メイン [04-04. アンダーボード]ヒッコリーアンダーボード RHB-20 ヒッコリーの威力 | 投稿するにはまず登録を |
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パラジー | 投稿日時: 2011/7/4 18:18 |
一人前 登録日: 2011/1/6 居住地: 投稿: 88 |
ヒッコリーの威力 今、お気に入りのCD、BEEGIE ADAIRのMy Piano Romanceを聴いています。
このCDにフューチャーされた曲は、我々の世代にとって懐かしさもあり、彼女のゆったりとした間合いを楽しませるような演奏、そして、小さなサロンを思わせる空気に包まれたピアノの佇まいには言葉がありません。 アコリバ化もほぼ完了して、純粋に音楽を楽しむ環境を構築していた我が家のシステムを、これほどまでに進化させたのはヒッコリーアンダーボードなのです。 私がヒッコリーを使ったアコリバ製品に触れたのは3ヶ月ほど前。それは試作品のケーブルインシュレーターでした。 私がオーダーした数個のRCI-3の中に、K氏が試作品を忍ばせておいてくれたのです。「電源ケーブルに使ってみてください」という、氏のメモにしたがって使ってみると、正直、その違いには驚きました。 その次は、K氏宅を訪問した折、「電源BOX PTP ultimateの下に敷いて使ってみてください」といって、蒲鉾の板のような小さな板をいただいたのです。 結局この板はRTPに使わず、当時懸案だったパワーアンプの天板に置いたパッシブコントローラの制振対策に使いました。 こうした経験を通してヒッコリーの特性を理解し、水晶と組み合わせることで、更にすばらしい特性が得られる事を体験したのです。 ならば、システムのメカニカルアースになる部分すべてをヒッコリーにしたら。すなわち、オーディオ機器の台、すべてをヒッコリーにしたら良い結果が得られるのではないか。樺の木科のバーチ材の音の良さもあるが、混成することで特性を複雑にしたくない。 伝送系はPCOCC-Aのシングルコア、制振は水晶とヒッコリーというようにシンプルに仕上げたい。 そんな思いから、K氏に数種のヒッコリーボードを注文したのです。 彼の返事は、「間もなくヒッコリーのアンダーボードを販売しますから、それまで待ってください」というもの。 一ヶ月ほど待ってRHB-20がリリースされ、私が特注したRR-77用、RST-38用、TB-38用、そしてRHB-20も入荷しました。 RST-38用とTB-38用はなんと板厚30mm、感激です。 皆さんに触発されてラックも発注しました。 我が家はオーディオルームを持てる環境にありません。居間の一部にオーディオを居候させてもらっているため、雰囲気重視で北欧の家具を使っています。 板厚30mmのパイン材で組み上げられたこの家具は、音響的に良いとはいえず、ボード使用が必須だったのです。 今回はこの家具に、アコリバ特性のラックを合体させることにしたのです。 写真はパワーアンプとパッシブコントローラに対するヒッコリーボードの設置状況です。 ご覧のように、RST-38の上に30mm厚のヒッコリーボードを重ね、その上にパワーアンプを設置。 パワーアンプの天板には30mm厚のヒッコリーボードを重ねて、その上にRIQ-5010を三個置いて、さらに、その上にヒッコリーボード、その上にスパイクが付いたパッシブコントローラを設置しています。 パッシブコントローラの天板の上にはRIQ-5010W、重し用として、さざれ水晶を絹の袋に詰めたものを乗せています。 写真は電源BOXまわりです。 床にスパイク形状の水晶を置いて、その上にTB-38を乗せています。 こうすることで、TB-38を床に直置きするよりも音離れが良くなるのです。 TB-38の上には特注の30mm厚のヒッコリーボード、その上にRTP-4 ultimateを設置しています。 この写真はRR-77です。 多くの方がレポートされているので省略しますが、ご覧の通りです。 ただし、ヒッコリーボードにはダイヤモンドカットした水晶片のフットを付けて設置しています。直置きするより結果が良いようです。 この写真は我が家の壁コンセントです。 コンセントベースと壁の間に20mm厚のヒッコリー板を挟んでいます。 我が家では絶対的な効果があって、パワー感が圧倒的に違います。もはや、無い状態には戻れません。 興味のある方は試してみてはいかがでしょう。 ただし、これだけの厚みがあると、壁の中のBOXにネジ止めすることは不可能ですから、コンセントベースはヒッコリー板に固定、ヒッコリー板の四隅を木ネジで壁に固定しています。どのように固定するか良く検討したうえで対応してください。 また、ヒッコリーはひじょうに固い木材で、時にはドリルの刃を焼き付かせるほどですから、加工は本職の方にお願いする方がよいと思います。 この写真はスピーカーネットワークです。 スピーカーボックスの後の床に設置しています。 ネットワークのシャシーとなるMDFの台に、QR-8をフットとして取り付けて、それをヒッコリーのディスクで受けています。 これはスピーカーのフットです。 このフットはアコリバに特注したもので、RIQ-5010と組み合わせています。 さて、ヒッコリーで武装したシステムの試聴結果です。 予想通り、すべてにおいて「素晴らしい」のひと言です。 それではインプレッションにならないので、できるだけ具体的にお話しすると、とにかくパワー感があって音離れが良いのです。 ヒッコリーをここまで徹底して導入すると、音離れが良い = 活発、あるいは躍動感がある、スピード感がある、といったような単純な要素ではなく、しっとりとした再生音の中に、楽器の芯が強力に表現され、圧倒的にリアリティーが高まるのです。癖の無いヒッコリーの特性からか、あたかも、システムがひとつの楽器になったかのようにすら感じます。 ヒッコリーの強固なメカニカルアースが、システムの強力なドライブ力の源泉になっていることは確かでしょう。 以前投稿でも書きましたが、演奏が好きで買ったCDでありながら、音質が不満でほとんど聴かなかったMy Piano Romanceですが、今日はピアノの佇まいが見えるような音を奏でています。そしてドラムのスティックの生々しさ。 K氏の口癖のように、「ヒッコリーは奇跡の木材」なのかも知れません。 私の体験から、ぜひヒッコリーアンダーボードの使用をお勧めします。 できれば、すべてをヒッコリーボードにする事です。 ありがたいことに、アコリバは価格設定を間違えたのではないかと思えるほどなので、コストパフォーマンスの良さは最高だと思います。 ならば、ヒッコリーによる完全武装化、真剣に考えてみてはいかがでしょう。 そしてアコリバにひと言。 ヒッコリー = アコリバ という、社会の認識が得られるような宣伝活動をすべきではないでしょうか。 こんなにすばらしい製品なのにアピールが足らず、もったいないです。 |
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題名 | 投稿者 | 日時 |
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» ヒッコリーの威力 | パラジー | 2011/7/4 18:18 |
Re: ヒッコリーの威力 | 管理人K | 2011/7/10 5:59 |
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