メイン [00-06]アナログレコード ビートルズ「プリーズ・プリーズ・ミー」オリジナル盤比較 | 投稿するにはまず登録を |
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投稿者 | スレッド |
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管理人K | 投稿日時: 2008/5/15 3:04 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1907 |
ビートルズ「プリーズ・プリーズ・ミー」オリジナル盤比較 ビートルズの1stアルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」nオリジナル盤には「イエロー・パーロフォン」の前に「ゴールド・パーロフォン」というものが存在します。 ELPEAMANさんの情報によるとこの「ゴールド・パーロフォン」はビートルズデビュー後数ヶ月間のみ発売されたものだそうで、その後は「イエロー・パーロフォン」に変更されたそうです。 つまり正真正銘の1stプレスが「ゴールド・パーロフォン」になる訳で、「イエロー・パーロフォン」の数ヶ月の違いで音質差は存在するのか非常に興味が湧きます。 という事で「ゴールド・パーロフォン」の奇跡的に盤質の良いものが入手出来たので、同じく盤質の良い「イエロー・パーロフォン」との比較試聴を行ってみました。 曲はA面トラック1「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」で行いました。 まずは「イエロー・パーロフォン」から。 これだけ聴く分には素晴らしい音質。厚みとエネルギー感が素晴らしく文句の付けようがありません。 まるでスタジオのプレイバックをそのまま聴いているような錯覚に陥りそうです。 ところがこの「ゴールド・パーロフォン」を聴いてしまうと・・・先程の「イエロー・パーロフォン」が音像が滲んで薄かったのだという事が判ってしまうのです。音像は密度高く凝縮され、実在感が更に高まります。 たった数ヶ月でこれだけマスターテープは劣化してしまうのでしょうか? 全くもって素晴らしい「ゴールド・パーロフォン」盤ですが、唯一弱点があります。それは内周に行くに従って歪みが多くなる点です。特に最内周の曲ではかなり酷く、つまりこのアルバムでいうと「プリーズ・プリーズ・ミー」や「ツイスト・アンド・シャウト」はかなり酷い歪みが出てしまいます。 これはいくらオーバーハングを完璧に合わせても、インサイドフォースキャンセラーを調整しても歪んでしまいます。 ちなみにこの内周部の歪みは「イエロー・パーロフォン」の方が少なく、90年代英国再発盤では殆ど歪まなくなっています。 これはカッティング技術やプレス工程に何か問題があったのでしょうか? という事で「ツイスト・アンド・シャウト」などを良い音で聴きたい方は出来るだけ新しいこちらの英国プレスをお薦めしておきます。 それにしても「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」や「ラヴ・ミー・ドゥ」の「ゴールド・パーロフォン」におけるリアリティは半端ではありません。希少価値だけでなく音質的価値が高いが故の高額取り引きである事を痛感させられました。 |
maro | 投稿日時: 2008/5/15 13:48 |
一人前 登録日: 2008/2/21 居住地: 上州 投稿: 140 |
Re: ビートルズ「プリーズ・プリーズ・ミー」オリジナル盤比較 こんにちは^^
夜遅くまでの試聴お疲れ様です。 > それにしても「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」や > 「ラヴ・ミー・ドゥ」の「ゴールド・パーロフォン」における > リアリティは半端ではありません。 > 希少価値だけでなく音質的価値が高いが故の高額取り引きである事を痛感させられました。 うーん。。聞いてみないと一生後悔しそうですね(^_^; 一度、ビートルズマラソン試聴会でも開いていただきたいものです。 本気のオリジナル大集合となれば、おそらくヨーロッパ数往復の金額程度は行くはずですから、 国内の飛行機で聞きに来てもなんてことないかもしれませんね^^; 端から見ますと何気ない掲示板の書き込みかもしれませんが、 レーベルの調査、購入過程、購入後のメンテ、そして書き込み・・ 生半可な熱意でここまで出来るでしょうか? 何気ない掲示板の書き込みにその人の人生が垣間見られます。 素晴らしいです!!!! |
ゲスト | 投稿日時: 2008/5/15 15:16 |
Re: ビートルズ「プリーズ・プリーズ・ミー」オリジナル盤比較 こんにちは。
最近先輩方のお薦めや試聴会などもあり、クラシック音楽CDからいきなりロックンロール&ポップスのアナログレコードに音楽鑑賞の重点が移行しつつあります。実に困ったことです(^^;) 現在も1970年代のあるグループの国内盤レコードのあまりにも音質(特に女声ボーカル)の素晴らしさに感激し、収集をはじめてしまいました。とくに人の声はCDをはるかに勝る生命感があるのでいかんともしがたいですね。私の場合、米国オリジナル盤ではないので、もし本当に音の良い初期プレス盤を聴いたらどうなっちゃうのだろうという思いもあります。 特にビートルズの場合は大変コアなファンが多そうで、管理人Kさんもおっしゃるとおり金額的にも高価なんでしょうね。 我々一般愛好家ではとても手が出せそうもありません。 管理人Kさん宅のシステムで聴くと、確かにその素晴らしさはmaroさんがおっしゃるとおり遠方からでも聴きに来る価値が大だと痛感しています。 参加者数限定でもかまいませんので、是非ビートルズ高音質盤アイテムの比較試聴会の実現を期待したいところです。 個人的にはエルヴィス・プレスリーも! |
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ケミ | 投稿日時: 2008/5/15 15:23 |
長老 登録日: 2008/2/17 居住地: 投稿: 851 |
Re: ビートルズ「プリーズ・プリーズ・ミー」オリジナル盤比較 管理人Kさん、いつもいつも貴重な経験をさせていただき、ありがとうございます。そして、maroさん私は一足先に知ってはいけない世界を体験してしまいました。
私も”A HARD DAY’S NIGHT”と”HELP!”の2枚の「イエロー・パーロフォン」を所有していますが、「ゴールド・パーロフォン」の音は言葉では表現することができません。しかもミント状態で、このようなディスクが現存していることも不思議ですし、これを手放す人がいることはもっと信じられません。 家に帰って、所有している90年代英国再発mono盤をステレオカートリッジですが、聴き直してみました。システムの完成度を差し引いても比較することが失礼な状況でした。 「ゴールド・パーロフォン」を所有することはできませんが、すばらしい音楽をすばらしい音で再生することの重要性を再確認できました。今後も自身のシステムのレベルアップを目指そうと思います。 RWL-3も導入したいのですが、電源ケーブル・XLRケーブル・RCAケーブルのPCOCC-A化を早急に進めたいと思います。線材がPCOCC-Aのなることに加えて、XLR・RCAプラグもアコリバ製になり、ハンダによる音質の劣化もなくなると思います。特にプリ−パワーアンプ間が5mと長いので、その効果が大いに期待できます。追って、この変化もレポートしたいと思います。 |
管理人K | 投稿日時: 2008/5/16 21:04 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1907 |
Re: ビートルズ「プリーズ・プリーズ・ミー」オリジナル盤比較 maroさん、シュテファンさん、こんばんわ。
>一度、ビートルズマラソン試聴会でも開いていただきたいものです。 >是非ビートルズ高音質盤アイテムの比較試聴会の実現を期待したいところです。 そうですね。いつもの比較試聴ではなく、ビートルズを始めとするROCK・POPS名盤のオリジナル盤試聴会でも計画してみましょう。 >個人的にはエルヴィス・プレスリーも! 了解しました |
管理人K | 投稿日時: 2008/5/16 21:22 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1907 |
Re: ビートルズ「プリーズ・プリーズ・ミー」オリジナル盤比較 ケミさん、こんばんわ。
先日は遅くまでお付き合い頂きありがとうございました。 ゴールドパーロフォンはもちろん素晴らしいのですが、これがなければビートルズは良い音で聴けないかと言われれば、それはNOですね。 いくら貴重なオリジナル盤を持っていてもお粗末な装置やアナログプレーヤーを始めとするオーディオ機器の調整がしっかり出来ていなければ、どんな素晴らしいオリジナル盤であろうと良い音は決して出ません。 いかに宝の持ち腐れ状態になってるオリジナル盤コレクターが多い事か・・・。 オリジナル盤がなければ始まらないとか、聴く気もしないとか、オーディオ機器のクオリティもオリジナル盤がなければ評価出来ないなどという風潮も嫌なんですよね。 元のソフト(レコード)が良いのに越した事はありませんが、いくら元が良くても装置や調整が駄目なら元のソフトの良さも台無しになると考えて下さい。 ちなみにうちでは1000円ちょっとで買えるOJC盤のJAZZやジャンクで買ったビートルズの国内盤がヘボな装置で鳴らすオリジナル盤よりも遥かに良い音で鳴ってます。 オーディオへの情熱があれば、ソフトのクオリティ差を超える事は可能だと思って下さい。 プリ〜パワー間の線材とプラグの変更は非常に有効です。 線材交換は厚みと質感が向上しますし、無半田キャノンプラグへの交換は情報量が劇的に増します。 ソフトによるクオリティ差を逆転する意気込みでご自身のシステムをとことん追い込んでみて下さい。 |
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