数年前より少しづつ、ケーブル類をアコリバにて揃えるようにしていました。

壁コン〜電源ボックス、ＣＤＰにＰＯＷＥＲ　ＳＴＡＮＤＡＲＤ　ＴｒｉｐｌｅＣ−ＦＭを使用しており、このたびはプリとパワーそれぞれのアンプへの電源ケーブルをアコリバ製品に更新し、オールアコリバ化を実現しようと目論見ました。

すでにＰＯＷＥＲ　ＳＴＡＮＤＡＲＤ　ＴｒｉｐｌｅＣ−ＦＭを使用して、その効果のほどは体感していましたので、試聴なしで購入しようとしたのですが、ＲＣＡケーブル購入の際にＣＤＰ〜プリ、プリ〜パワー、それぞれにファインメットビーズを用いると高機能であるが故の弊害を助言いただいておりましたので、無理を言ってＦＭの有と無のＰＯＷＥＲ　ＳＴＡＮＤＡＲＤ　ＴｒｉｐｌｅＣの貸出をお願いしました。

ＦＭ有無について比較した結果は、電源ケーブルを全てＦＭ有にしますと、音源によってはボーカルがギスギスした感じになってしまうことが分かりました。とっかえひっかえし、私の場合は、プリ、パワーそれぞれのアンプにはＦＭ無のＰＯＷＥＲ　ＳＴＡＮＤＡＲＤ　ＴｒｉｐｌｅＣを用いることが最善という結果でした。
購入してからの通電時間はまだまだ短いため、やや音に硬さを感じますが、それも時間の経過と共に改善していくものと思われます。

今回ＦＭ無のＰＯＷＥＲ　ＳＴＡＮＤＡＲＤ　ＴｒｉｐｌｅＣを購入した訳ですが、他の機器に使用したところ、それはそれでノイズの低減や音の実体感の向上が確認できました。ＦＭの効果は大きいのでしょうが、それがなくてもＰＯＷＥＲ　ＳＴＡＮＤＡＲＤ　ＴｒｉｐｌｅＣは製品としての完成度が高いことを確認できました。