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     JBLスタジオモニターへの熱き思い !
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投稿者 スレッド
RANZAN
投稿日時: 2008/4/20 17:12
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3266
JBLスタジオモニターへの熱き思い !

JBLの4ウェイ・スタジオモニター4341が発表されたのは、1974年。その前年には、15インチのダブルウーファータイプの4350が発売されています。
この当時クロスオーバーとかフュージョンと称されるエレキ化されたジャズサウンドが普及し、レコードを買ってよく聴いたものです。ロックにおいてもマルチトラック録音を駆使したサウンドデザインが流行した時代でもあったのです。

その事によって、シンセサイザーの鋭いピーク音にも追従する耐入力や全帯域に渡る解像度の向上がより求められるようになっていったのです。
4ウェイ・コンプセプトの4341が挑戦したのは、広大なダイナミックレンジを確保しながら、再生周波数帯域と周波数特性の平坦化を実現することでした。
JBLは、単に優れた一音響再生機器メーカーというだけでなく、JBLスタジオモニターの音は、その後の技術革新の成果を取り入れて、よりワイドレンジで、洗練されたものとなっていくのです。
本来スタジオモニターは、レコーディングスタジオなどの業務用に使われることを前提につくられたものです。

オーデイオ評論家の故・瀬川冬樹氏がステレオサウンド誌上で高く評価したことも影響し、4340シリーズがプロ用としてよりも、コンシューマー用として支持され始めたのは意外な展開だったという思いがします。
また、レベルの高い日本のハイエンド・オーディオファンとの出会いによって、JBLスタジオモニターの優れたポテンシャルを見出し、委曲をつくした使いこなしによって驚くべきサウンドの世界を切り開いていったのです。

1980年に4343B、1982年に4344が誕生し、つまりCDがスタートした年の登場でもあったのです。
アナログLPが頂点を極めた時期に開発された、と言いかえることもできるのではないでしょうか。
そして1996年JBL50周年を記念して、4344Mk?はCDがほぼ頂点を極めた時期に登場したのです。
いくつかの新しい技術面でのアプローチがあり、新製品も開発され、JBL社自体、多様な製品を世界中の市場に送り出していて、そうした今日的な生産体制や、培われてきた技術などを集約して完成したのが、この4344Mk?だったのです。

ある時期、ブレーナー型スピーカーが一世を風靡し、4ウェイの4340シリーズのようなスピーカーは、もう古いといわれた時期もありましたが、しぶとく生き残ったのです。むしろ、最近では、4ウェイの高性能スピーカーユニットを擁するコストパフォーマンスに優れたオーディオモニタースピーカーとして、新しい4348のように再び評価が高まってきたのも事実です。

2年前そのジャズの音に惚れ込み長年愛用してきたJBL4344MK?の後継機として次世代に向けた最適なスピーカーでは、同じJBLでもK2 S9800及びS5800もいいと思ったのですが、ここは25cmミッドバス(2251J)が唯一のK2シリーズにない新ユニットなので、さらに歪感の少ない高性能化がこの4348システムの音質のポイントで、新世代のスタジオモニターとなるであろうと、その熱き思いを傾け確信したのです。

正しい音を出せるスピーカーは数多いが、凄い音を出せるスピーカーは少ない。

やはり長年使ってきたスタジオモニター4344MK?であるなら、ここは文句なく後継機には、リスナーを打ちのめするような潜在能力を秘めた数少ない4348で迷うことなく決定したのです。

管理人K
投稿日時: 2008/4/22 0:19
管理人
登録日: 2007/12/10
居住地:
投稿: 1907
Re: JBLスタジオモニターへの熱き思い !
RANZANさん、こんばんわ。

アルテックの劇場用スピーカーやJBLのスタジオモニターを一般家庭に導入されるのは日本だけらしいですね。
当時のステレオサウンドの影響力の大きさを物語る出来事です。

プレーナー型や最近のハイエンド系スピーカーでは出せないエネルギー感の強さ、独特の強い音像表現などは確かに魅力的な部分が多いと思います。
非常に高いスキルを必要としますが、緻密な音場感や空間表現、奥行き感や高さなどの3次元的表現を出す事も不可能ではありません。

昔のJBLのスタジオモニターシリーズは音の抜けが良く、からっとした音質で「ウエストコーストサウンド」などと呼ばれたものでしたが、エネルギーが強過ぎる暴れ馬のような鳴り方で苦労された方も多かったと思います。
あの頃のJBLに比べると最近のJBLはモニターシリーズも9800や66000など、その他のシリーズも暴れ馬的性質は影を潜めて、鳴らし始めから比較的穏やか且つ滑らかで鳴らしやすくなったように感じます。
ドライバー搭載ホーンスピーカーが比較的苦手なクラシックの繊細な再生や奥行き表現などもこなすようになっているように感じます。
かつての暴れ馬的性質とウエストコーストサウンドはウエストレイクなどが引き継いでいるように思います。
ゲスト
投稿日時: 2008/4/24 15:19
Re: JBLスタジオモニターへの熱き思い !
RANZANさん、こんにちは

私は以前、某レコード会社のマスタリングスタジオにいたのですが、そこでちょっとご質問があります。日本を含め、海外のスタジオでよく見かけるモニタースピーカーは、PMC、B&W、GENELEC、KINOSITA MONITORといったブランドなのですが、今のところJBLをモニタースピーカーに使用しているスタジオは見かけたことがありません。

私は年齢が20代である為か、まだまだ見たことがないスタジオが沢山あります。もし宜しければ、JBLを使っている、もしくは使っていたスタジオをご存知でしたら、教えて頂けますでしょうか?

宜しくお願いします。
管理人K
投稿日時: 2008/4/25 2:28
管理人
登録日: 2007/12/10
居住地:
投稿: 1907
Re: JBLスタジオモニターへの熱き思い !
JBLのモニタースピーカーは4331Aと4343が下記のJVCマスタリングセンターで使用されています。
http://www.jvc-victor.co.jp/media/mastering/kotetsu.html
http://www.jvc-victor.co.jp/media/mastering/harada.html

小型ニアフィールドもサブとして使用しているようですが、どちらのエンジニアの方もメインはラージモニターで音決めをされているようです。
日本の多くのスタジオはラージモニターは飾りでしかなく、周波数特性もまともに判断出来ない小型ニアフィールドで殆どの音決めを行ってしまっているのに対し、こちらではラージモニターで音決めをされている所にオーディオファイルとして信頼性を感じますね。
RANZAN
投稿日時: 2008/4/25 18:36
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3266
Re: JBLスタジオモニターへの熱き思い !
管理人Kさん、こんばんは。

JBLモニターSPでの、導入スタジオの紹介ありがとうございました。

ゲスト
投稿日時: 2008/4/26 15:38
Re: JBLスタジオモニターへの熱き思い !
RANZANさん、こんにちは

管理人Kが投稿してくれました、リンクを拝見しました。
あの徹さんが使用してたんですね。JVCマスタリングセンターは
日本でも有名なマスタリングスタジオの一つですよね。一つ勉強になりました

オーディオファイルでJBLユーザーは多いわけですが、徹さんが手掛ける作品も多くのオーディオファイルが聴いていると思うので、徹さんの中ではある程度JBLユーザーも考えた上で、最終的な音のチェックにJBLを使用しているのではないかと私は思いました。
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