平蔵さん
皆様

Baby Driverと申します。
渾身のレポート拝読しました。専らアナログ派の身として非常に興味深い内容でした。ほかの記事も参考になるものばかりで、いつもとても楽しませて頂いています。

私はポール・サイモン、とりわけサイモン&ガーファンクルが好きで、同じアルバムでも米国オリジナル盤、日本盤、ステレオ、モノラル、4ch、ものによっては英国盤を所有しています。以前からコロンビアのオリジナル盤は低音が強く「音が分厚いな」と思っていて、それがアメリカの音作りなのだとばかり思っていましたが、なるほどEQカーブの違いだったのですね。

以前、アメリカの著名評論家（各レーベルの古参エンジニアとも親交の深い方です）がステレオはすべてRIAAカーブだとして論争を一蹴していたのを目にしていたので、これは驚きでした。その時点でいくつか発表されていたカーブ可変型フォノイコライザーがモノラルのみだったこともありますしね。ちなみに、その評論家の方の反応がまさに「そんなはずはない！」だったなあと。
現在単体のフォノイコライザーを所有していないのですが、今後導入する際には間違いなくカーブ可変型になりそうです。私は世代的に80年代以前の音楽は後追いなのですが、コレクションを見渡すとコロンビアとブルーノートを中心にオリジナル盤がちらほらとあるので俄然興味が湧いてしまいました。

ところで、ブログに書かれていた日本盤はすべてRIAAという記述を読んで思い出したのがこちらの記事です。

https://www.hifido.co.jp/merumaga/2f/091211/index.html

ブルーノートのキング盤は米国オリジナル盤の再現を目指したそうですから、もしかしたら例外的にAESカーブが望ましいのかもしれませんね。こちらは試されたことがありますでしょうか？