メイン [00-03]音楽全般 アフリカ音楽を牽引する二人 | 投稿するにはまず登録を |
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スペンサー&ホーク | 投稿日時: 2012/11/17 0:58 |
長老 登録日: 2011/3/24 居住地: 投稿: 595 |
Re: アフリカ音楽を牽引する二人 zappa1993さん、わっちさん、皆こんばんは。
告井さんという方は私も知りませんでした。 調べるとhttp://tsugei.web.fc2.com/disc.html のあたりに出ていました。 今回熱海で録音したものも発売されると思います。 そのCDをとりあえずポールに聴いてもらうのが第一段階で、次がポールの前で演奏するという順番だと思います。 スタジオAにレコードやCDを持ち込んで聞かせていただいたのですが、CDをかけながら我が家とはそこそこ違うかな、などととんでもないことを考えながら聴いていましたが、ライトニン・ホプキンスの「モージョ・ハンド」 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00000I2CG/akisfactory-22/ref=nosim/ をかけましたらびっくり仰天。我が家で聞いていたのとはまるで違っていました。 皆様がよく言われている、目の前で演奏しているという感じがこれほどはっきり感じたのは初めてでした。 ドラムスとベースをバックに、生ギターでの弾き語りですが、線の太いギターの音色がディープです。(告井さんとはぜんぜん違う音です)60年の録音ですが、ブルースのCDでこれほどの音質のものはあまりないと思います。 ここの掲示板であまり出てこないCDを紹介します。会員さんには是非聞いていただきたいジャンルのCDで、ブルガリアン・ボイスです。 http://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%8B%E3%83%BC-1-%EF%BD%9EJVC%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%BA-%E6%B0%91%E6%97%8F%E9%9F%B3%E6%A5%BD/dp/B00005GWAD/ref=pd_sim_sbs_m_3 こちらは中古しか手にはいらないようです。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005M948/quicksilver20-22/ref=nosim ここの解説で中村とうよう氏が以下のことを書かれています。 『ニンゲンの分類法にはいろいろある。男と女という二分法が一番よく知られている。カールマルクスは労働者と資本家とに二分した。ぼくはニンゲンにはブルガリアの声の神秘を知る人と知らない人、この二分類があるように思えてならない。この神秘をいったん味わうと音楽に対する感性がガラリと一変してしまうからである。 故小泉文夫先生は、ブルガリア女性コーラスを聴いてから何を聞いても耳に入らないほど、強い衝撃を受け、特に女性のベルカント発声によるコーラス、つまり普通の合唱を聞くと空々しくて聞いていられないというくらいに病膏肓になったという報告もあります。 アメリカの大学生のテープを聞かせたら、一人の女子学生は、それから三日間というものはそのショックから立ち直れずに、ご飯を食べても学校の授業に出ても、道を歩いていても、その合唱のことが忘れられないで、ほとんど夢遊病者のような感じで過ごしていっていた、という話も出ていたようです。』 以上が解説からの抜粋です。 私は今年から聞きはじめましたが、感性が曇っているようですので、ここまではなりませんでしたが、神秘的なコーラスです。 70年中ころと思いますが、山城祥二氏が率いる音楽集団芸能山城組の「やまと幻唱」というレコードをよく聴いていました。 日本の民謡や童歌などを歌ったものですが、その中に刈干切唄がありますが、そこでの合唱が今まで聞いていたのと違い不思議な合唱でした。 この合唱法がブルガリアの合唱法だったのかと、ブルガリアン・ボイスを聞き、30数年の時を過ぎて理解できた次第です。 この刈干切唄のソロパートを土屋由里子さんという方が歌っていますが、これも絶品です。ここで少し試聴できます。16曲目です。 http://www.amazon.co.jp/%E8%8A%B8%E8%83%BD%E5%B1%B1%E5%9F%8E%E7%B5%84%E5%85%A5%E9%96%80-%E8%8A%B8%E8%83%BD%E5%B1%B1%E5%9F%8E%E7%B5%84/dp/B00004UWXW ではよい休日を。(休日に働く方々ご苦労さまです。) |
softmachine | 投稿日時: 2012/11/18 0:23 |
常連 登録日: 2012/8/30 居住地: 投稿: 44 |
Re: アフリカ音楽を牽引する二人 ブルガリアン・ボイスは私も30年ぐらい前に初めて聞いたとき、びっくりしました。イギリスのインディレーベル 4ADからリリースされたのですが、23エンヴェロープの美しいジャケットに魅かれて何の前提知識もなく買ったLPでした。美しいだけでなく力強く、しかも郷愁を誘う圧倒的なボーカルに夢中になったのを覚えています。
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スペンサー&ホーク | 投稿日時: 2012/11/18 18:50 |
長老 登録日: 2011/3/24 居住地: 投稿: 595 |
Re: アフリカ音楽を牽引する二人 皆様こんばんは。
前回の続きでブルガリアン・ポリフォニー(1)のアルバムについて少し追記いたします。 ブルガリアン・ボイス、ポリフォニーについてはここのサイトに紹介されていますのでご覧ください。 http://sothis.blog.so-net.ne.jp/2006-12-16 ここの動画の3番目に赤と白色の衣装の二人の女性が映っているのが、このCDと同じフィリップ・クーテフ合唱団です。 このCDは山城祥二氏が企画、録音したものです。 1988年12月にブルガリア合唱の総本家であるフィリップ・クーテフ合唱団が来日し、2週間近くにわたって連夜の公演をしたときに、五反田ゆうぽうとホールで少数の良質の聴き手を前にライブなみに、一発勝負の集中した演奏を行い録音したものです。 まずマイクはB&K4006、2本だけ3点吊にした完全なワンポイント録音。これを最短距離のケーブルを引いて、ヘッドアンプに入れ、直ちに分岐させて,CD用はDAS-900 2 チャンネルデジタルレコーダーに、LP用は1/2インチ幅76cm/secのスチューダーA-820、アナローグテープレコーダーに収めるという、これ以上単純化出来ないところまで介在物を排除した方式をとったとあります。 このCDを作るきっかけは山城祥二氏が、これまでに発売されているレコードで心から満足できるものがなかったためとされています。 解説では録音の難しさが以下のように紹介されています。 ブルガリアン・ポリフォニーの真髄を伝えるレコードを作ることは至難の業です。その難しさは、まず音響学的な面にあります。 声と声との重なり合いから生まれる、濃密な倍音、40KHZに及ぶ広い周波帯域、激しく変化するパルス成分、そして強靭なパワーなど、現代録音技術の最も不得手とする要素で埋め尽くされて、あの独特の響きがつくりあげられているのです。 そして、その中にこそ、ブルガリアン・ポリフォニーの持つ、あの魂からゆり動かす強烈な感動の決定的な要因が潜んでいることは、まことに皮肉極まりない現実といわなければなりません。 これを録音技術の面から見ると、まずクラシック音楽やポピュラー音楽のために開発されてきた、ほとんどすべての在来マイクが適合性にかけます。ミキシング卓やケーブルの材質の違いさえ実際に試してみると信じられないほど音に影響を及ぼします。 極度に性能を高度化した最新鋭の機材を使っても本来のひびきを歪曲することを避けるのは容易ではありません。だからといって物量作戦や、やみくもに複雑高度なシステムを使う作戦に走ると、肝心の音の鮮度が落ちてしまいます。 以上のように書かれていました。 私は解説を読まずに聞いていたのですが、ずいぶん音質がいいなと感じていました。 やはり苦労があったわけですね。 ケーブルの材質で音に影響を及ぼすとありますが、まだアコリバさんはなかった頃ですね。 |
スペンサー&ホーク | 投稿日時: 2012/11/18 19:00 |
長老 登録日: 2011/3/24 居住地: 投稿: 595 |
Re: アフリカ音楽を牽引する二人 Softmachineさんレスありがとうございます。
カンタベリーの方ですね。30年前とはずいぶん早く聞かれたようですね。 私は芸能山城組での体験はちょっとそれより前ですが、ブルガリアンの合唱法とは知らずに聞いていました。 >美しいだけでなく力強く、しかも郷愁を誘う圧倒的なボーカルに夢中になったのを覚えています。 音楽好きの人は聞かなければ死にきれないでしょう。 音好きの方もこのCDはお奨めです。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2012/11/18 19:41 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: アフリカ音楽を牽引する二人 スペンサー&ホークさん
こんばんは 告井さんの情報ありがとうございます。 早速2枚目のCDを注文しました。 ブルガリアン・ボイスの事も知りませんでした。 投稿を拝見させていただくと、これは聴かずに居れないという事で、こちらも注文しました。 どちらも到着が楽しみです。 アコリバ化によって音の歪や付帯音が無くなってくると、シンプルなボーカルやアコースティック楽器が本当にリアルに心地よく聴けるようになってきました。 音楽の豊かな表現に圧倒されっぱなしです。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2012/11/22 22:35 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: アフリカ音楽を牽引する二人 皆さん
こんばんは スペンサー&ホークさんに紹介していただいた告井(ツゲイ)さんのCDが届きまして、今日は通勤の車内で3回ほど聴きました。 ビートルズの楽曲をギター一本でオーバーダビングなしに収録したもので、歌メロと伴奏を同時に演奏するという極めて難しいスタイルです。 ところが余りにも上手にプレイされているので、難しい演奏をされているのが時々分からないくらいです。 ギターをかじったことがある人ならどのように弾かれているのか大体の想像が出来ますが、そうでない人には上手く伝わらない部分が大きいのが残念です。 とは言っても、音楽は純粋に楽しめるものですのでビートルズファンだけでなく多くの方に聴いていただきたいCDでした。 生演奏はさぞ凄いのでしょうね。 |
スペンサー&ホーク | 投稿日時: 2012/11/23 22:59 |
長老 登録日: 2011/3/24 居住地: 投稿: 595 |
Re: アフリカ音楽を牽引する二人 zappa1993さん今晩は。
zappaさんはオーディオにも音楽にも貪欲ですね。 なかなか真似できません。 >アコリバ化によって音の歪や付帯音が無くなってくると、シンプルなボーカルやアコースティック楽器が本当にリアルに心地よく聴けるようになってきました。 これは私も実感しています。(レベルは大分落ちますが) アフリカやラテン音楽は結構アコースティック楽器(ギター,タイコ、民族楽器)が多いのでかなり気持ちよく聴けます。 本日も朝から夜7時までアフリカとラテンばかり聴いていました。 アフリカは90年代頃まで結構シンセサイザーなんか多かったのですが、2000年以降はアコースティックサウンドが多いですね。自信の表れかと思います。 ミュージックマガジンで定盤1000という企画の雑誌が出ていますが、それ見ながらアフリカのCDを買っています。ほとんどライスレーベルですが。 紹介したいのもあるのですが、PCで試聴できるようになっていないのと、動画もなさそうなので興味を持ってもらうのが難しいかなと思っています。 告井さんのCDは、今度発売されたら買おう思います。 スタジオAで少し聞かせてもらった印象では、私の好みではなさそうでしたが、買ってじっくり聴いてみようと思います。 |
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