メイン [00-04]PC&ネットワークオーディオ リッピングファイルを如何に高音質で作成するか | 投稿するにはまず登録を |
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投稿者 | スレッド |
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zappa1993 | 投稿日時: 2012/5/8 23:32 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか Yoさん
こんばんは zappa1993です。 返信が遅くなりまして申し訳ございません。 私もYoさんのご意見に賛成で、もう少し勉強してから続きの議論が出来ればと考えています。 考えがまとまっていない段階で書くと、矛盾や見落としが生じる可能性がありますので、理解を深めてからまた思いついたことを書かせていただきますので、引き続きよろしくお願いいたします。 >この上は私も少しはデジタルのことを勉強してからと思います。そして今回のzappa1993さんのお返事の中で最も心に残った一文があります。それはトランスポートの置台の材質に関して「経験豊かな方ならその素材を言い当てることすらできると思います。」の文章です。確かに自分で問題提起しておきながらそこまで思い至らなかったのですが、確かに択一問題としてなら材質を言い当てることは可能かなと思える変化は自身でも経験しています。要するに材質の固有振動数がデジタルデータに乗ってくる(変調?)させる可能性とその理屈、またはデジタルグライコの方法論(特定の周波数を増減させること)とデータとしてのバイナリー一致の問題・・・これが分かれば少しはこの問題の理解に近づけるのでは?と思います。如何でしょうか? 素材を言い当てるとは少しオーバーな表現でした。 ここはYoさんが仰るような択一問題なら言い当てることが可能とした方が賛同も得やすいですね。 材質の個性は、アナログだけではなくデジタル機器にも影響を与えるのは経験上間違いありませんが、これはデジタル機器といえどアナログ回路もあるためなのかもしれません。 しかしデジタルデータそのものが変調を来しているとしか思えないような事もありますので、「バイナリ一致は本当に同じデータであることの証明となるのか」「材質の違いが何故デジタル機器に影響を与えるのか」「デジタルデータは本当に0と1だけの情報しか持っていないのか」等を引き続き考えていきたいと思います。 >一つだけド素人質問で恐縮ですが、「気に入っているトランスポートでリッピングデータを読み込みできる方法やソフトはあるのでしょうか?」・・・すみません。 これは私の知る限りでは、オーディオ機器としてのトランスポートをPCに繋いでリッピングする方法は無いようです。 PCのディスクドライブは電源・信号ラインの他にPCの命令を伝えるラインがあります。 PCのソフトウェアからの命令で動作する仕組み(PCの互換規格)を持っていないオーディオ機器ではリッピングは出来ないと思います。 しかし、PC・ネットワークオーディオの盛り上がりを見ると、近い将来拡張ボードや外部接続端子でPCと接続可能なトランスポートが出てくる可能性はあると思います。 そうなるとリッピングドライブによりリッピングデータの音が変わるのがごく当たり前の考えになりそうです。 オーディオ機器並に高額なリッピングマシーン(ディスクドライブ・記憶媒体が内蔵され専用ソフトで動作する機器)もありますが、PC・ネットワークオーディオのインフレを招くような代物です。 |
Yo | 投稿日時: 2012/5/10 19:51 |
一人前 登録日: 2012/3/21 居住地: 投稿: 120 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか zappa1993さん
お返事有難うございます。 勉強するつもりで本を一冊買いましたが専門過ぎてなかなか難しい(笑)。 まだ項目を眺めただけですが(笑)ジッターにもいろいろあること、その影響もいろいろのようでもう少し読んでみます。でも我々が知りたい「感覚と理論の橋渡し」的なところはなかなか専門書には出てこないようですね。 置き台の材質の音が乗る件ですが、トランスポートと言うデジタル機種でも電源部や駆動部はアナログの部分が有ると思うので、その部分の振動が何らかの形で信号に影響していると思うのですが、私のトランスポートは電源部は別筐体なんです。となると基盤の振動か駆動部の振動しか考えられませんね。 >これは私の知る限りでは、オーディオ機器としてのトランスポートをPCに繋いでリッピングする方法は無いようです。 PCのディスクドライブは電源・信号ラインの他にPCの命令を伝えるラインがあります。 PCのソフトウェアからの命令で動作する仕組み(PCの互換規格)を持っていないオーディオ機器ではリッピングは出来ないと思います。 ・・・やはりそうですか?そうでしょうね!? 只少し期待したのはアナログ音声をADCでWAV信号にしてCDを作れるのだから、CDPからのアナログ出力から再AD化する事もできるならその途中の(DA→AD)をトランスポートからならショートカットで出来ないか?なんて素人考えでした(笑)。 まだ淡い期待としてDDCとかインターフェースを使ってデジタル信号を打ち変えたら可能なのかな?なんてまだ思っていますが・・・。 zappa1993さんが「解像度」のスレッドで「原音」と言う言葉を使われる理由がなんとなく分かってきました。それはたぶんデジタルをオーディオの中心にされているから、CDに刻まれた信号を余すところ無く正しく「音」に変換することにこだわってこられたからではないかと思います。デジタルと言えど何をやっても音が変る・・・正しい音(信号)は一つなのに・・・という思いがあるからではないかと思いました。 それに比べてアナログを中心にやってきた私は、レコードの溝に刻まれた音の信号はカッティングマシンが刻んだ溝であって、そこから針で読み取って音にする工程はリスナーの裁量に任されているので正しい音など無く、如何に感動できる音に仕上げるかに一所懸命になっている・・・ということなのです。その考えから言うとリッピングと言う操作も本当に音が良いならCDPからのアナログ出力を再デジタル化したデータでも良いのです。 また、ド素人質問で恐縮ですが「CDコピーの為にPCに一時保存したデータとリッピングデータとは違うものなのでしょうか?」・・・すみません。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2012/5/12 1:03 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか Yoさん
こんばんは zappa1993です。 PC・ネットワークオーディオも広く浸透し月刊誌まで出るようになりましたが、まだまだ初心者向けの記事と新製品紹介の繰り返しで、その先の使いこなしについては全然情報がありません。 どの雑誌も表面をなぞったような記事ばかりで、本当に知りたい情報は皆無です。 だからと言って専門的な書籍があるかといえばこれも否で、2,3冊良い本があるくらいで「理論上はそうでも現実はこうなんだよ」という解説は無いですね。 >置き台の材質の音が乗る件ですが、トランスポートと言うデジタル機種でも電源部や駆動部はアナログの部分が有ると思うので、その部分の振動が何らかの形で信号に影響していると思うのですが、私のトランスポートは電源部は別筐体なんです。となると基盤の振動か駆動部の振動しか考えられませんね。 昨日ちょっと考えていたのですが、最新の技術で振動発電というものがあるらしいのです。 これは言葉通り、振動発電デバイスというものを使い振動から電力を得る技術です。 「振動により電気が発生する」これはコンデンサーとコイルの組み合わせで発生する電気振動と逆の働きのように思います。 専用デバイスがないため発電までは出来ませんが、振動が電気信号に変わるのであれば、オーディオ機器内で発生する電気振動や電磁波の生成に何らかの影響を与えることは十分考えられます。 音力発電というのまであるようです。 物を叩けば音がします。 これはその音の周波数を返してきているという事です。 叩く物や叩く強さで音(周波数)は変化します。 このことはそれぞれの物に固有の周波数特性があることを示しており、この周波数特性(振動の癖)がオーディオにおける材質による性質の違いを生み出しているのだと思います。 材質によって振動により発生する電気信号の性質や量が違うという事でしょうか。 >・・・やはりそうですか?そうでしょうね!? 只少し期待したのはアナログ音声をADCでWAV信号にしてCDを作れるのだから、CDPからのアナログ出力から再AD化する事もできるならその途中の(DA→AD)をトランスポートからならショートカットで出来ないか?なんて素人考えでした(笑)。 まだ淡い期待としてDDCとかインターフェースを使ってデジタル信号を打ち変えたら可能なのかな?なんてまだ思っていますが・・・。 この辺はトランスポートとDACを使ったことがないので、私には難し過ぎてよく分かりません 技術的にはトランスポートのアナログ出力からデジタルデータに変換することは可能だと思いますが、この場合は通常と同じCDの同時再生による出力になるのではないでしょうか。 ただ、これとは直接関係ありませんがDACとの間にDDCを挟むと音が良くなると聞いたことがあります。 これは精度の狂った信号のクロックを再度DDCの正確なクロックに合わすことで、ジッターの軽減になるということでしょうか? >zappa1993さんが「解像度」のスレッドで「原音」と言う言葉を使われる理由がなんとなく分かってきました。それはたぶんデジタルをオーディオの中心にされているから、CDに刻まれた信号を余すところ無く正しく「音」に変換することにこだわってこられたからではないかと思います。デジタルと言えど何をやっても音が変る・・・正しい音(信号)は一つなのに・・・という思いがあるからではないかと思いました。 Yoさんが仰る通りです。 CDに入っている有りのままを取り出したいという思いと、取り出したデータを歪めることなく再生したいという意味で書いたと思います。 リッピングがCDからデジタルデータを取り出す作業であるならば、出来るだけ忠実に取り出すことが使命に思えたのです。 またこの部分で音が変わることが分かってからは、リッピングデータが今後私にとってのマスター音源になるために妥協することが出来なかったのです。 しかしよく考えてみれば、リッピングの仕方によって音が変化するなら(悪くなることがあると考えるならば)スタート時点で既にCDより音が悪いことになってしまいますね。 それでもCDPよりも音が良いと言われるのであれば、音源をファイル化することが、リッピング時の多少の音質劣化よりも大きなアドバンテージがあり、同時再生よりもジッターの影響を受けにくい再生方法なので音が良いという事なのでしょう。 >また、ド素人質問で恐縮ですが「CDコピーの為にPCに一時保存したデータとリッピングデータとは違うものなのでしょうか?」・・・すみません。 リッピングとはCD等のメディアよりPCにデジタルデータを取り込む作業を指す言葉で、CDコピーの際にWAVファイルで取り込んだものは、オーディオで言うリッピングファイルと同じです。 オーディオ用に用いられているリッピングソフトは、より高機能になりエラー補正をせず再読み込みという方法を使うなど高音質でリッピングできるようになっているだけです。 CDコピーにイメージファイル(CDの内容を1つのファイルにしたもの)を用いる場合は、イメージファイルのままではPC・ネットワークオーディオでは再生できません。 ディスクドライブを仮想化する再生方法もありますが、高音質での再生を目指す方向とは用途が違います。 |
Yo | 投稿日時: 2012/5/14 19:06 |
一人前 登録日: 2012/3/21 居住地: 投稿: 120 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか zappa1993さん
返信が遅くなってすみません。 >昨日ちょっと考えていたのですが、最新の技術で振動発電というものがあるらしいのです。 これは言葉通り、振動発電デバイスというものを使い振動から電力を得る技術です。 「振動により電気が発生する」これはコンデンサーとコイルの組み合わせで発生する電気振動と逆の働きのように思います。 専用デバイスがないため発電までは出来ませんが、振動が電気信号に変わるのであれば、オーディオ機器内で発生する電気振動や電磁波の生成に何らかの影響を与えることは十分考えられます。 音力発電というのまであるようです。 これは何を指して仰っているか分かりませんが、導体が磁界の中で振動すればその振動周波数に応じた交流が発生するのは簡単な理屈で、オーディオ機器の中では電気が流れているコイル状の回路はいろいろあるので磁界は存在しますので(微弱ながら地磁気も)、置き台の材質の固有振動数に応じてアナログ機器であれば音にその特徴的な音が乗るのは当然のことと思われます。硬質な単一木材で固有振動数が単音に近い(叩けばカーンと特徴的な音のするもの:例えば桜や樫)は明らかにその音が乗ります。では響きの悪いものが良いかと言うとそうでもなく鉛や硬質ゴムなどはその響きの悪さが音に出ます。良いのは硬いけれど響きが単一周波数に片寄らずある程度幅のあるものが良いですね。アコリバのヒッコリーもその類と思います。 振動発電素子としてはピエゾなどの圧電素子が代表されるもので楽器のコンタクトピックアップにも使われます。 問題はアナログ回路であればその振動数に応じた交流波が音に乗るのは自明の理なのですがデジタル回路でそのデジタル信号にその周波数に応じた音が乗る事が不思議です。何かがADCの働きでもしているかのような不思議さです。 「CDコピーの為にPCに一時保存したデータとリッピングデータとは違うものなのでしょうか?」・・・この質問をさせていただいた理由は2つありまして、一つはリッピング用のソフトやディスクドライブを使わずとも何らかの形で(お気に入りのトランスポートを使ってでも:オリジナルのCDからのエラーコレクトを使わず再読み込みで精度の良いファイルを作れずとも)WAVファイルを作れればHDや固体メモリーから再生が可能かな?と思えることと、もう一つはアナログディスク(音の良いオリジナルレコード)からADCを使ってWAVファイルを作りCDを焼かずに再生する事にも興味があるからなのです。これに関しては本来のシステムで良い音聴くのを目指すのとは少し違いますが、アナログ時代の録音のマスターテープが劣化する前にディスクに加工されたレコードは、劣化したテープを使ってはいくら加工技術が発達した現代でも良い音のCDは作れない・・・と思うからです。 こんな質問は自分でやればすぐにわかる事なのでzappa1993さんにご迷惑をかけて申し訳なく思います。デジタルに関してはいろんなことをやってみたくて、またそれがCDを聴く上でも好結果をもたらす方法の出発方法を模索しているので、ご迷惑でしょうがよろしくおねがいします。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2012/5/15 22:52 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか Yoさん
こんばんは zappa1993です。 >返信が遅くなってすみません。 いえいえ。 お互いに負担にならないよう、今後もお付き合いいただけますと幸いです。 >問題はアナログ回路であればその振動数に応じた交流波が音に乗るのは自明の理なのですがデジタル回路でそのデジタル信号にその周波数に応じた音が乗る事が不思議です。何かがADCの働きでもしているかのような不思議さです。 何か取り留めのない文章で申し訳ございませんでした。 振動がアナログ回路に与える影響についてはYoさんの方がよくご存じですので、私が改めて書くこともなかったのですが、デジタルデータも送信時や記録再生時は電気信号として処理されているという事なので、振動により発生した電気がデジタルデータに影響を与えることは十分考えられると思いました。 実際には、デジタルデータはエラー補正が働きますので、ノイズの影響等で多少データが壊れても元に戻りますが、エラー補正という余分な処理が必要になることと、その過程でジッターが生まれることを考えると、デジタルデータの音質劣化の説明がつくような気がします。 デジタルデータも静止した状態(正しい表現方法が分かりません)ではデジタルですが、移動中は(同上)アナログと同じ電気信号なので、当然同じようにノイズの影響を受けると理解していますがこれは正しいでしょうか? >「CDコピーの為にPCに一時保存したデータとリッピングデータとは違うものなのでしょうか?」・・・この質問をさせていただいた理由は2つありまして、一つはリッピング用のソフトやディスクドライブを使わずとも何らかの形で(お気に入りのトランスポートを使ってでも:オリジナルのCDからのエラーコレクトを使わず再読み込みで精度の良いファイルを作れずとも)WAVファイルを作れればHDや固体メモリーから再生が可能かな?と思えることと、もう一つはアナログディスク(音の良いオリジナルレコード)からADCを使ってWAVファイルを作りCDを焼かずに再生する事にも興味があるからなのです。これに関しては本来のシステムで良い音聴くのを目指すのとは少し違いますが、アナログ時代の録音のマスターテープが劣化する前にディスクに加工されたレコードは、劣化したテープを使ってはいくら加工技術が発達した現代でも良い音のCDは作れない・・・と思うからです。 Yoさんのお考えよく分かります。 私のソースはデジタルだけになってしまいましたが、アナログディスクを持っていれば同じことを考えたと思います。 USB接続が可能なアナログプレーヤーがあり、これでレコードを再生することで簡単にコンピューターに取り込むことは出来るようです。 ただし、現物を見たことがないので何とも言えませんが、音質を追求したものではないと思います。 手間はかかりますがアナログディスクの再生音をパソコンに取り込んでファイル音源化するやり方についてはネット上に多くの情報があります。 貴重なオリジナルレコードの音を音源化することは大変意味のあることですが、実際の再生音はどれ程オリジナルに近いのでしょうね。 想像ですが、私がCDの情報を出来るだけ忠実にファイル化したいと考えるのと同じ苦労があるような気がします |
Yo | 投稿日時: 2012/5/17 18:30 |
一人前 登録日: 2012/3/21 居住地: 投稿: 120 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか zappa1993さん
ご返事有難うございます。 >何か取り留めのない文章で申し訳ございませんでした。 振動がアナログ回路に与える影響についてはYoさんの方がよくご存じですので、私が改めて書くこともなかったのですが、デジタルデータも送信時や記録再生時は電気信号として処理されているという事なので、振動により発生した電気がデジタルデータに影響を与えることは十分考えられると思いました。 実際には、デジタルデータはエラー補正が働きますので、ノイズの影響等で多少データが壊れても元に戻りますが、エラー補正という余分な処理が必要になることと、その過程でジッターが生まれることを考えると、デジタルデータの音質劣化の説明がつくような気がします。 デジタルデータも静止した状態(正しい表現方法が分かりません)ではデジタルですが、移動中は(同上)アナログと同じ電気信号なので、当然同じようにノイズの影響を受けると理解していますがこれは正しいでしょうか? これは仰るとおりだと思います。読み取ったデジタルデータが振動でエラー補正が働くのか、回路を動作させている電源系にノイズが入ってそれが何らかの形でジッターとなって音質劣化となるのか・・・影響があるのは当然だと思います。 ただ、置き台の質感が想像できる(置き台の固有振動数がその後のDACを通ったアナログ信号に乗る)ような形でデジタルデータを変質させる事の不思議さは理解しがたい現象だと思うわけです。 >手間はかかりますがアナログディスクの再生音をパソコンに取り込んでファイル音源化するやり方についてはネット上に多くの情報があります。 貴重なオリジナルレコードの音を音源化することは大変意味のあることですが、実際の再生音はどれ程オリジナルに近いのでしょうね。 想像ですが、私がCDの情報を出来るだけ忠実にファイル化したいと考えるのと同じ苦労があるような気がします これも仰るとおりで、「やって見なければ分からない」のが実際です。そしてアナログディスクを聴く為だったらこんな事をする必要も無いのです(決してアナログディスク保護の為にデジタル化して保存しようとしているわけではありません)。正直言ってCDというメディアには多少の疑問も持っていますが、デジタル録音(デジタル化)は嫌いではないのです。 アナログ録音(テープ)の鮮度は1週間という説もあるくらいで古いアナログ録音の鮮度を残しているのはマスターテープよりアナログ盤の方が上だと思っているのです。ですからやり方によっては近年デジタル化して市販されたCDよりはディスクからデジタル化したものの方が(それもCD化せずにデータからの再生するもののほうが)音が良いはず・・・ということに挑戦してみたいのです(笑)。zappa1993さんのようなデジタルオンリーの方を少し啓蒙もしてみたいし・・・(笑)。 可能性としては、以前それほどオーディオに凝ってない友人が安いCDライター機でレコードをCDにしたものを聴きましたがそれなりに良かった事、AD→DA変換するグライコが評価高い事(個人的には借りて聴きましたがアナロググライコの方が好きな面もあります:今はどちらも使っていません)などからそれなりのものは作れるような気がしています。 それと同時にCDをより良く聴く方法(リッピングやDD変換など)を模索したいなと思うわけです。 いろいろよろしくご経験教えてください。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2012/5/19 1:55 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか Yoさん
こんばんは zappa1993です。 お返事ありがとうございます。 >ただ、置き台の質感が想像できる(置き台の固有振動数がその後のDACを通ったアナログ信号に乗る)ような形でデジタルデータを変質させる事の不思議さは理解しがたい現象だと思うわけです。 振動がデジタルデータの劣化につながることについては、今では周知の事実となっていますが、置台の材質等による変化についてまで言及されることは稀ですね。 この部分は良く調べてから今後追求していきたいと思います。 Yoさんが仰るアナログをデジタルデータ化する件は少し勘違いしていたようです。 アナログレコードをデジタル音源で保存する目的ではなかったのですね。 確かに保存状態が悪い古いアナログテープは破損が多く、マスター音源として相応しくないものもあります。 しかし近年オリジナルマスターテープからのリマスタリングやリミックスを謳う再発が多く、私も気に入った作品は買いなおしていますが、音の違いは感じられるものの果たして良くなったかと言われると首をかしげるようなものも少なくありません。 (テープが悪い分デジタル処理で加工されている部分が多いのだと思います) 場合によっては初期のプレスCDの方がオリジナルテープに近いという事もあるかもしれません。 Yoさんが考えておられるアナログレコードからのデジタル音源化は、その良さが実証されれば大きく注目されそうです。 私はデジタルを崇拝しているわけではないのですが、結果的にデジタルオンリーになってしまっています。 アナログの良さを見聞きしても、ナローなレンジが心地いいだけじゃないのかなと高をくくっていましたが、昨年Yoさん宅で久しぶりにアナログを聴いて余りの音の良さにびっくりしました。 音楽から受ける何かがCDとは全然違うと思い知らされました。 これは想像ですが、自然な波形のアナログの音と不自然な波形のデジタルの音を体が自然に聴き分けており、昔に聴き馴染んだアナログの音を心地よく感じたのだと思います。 アナログとデジタルは別物ですから優劣を語るだけでは何も生まれません。 デジタルも工夫次第では、同じ音源(CD)ですら見違えるほど良い音で鳴らせるのであればまだまだ可能性はありますし、私にとっては今はそれを追求していくことが楽しい時期です。 ハイレゾ音源ももてはやされていますが、それらはCDフォーマットに対してのハイレゾリューションであるだけであり、アナログ波形のような連続性はありません。 どの様なデジタル音源が理想的かもこれから探っていくつもりです。 |
Yo | 投稿日時: 2012/5/22 1:15 |
一人前 登録日: 2012/3/21 居住地: 投稿: 120 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか zappa1993さん
>振動がデジタルデータの劣化につながることについては、今では周知の事実となっていますが、置台の材質等による変化についてまで言及されることは稀ですね。 この部分は良く調べてから今後追求していきたいと思います。 いや〜驚きました。なんとなく話がすれ違うなとは思っていましたが、この話の前に「トランスポートでその置台の質感が類推できる」ということで共通認識化が出来ていたので、私はてっきり(私の経験でも)その材質の固有振動数が音に乗る(材質の質感が音の乗る)ことでの類推と決めつけておりましたが、ジッターによる音質劣化で材質が類推できるということなのでしょうか?それとも別の話なのでしょうか?私としては材質のみならず機構によっても音の骨格や質感が変わることが「ジッターによる劣化」だけではどうしても説明がつかないように感じていたのでこの話をさせて頂いているつもりだったのです。 >アナログとデジタルは別物ですから優劣を語るだけでは何も生まれません。 デジタルも工夫次第では、同じ音源(CD)ですら見違えるほど良い音で鳴らせるのであればまだまだ可能性はありますし、私にとっては今はそれを追求していくことが楽しい時期です。 仰る通りだと思います。私も決してアナログがデジタルより上だとは思っていません。あのビニルの盤に刻まれた音の溝を針がなぞるだけでなぜあのようなすごい音が聴けるのかという不思議さと、現在名演奏、名曲と言われたもののほとんどがアナログ時代のものであることを考えるとまだまだアナログをメインから外せないというのが私の現状です。しかしデジタルの進歩も素晴らしいものがあると感じますし、zappa1993さんがやられているようにデジタルも個人の工夫で良い音で聴ける可能性がいろいろあることを考えると少しづつでもデジタルも真剣に取り組んでおかないといけない時期に来たかと思うわけです。ただ、正直に言ってPCでのデータからの再生は好きにはなれないです。やはり音楽再生は「皿回し」が性に合うというかCDでもオープンのトップロード機に飛びついたのもそこにあります(笑)。データ再生に馴染む為にも「アナログのデータ化」と一緒に進めないと飽きるような気がしているのです(笑) アナログが今もってデジタルに対抗できるくらいの音質が何故あるのか?このことはいろいろ言われております。zappa1993さんがおっしゃるように波形の滑らかさにあるのか?・・・アナログのノイズやトレース歪もありますから決してそうとばかりは言えないような気もしています。和田博巳さんが言った「アナログは有機的」の言葉が心情的には最も近いかなと思います。私もいろいろ考えました。実在感を伴ったエネルギー感はアナログのほうが上のような気がします。なぜか?・・・アナログはデータを読み込んだ時点で(トレースした時点で)エネルギーを持っているがデジタルは読み込んだ符号に後付けでエネルギー化する・・・そこに多少の無理がある・・・如何でしょうか?(笑) |
zappa1993 | 投稿日時: 2012/5/22 21:58 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか Yoさん
こんばんは zappa1993です。 誤った記述や言葉足らず等、自分の考えを文章にまとめるのは本当に難しいですね。 最初に自分で納得いく理解が得られたことしか書かないと申し上げておきながら、思考の過程を思いつきのまま書いているところが多々あり、混乱させてしまい申し訳ありません。 読み返してみると色々と矛盾もあるのではないかと思います >振動がデジタルデータの劣化につながることについては、今では周知の事実となっていますが、置台の材質等による変化についてまで言及されることは稀ですね。 この部分は良く調べてから今後追求していきたいと思います。 この文章は、正しくは「振動がデジタルオーディオの再生音の劣化につながることについては・・・」と書くべきでした。 Yoさんが仰るような、材質の固有振動数が音に乗ることは私も同意します。 先日読んだ本には、デジタルのクロック・モジュール(水晶振動子)に繋がる回路パターンは出来るだけ短距離が好ましい、これはその間に受ける外的ノイズを最小限にするためだと書いてありました。 ということは、このクロック・モジュール前のアナログ回路に与える固有振動数によってジッターの発生が左右されるとは考えられないでしょうか。 この考え方でいくと、アナログ回路に含まれた電源ノイズ等がジッターを生むとなります。 また、水晶振動子はその名の通り、振動によりクロック信号を得る仕組みになっています。 それならば、外来の振動がクロックの周波数精度に影響を与えジッターを生むということも考えられます。 この場合はアナログ回路とは別の問題になります。 (これは検索でクロックの概要を浅く知った上での憶測です) >ジッターによる音質劣化で材質が類推できるということなのでしょうか?それとも別の話なのでしょうか?私としては材質のみならず機構によっても音の骨格や質感が変わることが「ジッターによる劣化」だけではどうしても説明がつかないように感じていたのでこの話をさせて頂いているつもりだったのです。 ジッターの発生経緯についてはそれ程単純ではなさそうですので、ジッターによる音質劣化で材質の類推までは出来ないのではないでしょうか。 ただ置台等の材質の違いによる音質の変化は、デジタル機器にも適用されると思うのみで、これは機器内のアナログ回路への影響も含めた変化で、ジッターによる劣化だけが原因ではないと思います。 もし、ジッターの解明ですべてのデジタルオーディオの音質劣化の説明がつくと受け取られたのでしたら、私の書き方が悪かったという事だと思いますのでお詫びします。 私もカセットテープに始まって、アナログレコードに親しんだ世代ですので、ターンテーブルにディスクを乗せて音楽を楽しむ感覚は大好きです。 CDになってこの感覚が気薄になり、更にネットワークオーディオではCDはリッピング時のみしか手にしないようになりました。 本当は、音楽作品を手に取る中にも音楽を聴くのと同じようなわくわく感や喜びがあるはずですので、そういう意味ではデジタルデータの再生というのは実に味気ない世界です。 NASに多くの音楽データを入れていつでも好きな曲順で楽しめる利便性は非常に優れていると思いますが、皮膚感覚に乏しいスタイルだけは好きになれません。 >アナログが今もってデジタルに対抗できるくらいの音質が何故あるのか?このことはいろいろ言われております。zappa1993さんがおっしゃるように波形の滑らかさにあるのか?・・・アナログのノイズやトレース歪もありますから決してそうとばかりは言えないような気もしています。和田博巳さんが言った「アナログは有機的」の言葉が心情的には最も近いかなと思います。私もいろいろ考えました。実在感を伴ったエネルギー感はアナログのほうが上のような気がします。なぜか?・・・アナログはデータを読み込んだ時点で(トレースした時点で)エネルギーを持っているがデジタルは読み込んだ符号に後付けでエネルギー化する・・・そこに多少の無理がある・・・如何でしょうか?(笑) これは面白い考え方で、なるほどと思いました。 デジタルはDA変換した時点で電気信号になる、それに比べアナログは最初から電気信号である。 エネルギーと書くと何か力学的ですが、この電気信号の強弱の違いもあるかもしれませんね。 再生音量は同じでも、増幅しないといけない微弱な信号と、増幅せずにその音量を持つ信号とではエネルギー感が違うと思いますが、アナログプレーヤーの方がCDより出力は小さいのですね? これでは矛盾してしまいますね。 それともアナログの方が電気信号の信号レベルの大小の幅が大きいという事でしょうか? |
Yo | 投稿日時: 2012/5/25 19:02 |
一人前 登録日: 2012/3/21 居住地: 投稿: 120 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか zappa1993さん
お返事有難うございます。 >読み返してみると色々と矛盾もあるのではないかと思います 私のような”基本アナログ人間”の質問に対して真剣に返事をしようとして頂く時に時として矛盾が生じる事十分理解しています。有難うございます。 そして多種多様なジッターが影響しているとしか考えられない事もお困りのご様子から理解いたしました。デジタルとアナログの関係はDA,ADという変換システムの中での問題以外想像すら出来ない事は承知しています。アナログのノイズ(振動)がそのままデジタルの信号に乗ってしまうなんて専門家から言わすと「有り得ない」となることでしょう。逆にそれが分かれば画期的なことで特許でもとって大儲けできることかもしれませんね(笑)。 >それならば、外来の振動がクロックの周波数精度に影響を与えジッターを生むということも考えられます。 不規則なクロック周波数の精度劣化ではなく、一定周期の外来ノイズ(振動)によって規則正しいクロック周波数の精度劣化(ジッター)が起った場合にはただ単なる音質劣化ではなく特定の周波数のアナログ波が乗ったような劣化の仕方をする・・・ひょっとすると当たりかも?(笑) >私もカセットテープに始まって、アナログレコードに親しんだ世代ですので、ターンテーブルにディスクを乗せて音楽を楽しむ感覚は大好きです。 >NASに多くの音楽データを入れていつでも好きな曲順で楽しめる利便性は非常に優れていると思いますが、皮膚感覚に乏しいスタイルだけは好きになれません。 やはりそうですか?音楽を聴く姿勢として何かを”プレイする”という能動性が形に表れないと音楽を聴く姿勢として”何かが足りない”と思うのは古い私の世代だけでは無い事は嬉しい事です。同じ事がPCソフトで打ち込みの音楽を演奏するのと何か楽器を練習して演奏する充実感の違いと同じような気がします。 >エネルギーと書くと何か力学的ですが、この電気信号の強弱の違いもあるかもしれませんね。 アナログの電気信号はエネルギーを持っています。アナログレコードを再生する時のエネルギー源はターンテーブルを回転させるモーターで、音溝のあるレコードを回転させてその溝を針にトレースさせてその針の振動で発電する・・・微弱ですがエネルギーです。テープの場合はテープの磁性体を微小な磁石に磁化させた録音済みテープを細いギャップのあるコイルを巻いたヘッドの所を滑らせて発電するのですからこれもエネルギー源はモーターです。ですからモーターの回転精度、トルク、慣性力・・・全てが音質に影響します。 そして発電された電気信号はその後増幅を繰り返してSPを駆動できる電気信号に変換されて行きます。 デジタルはただの”0”と”1”の符号の羅列の信号でアナログのエネルギーは持ちません。DACでその符号の羅列をアナログ波形に変換する時に初めてエネルギーを持ちます。その時に増幅無しに一気にアナログ機器の出力より大きなエネルギーの電気信号に仕立て上げることに無理を感じるのです。だったらこれまでのアナログ機器の常道から言えばパワーアンプに相当するくらいの電源をDACが積んでいなければいけないような気がしますが、高級なDACでも軽量なトランスやコンデンサーしか積んでないような気がします。・・・アナログ人間の不満です(笑)。 |
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