メイン [00-03]音楽全般 ショパン国際ピアノコンクール | 投稿するにはまず登録を |
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BelCanto | 投稿日時: 2021/10/21 23:07 |
一人前 登録日: 2021/7/20 居住地: 投稿: 139 |
ショパン国際ピアノコンクール 会員のみなさま、こんばんは。
連日賑わせていたショパン国際ピアノコンクールも今日で終演となりました。 5年に一度のこのコンクールは、昨年開催される予定でしたが、コロナのパンデミックの影響で1年先延ばしになってしまったので、心待ちにしていた方も多いのではないでしょうか? 日本人のコンテスタントの躍進にも目を見張るものがありましたね。 12人のファイナリストに反田さん、小林さんが選ばれ、しかも2位、4位入賞と快挙を成し遂げました。 コンクールに出るまでも大変なことですが(国際的に活躍された音楽家やピアニストの推薦が必要)、約150人の参加者の中から、1次〜3次の予選を経て最終的にファイナリストに選ばれるのは今年は11人しかおらず、そこに日本人が選ばれることは本当にすごいことです。 どのコンテスタントも素晴らしい演奏をされておりましたが、やはり優勝されたブルース・リュウさんの出音は一際素晴らしいものがありましたね。 他の方と比べても圧倒的に豊かな響き、オーケストラとの協調性、多彩な表現力、柔らかなタッチで引き込まれるような演奏でした。 協奏曲全てを聴いたわけではありませんが、最初の一音を聴いただけで実力がよくわかりました。 ところで、ブルース・リュウさんが使用されていたピアノは見慣れないファツィオリというメーカーだったことはご存知でしょうか? ショパン国際ピアノコンクールでは使用するピアノを選択することが出来ます。 国際的なコンクールで選ばれるということは、名実共に優れた楽器でないと採用されないことから、そこに選ばれるというだけで音楽家たちに認められた存在ということになります。 今回のコンクールでは、ヤマハ、シゲル・カワイ、スタインウェイ、ファツィオリの4機種から選択できたようです。 今回ファイナリストに選ばれた方には残念ながらヤマハの使用者はいませんでしたが、他の3つのメーカーを見ることが出来ました。 (左手前のロゴが楽器メーカー名です。) (シゲル・カワイ) (スタインウェイ) (ファツィオリ) スタインウェイは言わずと知れたピアノメーカーで、世界中の音楽家たちに愛用され、国際ピアノコンクールの数々にも採用されています。 何といっても特徴的なのはどこまでも済み渡る音色で、これがピアノの詩人と別名のある語り掛けるようなショパンの楽曲と非常に相性が良いです。初回からずっと現在まで採用され続けています。 シゲル・カワイはカワイのトップモデルで、カワイの二代目社長である河合 滋から名をとっています。 音色はスタインウェイに質感は似てますが、半分ヤマハの音の均質さも併せ持ったサウンドです。 ファツィオリは1981年創業の比較的若いメーカーで、情感豊かで芯の太い響きは他のどのメーカーとは違うサウンドです。 ファツィオリが採用されたのは2010年の大会からですが、今回の優勝者に選ばれたことは非常に快挙なことです。 スタインウェイ、ヤマハはともに創業100年を優に超す老舗企業ですし、カワイも70年の歴史がありますから、それだけ実績があるのにも関わらず採用されることは並大抵のことではありません。 これを機に、ファツィオリが世界に広まっていくのではないでしょうか。 演奏家にとって楽器の選択肢が増えるのはとても素晴らしいことだと思います。 今回のコンクールはそんなピアノの歴史を塗り替える出来事のように思いました。 何はともあれ、出場された全ての演奏家に健闘を讃えたいですね。 |
スキャット | 投稿日時: 2021/10/25 7:30 |
長老 登録日: 2020/12/11 居住地: 投稿: 380 |
Re: ショパン国際ピアノコンクール Belcantoさん こんにちは。
スキャットです。 今年のショパンピアノコンクールはコロナで延期され6年ぶりの開催の中 本当に皆さん素晴らしい演奏に感動しました。 ショパンコンクールは世界一のピアノのコンクールというイメージがあり、 世界一のショパン弾きを選ぶ、誰がショパンに相応しいかというコンクールでもありますね。 1次、2次、3次(セミファイナル)、ファイナルと固唾を飲んで聴き入りました。 優勝されたブルース・シャオユー・リウさんの演奏に圧倒されました。ショパンが降りてきていました。 ファイナルの『ピアノ協奏曲 ホ短調 第1番 (作品11)』はショパンが故郷ワルシャワへの告別と、飛翔の意味が込められているといわれる難曲。 昔『のだめカンタービレ』の劇中で演奏されていたこともあり馴染みの深い曲でもありました。 コンクールで使用されたファツィオリは4本ペダルがあり、木材を使い分け熟練した職人の手作業で仕上げる世界一高価なピアノということしか知りませんでしたが、スタインウェイを使った反田さん小林さんの音色とは明らかに音色の違いが出ていました。 出音の迫力が全く違いましたね(演奏者による違いもあると思いますが)。 スタインウェイは高音が煌びやかであるものの全体的に線が細く感じてしまうほどファツィオリの高音ピアニッシモのニュアンス、低音の芯のある柔らかな音色は素晴らしいと思いました。 今年は日本人二人が入賞された快挙に、これから世界的活動がどんどん広まることを願っております。 そしてショパンコンクールを聴いた後、川口成彦氏のCDを聴いてみました。 2018年に第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位受賞により大きな注目を集めた方で Acoustic reviveレーベルからオランダの教会でトーンマイスターの濱瀬祥氏によって録音され、ACOUSTIC REVIVE製の電源ケーブルや電源BOX、ラインケーブル、マイクケーブルなどがフルに使用されています。ディスクはUHQCD仕様。 川口氏のコンサートに2度ほど行きましたが、行くたびに情緒あふれる素晴らしい演奏に感動しています。 Belcantさん、よろしかったら一度聞いてみてくださいね。おすすめします 。 |
BelCanto | 投稿日時: 2021/10/27 20:16 |
一人前 登録日: 2021/7/20 居住地: 投稿: 139 |
Re: ショパン国際ピアノコンクール スキャットさん
レスありがとうございます♪ 自分にとっては面白そうな話題でして投げ掛けてみたら中々返信がつかず寂しかったですが、レスがついてとても嬉しいです。 スキャットさんの音楽の知識は流石ですね。 自分はアニメ「ピアノの森」で感動したのと、一昨年の吹奏楽団でエキストラとして来ていただいたピアニストの方がなんとショパン音楽大学に音楽留学の経験をお持ちの方でして、その方曰くファツィオリのピアノは素晴らしい!と仰っていました。 そこで今回はファイナルだけですが、注目して聴いてみました。 クラシック初心者の投稿で失礼しましたが、とてもスキャットさんの投稿で勉強させていただきました。 のだめカンタービレも以前一通り見たのですが、ショパンのピアノ協奏曲も作品中で使用されていたのですね。 自分のイメージだともっぱらベートーヴェン 交響曲第7番 第一楽章とモーツァルト 2台のピアノのためのソナタ K.448が印象的でした。 また、CDの紹介ありがとうございます♪ 音楽の話題を共有できるのはとても楽しいですね。 ありがとうございました。 |
モリア1 | 投稿日時: 2021/10/30 17:21 |
長老 登録日: 2014/10/27 居住地: 投稿: 340 |
Re: ショパン国際ピアノコンクール BelCantoさん、スキャットさん、こんにちは。
BelCantoさん、コメントしよう、しようと思っていたのですが、 ついつい遅くなってしまい、寂しい思いをさせてしまったようで、 申し訳ございませんでした。 反田さんの歴史的快挙、素晴らしいですね。 反田さんの2位は1970年の内田光子さんと並び、日本人の過去最高位。 実に50年振りなのですね。 私は、反田さんが、TV「題名のない音楽会」に良く出演なさっていたので、知っていたのですが、チケットが即完売になる人気のピアニストなのですね。 小さい頃に、一般人のビデオ自薦応募で、同番組の「ふってみましょう」回で、プロ・オーケストラの指揮もしたそうです。 先日も、同番組で、ソリストだけを集めた管弦楽団を自ら組成したらしく、管弦楽団の中央で、指揮兼ピアノ演奏をしていました。 その中で、将来の夢は、外国人が日本に音楽留学するようにしたい、と仰っていました。 一方、ウラディーミル・アシュケナージが、 1955年にショパン国際ピアノコンクールで2位、翌年にエリザベート王妃国際音楽コンクールにて優勝を果たし、20世紀後半を代表するピアニスト。 70年代からは指揮者としても活躍し、様々なオーケストラとタッグを組んできた。 特にラフマニノフに対する思い入れが強く、現在はラフマニノフ協会の会長を務め、作品の普及に努めているそうです。 これらのことから想像してしまうのですが、 反田さんも、ピアニストだけにとどまらず、広く音楽界で、活躍しそうで、 今後の活躍が楽しみですね。 スキャットさんは、お勧めの川口氏のコンサートに行かれ、感動されたのですね。 羨ましいです。 BelCantoさん、スキャットさんお勧めの、アコリバ・レーベルの高音質CD、川口成彦氏のピリオド楽器によるショパン演奏、よろしかったらお聴きになってください。 1842年製プレイエルは、正に、ショパンが生きた時代のピアノですから、 ショパンもこのような音で、作曲、演奏をしたのだな、と感慨深いものがあります。 因みに、1839年、ショパンは恋人ジョルジュ・サンドからプレイエルをプレゼントされて、 プレイエルで創作活動をしたとのことです。 ご参考になるかわかりませんが、同CDの私の拙稿もよろしかったらお読みください。 この中で、Kさん、PAKAさんに、コメントを頂いていますので、ご参考になると思います。 https://acousticrevive.jp/xoops/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=5054&forum=26 |
スキャット | 投稿日時: 2021/11/2 4:45 |
長老 登録日: 2020/12/11 居住地: 投稿: 380 |
Re: ショパン国際ピアノコンクール Belcantoさん モリア1さん、皆様こんにちは。
スキャットです。 you tubeで『劇場版 のだめカンタービレ最終楽章』が無料で少し観られますので参考までにアップしました。 https://youtu.be/Po6cMRkfOhc 現在全視聴は有料になってしましましたが ファイナルの『ピアノ協奏曲 ホ短調 第1番 (作品11)』を弾くのだめがお試しで観られます。 また『ピアノの森』も観ていらしたのですね。 阿字野 壮介(あじの そうすけ)のピアノは反田恭平さんで一ノ瀬 海(いちのせ かい)も? そのほか登場人物も壮々たるピアニストで何度見ても感動しています。 モリア1さん、プレイエル、エラールの投稿拝読させていただきました。 CDを聴いてファンになり川口さんのコンサートへ行きましたが、ゆくたびに素晴らしい成長と進歩をされていらっしゃいます。 音楽に向き合う情熱、たゆまぬ努力、そしてピュアな人柄と年齢をを重ねるごとに深みを増す演奏に感動しています。 川口さん、七條さんは日本が誇るピアニストですね。 次回公演があるときはアコリバツアーを組んで皆さんと一緒に行きたいです。 話は変わり、やっと1年かけてアナログ復活の相棒が決まりました。 Kさんのお話によるとモリア1さんと同じプレーヤーとの事で大変嬉しく思います。 Belcantoさん モリア1さん、皆様にまた色々教えていただくことが増えそうですが今後ともご教授宜しくお願い申し上げます。 |
BelCanto | 投稿日時: 2021/11/2 22:56 |
一人前 登録日: 2021/7/20 居住地: 投稿: 139 |
Re: ショパン国際ピアノコンクール モリア1さん、スキャットさんこんばんは。
色々と丁寧なご返信を頂き誠にありがとうございました。 モリア1さんには温かいお気遣いいただきありがとうございます。 返信を頂きすぐに返事が出来ずバタバタとしてたら遅くなってしまいました。 反田さんの内田光子さんに次ぐ快挙であり、その話題を通じてここまで非常に楽しい会話が出来とてもうれしかったです。 自分はまだクラシックの初心者ではありますが、ショパン国際コンクールを通してショパンの作品に触れるきっかけになったのはとても勉強になりました。 自分のショパンのお気に入りの曲は英雄ポロネーゼですが、手元のポリーニが演奏した音源を聴いていつも感動してしまいます。 スキャットさん、動画添付ありがとうございました。 確かにショパン ピアノ協奏曲 第一番のピアノの冒頭部分が演奏されていましたね。 自分も一通り拝見しましたが、のだめと千秋真一のストーリーを通じて音楽家の葛藤を描いたこの作品全体を通じてこんな世界観があるのだなと感動した覚えがあります。 阿字野さんは反田さんの様ですが、一之瀬 海のピアノのクレジットは発表されていませんね。 きっとこのクレジットをあえて不明にしてくことで海は海のピアノだと作品のファンタジーな世界観を残しているのかもしれません。 個人的にはリアルタイムで見ていたピアノの森の世界がリアルになったと興奮したものです。 スキャットさん、モリア1さんと同じプレーヤーにされたとのことで導入おめでとうございます🎶 近年はストリーミングでお手頃に便利に聴ける時代になりましたが、やはりジャケットの大判な写真、ブックレット、円盤が弧を描く趣、質感の良い音とやはり音楽再生に於いて最も優れた再生方法だなとつくづく思います。 こちらこそ、スキャットさんを始めとする使いこなしには大変勉強になっております。 これからもよろしくお願いいたします。 |
メリメロ | 投稿日時: 2021/11/6 13:46 |
常連 登録日: 2019/5/14 居住地: 投稿: 48 |
Re: ショパン国際ピアノコンクール Bel Cantoさん、みなさま
メリメロです。 ショパン・コンクールについて、充実したみなさんのやりとりがあることにようやく気づきました。 いろいろ教えられること、気づかされることが多く、うれしく思いました。 こちらは妻の提案があってふたりで見たのですが、Youtubeでこれだけ綺麗な画像の配信があるのかとビックリしました。最終選考結果が出てからあわてて見たので、これをリアルタイムで見たらさぞかしスリリングだったでしょうね。 ブルース・リュウさんの演奏で、あっ! ファツィオリだと思いました。これも驚き。 ファツィオリは数年前に知り合いのピアニストと話しをしていたとき話題になった記憶があります。そのときそれ何?という感じにならなかったのは、すでにこのピアノのこと知っていたのかもしれません。余談ですが、おなじく彼女から東大を出てパリにピアノ留学しているひとがいると聞いた記憶もあります。あれは角野隼人さんのことだったんだと遅まきながら納得です。 手持ちの音源探してみたら、ファツィオリを弾いたものが二つほど出てきました。みなさんご存じかもしれませんが、簡単に紹介します。(ほかにもアンジェラ・ヒューイットがバッハの『パルティータ』を弾いたものがあるようなので、聴いてみたくなりました) その1)The Sound of the Concert Grand Fazioli F278; Constantino Catena plays Debussy & Schumann, Camerata CMBD-8005 その2)Michel Dalberto Claude Debussy, Harmonia Mundi, AP111 1)はブルーディスク・オーディオなので、しまいこんでいたOPPOのユニヴァーサル・ディスク・プレイヤーを引っ張り出してきて聴き直してみました。24bit/96kHzおよび24bit/192kHzの二つの表記があるもので、どうなっているかわかりませんが、機器はあわてて接続しただけ、それもあまり対策をしていないホームシアターの方というわけですが、それでも録音がとてもよいことがわかります。 ライナーノートにカメラータのプロデューサーの井坂絃さんがいろいろ興味深いこと書かれています。以下、長くなりますが、ファツィオリに関する部分だけ引用します。 「幸いなことに、アルド・チッコリーニの録音で知った現在イタリアで最高のピアノを作っているファツィオーリ社のオーナーであるファツィオーリ氏と親しくなり、調律師のディエゴ・スチルバを通じて手配してもらったF278の最新モデルは、響きと音の輝きが今まで聴いてきたコンサートグランドとまったく違っていた。 ピアノ音を決めているのは弦を張るフレームと、それを支える響鳴板だが、この新しいファツィオーリの驚くべき特色は、ピアノの側板が一本の大木から舟を作るようにくり抜いて板の繋ぎ目がないことであった。通常2つか3つの木材がジョイントされて側板が作られているグランドピアノと異なり、ピアノの響き方が均一で美しい倍音が見事というほかに言葉はない。 もうひとつ、スタインウェイも高級モデルで採用しているピアノの響鳴板の共振を抑える装置が付けられていることで、より完璧な音と響きのつながりを強化し、響きを濁らせる雑音を除去していることである。」 以上 四本足ペダルとなると、ショパン・コンクールで用いられたのはF278ではなくてF308の方だと思うのですが、どうなのでしょうか。このピアノは長さが三メートル以上というので、ひょっとするとバレンボイムが作らせたピアノ(Daniel Barenboim On My New Piano, DG479 6724)のように定音弦が斜めでなくほかのものと並行するように張られているのかもしれません(当てずっぽうの推量です)。バレンボイムはペダル音の濁りをきらって、このようなピアノを作らせたようですが、ファツィオリも輪郭がくっきりしていて透明感と輝きがありますね。 2)はイタリアはペルージャ近郊の小さな劇場でのライブの記録で、1)と同じドビュッシーですが、こちらは『子供の領分』「映像第二集」『前奏曲第二集』など演奏曲目の点でもさらに聴き応えがあります。Harmonia Mundi盤なのに最初からピアニスト自身の解説の日本語翻訳がついているところなど、むかしNHKのピアノ講座の先生をしていたことからする配慮なのでしょうか。 今回ダルベルトの演奏を久しぶりに聴き直して、(ショパン・コンクールのファツィオリを聴いた後なので)興味深い点が多々ありました。そのひとつ、『前奏曲第二集』の最終曲「花火」が一番わかりやすいですが、明確な輪郭にときおり左手部分の独特な鋭い振動音(クマンバチのような)が加わるのに思わずハッとします。 井坂絃(それにしても興味深いお名前です)さんが言われる「響きの濁り」は、バレンボイムが念頭においているものなのかもしれません。でもプロを前にして生意気ですが別の考え方もあるように思います。 フランスの作曲家でピアニストのミカエル・レヴィナスがよく使うタンブル(振動音)という言葉がずっと気になっていました。音楽を対位法とか調性の確立と崩壊といったタームでとらえるのではなく、音響の集合体としてとらえようとする発想だと思われ(わたくし自身の解釈ですが)、これは彼自身によるバッハ『前奏曲とフーガ』の演奏録音(Accord 5CD 476 1054)にもあらわれているように思います。この考え方でゆくと「響きの混濁」はマイナスにはならず、むしろそれも含み込んで音楽の可能性がひらけるということになるのではないかという気がします。 いずれにせよ最近ピアノ演奏の録音をいろいろ聴くたびに、ヴァイオリンなどの弦にくらべてピアノの再生は簡単(PCオーディオなどの場合)だと思われたのが、そんな単純な話ではなかったことに気づきます。 ショパン・コンクールを妻と一緒に勝手なことを言いながら見てじゅうぶん楽しみました。最後に、映像はきれいだけど(一応120インチのスクリーンです)、わが家の装置だとスタインウェイとファツィオリの違いまではよく分からない、LANケーブル交換など、もっと充実させる手があると言ったところ、オーディオアクセサリーの購入にはネガティヴな態度しか示してこなかった彼女が興味をしめしたようです。「それで高価なLANケーブルっていくらくらいなの」──「ピンキリだけど、1mで8万円くらいかな」。この8万円という額にうろえたもせず、「あなたも老い先長くないのだから、好きなことにお金使ったら」と、これまでの彼女の態度からすると、わが耳を疑うような言葉が出てきました。喜ぶべきか,悲しむべきか、微妙なところです。 |
モリア1 | 投稿日時: 2021/11/6 21:52 |
長老 登録日: 2014/10/27 居住地: 投稿: 340 |
Re: ショパン国際ピアノコンクール Belcantoさん、スキャットさん、メリメロさん、
こんばんは。 スキャットさん >CDを聴いてファンになり川口さんのコンサートへ行きましたが、ゆくたびに素晴らしい成長と進歩をされていらっしゃいます。 音楽に向き合う情熱、たゆまぬ努力、そしてピュアな人柄と年齢をを重ねるごとに深みを増す演奏に感動しています。 コンサートで成長と進歩が判るのですね。 素晴らしい、羨ましい!! >川口さん、七條さんは日本が誇るピアニストですね。 次回公演があるときはアコリバツアーを組んで皆さんと一緒に行きたいです。 アコリバツアー、行きましょう!! >話は変わり、やっと1年かけてアナログ復活の相棒が決まりました。 Kさんのお話によるとモリア1さんと同じプレーヤーとの事で大変嬉しく思います。 遂に決まりましたか。おめでとうございます。 それは嬉しい。お仲間ですね。宜しくお願い致します。 こちらこそ、スキャットさんには色々と教えて頂いています。 私も少しでもお役に立てればと思っています。 |
モリア1 | 投稿日時: 2021/11/6 21:53 |
長老 登録日: 2014/10/27 居住地: 投稿: 340 |
Re: ショパン国際ピアノコンクール Belcantoさん、スキャットさん、メリメロさん、
こんばんは。 Belcantoさん >自分はまだクラシックの初心者ではありますが、ショパン国際コンクールを通してショパンの作品に触れるきっかけになったのはとても勉強になりました。 私もクラシックは初心者です。 最近、アコリバさんのお陰で、高音質で聴くクラシックに、感動、ハマりつつあります。 世の中には、あらゆるジャンルの素晴らしい曲が多くて、聴ききれませんよね。 私は、最近、1962年9月、ウィーン、ムジークフェラインザールでの録音の、 カラヤン/ リヒテル/チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番ロ短調をSACDで聴いて、 感動致しました。 高音質で聴くと、なお一層、感動が増しますね。 これもアコリバさんのおかげです。 >近年はストリーミングでお手頃に便利に聴ける時代になりましたが、やはりジャケットの大判な写真、ブックレット、円盤が弧を描く趣、質感の良い音とやはり音楽再生に於いて最も優れた再生方法だなとつくづく思います。 仰る通りですね。 |
モリア1 | 投稿日時: 2021/11/6 21:54 |
長老 登録日: 2014/10/27 居住地: 投稿: 340 |
Re: ショパン国際ピアノコンクール Belcantoさん、スキャットさん、メリメロさん、
こんばんは。 メリメロさん ピアノ、クラシックにご造詣が深いようで、羨ましい限りです。 しかも奥様と一緒に楽しまれているとは、素晴らしいですね。 お知り合いにピアニストがいらっしゃるとは、音楽関係者でいらっしゃいますか。 >ピアノ音を決めているのは弦を張るフレームと、それを支える響鳴板だが、この新しいファツィオーリの驚くべき特色は、ピアノの側板が一本の大木から舟を作るようにくり抜いて板の繋ぎ目がないことであった。通常2つか3つの木材がジョイントされて側板が作られているグランドピアノと異なり、ピアノの響き方が均一で美しい倍音が見事というほかに言葉はない。 もうひとつ、スタインウェイも高級モデルで採用しているピアノの響鳴板の共振を抑える装置が付けられていることで、より完璧な音と響きのつながりを強化し、響きを濁らせる雑音を除去していることである。 ピアノもまだまだ進化しているのですね。 一本の大木をくり抜いているのですか。音がいいわけですね。 >いずれにせよ最近ピアノ演奏の録音をいろいろ聴くたびに、ヴァイオリンなどの弦にくらべてピアノの再生は簡単(PCオーディオなどの場合)だと思われたのが、そんな単純な話ではなかったことに気づきます。 実をいうと、オーディオで聴くピアノは凄いのは判りますが、音は、あまり好きではありませんでした。 しかし、アコリバさんのおかげで、素晴らしい音になったので、最近は好きな楽器になりました。 確かに、ピアノを再生するのが難しいってことなのですね。 >「あなたも老い先長くないのだから、好きなことにお金使ったら」と、これまでの彼女の態度からすると、わが耳を疑うような言葉が出てきました。喜ぶべきか,悲しむべきか、微妙なところです。 奥様の賛同が得られたとのこと。お喜び申し上げます。 高音質で聴く音楽は、更に感動が増しますよね。 |
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