みなさんこんにちは、PAKAです。
新年のご挨拶には遅くなってしまいましたが、旧年は大変お世話になりました。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

年末〜年始にかけて、ルームチューンの更なる向上を目指して、RWL-3とWS-1の追加設置を行いました。
現在こそ、RWLシリーズやWS-1、QR-8などを使用して以前と比べると比較にならないくらいルームアコースティックは良くなっていると思いますが、約20年前の新築当初はそれはもう酷いルームアコースティックで、今まで散々苦労させられてきました。
そんな中で、色々なツギハギ対策を行ってきたのですが、その名残としてスピーカー後方の左右壁面にカーボンフェルトとシルクをハイブリッドした自作のシートを貼っていました。
色々な素材を試して試行錯誤した結果で、音の暴れを抑えるのには大きな効果が得られていましたが、昨年に管理人K様に「少し音を吸収し過ぎて、音の広がりに影響が出ているのではないか」というアドバイスをいただき、私も気になっていた部分でしたので、今回は第一にそこにRWL-3を設置する対策をしてみました。





















スピーカー後方の左右壁面に取り付けてあるRWL-3が今回設置したもので、椅子などに仮設置して試聴しながら高さを調整したところ、床から60cm程上げたところが音の粒子の細かさや明瞭さが最も良く感じましたので、そこに固定して設置しました。
壁に固定して設置する際の注意点として、我が家の壁は石膏ボードであまり強度がないですので、そのままRWL-3をネジ留めしてしまうと、しっかり固定できずに落下の恐れがあると思い、ホームセンターなどで売っている石膏ボードにアンカーを打ち込んで強化し、そこにネジ留めする物を使用しています。
もしくは、石膏ボードの後ろにある下地に直接ネジ留めすれば、アンカーなどを使用しなくても強固に壁にRWL-3を固定できると思います。
余談ですが、このような物を使用すれば簡単に石膏ボードの後ろにある下地を探すことができますので、1つ持っていれば便利かもしれません。こちらもホームセンターで購入しました。















RWL-3を設置前との音質比較ですが、予想どおりかなりの差がありました。
音の響きが豊かになり、滑らかさと明瞭さも大きく向上して、明るく伸び伸びした音質傾向に改善され、良い対策ポイントであったと思います。

続けて、こちらも以前より予定していた天井へのRWL-3の設置も実施しました。
こちらは、これまでも以前使用していたRWL-1を3枚、既に天井へ設置して大きな効果が得られていました。
RWL-3はRWL-1より重量があるので、天井への設置に耐えられるのか、などの懸念から先送りになっていましたが、昨年にプロジェクターの天井設置を大工さんにお願いした時に伺ってみると、「天井裏の下地に直接ネジ留めすれば全く問題ない」とのことで、実際にプロジェクターはRWL-3の2倍以上の重量があるにも関わらず、問題なく固定できていますので、安心して今回の天井設置の実施ができました。
取り付け手順としましては、前述の「下地探し」を使って事前に天井の下地が通っているところを確認・マークしておいてから、RWL-3を設置したい場所へ合わせて、下地にネジ留めできる位置にRWL-3本体付属の金具を使用して天井へのネジ留め固定をしました。

天井への設置が全て完了した写真です。




















部屋の中心軸の3枚は以前から設置しているRWL-1で、左右の4枚が今回設置したRWL-3です。
また、暗くて見えづらいかもしれませんが、RWL-3の隙間と後方側の天井へもWS-1を設置しました。
設置前との音質比較ですが、まず段階的にスピーカー上方の天井へRWL-3を2枚設置してみたところ、音の開放感、鮮度感、滑らかさ、厚み、高さ表現などが更に向上し、今までのRWL-3設置時の延長線上の効果がありました。
続けてリスニングポイントの横付近の天井へも2枚設置してみたところ、スピーカー上方の天井設置と比べ、音の厚みや密度感、生っぽさが大きく向上し、これまでと比較するとかなりの実在感が得られるようになり大満足の結果となりました。

WS-1の設置に関しましては、写真の設置場所が色々と試した結果ですが、WS-1はマスが小さくても効果は大きく、個人的な設置ポイントの探し方として、音が大人しくなり過ぎずに、スッキリと余計な音を取り除いて、音の滑らかさが大きく向上する設置場所を探すと良いように感じています。
我が家では、スピーカーとリスニングポイントの一時反射面付近の天井と、リスニングポイント後方壁側付近の天井に良いポイントを見つけることができました。
ご参考になれば幸いです。

RWL-3の天井への設置はあまり実施している方はいないかもしれませんが、ルームアコースティックの効果はとても大きく、一度設置してしまえば部屋のスペース的に邪魔にもならず、転倒や接触による破損の危険も少ないので、設置場所としてかなり良いのではないかと思います。
もし天井設置をしてみようという方がいれば、設置作業はそれ程難しくはありませんが、1人で作業するのは危険ですので、必ず2人以上で実施することをお薦め致します。
あるいは、大工さんにお願いするのが最も確実かもしれませんね。

PAKAさん

今晩は！　魚釣好人です。
いつもお世話になり、有難うございます。

さて写真で拝見したRWL-3、凄いですね。
トータル何枚を設置されているのですか？

私はまだ、RWL-3が１枚、RWL-1が３枚しか設置できていません。
できればオフ会までに、RWL-3を２枚追加したいとは思っているのですが、、、、どうなることか。
ただ今電源購入のための資金を貯蓄中なので、、＾＾。

いやー、しかしPAKAさんのアコースティックに対する熱意が伝わってきますね。
RWLに囲まれて音楽を聴いている感じって、一度体験したいものです。第３回オフ会で聞かせてくださいね＾＾。
天井へのRWL−３の設置ですか、、、我が家では難しいでしょうね。きっと天井が落ちます＾＾。　設置するならばRWL-1になるでしょうね。
また色々と教えてください。

魚釣好人さん

レスありがとうございます。
RWLシリーズは、現在RWL-3が16枚、RWL-2が1枚、RWL-1が3枚と、数えてみると随分と増えています(苦笑)
数年かけて少しずつ、貸し出しシステムなどを利用させていただいて効果を確かめながら追加していったもので、その度にルームアコースティックは確実に良くなっていると実感しています。
これだけの数になると、その分の資金を機器に費やせばより高価なシステムにもなりますが、ここ数年のルームチューン体験を通じて1つ確実に言えることは、現在設置しているRWLシリーズの費用を全て機器に費やしてルームチューンを疎かにしていたら、質感・バランス共に、現在より余程悪い音になって苦労しているだろう、ということです。
それだけルームアコースティックはオーディオにとって重要で、RWLシリーズの他には替え難い高い効果を再認識しています。

新電源もとても楽しみですね。
私もRR-77に使ってみたいなぁと考えております。

ＰＡＫＡさん、皆さん、こんばんは。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

いやー凄いですね！ビックリです。
ここまでとは想像もできませんでした。
ＲＷＬが全部で２０枚ですか！
１枚でも相当効果があるのに、２０枚だと…いったい？想像が出来ないです。
正にＲＷＬに囲まれた世界で音楽を楽しまれているのですね、羨ましい限りです。

私はまだ３枚ですが、徐々に増やしていきたいと思っています。
今後増やしていく上で大変参考になる投稿ありがとう御座います。

また、ＷＳ−１は小さいですが、相当効果があるようですね。
私も試してみたいと思います。

　ＰＡＫＡ　様
　　　皆　　様
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｓ．Ｓ

　ＰＡＫＡ様、初めてお便りを致します。
コンセントなどの投稿で相当な自作マニアと思っておりましたが、カーボンと絹のハイブリット整音材を自作されたとは驚きました。

　昨年秋のスタビさんのサゼッションもありＲＷＬ−３を設置を検討していたところで（実は０）大変参考になりました。

　質問を致します。

一枚目の写真で、部屋のコーナーに設置されているトールボーイはＲＷＬ−３の特注品でしょうか？

私の部屋も、変形なので一部特注を考えています。
今後も、質問するかも知れませんが、アコリバファンとして御教授下さい。
以上


　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ユーハルさん

レスありがとうございます。
こちらこそ、今年もどうぞよろしくお願い致します。

RWLシリーズは、追加する度に大きな効果があるので「次はここにも設置してみたいなぁ」などと、少しずつ追加する内にいつの間にやら増えていた、といった感じです(苦笑)
私の部屋は2階で、床や壁・天井の強度もリスニングルームとしてとても理想とは言えず、元々かなり悪いルームアコースティック環境でしたので今まで色々と試行錯誤してきましたが、その中でRWLシリーズとQR-8は本当に重宝させていただいています。
ユーハルさんの今後のルームチューンに少しでも参考になれば幸いです。

WS-1も軽量で設置の汎用性も高く、スッキリと余計な音を取り除くのに大変有効だと感じていますので、機会があれば一度試されてみるのも良いかと思います。

何か変化がありましたら、またユーハルさんもご投稿していただけると幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

SSさん

はじめまして、PAKAと申します。
SSさんのご投稿はいつも大変詳細で、色々と参考にさせていただいております。
私も色々とご教授していただけると幸いです。

ハイブリッドのシートに関しましては、以前は部屋の響きがかなり悪く、中低域のボンつきなどかなり酷いものでした。
その当時、雑誌で吸音材の記事を拝見し、カーボンフェルトが良さそうだったので壁に貼り付けてみたところ、確かに歪み感やボンつきはかなり改善されましたが、同時に中域は引っ込み、中高域も瑞々しさのようなものは皆無で、枯れたようななんとも寂しい音になってしまいとても苦労しました(苦笑)
その後、RWLシリーズやPSA-100などでシルクの音響特性の良さを体験し、特に音が生き生きと瑞々しくなる傾向に注目し、カーボンフェルトの上からシルクを練りこんでみたという、なんともツギハギな対策でお恥ずかしい限りです。

ご質問に対する返答ですが、背の高いRWL-3は特注品ということになります。
写真では見えづらいですが、背の高いRWL-3のすぐ上にエアコンがあり、当時考えていたプランで部屋のコーナーに設置しているRWL-3を縦に2枚スタックしてみる、というのがあったのですが、エアコンが邪魔で設置できない高さになってしまう問題があり、管理人K様に相談したところ、「指定の高さのRWL-3を作ってみましょう」と言ってくださりお願いさせていただきました。
このような個々の環境に合わせてくださるのは、本当にありがたいですよね。

こちらこそ、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

ＰＡＫＡ　　様
管理人　Ｋ　様
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｓ．Ｓ
　早速のご回答大変ありがとうございました。
私の部屋のラック裏と壁の間は大変ごたごたしており、困っておりました。

　大変ありがとうございました。

寸法をはかって管理人Ｋさんと相談致します。

　私は、スピーカーも含め自作好きで、作っては壊しの遊びを止められない数え還暦男ですが、今後もよろしく御願い致します。

以上
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

すごい数のRWL-3でうらやましい限りです。
天井はやはり平面ですから対策がほしくなるところですが、
ここまでRWL-3が設置されていれば相当すばらしい音響なの
だろうと想像します。

ところで、なんとなく反射音が悪そうなシーリングライト
が写っていますが、こちらの対策は何か考えられているで
しょうか。

よんまるさん

こんばんは。
シーリングライトについてですが、私も音響的に良くないと思うので、実は写真に写っている2つの内、消えている方はほとんど使用することがないということもあり、普段はシーリングの傘はつけていません。
写真を撮る時に見栄えが悪いので一時的につけてみました(苦笑)
もう片方は普段も傘をつけていますが、傘の頂点あたりにQR-8を貼って振動対策をしています。