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RANZAN | 投稿日時: 2021/1/1 16:14 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
Re: 記憶に留めておきたい! 皆さん 明けましておめでとうございます。 今年こそ全世界が結束して、新型コロナ禍の没滅とその収束を願うばかりです。 “記憶に留めていきたい” (21) アクースティックラボ Stella Opus 現在まで数多く優秀なスピーカーを試聴してきたことから、このスピーカーを見た時、今までにない美しい光沢と複雑な 紋様のような磨き上げらえた大理石の輝きは、工芸品のような鮮やかさに魅せられてしまったのです。 シンプルで洗練された機能的なデザインと、より引き立てるゴージャスな仕上げは、コンポネントの領域を超えて いるといっていいでしょう。 しかし、ここは美しいデザインですが、それに見合った音質を聴かせてくれるのか、ここは興味深く期待と不安が 入り混じるところです。 それは、理想のユニットの存在があってのなせる技であると強く感じたのです。 フロア型というよりトールボーイ型に近いスタイルで、背面にバスレフポートを配しているのです。 説明ではツイーターには4年がかりで開発したという新素材が用いられ、バイオセルロースの超微細繊維が カーボンファイバーをしっかり包み込むことで、カーボン特有のカサカサ音が発生しない滑らかな高音域の再生を 実現しているということでした。また、ダブル・ボイスコイルのウーファーは電気的にも機械的にも、完全パラレル駆動 になっているのです。 こうして全く新しいバスレフ理論を導入することで、この素晴らしいデザインに見合った、まさに感動のサウンドが生み 出されてくるのです。スピーカーターミナルは大型のバナナプラグ対応の端子が装着されています。 そこでまずは持参したジャズCDを試聴した瞬間、その疑心暗鬼の心を素晴らしい音質で音楽を奏でてくれるのでした。 このサイズとは思えないスケール感の豊かさと、音の密度の高さは、さまざまな音へのしなやかな対応力を持っていると 感じたのです。 ジャズ・ベースは伸びやかで、和音を弾いた時のハーモニーに厚みと軽快さがあり、しっかりと量感も出ていて、ピアノは 適度な厚みがあり透明感の高い響きで、タッチの鮮明さも抜群で聴き手を引き込む魅惑的な雰囲気を演出するようです。 コントラストの明快さ一音一音の純度の高さが飛びぬけて優秀なことがよく分かるのです。 ここは付属の円錐形の大型スペーサーで床との安定したセッティングをすれば、このサイズとは思えないスケール感豊かさと、 密度の高いサウンドはさまざまな音への対応力を持つ、スケール感豊かに再現されるのです。 |
RANZAN | 投稿日時: 2021/1/24 14:25 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
Re: 記憶に留めておきたい! 皆さん
こんにちは。 “ 記憶に留めておきたい ” ( 22) パイオニア S-AX10 次世代PC、ハイレゾン時代のオーディオ及びSACDなどワイドレンジに対応するため、高域再生が120KHzまで伸びた リボン型のスーパーツイーターを搭載しているのです。日本ではフロア型を製作するメーカーは少ないのですが、その中でも パイオニアのこのスピーカーは、代表的存在といっていいでしょう。 ウーファーの口径はそれほど大きくはなく、フェースは単なるトールボーイのようです。 床との設置を考慮して24kgの重量級セラミック製スピーカーベースを備えていて、下部にバスレフポートも装備してい るのです。 ジャズ、オーケストラ、ポップスを試聴してみると、そのリズムの切れ味がよく透明感のあるきれいなサウンドと オーケストラの弦楽器群によるハーモニーの重なりが非常に魅力的でもあるのですが、低音の厚みや密度感がもう少し 欲しいところです。 ジャズやオーケストラ、ポップスのパーカッションやエレキピアノのアクセント、それに低音のヌケの良さが際立つ その素晴らしさでした。 ホーン型のユニットを採用しているが、ホーン独特のメガホンで拡大したような癖はなく、解像度の高さはさすが従来の 日本製スピーカーの枠を超えているように感じたのです。非常に解像度の高い音で日本のスピーカーにはない音だと 再認識させてくれたのです。 バイワイヤリング、バイアンプ接続、更にはマルチアンプ駆動へと発展できるスピーカー端子も搭載されているのが魅力です。 このスピーカーの真の音を聴くのに木目は美しく高級な印象で、堂々としているので、ルックスを重視すればサランネット を外し、ユニットの繋がりをよくして聴くのがベストでしょう。 |
RANZAN | 投稿日時: 2021/2/18 15:21 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
Re: 記憶に留めておきたい! 皆さん こんにちは。 ”記憶に留めておきたい” (23) ATC SCM 150Psl このATC SCM 150Pslは基本的にスタジオでの使用を目的としたもので、かなりラフに仕上げているのです。 見た目はその通りの武骨ながら、音を聴いてみると「あら ビックリ!」でリアルで驚くほど解像度が高く、 一音一音がみずみずしく新鮮さがあるその表現力に驚くのです。 ましてジャズのピアノとベースではその緊張感と、それぞれの音像の確かさが聴きとれるのには思わず嬉しさが こみあげてくるようでした。 ジャズ演奏の質の高さをスリリングに表現する、ベース音とピアノ音像からはスタジオ空間の透明感や木質の 上質さがリアルに、そしてその響きがしっかりとリスナーに伝わってくる、このみずみずしい音質は何物にも 代えがたいものです。 実際、38cmウーファーには20kgの大型マグネットを採用していることから、見た目より重量感があり、 かなりがっしりとした強固な作りなので、ここは設置するスタンドも頑丈なものを選択しなければならないよう です。 試聴してみると、曲のスピードや勢いは失われることなく、ヴォーカルの細やかな表情も歌詞が持つ説得力のある 音力には思わず引き込まれていくようでした。 後ろ側に回ってみると3ウェイタイプのスピーカーターミナルが装備されており、トライワイヤリング接続も可能で、 グレードUPも多様に楽しめるということです。 一方クラシックでは大きいスケール感を保ちながら、各パートに精密感があり、かなりテンションの高い音質が魅力 でもあるのです。 ここはデザインや使い勝手を気にせず、その武骨さをさらけ出すように、サランネットは外し素晴らしいこの音を 聴いてほしいのです。 |
RANZAN | 投稿日時: 2021/3/17 14:23 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
Re: 記憶に留めておきたい! 皆さん こんにちは。 “ 記憶に留めていきたい ” (24) FOSTEX G2000 2008年7月に発売されたG2000は、先に発売されたG1302の上位モデルとして位置づけされるもので、 そのG1302もモニター思想の血統としても、ジュニアモデルとして話題を集めたのです。 キャビネトの高さは1166mmもあって、国産のトルボーイ型の中では背が高い方で、重量も60kgと貫禄 十分といえそうです。忠実度の高さにしても相当なスピーカーです。 ユニット構成は、純マグネシウムドーム型トゥイーターの採用で、新しく純マグネシウムHR振動板による 10cm口径のミッドレンジが加わったのです。低域は20cm口径のHR振動板のウーファーをWウーファーで 構成したサタッガード方式を採用しているのです。 バスレフダクトも背面が80Hz以上で、前面がそれ以下というようにここは本格的であり、手抜きなしの 本格的ピュアなスピーカーだと感じたのです。キャビネット本体は凝って構成されたもので、72mm厚台座に 強固にマウントされているのです。 サウンドについては高域方向は素晴らしいまでの伸張と、その解像度がよく中域方向は高純度でスルーな試聴感 であるのです。くもりが抑えられて低域方向は弾力と柔軟性があると感じ取ったのです。 各ジャンルの音を魅力的に魅力的に聴かせてくれるようで、ジャズのピアノでは、タッチの力強さと瞬発力があり、 ベースの和音はハーモニーが分厚く、空気の膨らみのような生々しさが新鮮に感じられるのです。 あたかもそこで演奏が行われているかのような、スリリングさを密度の高い音で再現してくれるのです。 管弦楽ではステージの奥行きが深く、各パートのメロディーラインの重なりが鮮明で、ハーモニーの密度の高い 表現力で奏でてくれるのです。 入力に対する忠実度は相当高いので組み合わせるアンプも、能力の高いものを選択しなければならないでしょう。 また、その5年後には更なる高忠実度再生を高め「パーフェクト・バランス」として、より進化したフラッグシップ G2000aが登場しています。 |
RANZAN | 投稿日時: 2021/4/1 16:06 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
Re: 記憶に留めておきたい! 皆さん こんにちは。 “ 記憶に留めておきたい ” (25) Vienna acoustics T-3G B 一流の技術を投入した、このウィーンのメーカーのヴィーンアコースティック社のT-3G Bを 一見して感じたのは、欧州の高級家具を連想させるような重厚、かつ流麗な木製キャビネットが 艶やかで、そのスリムさはデザイン的にも重要なポイントでもあるのです。 ヨーロッパが世界に誇る木工技術によって仕上げられたキャビネットは、世界一流の技術を 積極的に投入して、趣味性に富んだ高い製品に仕上げられているのです。 3ウェイ4スピーカーのバスレフ型で、15cmコーン型ウーハー、15cm型スコーカー、2,5cm ドーム型ツイーターという、実績のあるユニットを使用して、ウィーン市内の主要な録音スタジオでは モニタースピーカーとして定着したと聞くのです。同時に音に敏感なオーディオファイル、音楽ファン を中心に人気が広がったとされているのです。 試聴では「ザ・クインテット/ライアン・カイザー&グラント・スチュワート」を聴いたのですが、 ひとつひとつの楽器の旋律がしっかりと聴きとれるし、スピード感も文句ないのです。 筋肉質のキリッと引き締まった生きのいいサウンドが勢いよく繰り出されてくるのです。 これはエネルギーを凝縮したかのような味わい深い聴かせ方で、大パワーにも負けないテキパキと 確実に反応するのです。 サックス、ピアノの軽やかなリズムに伸びやかなベース、ドラムスと、各楽器の質感まで鮮明に描き 上げる能力の高さに驚くのです。 特定のキャラクターは感じないのですが、中低域は締まり気味に奏でられるところが素敵です。 ここはケーブルの選択やセッティングの工夫次第で、その音質の向上とイメージが変わっていく可能性が 高いと感じるのでした。 |
RANZAN | 投稿日時: 2021/4/14 14:08 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
Re: 記憶に留めておきたい! 皆さん こんにちは。 “ 記憶に留めておきたい ” (26) Pioneer S-3EX-T 日本での古い歴史を誇るスピーカーメーカーの名門 パイオニア はプロ機 TADでも有名ですが、 その優れた技術力で民生機をこのような形で登場させることに、我がオーディオファイルは誇りを 持ちたいと思うのです。 見た目もこの独特のゴージャスなスピーカーを見て、その独特の美しいフォルムには、何処か海外スピーカー の雰囲気を感じさせてくれるものがあったのです。 とかく技術面を重視すると武骨なフォルムになりがちですが、S-3EX-Tは実に美しいデザインにまとめて いるところなどは、さすがにパイオニアといったところです。 一目して表面の曲線バッフル面が非常に印象が強くするのでした。いかにも工学的なコンセプトが見えてくる ようで、このフォルムは実に美しいのです。 試聴してみると、生の弦のように繊細な響きの再生音が身震いするくらい凄く、音の反応のよさと低音の アタックの良さは、いい感じで再現され気持ちがスカッとするようです。 16cmのダブルウーハーの切れ味のいい低音はさすが、しっかり聴きとれ繊細感も逃がさない、この能力に 感服するのです。 アルバム「プレゼント・テンス/ジェームス・カーター」を聴いても、クラリネットがパワーーで迫ってくる 感触に思わず興奮するくらい、そのサウンドは押し出しの強い説得力のあるジャズサウンドを聴かせるのでした。 このウーハーの反応といい中高音域の音像のシャープさは、まさにどれもジャズ・サウンドの命でもあるよう でした。 |
RANZAN | 投稿日時: 2021/5/1 15:25 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
Re: 記憶に留めておきたい! 皆さん こんにちは。 “ 記憶に留めておきたい ” (27) TAOC LC800 TAOCといえば、オーディオファンお馴染みのラックやスピーカーベース、インシュレーターなどの音響 アクセサリーを開発してきた国産メーカーですが、21世紀を目前にして念願のフロア型スピーカー、FC7000を 誕生させたのです。 それは音響メーカー「タオック/TAOC」は当時のベストセラースピーカー、ヤマハNS-1000Mとの組み合わせを 想定して開発したスピーカーベースが、各オーディオファイルから高い評価を獲得したのです。 以後、ラック、スピーカースタンド、そしてスピーカーシステムと、次々に製品化してTAOCは熱心なオーディオ ファイルに広く受け入れられたということです。 その主な製品は鋳鉄の制振性は一定の柔らかさ伴った、その制振性は不要な振動抑えるという能力では 「鋳鉄の右に出るものはない」と高い評価を受けたのです。 そしてこのトールボーイ型スピーカーシステムLC800も独自の整振テクノロジーを駆使して作り上げられた TAOCの自信作といえるものと言われたのです。 システムとしては、かなりシンプルな2ウェイにスーパーツイーターとウーハー、サブウーハーを加えた4ウェイ のバスレフ型でした。 しかも、肝要の鋳鉄ではトールボーイタイプで、問題になりやすい縦方向の定在波による不要振動対策に活用し、 鋳鉄製にすることで低音の煽りをによる共振を抑え、ノイズも同時に抑えるというのです。 そこで、試聴にはプリメイン・アンプにデノンPMA-2000AE、SACDプレーヤーには同じくデノンDCD-1650AE は、そのクォリティといい、製品としての信頼性はこのクラスの定番といえる組み合わせであり、信頼性として 安心できるものです。 試聴によく持参するアルバム、XRCD盤のヴォーカル「Jacintha /HERE7’S TO BEN」では、その息づかいの 生々しさに思わず「ハッ!」とさせられるのです。高域がすっきりと伸びて中低域は適度な脂気と粘っこさと歯切れ のよさを絶妙にブレンドした、実に安定感のあるサウンドはスムーズに広がり、空間表現も抜群である新鮮さが醸し 出されるのです。静寂感が漂い乾いた空気感は見事で、静けさは心地よい新鮮さを感じさせてくれるのでした。 ここはまた普段とは違った、純国産のシステムで聴く日本の音を堪能できたのではないかと感じたのです。 |
RANZAN | 投稿日時: 2021/5/21 13:49 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
Re: 記憶に留めておきたい! 皆さん こんにちは。 “ 記憶に留めておきたい ” (28) PIEGA TC70X その美しく清々しいエンクロージャーからして、スイスの爽快な空気感が伝わってきそうで、思わずヨーデルが 聴こえてきそうな雰囲気さえ漂わすのです。 スイスブランドのスピーカーは、あまり存在しなかったのですが、PIEGAは先進的な製品を数多く開発し、急速に 台頭してきたことから、日本のマニアにも広く知られるようになったのです。 PIEGAのスピーカーシステムには、エントリークラスからハイエンドクラスまでいくつかのシリーズが存在して いますが、TC70Xは主力のTCシリーズの実質的なフラッグシップモデルといっていいでしょう。 見ていくと18cmウーハーをダブルで、大型リボンスコーカーの中央にリボンツイーターを同軸で組み込み込んだ C2ユニットよる3ウェイ方式となっているのです。 エンクロージャーはアルミニウムの押し出し成形材を使用し、美しいヘアライン仕上げで、フロントグリルには 共鳴、共振を抑え込む透過性の高いメタルタイプを採用しており、これは何と並外れた高剛性なキャビネットを 実現しているのです。側板と背面が一体となったもので、前面からリアに向かって幅を絞っていく断面形状と なっているのです。 見るからにこれはクラシック音楽がよく似合うような雰囲気を醸せ出しているようです。 試聴ではここは絶対クラシックということで、バレエ音楽「火の鳥」を聴いたのですが、カラッとした明るさと 澄み切った音楽を奏でていきます。 さすがPIEGAスピーカーで、オーケストラ音楽ならではの多彩な音色感、そして各楽器それぞれが持つ味わいの 豊かな響き、木の葉の舞い散る音さえもピュアに表現して見せるのです。 スイスで磨き抜かれた能率の良さが伝わってくるようで、音圧レベルも92dBと高く、駆動が容易なことが判断 できるのです。 スッキリと伸びたレンジの拡がりと、ベースも伸びやかで高密度なフラットバランスを形成しているのです。 低域感は適度な量感とその歯切れのよい躍動感、中域の音像は明瞭なフォーカスで表情も明瞭に弾き出してくる のです。 高域感も粒たちよく艶やかで、豊かな響きがいっぱいに鳴り渡る充実感のある音は透明な音場感なのです。 |
RANZAN | 投稿日時: 2021/6/14 15:11 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
Re: 記憶に留めておきたい! 皆さん こんにちは。 “ 記憶に留めておきたい ” (29) JBL 4307 JBLスタジオモニターシリーズでは、4343B、4344、4344MK2、4348を愛聴してきた経緯からして、 その大型モニタースピーカーの音に馴染んでいることから、今回試聴した小型43シリーズと呼ばれる モニタースピーカーはJBL創設者ランシングの死後1970年にプロフュショナルスタジオ(業務用)スピーカー としてデビューしたというのです。 大型機は38cm径ウーハー2ウェイ構成の4320に始まり、4ウェイの4341に到達して、まさしく一世を風靡する 大ヒットして、シリーズの看板モデルとなったと言われています。 ミュージシャンの演奏を多彩な音の表現に的確な反応を示してくれる、ドラムスの鋭い切れ味、ブラシとスネアの スキンの触れる瞬間やシンバルの冴えは、まさにジャズを感じる瞬間です。これがJBLスピーカーの素晴らしい能力だと 思うのです。 この4307は2007年に登場したコンプリートモデルでもあるのです。25cmウーハーを搭載したコンパクトスピーカー に比べれば大柄なブックシェルフサイズでもあることから、出力音圧レベルが91㏈/2,83Vに達する高感度な スピーカでもあるのです。 そこで早速「JAZZ&JBL」の鉄則通り、ジャズCDで圧倒的支持を得ている「ジョシュア・レッドマン/ビヨンド」を 試聴してみると、テナー、アルト、バリトンサックス、ソプラノの各サックスをクリアーにそしてパワフルにまっすぐに 突き抜けていくところが断然魅力です。 JBL天性といいたくなるような、素晴らしい能力に感動させられるのです。 いままで大型モデルのモニタースピーカーでのホーンドライバーを聴いていたことから、現在のB&Wとの差は中高域の 張り出し感が若干おとなしいことは事実です。 いまや、JBLはモニターシリーズのトップエンド4367WX、そして最高峰を極めた集大成フラッグシップモデルProject EVEREST DD6600から始まり、そして新世代モデルDD6700に至るということで、今もマニアの欲望を掻き立てることは間違いないようです。 |
RANZAN | 投稿日時: 2021/8/1 13:53 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
Re: 記憶に留めておきたい! 皆さん こんにちは。 “ 記憶に留めておきたい ” (30) Harbeth HL Compact 7ES-3 その気品とぬくもりに満ちた“Harbeth”は、貴賓あるイギリスの名門スピーカーですが、聴いた音は まさにこれぞハーベスの音というモニター的にも正確で、艶やかなヴァイオリンの音色には思わず 鳥肌が立つようでした。 弦の音色の美しく艶やかで、瑞々しく刺激感が全く感じさせないサウンドが繰り出されるのです。 ヴィオラ、ヴァイオリンの音色の積み重なりもひたすら美しく、開放的な鳴りっぷりが実に 魅力的だったのです。 その時の感動は今も記憶に残っているのです。見た目は何の変哲もないスタイルはシンプルですが、 聴いてみるとそれは如何に実力の高いスピーカー・メーカーであるかが、伺い知ることができる のです。 マニアの間では今も人気を誇る コンパクト7ES-3ですが、エンクロージャーがパイプダクト使用の バスレフ型で、ユニット構成が20cmウーハーと2,5cmドーム型ツイーターによる2ウェイ方式と、 何の変哲もなく簡素でそれはヒヤリングと測定の繰り返しによって誕生したと言われるだけに、 完成度は非常に高いと思われるのです。 実際にエンクロージャーを叩くと、コツコツという音がすると思っていたのですが、なぜかボソボソと いう音でした。 これはボケ気味の低音,曖昧な中域を連想させるのですが、低音は歯切れよく量感はこれまた豊かで、 リアルに伸びるヴォーカルを聴けば、高く飛翔するかのように内容の充実感が判断できるのです。 試聴には「ドリームダンシング/寺井尚子」を聴いたのですが、さすが弦の音が美しく艶やかで、 瑞々しいヴァイオリンの表情は、刺激感がまったく感じさせない、実に多彩で透明感豊かな音色は美し く清らかという言葉がピッタリです。ジャズ、クラシックからロック、ポップスなどの軽快なピアノの タッチと、切れ込みの心地良いベースがとてもなりっぷりのよい印象的で、これはなかなかいけるのでは! と感じたのです。 この7ES-3の格調高いサウンドを生かすには、床が貧弱では台無しであることから、専用のスピーカース タンドを使用して音作りがされているということを前提に、ここは専用スタンドHSS-7Cの利用で床振動を ダンプして、素直な低音を得たいものです。 |
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