が前に出てくる感じです。 音の分離、低域の分解能も良好ですが、やや解放感に欠ける感じがあり、ギターのカッティング等ももう少しキレが欲しいと思う所もあります。 スピンドルシャフトをBに交換しますと、少し音が鈍り平坦になったような印象を受けました。 これは帯域バランスがやや高域寄りになったことと、音離れの悪さからそう感じたのだと思います。 それでも極端に音が悪くなったということでは無く、あくまで比較すればそのような違いがあるという程度の事です。 次に、スピンドルシャフトをCに交換しますと、ややベースが引っ込んだ感じはするものの、音の重心はAと同程度である上に少し煌びやかな音になりました。 高域がやや強調される点はBと同じですが、こちらは開放的な感じに聴こえ、Aで不足する部分を上手く補っているような感じがします。 AからCまでを一巡聴いた中では、Garrard 401に新たな可能性を感じたという意味で、Cの音が魅力的だったのですが、再度Aを聴いてみますと、音場はやや狭くなったように感じられるものの帯域バランスは一番自然で、密度の濃い音であることが分かります。 Garrard用として売られているオイルはそれ程粘度の高いものではありませんが、適度な粘りがあり、これがトルク感のある音を生み出しているのではないかと思います。 一方のミシンオイルは、粘度が低くシャバシャバした感じで、摩擦抵抗は低いのかも知れませんが、その分音にコクや粘り感といったものが足りないように感じました。 しかし、粘度が高ければ良いというものでもなく、以前にシャフトにシリコングリスを塗った状態で聴いたことがありますが、ダイナミックレンジが狭く冴えない音でした。 同じミシンオイルを充填したBとCの音質差の原因は特定できませんが、シャフトやスピンドル内部の金属表面の状態が影響しているのかも知れませんし、スラストパッドのすり減り具合の違いによる回転精度の問題かもしれません。 何れにせよ、中古部品である以上、まったく同じ状態というのはあり得ませんので、スピンドルシャフトの状態で音が変わるということは十分考えられると思います。 翻って見れば、丁寧にレストアすることで、音質の向上が可能だということが言えます。 全てがGarrard社のオリジナルパーツと言う訳ではありませんが、交換用のパーツも簡単に手に入りますので、消耗が激しいパーツは交換した方が良い場合もあります。 次の実験として、A〜Cの中では一番音が冴えなかったBのスピンドルシャフトを再度洗浄し、これにシリコンオイル(スプレー式の物)を充填して慣らし運転したものを、再度同じ方法でA、Cと聴き比べをしてみましたので、その結果と、オイルの重要性についての私なりの考えを後日書かせていただく予定です。 その際に、ECI-100の塗布とRD-3を使った消磁による効果についても付け加えるつもりです。 ※前投稿の写真左側の金属表面の状態があまり良くなかったスピンドルシャフトの方が、もう片方のものより音が良かったことは意外でした。 |
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| 題名 | 投稿者 | 日時 |
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zappa1993 | 2015/6/21 10:06 |
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zappa1993 | 2015/6/28 12:21 |
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ケミ | 2015/7/20 15:57 |
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zappa1993 | 2015/7/25 4:51 |
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ケミ | 2015/8/30 10:38 |
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zappa1993 | 2015/8/31 22:01 |
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zappa1993 | 2015/9/2 20:32 |
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