今回は、LAN-1.0 Triple Cを試用しました。

旧LANケーブルからの変更です。

まず旧LANケーブルに付いているLANアイソレーターを外します。
何曲か聴いてから新ケーブルに取り替えてテストしました。


【外観・取扱】
見た目より遙かに取り回しはいいです。
ウネウネ曲がりますし、そもそも折り癖はほぼありません。
LAN端子は非常に大仰ですが、しっかりはまる安心感があります。

【音質の変化】
・音像が緻密に、より真実味を増してリアルになった
・音場全体の濁りが減少し、S/Nがやや向上した
・立体感が増して、ストリングスなどは演奏の厚みがより感じられるように
・派手さは無い。整然と正確に鳴らす印象のケーブル

確かに音は良くなったのです。
しかし、ともするとこの変化は地味です。

料理で例えると中華でもイタリアンでもなく、和風でしょう。
実直に素材の良さを伝える、それでいてハッとする旨味を漏らさず伝える。

生音を演奏会で積極的に聴いている方はきっとこの良さに気付いてくれるはず。
そうでない方も、他社のLANケーブルから取り替えればたぶん激変だと思われます。

本来の音にさらに近づく、至高のLANケーブルなのは間違いないでしょう。

※最後にLANアイソレーターと併用してみましたが、尋常ではない高音質でした。ヤバいです。