アコリバさんから購入用のQR-8を送っていただいたので早速ルームチューニングとして部屋の壁面に使用してみました。

　今までは天井に一個だけ使用していました。天井のみの結果は高域の伸び（決して高域の強調ではありません）、音場空間の拡大、開放感がレベルアップしました。

　今回は窓ガラスと四方の壁に一つずつ貼りながら効果を確認しました。


「窓ガラス」
　我が家ではシステムを南側に設置している為にシステム中央付近の後側にベランダに通じるガラス戸があります。大きく2枚ありますが、1枚に仕切りが一つありますので計4枚のガラスがある訳です。QR-8を４つ取付けてみました。
　いつも厚手のカーテンを閉めてあるのであまりガラスの影響は無いと思っていたのですが、効果は大きかったと言えます。

　具体的には僅かに感じていた中高域の歪感がかなり抑えられ、非常に聴きやすくなりました。ガラスの影響の大きさをあらためて知りました。


「四方の壁」
　音の確認をしながら一つずつ貼りました。左右の壁に貼ったときには音場の拡大とSNが改善されました。最後に後ろの壁に貼りました。
　ここで大異変発生。中低域の押し出しがスケール感として非常に良く出るようになりました。あたかも四方の壁が一つになり、呼吸をし始めたかのようです。アコリバアクセサリーの得意とする「有機的（生々しさ）」な表現がより一層強まった感があります。特に自宅のリスニングポイントは後壁から30センチ程度しか離れていないので、悪影響がかなり排除されたのでしょうね。

　低音に魅力のあるケイコ・リーの声を再生すると、吐息が「むはぁ」と出てくるようです。部屋の温度が上がった気がします。でも解像度は更に良くなっています。
例えが良いのかわかりませんが、金メッキプラグを使用したコンセントを使用した時の温度感を更に上質にしたような感じです。

　ちなみに自宅は集合住宅で壁は石膏ボード製です。すべての方にこのような効果が出るかはわかりませんが、私の経験則としておすすめポイントになりますので良かったら実験してみて下さい。

最後に、白い壁に黒いQR-8はやはり目立ちます（笑）。