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   [00-02]オーディオ全般
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投稿者 スレッド
RANZAN
投稿日時: 2008/4/30 22:45
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3266
オーディオとの葛藤
皆さん、こんばんは。

現在まで永くオーディオをやってきましたが、その過程にはいろいろと機器、アクセサリー等の導入に至るまで悪戦苦闘での葛藤がありました。
オーディオ機器について、アンプではA社、L社、S社、T社、M社等々の導入をしてきましたが、実際自宅のリスニングルームで聴くとオーディオショップで聴いた音質とは、かなりかけ離れた再現性には、がっかりしたことは幾度かありました。でも反面予想以上の高音質を再現してくれたアンプ群もありました。
その一つは90年代後期のA社のセパレートアンプですが、スピーカーとの相性と音の好みも加味されますが、これははっきりいってジャズの音には相性が合わないようでした。低域感は淡白だしダイナミック感がなく、ほとんど中域に重きを置いているような音質で、これはジャズの音質には不向きだったと反省しきりでした。

でも最近試聴したA社の高性能なアンプは、音質が以前のアンプの音と違い、かなり色濃くなってきているのには驚きました。
それにも増して立ち上がりのスピード感も速いと感じる好感の持てる音質で「これなら使えそうだ!」と感じたのです。
T社のA級セパレートアンプも現在セカンドシステムに使用していますが、これもどちらかと言えば低域が不足気味だったのです。
反面高域感は非常に美しいハーモニーとリアルな表現で綺麗な音色を奏でてくれています。
しかし、この2社のアンプで共通していえることは、どちらかといえばジャズの音質に適したものではない事は確かです。
逆に美しい音を奏でるクラシック音楽に最適なアンプではないかとも感じたのです。
最近は殆どジャズしか聴きませんが、そもそもオーディオと音楽に興味を持ち始めたきっかけは、音楽はクラシックが好きで、今では信じがたく意外にもジャズではなくクラシックからの入門でした。
だからセカンドシステムは気分転換にと、夜は静かな音楽を聴きたい時には少しはクラシックを聴いたりもしています。

それとS社の名機ともいえるプリメインアンプ(真空管)の音も好きでした。音は分厚く骨太で低音が豊かでゴリッとした音質にはゾッコンでした。発売当時「真空管アンプの終着駅!」という宣伝文句にも心動かされました。この音はまさにジャズに最適なアンプだったと記憶しています。さすがS社は以前にJBLスピーカーの輸入総代理店であったことが、JBLに合ったアンプの音造りが、その根源になっている事がこのアンプで聴けば一番理解しやすいと思ったのです。
L社のアンプも一時使用していましたが、音質はちょうどA社、T社、とS社の中間的な音質でした。両方押し出し感はすごくあると思ったのですが、どちらかといえば厚みはあるが音が少し硬い印象があったので、あまり長くは愛用していませんでした。

スピーカーについてはJBL4344、4344Mk?を導入したのも、その思いは18年ほど前からあったのです。4344のスタイルと、その圧倒的なパフォマンスと音質の良さ、ホーンスピーカー独特の乾いたまさにジャズの本場アメリカの音であったからだと思います。その当時から4344の音に魅了されっぱなしでした。それ以来ずっと4344に魅せられ続けてきたのです。また、休日には時間があれば、4344の音が聴きたくて、よく行くオーディオショップのハイエンドコーナーに知らぬ間に足が向いていました。
しかし、それまでは仕事が忙しくて好きなオーディオとジャズから少し遠のいていた時期もありました。しかし、心の中ではオーディオとジャズへの愛着心は遠ざかることなく、また変ることなく持ち続けていたのです。
当時所有していたシステムはアンプがS社のプリメインアンプ、スピーカーはY社の高級機種、レコードプレヤーもY社の重量のあるものでした。CDプレーヤーはS社で、DATもオープンリールデッキもS社製でした。

それから数年後アンプもT社のセパレートアンプを導入したのです。その時は贅沢にS社の高級プリメインアンプと切り替えて交代で使用していましたが、哀しきかなセパレートアンプの音質は今一つ低域感が伸びてこないのです。そのため当時T社は同時に高級グラフィックイコライザーを発売していたのですが、後になって「これを導入しておけばよかった!」と後悔しているのです。このグライコを導入するか否かで、私の心の中で揉めていたのです。そうこうしている内に数年後このグライコは製造中止になり、結局このグライコは導入できないままでした。いまだ中古品でもめったにお目に掛かれないものです。

またY社のスピーカーを未試聴のまま導入したことは、この後大いに後悔することとなるのです。それは木工技術の美しいフォルムに魅せられ、また同じY社のコストパフォーマンスに優れたスピーカーより、価格の高いものは良いという観点で選び導入したのが、同社の高級スピーカーでした。これはまさにフェースだけで選択したようなもので、それはY社の木工技術を駆使した贅沢なもので、当時このような豪華なブックシェルフタイプでは異色的な存在でもあったのです。その後各スピーカメーカーはこれに追随したかのように、よく似た製品を数多く登場させてきましたが、それはみなY社のような美しい加工技術には程遠い製品ばかりでした。
このスピーカーは一目見た時、「これは良い音がするだろう!」と確信を持って導入を決断したのです。購入した当時オーディオショップの担当者から次のような助言があったのです「このY社のウーファーコーン紙はカーボンファイバーを使用しているので、音質はかなり硬い音ですよ!」と、また「使用するアンプも選びますよ!」とも進言があったのです。

正にその通りで、いくら時間をかけてエージングしていっても、自分が思った音質では鳴ってくれなかったのです。これはかなり大出力で良質なパワーアンプでないと、思った音は再現してくれないと心配になってきたのです。
その時もオーディオショップの担当者からつけ加えて「ジャズを聴かれるのであれば、アンプを選ばないJBLが断然いいですよ!」といわれ、その横を見るとJBLスタジオモニターの大きいスピーカーが、憎らしいくらい心地よい音を奏でていたのを思い出すのです。

こうしてオーディオのより高音質への進化向上に繋がったのは、遠回りしたからこそ、その能力が磨かれたと思うのです。

それ以来、4344、4344MK?、4348へと継承し、我がオーディオリスニングには、JBLスタジオモニターが欠かせないものとなったのです。

管理人K
投稿日時: 2008/5/5 19:19
管理人
登録日: 2007/12/10
居住地:
投稿: 1907
Re: オーディオとの葛藤
RANZANさん、こんばんわ。

RANZANさんのオーディオ遍歴は人生の歴史そのものですね

様々なスピーカーやアンプと付き合って行く中で、ご自分に最も相性の良い伴侶を見つけられたのですね。
RANZANさんの伴侶であるJBLとマッキントッシュはオーディオの王道を行く組み合わせですね。

これからも王道を磨き上げて行かれて下さい。
RANZAN
投稿日時: 2008/5/6 19:02
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3266
よき理解者!
管理人Kさん、こんばんは。

いつも心温まるレスありがとうございます。

私のオーディオとの葛藤、遍歴を唯一理解して頂いているのは管理人Kさんだということができるようで、嬉しく感謝致しております。

それを励みの糧とし、そのオーディオの王道により磨きをかけ、進化させていきたいと考えています。

今後とも長いお付き合いを、宜しくお願い致します。

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