メイン [10-02]リアリティエンハンサー 入力端子用:RES-RCA・RES-\XLR 出力端子用: RET-RCA・RET-XLR RES-XLR+RES RCA 最後は思いがけない展開 | 投稿するにはまず登録を |
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メリメロ | 投稿日時: 2020/11/17 23:33 |
半人前 登録日: 2019/5/14 居住地: 投稿: 38 |
RES-XLR+RES RCA 最後は思いがけない展開 新米のメリメロです。
たまたま手に入れた恰好のM2Tech Young MKIIIのAES/EBU入力にRES-XLRをさしこんだところ驚くべき変化があったことは報告済みですが、柳の下のドジョウを狙ってその後はRES RCA二個を導入、いろいろ試したあげく、最終的にはUESUGIの真空管フォノアンプに一個、M2Techのデジタル入力に一個使うのが、一番効果的のように思えました。とくにLP再生の音場感が左右、前後だけでなく、上方にひろがることで、一段とリアルさが増しました。 これでおしまいにするつもりで、最後は最近届いたばかりのクス弦楽四重奏団によるベートーヴェンの全曲演奏ライブのCD(そのリッピング)を聞き始めたのですが、どうも弦の響きにギスギスしたところが残るのが気になります。そこでいったんはしまい込んだUESUGIの真空管プリ(実際はアッテネーター)を取り出し、M2Techとバランス接続。こうすることで弦の響きにしなやかさが戻るようで、もう一度セッティングをやりなおしました。 これにともないM2TechのRCA入力が二個空いたので、ここにRES-RCAをもってきました。これは盲点でした。いろいろ試したなかでこれが一番効果的なようです。ひょっとすると、リアリティエンハンサーは古典的な回路の真空管アンプよりも、小型デジタル機器に使うと効果大ということかもしれません。 結局のところM2Techをプリ兼用で用いるのはやめて、純粋にDACとして使うことにしたわけです。何のことはない、浮気はやめて元の鞘におさまっただけ、でもSONUS FABERのがたつき対策(HQ-4を利用)、ノイズフィルター利用(FCS-8その他F社のものも含めて)など細かいところを詰めたので確実にレベルアップしました(近所のフジヤ・エービックでCS-2Qを手に入れるというおまけもありました)。もうこれで打ち止めにしていいのでは、という感じです。 今年は新コロナの影響で、聴きにゆく予定だったコンサートが次々とキャンセルになりました。こうなってみるとライブ録音のありがたみが一段と強く感じられます。最後の拍手までちゃんと聞くようになったのは大きな心境の変化です。わが家のシステムのほうも少し寄り道がありましたが、ライブの臨場感を獲得するためのものだったのかという気もします。イブラギモーヴァとティベルギアンによるウィグモアホールでのベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタのライブ演奏など、前から五列くらいのところにいる感じで、ステージの高さもわかるし、思わず姿勢をただして聴き入ることになります。 今年はなんといってもエベーヌ四重奏団のベートーヴェン全曲演奏(アルバム名Beethoven around the Worldが示唆するように世界中のコンサートホールの音が聞ける)に続いて、昨年サントリーホールでおこなわれたクス四重奏団のベートーヴェン全曲演奏の録音が出るというすごい事件がありました。両者ともに単なる全曲演奏ではなく、ライブで、しかもこの完成度なのです。録音の面では、エベーヌのMQA再生(二枚組LPも出たのでこれも聞きましたが、わが家の場合はやはりLPのほうがナチュラルに聞こえます)に対してクスはPCM 44.1Hですから、分が悪く、少し音が薄手に聞こえるきらいがありますが、演奏の面では、テンポの揺れ、細部の表情の思いがけない展開など、エベーヌ以上の自由闊達さがあります。エベーヌ+クスに刺激され、大晦日は東京文化会館小ホールで三団体によるベートーヴェンの四重奏曲の連続演奏を聴くことにしましたが、それまではしばらく家でライブ演奏を聞く日々になりそうです。 |
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» RES-XLR+RES RCA 最後は思いがけない展開 | メリメロ | 2020/11/17 23:33 |
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