メイン [00-02]オーディオ全般 自宅のオーディオ環境について | 投稿するにはまず登録を |
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Penta333 | 投稿日時: 2018/10/23 9:39 |
半人前 登録日: 2018/8/17 居住地: 投稿: 36 |
自宅のオーディオ環境について こんにちは。
最近思ったことを投稿させていただきます。 少し角が立つお話であることをご了承ください。 所謂オーディオマニアと呼ばれるような、様々な高価な機材を購入されて自分なりのオーディオ環境を構築されているような方は多くいらっしゃると思うのですが、最近そのような方のお家に伺う機会があり、実際に音を聴かせていただきました。 しかし、そのお宅の音の環境は自分としては酷いものでした。 ハイが異常にきつくクリップしているような音で、位相もずれていると感じました。 確かに高価な機材を使っているだけあって、音の分離感等はあり音場自体は澄んでいると言えるのかもしれないのですが、音量のバランスが明らかにおかしく、音楽として壊れている印象を受けました。(少し高音が歪んでいるという表現が正しいかもしれません) その方のお家には何人かで伺ったのですが、ご本人はそのサウンドにご満悦な様子で、立場上の関係もありその場では皆「良いですねえ」というような言葉しか口にすることができませんでした。 その方のお家を離れた後に、ひどい音だったねという話をすることが精いっぱいな状況でした。 アコリバ製品もいくつか使用されていたと記憶していますが、なぜあのような音になるのか不思議でした。おそらく何かの機材が壊れていたのではと考えています。 結果的に陰口のような形となってしまい、こちらとしても心を痛めるような結果でした。しかしこういった経験は実は多くの方があるのではないかと思います。 なぜ音に拘っている方がそのような音を鳴らしてしまい、かつそれに対し「良し」という判断を下してしまっているのか、オーディオが好きな者としてはこのような状況を何とかしたいと思い、皆さまのご意見を伺いたく僭越ながら投稿をさせていただきました。 もし同じような経験がおありの方などいらっしゃいましたら是非ご意見をください。 よろしくお願いいたします。 |
MacBS | 投稿日時: 2018/10/23 17:14 |
新米 登録日: 2018/7/19 居住地: 投稿: 7 |
Re: 自宅のオーディオ環境について 結局のところ、「音は人なり」ということではないかと思います。
周りの方々もその方を「裸の王様」にしてしまっていることが、その状態を「良し」という判断を下してしまう理由を作り出している一因を担っていると思われる傾向を感じることが多々あります。 どこそこのブランドはこういう音とか、好みの音を作り出すにはこういう組み合わせで…という話も良く出てきますが、私自身は使い方次第でどうにでもなると感じています。 もちろん伸びしろがないものや、クセが強すぎて矯正しきれないものはあるにせよ、やはり持ち主の「思惑」に沿った音に仕上がっていくものです。 そもそも高価であるかどうかが音に及ぼす影響というのは、思ったよりも大きくないとも感じています。 そのような次第で、結果的にはその方が望まれた音が出ているということなのではないでしょうか。 まずは私自身がそうならないよう、気をつけたいと思い、コメントさせていただきました。 ご無礼があればお許しください。 |
Penta333 | 投稿日時: 2018/10/26 10:09 |
半人前 登録日: 2018/8/17 居住地: 投稿: 36 |
Re: 自宅のオーディオ環境について macbsさん、お返事ありがとうございます。
>周りの方々もその方を「裸の王様」にしてしまっていることが、その状態を「良し」という判断を下してしまう理由を作り出している一因を担っていると思われる傾向を感じることが多々あります。 仰る通り、ご本人がその音に満足している状況ですと、他の方がその音に口出しをするというのはどうにもばつが悪く、裸の王様状態にさせてしまっていることがあるかと思います。 >そのような次第で、結果的にはその方が望まれた音が出ているということなのではないでしょうか。 まずは私自身がそうならないよう、気をつけたいと思い、コメントさせていただきました。 ご無礼があればお許しください。 確かにオーディオは高価な趣味ではありますが、音を出されているご本人が望まれていた音であるならば、他者が口出しをすることではないのかもしれません。 ただ折角良いと言われる機材を使っているなら、より音楽の神髄に近づけるような音を出したいという気持ちは誰しもがあるかと思います。 このような記事を投稿させていただいたのは仰るように、自分自身がそのような状態になってしまうとその確認が非常にしづらいのではないかという怖さがあり、無礼を承知で投稿させていただきました。 また同時に、このような経験は多くの方があるのではないかと思い、皆さまのお話を伺いたかったというところもあります。 貴重なご意見ありがとうございます。 |
ケミ | 投稿日時: 2018/10/27 13:53 |
長老 登録日: 2008/2/17 居住地: 投稿: 851 |
Re: 自宅のオーディオ環境について Penta333さん,MacBSさん,こんにちは。ケミといいます。私の現在の意見を少し述べさせてください(私も「裸の王様」の一人だと思いますが・・・)。
良い音で再生できているときには,そのレコードを最後まで聴いてしまっていることに最近気がつきました。つまり,左脳で分析的に音楽を聴くのではなく,右脳で音楽を楽しめている状況が増えてきました。 オーディオ機器はほとんど替えていませんから,アコリバ製品の追加とそのさらなる使いこなし術が功を奏して,音楽を堪能できています(と私は思っています)。 このことこそがオーディオにおける私の目標でした。しかし,まだ試してみたいことはたくさんありますし,その歩みに終わりは訪れないと思います。 さて,私の場合は幸運にも「良い」音体験をKさんによって実際にさせていただいたことが大きく,この体験なくしてはいまだに迷いの中にいたであろうことは間違いありません。 さらに,Kさんによる自宅クリニックでも多くのことを学びましたし,Kさんを通して様々な人との関わりをもつことができ,いろいろな音体験(反面教師も含めて)もさせていただきました。 Penta333さんの「このような状況(自分の状況)を何とかしたい」ためには,絶対的に「良い」音体験が必要です。そして,相互訪問をしてお互いに良くなる方向で意見が言い合える仲間が必要であると思います(他人の状況を何とかするにはいくつもの大きな障壁があると思います)。 自分一人ではどつぼにはまり込んでしまうこともありますし,他人のシステムを通してわかる自分のシステムの短所・長所への気づきもあります。 ただし,その仲間が重要ですよね。私はアコリバ製品を導入した際における感じ方の同じ人がベストであると思います。 |
管理人K | 投稿日時: 2018/10/29 23:39 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1909 |
Re: 自宅のオーディオ環境について penta888さん、MacBSさん、ケミさん、皆様、こんばんは。
penta888さん、ちなみにどのような音楽(演奏)でどのような違和感を感じられたのでしょうか? 宜しければ具体的にお教え頂けますと幸いです。 オーディオやレコーディングは生演奏やライヴとは違いますのでオーディオならではの再生方や現実離れした録音バランスがあり、それが快感として効果を発揮することもあるのは否定しません。 しかし、アーティストが目指した演奏やエンジニアが狙ったバランスから遥かにかけ離れてしまい、楽器や声が全く別のものに成り果ててしまうような、一般的な感覚として不快に感じる音に関しては認める訳にはいきませんね。 それは自己満足の領域を通り越して、オーディオ自体が疑われる諸悪の根源とさえ言えます。 仮にオーディオの経験のない一般人がそんな音を聴かされたら、間違いなくオーディオをやろうなどという気持ちにはならないからです。 ですが、そのような不快極まりない音を出して悦に入っているオーディオマニアが多いこともまた事実です。 特に超がつくハイエンドシステムオやメンテナンス不十分のビンテージシステムを使うマニアに多いように感じます。 更に困るのは超高額なハイエンド機器、貴重なビンテージ機器というだけで音の判断が出来ずに崇拝してしまう依存症気質のマニアが多いことも大きな問題です。 実際にあり得ない帯域バランスや位相も定位も滅茶苦茶で歪みまくったノイジーな音を持ってして「凄い音」だの「素晴らしい音」だの宣うマニアやグループを私も数百人単位で観て来ましたので、私にとってもこの悪しき問題は永遠のテーマでもあります。 その反面でこの掲示板に御投稿頂いている方々の中には評論家を遥かに凌ぐような実に的確な判断基準や判断能力を持っている方も少なくありません。 この差は一体どこから生まれるものなのか・・・? 音楽的経験値や音楽的体験の多少?音楽的知識の豊富さ? いや違うと思います。 何故なら音楽的知識の殆どないような女性や子供などは実に真っ当な音の判断が出来ることが多いからです。 生理的に心地よいのか?不快なのか? この部分での判断はオーディオにおいても正しい判断に繋がるのは間違いないように思います。 生理的な判断に加え、音楽的には「楽しくなる」「躍動的でノリが良くなる」「抑揚表現が増して情感が深く豊かになる」なども人として自然な判断基準になるはずです。 生理的に心地よくこれらの音楽的表現力が増すには正しいオーディオの使いこなしが必須であり、極一部の例外を除けば物理特性が正しく優れた装置が必要不可欠です。 にも関わらず、相も変わらず明らかにイビツな音を持ってして最高の音だと自画自賛し悪影響を与えるマニアは後を絶ちません。 そして決まり文句の「音は好みだから」を免罪符のように喚き散らします。 音の好みというのはある一定の水準を超えた先で語るべきもので、低レベルな底辺で語るべきものではありません。 ここには正しい判断基準を身に付けた方が沢山おられます。 ご自身がどのようなプロセスを経て正しい判断基準を身に付けたのか? 皆様の経験値を語って頂くと共に、誤った判断をしてしまう人の原因を解明して、本当に良い音、正しい音の判断法などを発信、啓蒙して行ければ幸いです。 ご協力を宜しくお願い致します。 |
Penta333 | 投稿日時: 2018/10/30 0:50 |
半人前 登録日: 2018/8/17 居住地: 投稿: 36 |
Re: 自宅のオーディオ環境について ケミさん。お返事ありがとうございます。
>良い音で再生できているときには,そのレコードを最後まで聴いてしまっていることに最近気がつきました。つまり,左脳で分析的に音楽を聴くのではなく,右脳で音楽を楽しめている状況が増えてきました。 オーディオ機器はほとんど替えていませんから,アコリバ製品の追加とそのさらなる使いこなし術が功を奏して,音楽を堪能できています(と私は思っています)。 このことこそがオーディオにおける私の目標でした。しかし,まだ試してみたいことはたくさんありますし,その歩みに終わりは訪れないと思います。 やはり音楽を聴く際には最終的にメーターや数値ではなく、自分の耳で判断するということが大前提であると思いますので、そういった意味で右脳で音楽を楽しめているという状態は、全くもって健全であると言えると思います。 それは同時に高価なオーディオ機器を使用したり、自宅のオーディオ環境を整えたりすることの最終的な目的であると考えておりますが、仰る通り試すべきことは無限にあり、終わりのない旅であると思います。 ただオーディオマニアの方で、お世辞にも良いと言えないような音で聴かれている方々も、同じ気持ちをもっているのではと思うところもあります・・・。 >Penta333さんの「このような状況(自分の状況)を何とかしたい」ためには,絶対的に「良い」音体験が必要です。そして,相互訪問をしてお互いに良くなる方向で意見が言い合える仲間が必要であると思います(他人の状況を何とかするにはいくつもの大きな障壁があると思います)。 自分一人ではどつぼにはまり込んでしまうこともありますし,他人のシステムを通してわかる自分のシステムの短所・長所への気づきもあります。 良い音を体験するということは勿論絶対的に必要なことであると感じます。 その為に色々なオーディオ機材を試したりすることは大事ですが、オーディオに詳しい方々と実際に音を聴きながらいろんな意見を交換したりすることもまた大事であると感じるようになりました。 私は最近まで、ハイエンドな機材を使用しているシステムを構築しているような環境であれば、耳は自然と鍛わっていくのではないかと思っていたのですが、どうもそうではないのでは?と思うような出来事が何度かあり、このような投稿をさせていただいた次第です。 貴重なご意見ありがとうございます。 |
Penta333 | 投稿日時: 2018/10/30 1:48 |
半人前 登録日: 2018/8/17 居住地: 投稿: 36 |
Re: 自宅のオーディオ環境について 管理人K様、お返事ありがとうございます。
>penta888さん、ちなみにどのような音楽(演奏)でどのような違和感を感じられたのでしょうか? 宜しければ具体的にお教え頂けますと幸いです。 具体的にと言っても忘れてしまっている部分も多いのですが、Miles Davisの某アルバムなどを聴いた際、ミュートトランペットが異常に歪んでいるように聴こえたことを記憶しています。 そもそもボリューム自体がかなり大きかったのですが、ハイが兎に角大きく聴こえ、音量のバランスがおかしいように感じられました。 多くの場合、高価な機材を使っているのにも関わらず、全く良いと思えないような音になっている場合、異常にハイ上がりに聴こえることが多いかと思います。 そのようなサウンドの典型で、ハイが大きく歪み、クリップしているような音であったことを覚えています。 >オーディオやレコーディングは生演奏やライヴとは違いますのでオーディオならではの再生方や現実離れした録音バランスがあり、それが快感として効果を発揮することもあるのは否定しません。 しかし、アーティストが目指した演奏やエンジニアが狙ったバランスから遥かにかけ離れてしまい、楽器や声が全く別のものに成り果ててしまうような、一般的な感覚として不快に感じる音に関しては認める訳にはいきませんね。 それは自己満足の領域を通り越して、オーディオ自体が疑われる諸悪の根源とさえ言えます。 仮にオーディオの経験のない一般人がそんな音を聴かされたら、間違いなくオーディオをやろうなどという気持ちにはならないからです。 自分が聴いた音は、自分の感覚では明らかに音楽的に崩れていると思えるような音でした。 アーティスト及びエンジニアの目指した音ではまずないと思われますし、おそらく多くの方が不快に感じる音だと思います。 確かに自己満足というだけならまだしも、オーディオマニアと言われているような方々の出している音がそのようなものだと、オーディオ業界全体が白い目で見られることに繋がるかもしれません。 世間の風潮として、オーディオマニアは胡散臭いというようなものがあるかと思いますが、そういった意見もこういった出来事が原因ではないかと思うようになりました。 一般の方にもっとオーディオに興味を持ってもらえるためには、誰が聴いても圧倒的に「良い」音を出していくことが必要だと思うのですが・・・。 >その反面でこの掲示板に御投稿頂いている方々の中には評論家を遥かに凌ぐような実に的確な判断基準や判断能力を持っている方も少なくありません。 この差は一体どこから生まれるものなのか・・・? この掲示板に投稿されている方々のご意見は本当にレベルが高いものだと思います。 所謂プロとしてオーディオ関連のお仕事をされている方等よりも的を射ている意見が多いと感じます。 だからこそ、この掲示板でご意見を伺いたかったというところがあります。 >にも関わらず、相も変わらず明らかにイビツな音を持ってして最高の音だと自画自賛し悪影響を与えるマニアは後を絶ちません。 そして決まり文句の「音は好みだから」を免罪符のように喚き散らします。 音の好みというのはある一定の水準を超えた先で語るべきもので、低レベルな底辺で語るべきものではありません。 「音は好み」というのは一見すると尤もらしいような意見に聞こえますが、実際のところ明らかに音楽的に壊れているような音を好みで片づけるのはどうかと思います。 仰る通り、ある一定の水準を超えた先の話であることは自明であると感じます。 この掲示板にいらっしゃる方々は、非常に優れた耳を持っており、オーディオの知識も素晴らしいものがあると思いますので、どのようなプロセスで音を判断されるようになったのか、ご意見を伺えれば私も嬉しいです。 |
PAKA | 投稿日時: 2018/10/30 10:31 |
長老 登録日: 2008/2/22 居住地: 兵庫県 投稿: 764 |
Re: 自宅のオーディオ環境について Penta333さん
はめじまして、PAKAと申します。 最近はちょっとお休み気味ですが、たまに掲示板へ投稿をさせていただいております。 よろしくお願いします。 我が家の音もまだまだ道半ばではありますが、私もPenta333さんの発信されたご投稿に参加させていただければと思います。 私も他のお宅の音を聴かせていただいておりますが、この掲示板を通して知り合った方々ばかりなので、幸い変な音で鳴らされている方には出会ったことがありません。 そればかりか、いつも必ず我が家にない素晴らしい部分が感じられてとても勉強になっています。 ただ、まだまだ自分自身に当てはまるところもありますし、販売店やオーディオショーのブースでは何度もPenta333さんと同じような体験があるので、おっしゃる内容はよく理解できます。 Penta333さんの投稿された内容は、個人的にはオーディオの面白くも怖いところの最たる部分であると思います。 私がこれまでオーディオを続けてきて強く感じることは、オーディオは拘れば拘るほどその人の音になる、ということで、たとえ機器や部屋などの全ての環境が同じだとしても、それを使う人のその後の調整や使いこなしによって、実際の音は全く違ったものになると確信しています。 正しい方向で良い音に調整していくなかでは、コツコツ積み上げていく過程でその都度の正しい判断が必要になってくるので、たまたまベストな結果になることは決してないと私は考えていて、それこそがオーディオの面白さであると思っています。 そういう意味ではPenta333さんの訪問されたオーナーさんは、正しい判断ができないままに、誰からも指摘されずどんどん突き進んでしまった結果なのではないかと感じました。 もちろん正しい判断というものを身につけるのは容易なことではないと思います。 普段から演奏会などに頻繁に通って生の楽器の音を体験して、自然とそういった能力を身につけておられる方もいるかもしれませんが、オーディオにおいては「素晴らしい音で鳴らしている方の音を聴かせていただく」、というのが最も近道であると思います。 私のオーディオ歴の中で「機械であるオーディオでこれほどまでに音楽表現ができるのか」という、自分の知るオーディオの限界を遙かに超える体験をしたことが何度かあります。 決して販売店やオーディオショーでは体験できないレベルで、それぞれ出している音は違えど、その方々が拘って調整されたことがわかる素晴らしい音でした。 それを知ってからは、機器や部屋は同じでも調整の過程でその体験を思い出し、我が家の音は現在進行形で良くなっていっていますし、まだまだ良くしていけると感じています。 それからは、オーディオだけでなく色々な経験を通じて、自身の感性を磨くことこそが自分のオーディオを良くしていくことに一番大切なことであると思うようになりました。 Penta333さんの投稿を拝見して、今後も更に良い音で音楽を楽しめるよう取り組んでいきたいと改めて思いました。 それでは、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 |
にゃんた | 投稿日時: 2018/10/30 20:30 |
一人前 登録日: 2015/1/21 居住地: 投稿: 123 |
Re: 自宅のオーディオ環境について みなさまこんばんは、とても興味深い話題でしたので参加させてください。オーディオは基本的には室内で個人で楽しむ趣味であり、生活の一部であると思います。自分の好きな製品を選んで購入して、使いこなして自分好みの音を創るというのはアリだと思います。一方でそれは個の世界でなくてはならないとも思います。個人的に良い音とは自分が好きな音とも言えます。それが世間一般の良い音とイコールになることもあれば、ならないこともあると思います。
世間一般に良い音とは一定の定量的な基準があると思います。 楽器があるべき位置にあり、あるべき音量で、本来の音や声をだしていないといけないと思います。ある帯域が持ち上げられたり、へこんだりしていては原音とはなりません。本来の音や声に何も足さずに、何もひかないという単純ではありますが、この難しい課題に真摯に取り組むことが良い音への近道と思います。変化量の多さイコール改善では必ずしもないと思います。その聞き定めには見に行ったライブやコンサートの音源があるのが一番ですね。ソフトによっては楽器の配置などを付録で記載しているものなどもあります。 この原音再生ができれば、ピンクノイズなどを流して測定すると帯域はほぼフラットになっていると思います。誇張や減衰、ピーク、ディップなどもないと思います。このフラットはあくまで定量的で可視化できる数値ですがこれがすべてではないとも思います。この一定の基準値を押さえたうえで、許容範囲内で、聴き手の感性が重要と思います。音は人なりという言葉がありますが、一定の基準値内で聴き手のオーディオに対する真摯な心構えが音に現れると思います。これは聞きようによればオカルトに聞こえるかもしれませんが、オーディオと自身の融合があって初めて本当に心地よい音が出来上がってくると思います。 なかなか良い音にであったり、良い音へのアプローチ方法に出会うことはないとも思います。しかし、アコリバ会員さんはそれに触れることができると思います。チャンスは待っていては来ませんが、自分から一歩踏み出せばそこには素晴らしい出会いがあります。他の会員さんの音を聴くことも、管理人さんのクリニックもその場で体感できるのです。良い音へのアプローチにはすべてにあてはまるわけではないですが、一定の規則性というか押さえるべきポイントがあると思います。それが体感できるのがアコリバの輪だとも実感しております。 人にはたいてい「間に合っています」という感情を持っていると思います。それは新しい価値、正しい価値、本物に合うまでは「間に合っている」と感じていると思います。固定電話しかなかったころは携帯がなくても「間に合っていたし」携帯が現れれば新しい価値として飛びつきました。でも携帯で「間に合っている」と感じていたはずです。そこからメールができたり、スマホがでてくれば「間に合っている」はずだったのに飛びつきます。まだまだ出会っていない新しい価値はどの世界にも存在すると思います。この「間に合ってます」から飛び出すにはイノベーションが必要です。 千葉オフ会はまさにこの出会いであり、みんなの音を聴いて、お世辞を言うことはなく、みなさん真摯に意見を言います。そして次回のオフ会までにまた準備して切磋琢磨しています。そこには管理人さんもいます。そしてみんなが話し合った後にひとつのアドバイスを示してくれます。悩んだからこその言葉が身に沁みます。これもオーディオの楽しみです。個人の趣味ではありますが、一歩外に出て本来の良い音、一定の基準値にある良い音に出会うことが大切と思います。 |
光ちゃん | 投稿日時: 2018/10/30 23:24 |
一人前 登録日: 2015/10/14 居住地: 投稿: 82 |
Re: 自宅のオーディオ環境について 皆さんこんばんは。 皆さんの熱いお話に感激して、思わず投稿させて頂きました。 稚拙ながら私のアコリバさんとの出会いをお話させて下さい。 私は学生の頃からオーディオに興味を持っていましたが、ハード⦅機器⦆を極めるには懐が寂しく止むを得ず…若いうちはソフト(CDやコンサート)に投資しようと自分に言い訳して、CDやレコードを買いあさり、コンサートにもウェイトをかけてきました。 こうして音楽べったりの生活からお気楽なiPod、PCオーディオ路線に邁進していた頃、偶々アコリバさんのケーブルSPC-AVに出会いました。 きっかけは知り合いのオーディオマニアの方(師匠)との何気ないお話からです。身近にいても誰がオーディオマニアかなんてわからないものですね。 この時、騙されたと思って試した数千円のケーブルSPC-AV (1m800円!)を古いオーディオ装置に繋いだところ、目ん玉が飛び出るほど驚いたのが3年前…音が前に出るとはどういうものかを体験したことで私の方向性が定まりました。どんな古い装置でもその潜在能力を少しも引き出せていなかった…それを引き出していこう!こうして30年以上前の装置を復活させて第2のオーディオ人生?がスタートしました。 この様に私のアコリバさんとの出会いは超ラッキー、オーディオの師匠にも巡り会えたのでした。 しかしながら、こうして恐る恐るアコリバの機器を導入しつつも、時には迷って他にちょっかいを出しては後悔し、アコリバさんに戻る…そんな感じを繰り返しました。そうこうしているうちに、気付いたらアクセサリーは全てアコリバ製、アンプ、スピーカー、CDプレーヤーもグレードアップしていました。 そのプロセスは極めて簡単、自分の立ち位置を確認することでした。いい音はどんなものか比較する機会は少ないので、比較試聴会や新製品お試し会などに出向いて行く(良い音は参考にするが、ハイエンドでも悪い音で鳴っていたらしめしめと安心して帰ってくる)、にゃんたさんと同じく、同じ地区のアコリバオフ会などに参加し会員の方の装置で聞かせて頂くことがとても参考になりました。PAKAさんのおっしゃる通り、素晴らしい装置で良い音をどんどん聴いていくことも素晴らしい経験、これが一番ですね。 また、時には自分の自信がガラガラと音を立てて崩れていったこともありました…衝動的にピンときて買ったスピーカーをケチョンケチョンにけなされ失意のどん底に陥ったり(結局、どう聞いても風呂場で聴いているような響きに耐えられず、買い換えました…)。 でも、めげずに自信を持ち直せます。これまでジャンルを問わず聴きあさったCD、コンサートがオーディオ復活のベース、このオーディオ、音楽経験は私だけの音だからです。どなたにも自分だけの音が必ずある(探している)と思います。 このよくわからない世界、自分の良い音を研ぎ澄ませてどこまでも追求していくことが私にとってのオーディオだと思っています。オーディオは趣味ですもの(でも真剣です)、この音は好きだな、これは嫌いだ…などと自分の好き嫌いで自らが追求していくことが出来る(装置を、ソフトを自由に変えられる)、私だけの究極の楽しみです。良い音は生理的にもフィットする好きな音、ずっと聴いていたい心地よさで包まれます。反面、嫌な音には居ても立っても居られない嫌悪感を覚えます。この感覚が自分の良い音の原点です。 そしてこの楽しみを分かち合える仲間、アコリバ会員の皆さんたちがいることは何という幸せでしょうか。 一番困るのが、いじくりまわした結果、自分の耳が悪いのか、装置の限界なのかがわからなくなった場合です。高音が歪んで聞こえたり、何となく気分が悪い音になった時です。こういう時はアコリバ仲間、私の場合は先の師匠にもご相談するのが一番です。途方にくれたら管理人Kさんにもご相談しています。思いもしなかった方向から客観的なヒントが飛んでくることが大いにあります。 また時には意地を張って自分一人で直して見せると試行錯誤を繰り返します。これもオーディオの醍醐味ですね。 困ったときの拠り所、自分の信じる音と気さくに話せる仲間、これが一番大切と思っています。 最後に、例のPenta333さんが訪問された悪い音のオーナーの件ですが…私の近しい親戚の持つオーディオ装置が似たケースです。せっかくのシステムが泣きそうなので、私が無料貸出しをして、RR-777とRIQ-5010をセッティングしてみました。私には改善していると思えるのですが、本人は現状に満足していて効果なしの様子…何とかわかって欲しいので…引続き気長に努力をしてみたいと思いますが…暖簾に腕押し、残念ながらそんなもんでした。 今回のテーマでも、これだけ多くの貴重なご意見とお話が(難しい内容も)寄せられ目から鱗ボロボロです。これぞアコリバ会員の凄さ、裾野の広さだと思います。 私も皆さんに少しでも追いつけるよう頑張っていきたいです。 どうぞ、今後とも宜しくお願い致します。 |
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