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SACDマルチチャンネルについて | 投稿するにはまず登録を |
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| 投稿者 | スレッド |
|---|---|
| 管理人K | 投稿日時: 2010/5/18 21:39 |
管理人 ![]() ![]() 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1905 |
Re: SACDマルチチャンネルについて ごんたろうさん、hideboさん、ケミさん、ご投稿ありがとうございます。
>一度教えていただきたいのです。皆様はSACDのマルチで >聴いておられますでしょうか。 >そして、その場合、2本のスピーカーで聴いたときと >印象が激変しますか? のご質問に対する答えですが、 私は5.1chのAVシステムを利用してSACDマルチを試聴しております。 このシステムにてSACDの2chとマルチチャンネルを聴き比べた場合、優れた録音のマルチチャンネルソフトであれば印象は激変します。 具体的には臨場感、前方2chスピーカーからの音離れが向上し、左右の広がり、奥行き、高さが拡大し、楽器などの質感もリアルになる印象もあります。 優れた録音に限りますが、正にホールで聴いている印象に近くなる感じです。 但し、この効果は本質的な音質や質感が優秀な録音で、尚且つ後方スピーカーチャンネルにはアンビエンス(残響)成分のみ収録されたソフトに限定されます。 そのアンビエンス成分にしてもどれだけの音量や、どのような形でアンビエンスを収録したかが重要で、アンビエンス成分の録り方やミックスの仕方次第で印象は良くもなれば悪くもなります。 アンビエンス成分の音量がが大き過ぎたり、収録の仕方やミックスが悪かったりすると違和感や気持ち悪さを感じる再生となってしまいます。 マルチチャンネルの録音、ミックスダウンは2ch以上に録音エンジニアやミキサーのセンスや技量を要求するでしょう。 また、ごんたろうさんのような2chにて音楽再生を楽しまれて方がマルチチャンネルに移行するのに大きな障害があります。 それは「センタースピーカー」の存在です。 現在クラシック系に限らず殆どのマルチチャンネルソフトは5.1chもしくは5chにて収録されています。 この場合、センタースピーカーに収録される情報が非常に大きいため、センタースピーカーは前方左右のメインスピーカーと同じ、もしくは同等のスピーカーが必要となってしまいます。 このため、ごんたろうさんのように左右スピーカー中央に機材を乗せたラックがある方やテレビなどを置かれている方はその時点でマルチチャンネルへの移行は諦めざるを得なくなってしまいます。 仮にセンタースピーカーを設置出来たとしても、左右メインスピーカーと同じもしくは同等のスピーカーでないと能率や音色差などの問題でバランスは取れませんし、AVシステムのようにスクリーンやテレビの関係で左右メインスピーカーよりもずっと下方向に設置している場合も音場や音像の出来方に違和感が生じてしまいます。 AVアンプなどで強制的にセンターchを左右chにミックスダウンしてしまうのも満足出来るレベルにはなりません。 実は私のAVシステムもメインスピーカー(B&W802D)よりもセンタースピーカー(B&W HTM2D)が小さく置き場所もスクリーンの下となってしまうため、AVプリのGOLDMUND MIMESIS30MEのタイムアライメント補正機能と音量調整、更にはセンタースピーカースタンドに角度を付けるなどして、なんとか違和感が出ないよう補っている状態です。 それでも前方3chが全て同じスピーカーでマルチチャンネル推奨セッティングをきちんとした状態には及びませんし、センタースピーカーがメインスピーカーに比べて余りにグレード差がある場合や優れたタイムアライメント補正機能を持ったアンプを使わない限り優れたマルチ再生は不可能だと思います。 ですので2chオーディオをやられている方が満足出来る5.1chもしくは5chマルチソフト再生環境を構築するのは至難の業と言わざるを得ません。 2chでオーディオを楽しまれている方がマルチchの恩恵を受ける、醍醐味を堪能する比較的簡単に実現出来る方法は一つだけあります。 それはマルチchソフトが「4ch」である事です。 4chで後方chはアンビエンス成分のみが上手く収録されたソフトが絶対条件となります。 大昔の劣悪な4chマルチではありませんので誤解のないようお願いします。 優れた4chソフトを再生した場合、一番大きな効果は前方2cのメインスピーカーの音が「化ける」事です。 具体的にはスピーカーの音離れが脅威的に向上し、左右、奥行き、高さ方向全ての音場が拡大し、各音像も実在感が増し、立体的に定位します。 一般のスピーカーが超ハイエンドスピーカーに化けるような効果があります。 しかも特筆すべきはセンタースピーカーなしで、しかもアンビエンス成分だけを再生する後方スピーカーは決して大きなスピーカーではなく極々小さな壁掛けスピーカー等でもその効果が実現する事です。 この手法ならば、2chオーディオをやられている方がマルチチャンネルに移行するのも比較的容易ですし、何よりも2ch自体の音が向上する、大化けする事の大きな意義が出てくるのです。 弊社がSACDソフトを販売した際に4chにしたのもこの理由からです。 http://www.acoustic-revive.com/japanese/index.html もちろん、4ch再生用のSACDプレーヤーやユニバーサルプレーヤー、AVアンプもしくはマルチch対応プリアンプは必要となりますし、パワーアンプも増設する必要も出てくるかもしれません。 また、その出費以上に大きな問題があります。 それは4chで収録されているソフトが極めて少ない事です。 現在のマルチchソフトは世界的に普及してしまったホームシアターのAVマルチシステムでかけられる事を前提として製作されているため、どうしてもセンターchを収録した5.1もしくは5chソフトが主流になってしまっているためです。 映像のないピュアオーディオマルチchソフトに興味を持つAVユーザーが多いとは思えませんし、2chオーディオ派が殆どであるピュアオーディオファイルにセンタースピーカー導入を強要するのも無理があります。 ピュアオーディオマルチchが普及しなかった最大の原因はこのセンタースピーカーの問題にあると私は思っています。 優れた4chソフトが主流になっていれば、2chオーディオファイルも比較的容易にマルチchに移行出来、しかも現在使用中の2chメインスピーカーも化けるというマルチch再生の最大の恩恵を得られ、マルチch自体が普及して行けるチャンスがあったのにと思うと残念で仕方ありません。 ピュアオーディオマルチchが普及しなかったのは、オーディオ関係やソフト制作に携わる業界人自体がオーディオファイルの気持ちやオーディオの現状、実際の5chと4chの効果の違いなどを理解していなかったために起こってしまった愚かな規格倒れ事件の一つとしか言い様がありません。 マルチch再生を楽しむにはマルチch推奨セッティングをした優秀な小さなスピーカーを5本使う方法もありますし、それは省スペースで小さなスピーカーでの再生にも関わらず、見た目以上の広大で立体的な純粋なピュアオーディオマルチch再生の醍醐味を確かに堪能出来るのですが、2chオーディオ派がそこまで予算を投じるのであれば、私は現在ある2chオーディオが本当に良くなるために予算を投じて、2chオーディオのクオリティを向上させた方が得策だと私は考えてしまいます。 何故ならば本当に正しい方向で追い込んだ2chオーディオは2ch(2次元)でありながら3次元的な立体音響を実現出来るのですから。 尚、ごんたろうさんが仰ったLSO LIVEやRCO LIVEの音質に関しましては、私も数枚購入していますが、私がその数枚を聴いた限りではとりたてて優れた録音、音質であるとは感じてませんでした。 大手クラシックレーベルでたまに感じる、変にいじくって滅茶苦茶になってしまった音ではありませんし、低予算で製作したならでは?の自然さなどは感じますが、全体にエネルギーがなく曇った音で抑揚表現や躍動感に欠け、優れた録音効果などは全く感じられません。 2chレイヤーとマルチchレイヤーで聴き比べられるならば、間違いなくマルチchレイヤーが良く聴こえるでしょうが、他のソフトに比べて絶賛されるような音質でない事は間違いないと思います。 |
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| 題名 | 投稿者 | 日時 |
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ごんたろう | 2010/4/26 22:27 |
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hidebo | 2010/4/27 22:46 |
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ごんたろう | 2010/5/5 18:00 |
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hidebo | 2010/5/8 5:48 |
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ケミ | 2010/5/9 16:21 |
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ごんたろう | 2010/5/11 8:20 |
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管理人K | 2010/5/18 21:39 |
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