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   [00-02]オーディオ全般
     「The Legend of CABLE」によるケーブル比較
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投稿者 スレッド
ケミ
投稿日時: 2011/3/22 16:19
長老
登録日: 2008/2/17
居住地:
投稿: 851
「The Legend of CABLE」によるケーブル比較
「The Legend of CABLE」なるCDを手に入れ、先週末聴こうと思っていたら、金曜日に大震災となってしまいました。関東では計画停電があり、被災された方々のことを思うとどうしても音楽を聴くことができず、節電のため機材の電源も落としていました。そして、この週末にあらためて体験させていただきました。

なるべく先入観が入らないように1曲目から順に聴いていきました。ミックス・マスタリング後の音であっても電源ケーブル・電源BOXだけで想像以上の違いを体感することとなり、電源ケーブルの特徴がよくわかりました。とともに、この企画の意義についても考えさせられることとなりました。

アコリバ以外のケーブルでの音楽を評価するときに、どうしても悪口になってしまいます。ただの一ユーザーの分際で大変僭越ではありますが、率直な感想を記させていただきます。


1曲目。質感高い基音に続いて倍音が広がる中、次の音が重なりそれが上下左右へと展開し、そしてその音の中にリスナーが包み込みこまれます。ベースも重心低く、締まってリスナーに心地よく届きます。ドラムスもきっちりと大きく展開します。この1曲目を基準に2曲目にいきました。

2曲目。音が上へ上へと展開します。ベースも上方へ展開します。重心が高くなったというよりはスピーカーのユニットよりも下側に音楽がなく、音楽がリスナー側にも来てくれません。こういう音を高域がきらびやかと表現されるのかもしれませんが、以前議論のあったヴィ○○○レコードの録音に似ていると感じました。私には高域がきつすぎて音楽を楽しむことはできません。

3曲目。2曲目に比べピアノのきらびやかさはなく、むしろ薄いベールがかかったように感じます。開放感に欠け、演奏が窮屈に感じました。音がまとまっていると評されるのでしょう。また倍音が希薄で、やはり音楽がリスナー側に展開してくれません。

4曲目。一聴ピアノが伸びやかに感じられました。しかしベースが締まりなくでてしまい、よく聴いてみると全ての音が制御なく前へと出てきてしまっているようです。したがって奥行きが浅く感じます。

5曲目。いやな音もなく、倍音も上手に録れているようですが、いかんせん音が細身です。実は以前の家の音がこのような感じでした。ちょっとBGMっぽく聞こえます。一般には中庸な音あるいは自然な音と評価されるのかもしれません。

6曲目。倍音が拾えてないため演奏が淡白に聞こえます。明らかに情報量不足です。これをもって楽器の配置が明確だとかジャズ向きだとかいうのはちょっと違うのではないかと疑問を抱きます。この青いケーブルの前の赤いケーブルを所有したことがあり、アコリバケーブルの中1本だけ赤いケーブルを用いたらやはりこのような音に支配されたのを思い出しました。


ボーカルも基本的に同様な傾向で、
1曲目は等身大の彼女がそこにいて空間全体に音楽が展開されます。
2曲目はボーカルもピアノも軽く聞こえます。
3曲目は曲調とも相まってくすんで、暗く聞こえてしまいます。
4曲目は伴奏であるピアノも前へ出てきてしまいます。
その点において5曲目はバランスが良いかもしれません。
6曲目はほぼ独唱でちょっとごまかされている気がします。

6曲聴いてから1曲目に戻ると、音に厚み・深みがあり、音楽にためがあり、ゆったりと聞こえます。

ケミ
投稿日時: 2011/3/22 16:21
長老
登録日: 2008/2/17
居住地:
投稿: 851
Re: 「The Legend of CABLE」によるケーブル比較
評論家を仲立ちにした雑誌媒体では本当の音がわかりません。どれもすばらしいように感じてしまいます。それを確かめるには自分自身で実際購入するしかありません。しかし購入してしまえばこれがいい音だと思いこんでしまう傾向にあると思います。他のケーブルを試すにはまた金銭的な負担が生じ、この買い換えるエネルギーはさらに高さを要します。

そして何よりも問題なのは、言い過ぎかもしれませんがどれが本当にいい音なのかという絶対的に基準が誰にもないということです。私は幸いにして管理人Kさんにそれを示していただきました。自分の音がショボイ音だという現実を突きつけられた瞬間でもありました。私はそのつらい現実を受け入れ、いま現在の音へと大きく進路変更せざるを得ませんでした。

この「The Legend of CABLE」というCDが自身を見つめるいい機会となるのではないでしょうか?今後のオーディオライフをより充実させるために現状を客観的に知る必要性を強く感じます。このCDは初心者から熟練者まで大変参考になるものと思います。そして機材だけでなく、ケーブルがいかに重要であるかということも再認識できるはずです。

この企画において、再生側は全く同じ条件下で録音時のケーブルの違いによる音の違いを体験することができます。このCDを企画し、製品にまでしてくださった全ての人に感謝します。そして、このCDを利用して我々サイドが自己を見つめる機会とするとともに、音楽を提供する側、機材・アクセサリーを提供する側に是非とも考えてもらうことを切に望みます。このような優秀録音盤においても録音時におけるマイナスはどうしても埋めることはできません。提供する側、提供される側がともにレベルアップすることによって、オーディオによる音楽再生がより充実していくものと思います。

管理人K
投稿日時: 2011/4/10 18:38
管理人
登録日: 2007/12/10
居住地:
投稿: 1907
Re: 「The Legend of CABLE」によるケーブル比較
ケミさん、こんにちわ。
返信遅れて大変申し訳ございません。

>評論家を仲立ちにした雑誌媒体では本当の音がわかりません。どれもすばらしいように感じてしまいます。

仰る通りですね。現在のオーディオ業界の最大の問題です。
雑誌評価ではどれもが素晴らしい音質の完璧な製品のようで、具体的な傾向さえも掴めません。

>しかし購入してしまえばこれがいい音だと思いこんでしまう傾向にあると思います。

これも大きな問題ですね。
「ただ音が激変」するだけで実は癖が強いだけで質感などを改悪してしまうケーブルやアクセサリーをシステムに取り入れてしまうと、そのケーブルやアクセサリーの癖は存在し続け、その後のクオリティUPの障害になり続けます。
オーディオマニアの心情として買ってしまったものは効果があると信じて使い続けたい気持ちは判りますが、勇気を持って外さない限り、真のクオリティUPの邪魔になり続けてしまいます。

>音楽を提供する側、機材・アクセサリーを提供する側に是非とも考えてもらうことを切に望みます。

実は多くのレコードメーカー、録音・マスタリングエンジニアがケーブルに拘っているのです。
しかし、実際にケーブルを使いこなし製作側のクオリティUPに結び付けている方は極々少数です。
殆どがケーブルによる変化(効果ではありません単なる変化です)に惑わされ、高級ケーブルを使うことによリかえって滅茶苦茶な音にしてしまっているのが現状です。
その結果が現在のJ−POPの世界最低レベルの悲惨な音質だと言っても過言ではないでしょう。

オーディオで本当に良い音を出す事、製作側で本当に良い音を作る事に必要なのは本当の音楽、本当の生音を知る事だと思います。
また素晴らしい映画や絵画、芸術作品を観るなどして感性を養う事も不可欠だと思います。
オーディオと音楽は単なるファッションではありませんから。
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